空飛び猫

アシューラ・K・ル=グウィン著/村上春樹訳/S.D.シンドラー絵
「空飛び猫」シリーズ

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1巻 「空飛び猫」
2巻 「帰ってきた空飛び猫」
3巻 「素晴らしいアレキサンダーと空飛び猫たち」
4巻 「空を駆けるジェーン」
著者はゲド戦記の原作者、役者は説明いらずの村上春樹。
全4巻ですが、私は3巻までしか持ってません;
愛蔵版もあるんだって。
何年も前、京都のカフェでたまたま置いてあって、後日また読みたくなって結局買った本。
子供向けの絵本です。
翼を持つ猫達が、空を飛びまわる話。
旅する、、、ってワケじゃないけど、猫にとっちゃすごい冒険!
ちょっと旅心をくすぐられてしまう。
挿絵の猫がまた全然かわいくない んやけど…
何かだんだんクセになってきてかわいく見えてくる。
猫好きの著者&猫好きの村上春樹が訳してるだけあって、猫の仕草の表現が何とも「分かる!」。
2巻「帰ってきた空飛び猫」より
~ライオンの彫像みたいな格好で座りました。両方の前脚をくるっとしまいこみ、目を細めてじっとしていました。~
→いわゆる、「香箱座り」ですね!(`・ω・´)b
久々に読み返して、訳者・村上春樹のあとがきにも笑ってしまった。
2巻「帰ってきた空飛び猫」より
~「おい、羽のはえた猫の話なんかもういい加減にしてくれよな。こんな子供だましの話がいったい何の役にたつんだよ」という人もなかにはいるかもしれませんが、まぁこういう本が世の中にもう一冊くらい余分にあったっていいではないですか。
たとえ実際に何の役にもたたないとしてもね。~

そ…
そこまで言っていいのー!?(((( ;゚д゚))))アワワワワ
訳してるクセにどゆこと?とこっちがハラハラするのですが、、、
続く3巻のあとがきでは。
3巻「素晴らしいアレキサンダーと空飛び猫たち」より
~第一作も、第二作もそうですが、この「空飛び猫」シリーズには、作者のメッセージのようなものがかなり強くこめられています。それはまず、都会生活や機械文明にたいする反発、あるいは嫌悪感のようなものであり~
あらっ???;
2巻の毒舌ぶりはどこへやら(;´∀`)
著者から批判があったのか、読者から批判があったのか、
それとも「2巻のあとがきは私なりのユーモアだったんですよ~」というメッセージなのか;
とにかく、2巻の雑なあとがきから一変w
うーん、4巻の「あとがき」が気になる…。
村上春樹、著者じゃないクセにどんだけ主張するん!!笑

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