香川の山|明治時代の風穴が残る志保山トレッキング(三豊市)

香川県の観光情報

こんにちは!久しぶりのブログ更新です。

香川県の緊急事態宣言は解除されているものの、個人的にはまだ外出自粛中です。行きたいうどん屋さんやカフェは沢山あるのですが、まだ我慢中。

天気がいい休日は必ず外に出たくなる人間なので、こんなに長い間外で遊んでいないのはいつぶりでしょうか・・・。

そんなわけで、そろそろ山くらいはいいかなと、この休日で三豊市にある「志保山」に登ってきました。人も多くなさそうなちょっとマニアックな山だしね。

「志保山」は私と同じ名前の山なので、昔からあるのは知っていたのですが、登ったのは初めて。

ただ、読み方はずっと「しほやま」だと思っていたのですが、今回ブログを書くにあたり調べたところ、正しくは「しおやま」と読むことが発覚しました。う~ん、惜しい。

志保山の貴重な農業遺産「風穴」とは?

志保山には、登山道の途中に「風穴」という珍しい農業遺産があります。
家族でよく山に登るという職場の上司が教えてくれて、今回はそれが見たいという目的もありました。

「風穴」の読み方は「かざあな」「ふうけつ」、どちらも間違いではありません。

風穴とは、洞窟の内外で生じる気温差や温度差によって風が生じる形態のことで、志保山の場合は、「岩垂(がんすい)型」と呼ばれ、岩が崩れてたまった堆積物が風穴を形成しています。

岩の隙間を流れる空気が地下水によって冷却され、気温の上昇に伴い、下方の岩の隙間からは冷たい風が吹き出されます。

(逆に温風が出る風穴もあります。)

このような風穴は日本各地にあり、江戸時代から明治時代まで、蚕の卵を保存する天然の冷蔵庫として利用されていました。

蚕を孵化させるには慎重な温度管理が必要だったため、江戸時代までは年に1回しか孵化させれませんでしたが、風穴で卵を保存しておくことで、年間多回飼育が可能になったのです。

志保山の風穴は明治42年に綾川町の「高鉢山風穴」と共に所在記録が残された、養蚕の歴史を物語る貴重な農業遺産。

長い間忘れ去られていましたが、地元有志の手作業で復旧したそうです。

自然が生み出した冷蔵庫!志保山の「風穴」を体感しよう

志保山は香川県三豊市の三野町から仁尾町にまたがってあり、標高は426メートルとそれ程高くないので、片道1時間程度あれば登れます。

駐車場のすぐ隣りに登山道があるので、登り口はすぐ分かります。

駐車場隣りの舗装路を200メートルほど進むと、さっそく右手に「風穴・登山口」と書かれた看板が出現します。

ここで杖代わりになる竹が貸し出されているので、ストックを持っていない方や、体力に自信が無い方は借りていきましょう。

この分岐点を更に進むと、また「風穴へ」と書かれた看板があり、右手に分岐点が現れます。

ここを右に曲がると「風穴」があり、山頂へ行くにはまたこの分岐点に戻って来ることになります、確か。違っていたらすみません。

どちらが先でもいいですが、私は先に風穴に行きました。

風穴に到着。
一番初めの分岐点からここまでは約15分程度です。

志保山の風穴

写真だと分かりにくいのですが、数10センチ掘られた1辺が2、3メートル程度ある四角い窪みがあり、その周りを、僅かな隙間を残してきれいに積まれた高さ3メートル前後の岩壁が囲んでいます。

壁と壁の間、人ひとりが通れる程度空いた入り口の前に立つと、正面の岩壁から冷たい風が吹き出ているのが分かります。

階段を降りて窪みの中に入ると、思わず「寒いっ」と言ってしまうほどの温度差が。

置いてあった温度計を見ると、10℃。

後で確認したところ、この日同時刻の香川県の気温が21~22℃だったので、何と約10℃も差があったのです。本当に天然の冷蔵庫!

半袖だと寒いくらい、ひんやりとした空気が流れていてすごく気持ちが良かったです。

昔の人の知恵が、今もこうして残されているのってロマンを感じますよね・・・。

まだトレッキング前半ですが、ここで少し涼んでから展望台へと向かうことに。

三野平野を望むパノラマ展望台へ

もと来た道を引き返し、展望台へと更に進むと、途中でまた分岐点が。

三野平野の展望台へ行くには、道なりに「展望所へ」の方に進みます。

左の道は「北斜面 山桜展望所へ」と書かれていました。

志保山は山桜がきれいなようなので、春にはそっちへ行ってみるのもいいかもしれませんね。

展望所手前の案内板。
ここが「大岩桜分岐点」になります。

ここにあった地図で初めて知ったのですが、志保山への登山口は「不動登山口」「竜神登山口」「風穴登山口」の3つあり、私が登ってきたのは「風穴登山口」でした。

志保山は、「天空の鳥居」の高屋神社で有名な「稲積山」や、「天空の滑走路」と話題になったハンググライダー基地のある「七宝山」等と連なっています。

そのため、山から山へ続けて歩く「縦走」をする人も多いそう。

私もやってみたいけれど、この看板や地図ではたどり着ける自信が無いなぁ・・・。

※現在七宝山のハンググライダー基地は、危険行為をする人が増えたため、地元住民以外は立入禁止となっています。

この先は少しですが、ロープを使って登る場所もあるので、グローブか軍手があった方がいいかもしれません。

三野平野展望所に到着。

景色はいいけれど、手前の山が削られているのがちょっと残念。

すごいとんがった山があるなぁ~と思ったら、案内板に「とんぎり山」と書かれていた。正式名称なのかな?かわいい。

この展望所がある場所は、風穴の壁を囲んでいる石の採石場(石切場)だと推測されています。

この岩の横の道から、頂上へ向かいます。

四国山脈が望める東峰展望所へ

あっ!!
野いちごだ!!

あま~~~い♪(すぐ食べる)
甘酸っぱいとかじゃなくて、ジューシーでただただ甘い!

凍らせてそのまま食べても絶対美味しい!
ですが、山には持ち主がいるのでやめましょう!

1粒 数粒くらいは許してくれるかな;

道中も絶景!

7合目分岐点

立浪草(タツナミソウ)

両側が斜面になっていて、いかにも山の尾根という雰囲気がまたいい。

志保山 東峰展望所

ここで少し休憩。

まだ5月なのにセミのような鳴き声が聞こえたのは気のせいでしょうか;

方向音痴な私は、一体自分がどこを望んでいるのか分かりません。
更に私はてっきりここが山頂だと思っていたのですが、山頂はここではありませんでした。

元来た道を引き返すと、ちゃんと別に山頂行きの道があります。

瀬戸内海を一望できる志保山の山頂(426メートル)

山頂までの道は途中から「ん?合っているのかな?」と不安になりますが、大丈夫なのでそのまま突き進みましょう。

到着!

志保山 山頂

山頂からは瀬戸内海、「日本のウユニ塩湖」と一世風靡した父母ヶ浜海岸が見渡せます。

まぁちょっと木々が邪魔で視界が開けてはいませんが、海は青くてきれい!

山頂には、縦走登山者のために、七宝山行き・南郷登山口の案内板もありました。

ここから七宝山方面へ20分ほど歩くと、眺望抜群なパラグライダー基地がありますが、私は勘違いにより行っていません。

山頂で稲積山からの縦走者の方に会って道を聞かれたので、その時に基地のことをちゃんと聞けば良かったな~と後でちょっと後悔。

ちなみに他に会った登山者は、50代くらいの夫婦1組だけでした。

ミッションクリア!
下山します。

あっ!
ヘビイチゴだ!

・・・美味しくない。

ちなみに野いちご(さっきのは多分クサイチゴ)とヘビイチゴの見分け方は、クサイチゴの実は粒が密集して形成されていて、ヘビイチゴは丸い粒に小さな粒がくっついているって感じです。割るとよく分かるんですけどね。

あと、ヘビイチゴの味はうっすら甘酸っぱくて、パサパサした食感です。

志保山への行き方と注意点

志保山
香川県三豊市仁尾町仁尾乙

志保山は三豊市の「荘内半島」と呼ばれる半島「ツノ」の部分のふもとあたりにあり、父母ヶ浜や高屋神社へも近いです。

車での行き方・駐車場

車で行く場合、駐車場は「220号線(大見吉津仁尾線)」沿いにある、上の写真のガードレールの中です。

上の写真は220号線を東(11号線側)から来た場合なので、西(海側)から来た場合は右手に駐車場が見えます。

近くにつた島の看板と記念碑がありますが、東側(11号線)から来た方は、ここまで行くと通り過ぎているので引き返してください。

↓GoogleMapだとこの位置(青丸)が駐車場です。

【ナビの設定】
GoogleMap:「志保山の風穴」に設定し、220号線からの分岐点が駐車場の場所。

カーナビ:風穴に設定できない場合、近くの「峠自治会館」の住所にセットして後は自力で。
峠自治会館
香川県三豊市仁尾町仁尾乙2256

【高速道路:最寄りインターチェンジ】
三豊鳥坂IC・さぬき豊中IC

※電車で行く場合、JRの最寄り駅から登山口までは徒歩1時間前後かかります。

志保山へ登る際の注意点

●グローブか軍手があると便利
志保山の石切場展望台付近は、少しですがロープを使って登る場所があります。

上りはむしろロープを使わなくても大丈夫でもあるのですが、下りは滑る可能性があるので、ロープを使います。

この辺りにもなると、小さな子供連れは難しいかもしれません。小学生の中学年くらいだといけるかな?

●飲料水は忘れずに!
志保山には自動販売機はありません。公衆トイレも無いので、お気をつけを。

●スニーカー又はトレッキングシューズ
天気が良くても日が当たらずぬかるんでいる場所もあるので、滑らないスニーカー又はトレッキングシューズをおすすめします。


キーン ジャスパーロックス

ちなみに私は登山用の靴として、KEEN(キーン)のJASPER ROCKS(ジャスパーロックス)を愛用しています。

もうこのコで3代目!!

トレッキングシューズほどゴツくないし、カラーリングとデザインもオシャレなので、女性にもおすすめです♪

自分の足の形に合っているのか、長時間歩いても痛くならないんですよね。

ネパール・エベレストのベースキャンプ地までのトレッキング(13日間)もこれで行けたので、まぁ大抵のところまでは行けるだろうと勝手に思っています。

野鳥の声にも癒やされる♪ 志保山に登ろう!

志保山は景色が良いのはもちろん、それに加えて一体何種類いるのかと思うほど、野鳥の鳴き声が凄いのです。もう登山道がすでに癒し。

杉など背の高い木が多いため、影になっていて涼しく、歩きやすいのも良いです。

今まで少し運動したいな~という時は稲積山(高屋神社)か金毘羅さんに行っていたのですが、次回からはこの山がホームになりそうです。
縦走もしてみたいな~。

帰りは「たこ判 小前」でたこ判を買って帰りました。

雑談 ~外出自粛中にタモリカレーに挑戦~

いやぁ~ほんとに、世知辛い世の中になりましたね。

しかしながら外出自粛で遊べん~!と言いながらも、私は結構家で籠もるのも好きなので、さほどストレスは感じていません。

普段さほど料理しないくせに、無駄に料理に凝りだして、煮込みに2時間かかる「タモリカレー」を作ったり。

しかもGW中に同じの2回笑。

食器にもこだわりだしたため、他にも作ったものを写真に撮るんだけど、なぜだか全然映えない。

考えたところ、私が作るご飯って、「一品ど~ん!・終わり」なことに気づきました。まぁ味噌汁・スープやサラダくらいはつけるけど。

でもタモリカレー、煮込み時間はかかるものの、作り方自体はすごく簡単なのでおすすめです。

自分で作って何だけど、美味しい!家庭でお店の味が楽しめます。

言うなれば、マンゴーチャツネとかオニオンペーストだとか、材料を揃えるのが面倒ですが、これらはスーパーのカレーコーナーに使い切りサイズで結構売っています。

問題なのは、味の決め手である「インデラカレー」。

インデラカレー

カルディで売っているという記事も見ましたが、GW中はカルディも閉まっていたので、ネットで購入。

このパッケージがまたオシャレ。

面倒な方はエスビーのカレーパウダーでもOKだと思います。

マッシュポテトも作ったけれど、私はそれ無しで普通に食べる方が好きかな~。というかもはやルーだけでも食べられる。

タモリカレーの材料と作り方はこちら。

あと、GW中にブログ整備しようとWPのテーマを変えたら、昔の記事が表示されないという事態に陥り。

過去の記事なんてそんな見返さないし、バックパッカー初心者っぽい青臭~い感想とかあったりして恥ずかしいので、いっそのこと全部消してしまおうかとも思ったのですが、いざ振り返るとやっぱり懐かしくて置いておきたくなってしまいました。

地道に直していく予定ですが、まぁ終わりが見えませんね。
とりあえず頑張ります。

自粛生活が終わったら、陶芸教室に通おうかと目論見中です。

コメント

  1. 匿名 より:

    風穴と志保山山頂までの登山道を整備しています。立ち入り禁止はハンググライダー基地で稲積神社への途中にあるパラグライダー基地は立ち入りokです。

    • SHIHOSHIHO より:

      >匿名様
      登山道の整備ありがとうございます!ハングライダーと、パラグライダー、2箇所あったのですね。わざわざコメントありがとうございます♪訂正しておきます!

  2. 匿名 より:

    再度のコメントです。志保山には三光鳥が来ています。月日星ヒュルルーと聞こえることが名前の由来です。サッカーのジュピロ磐田のマークにもなっています。風穴見学は夏場がお勧めです。気温より20℃低くなります。

    • SHIHOSHIHO より:

      >匿名様
      コメントありがとうございます!三光鳥、調べてみましたが尾が長く美しい鳥ですね♪ぜひ観てみたいです。夏場も涼しいっていいですね。また行きます!

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