入国5分で「ファッ◯ユー」と言われる(北キプロス)

トルコ南部にある島国、キプロス共和国。

キプロス

~キプロスについて少し説明(Wikiより)~
1960年にイギリスから独立。人口の8割を占めるギリシャ系住民を中心にギリシャとの合併を求める声が根強く存在していた。1974年、ギリシャ合併推進派によるクーデターが発生、これに対しトルコはトルコ系住民の保護を目的にキプロス島北部を占領した。それによりトルコ軍占領地域であるキプロス北部にトルコ系住民が移住、ギリシャ系住民は南部に続々と脱出した。
翌1975年、トルコ系住民はトルコの庇護のもとに「キプロス連邦トルコ人共和国」を結成、その後1983年に「北キプロス・トルコ共和国」として独立を宣言した。地図上点線から北側がそれにあたる場所。

現在北キプロスを独立国家として認めているのはトルコのみ。「未承認国家」と言っていいだろう。

トルコの国旗とそっくりな北キプロスの国旗↓

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キプロスの国旗↓

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ちなみに「キプロス」は英語で「Cyprus」。
「サイプロス」と言わないと通じない・・・ということをトルコで初めて知った。

トルコからは空路か航路でキプロス北部(以降北キプロス)に入国できる。北キプロスから南側には陸路で入国可能。かつてこの南北間の国境は色々面倒くさかったようだけど、現在南北間の移動は全く問題無かった。

トルコ側・タシュジュの港から夜行フェリーに乗り、翌朝8時前くらいにキプロス島が見えた。

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船を降り、入国審査も特に問題無く通過し、港から宿のある旧市街「ギルネ」に行くためにバスを探す。情報では港から出ているとあったものの、首都「レフコーシャ」行きのバスしか見当たらない。
レフコーシャ行きバスの前で客引きをしているおやじに「ギルネに行きたいんだけど」と聞くと「ギルネ行きは無いよ。タクシーか、このバスでレフコーシャまで行ってギルネ行きに乗り換えないと。」と言う。
おやじは何人か客を乗せた大きなバスの前で呼び込みしていて、そのバスには「レフコーシャ」と書いてある。が、おやじが私に乗れと言ったバスはそれよりも小さな別のバスで「レフコーシャ」と書いているものの、誰も乗っていない。誰も乗ってないけど本当にこのバスでいいの?何か騙されてるんじゃ・・・と、不安になる私。出国・入国の時はどの国でも未だに気が張っている。

私「そっちのバスもレフコーシャ行き?値段が違うの?」

おやじ「そうだけど、値段は一緒だよ。」

私「どうしてこっちのバスなの?」

おやじ「いいから、そっちに乗ってなさい」

・・・ますますよく分からん。

私「このバスはいくらなの?」

おやじ「◯リラだよ。(←忘れた)」

私「何時くらいに・・・

「出発するの?」と聞こうと「What」の「Wh(ワッ)」に被せて、おやじが叫んだ。

「ファッ◯ユー!シャラッッップ!!!
(黙れこのクソ野郎!)俺は忙しいんだ!これ以上話しかけるな!」

にゅ、入国5分で「ファッ◯ユー」って言われた・・・(´・ω・`;)

そ、そうだよね、、、確かにうちちょっと質問しすぎたかも。

でもそんなキレんでも~。

・・・いや。
それにしても、入国したてと分かる人間に「ファッ◯ユー」は言い過ぎだろう!

バスに戻りかけた私は引き返しておやじの写真をパチリ。

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↑一番左が暴言を吐いたおやじ。
(カメラを向けたのは一瞬なのに全員しっかりポーズを撮っている;)

「警察に言いつけてやる!!」

おやじに逃げられないように写真を撮り、「お母さんに言いつけてやる!」的なノリで言い捨て「あぁ!勝手に行きやがれ!」と言うおやじの言葉を聞きながらそのまま近くにあったポリスステーションに向かった。

アジア圏では国によって警察の権力が非常に強い場合が多い。(それが行き過ぎている場所では現地人や外国人から不当にワイロを請求する不良警官もいるのだけど)
大体そういった国の住民は「なるべく警察に関わりたくない」と思っている。北キプロスの警察官がどれほどの権力を持っているか分からないけれど、トルコとあまり変わらないのならおやじを怯えさすくらいは出来るだろう、と思ったものの、さっきのおやじの態度だとあまり権力も無いのか・・・?
とにかくポリスステーションに入るなり、その場にいた40代くらいの男性警官に事情を説明。

「さっきバスの客引きに”ファッ◯ユー”って言われたんです!ただバスの発車時間を聞こうとしただけなのに!」

と、自分で言ってても実に「そんなことで警察署に来るなよ・・・」というような内容(;´∀`) が、その警察官は「今ここに着いたのか?誰に言われたんだ?そいつはどこにいるんだ?」と親身に聞いてくれた。話している内にその警察官の優しさとおやじに対するムカツキ度でぼろぼろと泣いてしまった;我ながらそんなことで;

警察官と一緒におやじのいるバスに向かおうとすると、おやじがちょうどこっちに向かって歩いて来るところだった。やっぱり警察官怖かったんだ・・・。
3人で警察署に戻り、おやじは警察官に「こっちは呼び込みの仕事があるのに、彼女はやたら質問してきたんだ」という感じの弁解をしていたけど(予想)、さっきの態度とはうって変わって私に「ごめん!謝るよ!」とひたすら謝ってきた。やっぱり警察怖かったんだ・・・。

おやじ「悪かったよ。レフコーシャ行きのバスしか無いけど、それで良ければタダでいいから!」

そう言われ、内心「ラッキー!」と思っていたものの、ここで折れると「結局金か」と思われるのが嫌だったので、「そういう問題じゃない!入国したばかりの外国人に”ファッ◯ユー”は言い過ぎだ」となおもおやじを攻める私。

警察官「君はどこへ行く予定だったんだ?」

私「ギルネにある宿だけど、バスが無いからレフコーシャで乗り換えるつもり」

そう答えると警察官はおやじと何か話し合い、

警察官「君はタクシーでその宿まで行きなさい。タクシー代はこいつが払うから」

えっ!?Σ(゚д゚;)

私はこんな小競り合い、警察官がおやじにちょろっと注意して終わるだけだろうと思っていたので、思わぬ得をしてしまった。ここからギルネまではタクシーで5分くらいの距離らしいのでそれ程高くはないだろうけど、タクシードライバーにしぶしぶお金を払うおやじを見るとむしろおやじがちょっと可愛そうになってしまった;

すったもんだありつつも無事タクシーでギルネに到着。

宿は予約していなかったけど、一応チェックしていた宿に行き、宿泊費を聞くとドミトリーで「25リラ(約875円)」。数年前のガイドブックの値段と変わっていなかったのであ~変わってないのか!と思い、「部屋見せてもらえる?」と聞くと「今みんな寝てるから無理だ」と言われる。無理って、、、今まで何十件もの安宿に泊まってきたけど、ドミ部屋でそんなこと言われたのは初めてである。先ほどの件もあってイラッとしたものの、ギルネは事前にネットで調べた時安宿はあまり無さそうだったので、とりあえず荷物を置かせてもらって先に観光することに。

しょっぱなから最悪な印象を植え付けられてしまった北キプロス。
いかんいかん、少しのことでその国(人)全体悪く思うのはまだ早い。そう思いながら猫に癒やされつつお土産屋を覗く。

お土産屋でポストカードの値段を聞く。

店員「3リラだよ」

私「えっ!?1枚で!?」

店員「1枚でだよ」

3リラと言うと約105円。日本感覚だとそんなものだけど、トルコではポストカードは1枚0.5リラ、約17円だった。ボラれてる?と思いその他3軒くらいのお土産屋さんで聞いたものの、どこも3リラと言う。そうか、北キプロスはトルコより結構物価高いのか・・・と思ったものの、まだ初日だったため買うのを見送っていたら、翌日行った町では普通にトルコと同じ0.5リラだった。。。

何なん!?北キプロス!!(# ゚Д゚)

その後観光しつつ安宿も探していたけれど、安くても1泊ドミで50リラ、プライベートルームで70リラ(言い値)とやはりこの辺はどこも高い。
昼過ぎ宿に戻ると朝とは違うスタッフが受付にいたので、チェックインしたい旨を伝えると、「ドミトリーは1泊40リラ(1,400円)」と言う!Σ(゚д゚;)

私「えっ!?朝いたスタッフが25リラって言ってたんだけど!」

スタッフ「25リラ?それは無理だよ。君の聞き間違いじゃない?」

私「(カチン!)聞き間違えてない!さっきの人に聞いてみてよ!」

いくら英語オンチの私でも「25(トゥエンティーファイブ)」と「40(フィフティー)」を聞き間違えるはずが無い。ガイドブックと同じと思ったから、覚え間違いでもない。スタッフは朝の人に電話する、と電話した結果。

スタッフ「朝いたスタッフは”40″って言ったって言ってるよ」

・・・このクソがっ!!!

後から分かったのはこの夕方いたスタッフはオーナー。朝いたのは臨時スタッフだったらしい。絶対間違った値段を言ったことでオーナーに怒られるのが嫌だったのだと思う。

オーナー「2泊するの?それなら2泊で80だけど特別に75にまけるよ」

25リラと思っていた私にとっては何のお得感も無かったけれど、これ以上安い宿を探すのも面倒だったので、結局ここで泊まることに。(しかも2日間ずっとWIFIが使えなかったのでわざわざ別棟まで行かなければならなかった)

何なん!?北キプロス!!(# ゚Д゚)

いかんいかん、少しのことでその国(人)全体悪く思うのはまだ早い。そう思いながらも初日でもぅこの国に来ることは無いだろうなと確信してしまった。

 

トルコ(タシュジュ)から北キプロス(ギルネ)への行き方

①トルコ 23:59発~北キプロス 翌8:20着
フェリー(Filo)約8時間20分 往復220リラ(通常180リラ※港湾税込)
②港~ギルネ
タクシー 約5分 10~15リラ(早朝、夜は高い)
※レフコーシャまではバスあり。ギルネ行きはオフシーズンだから無かったのかも?

【北キプロス行きフェリーについて】
夏は毎日運行。冬は便数が少なくなるよう。以下ホームページで時刻表・値段がチェック出来る。私が行った時期(9月末)は「FILO」での直接購入は往復で180リラだった。冬でも週末はネット予約して行くのが無難かも。
こちらの記事もご参照下さい。

「FILO」
ホームページ http://www.filoshipping.com/tr/

「Akgunler Denizcilik」(高速艇あり)
ホームページ http://www.akgunlerdenizcilik.com/

 

北キプロス・トルコ共和国入国の注意点

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●北キプロスへの入国実績があると、ギリシャ入国の際に問題になることがあるので、出入国とも別紙にスタンプを押してもらうこと。(入国の際に自分からちゃんと言わないとそのままパスポートに押されます!)
●キプロスは南→北→第3国への移動は可能だけど、北→南→第3国は禁止されている(いた?)。が、第3国の出国航空券もあれば可能だったというブログも読んだ。
●通貨:トルコリラ。ユーロも使える。南は基本ユーロだが、リラも使える。
●言語:トルコ語。英語も通じる。

 

北キプロスの安宿

ギルネ、レフコーシャ(ニコシア)に宿はあるものの、安宿は少ないので、オンシーズンの夏は特に予約していった方がいいかも。

「Reymel Turistik Pansiyon(Cyprus Dorms)」

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↑受付がある本館。この裏の別館にドミ部屋がある。

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http://www.cyprusdorms.com/
住所:Bozoklar Sok. No.6
電話番号:0090 533 887 2007
ドミトリー:2泊で75リラ(←1泊40リラから)
WIFI:あり(故障中で使えなかったため、本館のロビーで使用)
設備:部屋に冷蔵庫あり。キッチンは無し。
行き方:HPの地図参照。
その他:部屋の窓から通りを眺められるのがいい。
宿泊日:2016.9.26~2泊

ロータリーのある噴水から↓この銀行左の道から行くと徒歩1分くらい。だけど非常に分かりづらい;

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↓まっすぐ行って突き当りを左。

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↓ここを右。

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↓左手にホテルの受付。

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この記事を書いた人:SHIHO

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