博物館でこんなに鼻息荒くしているのは私くらいだろう(アンカラ)

トルコ アンカラ城 旅女

前回ネムルトダーゥまで運転してくれた、マラティヤ在住ラマザンさんとの会話。

ラマ「ここの後、次はどの町に行くんだ?」

私「アンカラに行って、ボアズカレに行くよ」

ラマ「ボアズカレ?あんなとこ、何も無いじゃないか」

私「(ハァ?何言ってんの!?)いやいや、ボアズカレはヒッタイト帝国の首都ハットゥシャシュがあった所やん!」

ラマ「ヒッタイト人はここ(マラティヤ)にも住んでたよ」

私「でもボアズカレは首都だった所やし、歴史も長いやん。」

ラマ「ボアズカレの歴史は何年なんだ?」

私「3000年前くらいだったと思うけど・・・」

ラマ「マラティヤは4000年以上前だよ!」

・・・。

こんな所でラマザンさんの地元愛と私のヒッタイト帝国愛をぶつけても仕方が無いと思い、ここで会話終了。

※ヒッタイト・・・インド・ヨーロッパ語族のヒッタイト語を話し、紀元前15世紀頃アナトリア半島に王国を築いた民族。

そう、トルコは今危ないと知りつつもどうしても来たかった理由は「ヒッタイト帝国の首都・ハットゥシャシュ」に行くためなのです!

別に今(2016年訪問)じゃなくても・・・という思いも無きにしもあらずですが、戦争なんていつどこで起こるか分からないし、自然の災害だって同じ、そこにあるものがいつまでもあるとは限らないのです。

なぜ私がヒッタイト帝国にそこまで熱い情熱を燃やすのかと言うと。

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天は赤い河のほとり

はい、名作出ました。

この漫画は簡単に言うと王家の紋章のヒッタイト版です。え?分からない?

詳しく説明すると、現代から古代ヒッタイトにタイムスリップした女の子「ユーリ」と当時の皇帝(候補)「カイル」との恋あり政治あり戦争ありの漫画です。

え?詳しくない?もぅ読んで下さい!

ナキア皇后のドロドロ感も見所。
ヒッタイト帝国が支配していたのは現代のトルコ周辺なのでトルコの予習もこれで完璧!

※フィクションですが、実在した地名や人物の名前もそのまま登場します。「カイル」は実在した「ムルシリ2世」がモデル。エジプト王ラムセス2世もそのままの名前で登場します。

そうです。私は歴史に全く詳しくありませんが、こういう漫画のお陰で歴史のごく一部分だけ異常な熱意を持っているのです。まぁでも所詮漫画の知識しかないので、「知っている」程度で「詳しい」わけではないのですが。

ラマザンさんの地元マラティアの歴史が長いのも知ってますとも。
だって、黒太子が収めていた土地だからね。(その後ヒッタイトに陥落)

マラティヤ1

そういうわけでボアズカレ(ハットゥシャシュ)に行くため、まずはトルコの首都「アンカラ」へ。

トルコの首都はイスタンブールじゃないですよ~アンカラなんですよ~。

アンカラの場所はここ↓

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ん?ざっくばらんすぎ?

しかしながらいざバスターミナルに行くとアンカラ行きバスが無いと出鼻をくじかれる。

今まで当日でも買えていたのだけど丁度この日は犠牲祭の最終日曜日。日本で言うところのGWの最終日のようなものでどの沢山あるどのバス会社も無い、無い、とひたすら言われた。何社か聞いてようやく夜発のバスチケットを購入。

バスターミナルに来たのは朝だったので、ここで昼ごはん。

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挽肉の何かとご飯、サラダ 15リラ(525円)

高い!ついでもらった後なので何も言えなかったけどボラれてる気がする;・・・でも美味しかった。

夜8時に出発し、翌朝6時半に無事アンカラに到着。このアンカラ、首都と定められる前は人口わずか6万人という小さな都市だったというから驚き。今では立派な都市。(でもイスタンブールの方が都会)

しかし自分が行っておいて何ですが、アンカラではテロが起きまくっているので、行くことはおすすめできません。

半年間で3度もテロあったと言えば「起きまくっている」と言っても過言では無いかと。更に今年2016年8月にアンカラにある在イギリス大使館が安全上の理由で閉鎖されました。

そういうわけで一番の観光名所「アタテュルク廟」にも行かず。
まぁ私のここでの目的はヒッタイト時代の出土品が多くある博物館に行くことだけなのでいいのですが。あんまりアンカラの町中の写真を撮っていません。うかつに観光客丸出しでカメラを出して狙われたりしたら・・・と怖かったので;

でも猫は我慢出来ずに撮る。懐っこかったー(*´∀`*)

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宿の人に「ウジュズ!ロカンタ!(安い!食堂!)」と訴えて教えてもらったロカンタへ。

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「ラフマジュン」(トルコ風ピザ)も3.5リラ(120円)と安い。

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お食事セット 8.5リラ(約290円)

後にも先にもここのロカンタが一番コスパが良かったように思う。ご飯、スープは2種類から選べて、サラダかデザートもチョイス可能。メイン料理は数種類から選べる。

翌日もここへ行こうと思っていたのに帰宅が遅くて閉まっていた時はヒザから崩れ落ちそうになった。近くの似たような店に入ったけど、こっちの店の方が美味しかった。

アナトリア文明博物館(アンカラ)

アンカラではここに来たかった!

「アナトリア文明博物館」
入場料:20リラ

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こういう岩絵は結構見るの好き。狩りをしているところらしい。

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結構ヒッタイト時代以前の展示が多いので、いそいそと足を進める。

↓ヒッタイト時代の壺。結婚式の様子が描かれていて、当時の風習などを知る重要な手がかりとなったらしい。

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おっほー!!!!(;゚∀゚)=3

これは粘土板ですな!!!

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当時の手紙みたいなもの。
紙が高級だった時代、粘土板に文字を書いて焼き、それを更に宛先などを書いた粘土でくるんで(封筒のような感じ)もう一度焼き、送っていた。重要な書簡などもこんな風に送られていて、封筒部分にあたる外側には送り主の印章が押されている。

印章もあった!!

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そう、粘土板は天は赤い河のほとり(以降「天河」)に出たましたね!

粘土板

ユーリが黒太子の囚われていた時にカイルが愛を伝えるために送ったアレですね~。

粘土板2

これなんか丸い印章で大きさもそれっぽ~い。

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ユーリがカイルの印章が無い書簡を読んで騙されたこともありましたねー。

くさび形文字で書かれた中の手紙↓

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ユーリが「文字を練習してる」という場面もあったけれど、これを練習していたのかぁ~;しかし、これを解読できる考古学者って凄いなぁ(;´∀`)

まぁ私が鼻息荒く見ていたのはこの粘土板くらいかな。。。

ユーリもこんなアクセサリーをつけてたのかな。

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あ、かわいい!猫の・・・何だっけ。忘れたw

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他民族が青銅しか作れなかった時代に、ヒッタイト人はいち早く高度な製鉄法を開発したことでも有名。鉄器を独占していたのも強大な帝国をつくることができた理由の1つ。

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鉄製の武器の展示もあるかな~と思ったけれど、こんなのしか無かった;ヘラ。

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これは翌日行く予定のヒッタイト帝国の首都「ハットゥシャ遺跡」にあった「戦士の像」。

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現在ハットゥシャ遺跡にあるのはレプリカで、こちらが本物。

当時の戦士ってみんなスカートなんですよね~。みんな生足~。

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レリーフばかり集めた展示室も見応えがあった。

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これもハットゥシャ遺跡から持ちだされたスフィンクスの門。

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室内なので保存状態もいい。

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ナウシカやラピュタに出てきそう。

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ふぅ、満足満足(*´∀`*)

何も無いけど景色はいい「アンカラ城」

アンカラは意外と坂が多い。頂上のアンカラ城を目指す。

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城壁の中は今も人が住んでいて、普通に町がある。

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観光客用のレストランやお土産屋さんも。

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頂上あたり到着。

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結構行くの面倒くさいな~とも思っていたけれど、行って良かった。

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なぜなら景色がいい!

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旧市街側はみんな赤いレンガ造りの屋根で壮観だった。

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翌日はいよいよハットゥシャ遺跡。

一切写真映えしないことは分かっているけど自分のテンションは抑えられない。

「サバだよ~!」

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マラテヤからアンカラへの行き方

①マラテヤ市内~バスターミナル

バス 約15分 1.5~2リラ(バスによって違う)
バスターミナル行きバスの乗り場↓

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②マラテヤ 20:00発~アンカラ 6:30着

バス 約10時間半 70リラ

③バスターミナル~アンカラ市内(ウルス)

セルビィス 約30分 無料
●アンカラのバスターミナル(オトガル)は「アシュティ A.S.T.I」とも呼ばれる。
●バスターミナル1階の外に出た所に市内(クズライ・ウルス)行き無料セルビィスが出ている。チケット売り場は2階。
●ウルス行きの場合ウルス駅近く、大きなホテル前が終点。混んでいなければクズライまで10分弱、ウルスまでは15分。混んでいる場合時間が倍かかる。
●市内にはアンカライ+メトロでも行ける。ただ切符は2回券しか無く、当日のみ有効(4リラ)。バスターミナルからウルスまでは1回分で行ける。約25分。

アンカラ(ウルス)の安宿

「Hotel Yavuz」

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シングル:30リラ(←35から交渉後)
WIFI:あり(部屋可能。早め)
設備:朝食付(バイキング式)、共同ホットシャワー(熱い)
宿泊日:2016.9.19~2泊
行き方:地図参照。メトロ「ウルス」駅から徒歩15分。上り坂なので少しキツい。

アンカラウルス宿2


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この記事を書いた人:SHIHO

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