香川県のレア屋台！愛しの「松玉饅頭」を求めて

先週の日曜日、近くの小さなお寺でお祭りがあるということで、妹とおばあちゃんと３人で行ってみました。
ん？？？

がら～～～～ん・・・。

何もやってませんでした。
広告に入ってたはずなんだけど、同じ名前の寺違いだったのだろうか・・・。
とにかく、何もやってなかったのですが、とりあえずお参りしました。

ちなみに、善通寺市金蔵寺町にある「金倉寺（こんぞうじ）」というお寺です。

何か大きな数珠みたいなの。回すとカタカタする。

お寺や神社の大木って何か神聖な雰囲気がする。

「金」がつくから「財運」って・・・。

うんうん。最後の一文も後付け感満載?当たってるといいですねー。

お守りとか売ってるところに、やたらと「おかるてん」と書いているので、気になってお寺のおばちゃんに聞いてみました。

寺　「おかるてんさんは子供や女性の守り神なんですよ。」

私　「あ～そうなんですか～。」

寺　「自分の子供以外を食べるんです。」

私　「へぇ～・・・・・・・・・・
えっ、えぇっ！！？？Σ(ﾟДﾟ；)」

私　「えっ！；自分の子供以外食べるのに神様に・・・！？」

寺　「いえいえ、その後改心したんです。」

あ、なるほど。良かった～；
マジでびっくりした；

後で詳しく調べてみました。

「おかるてんさん」は愛称で、正式には訶利帝母（かりていも）さま、 鬼子母神（きしもじん）さまと呼ばれています。
もともとおかるてんさんは、他人の子供をとっては食べるという悪い鬼でした。

その噂を聞いたお釈迦さまは、おかるてんさんをこらしめるために、500人いたといわれるおかるてんさんの子供のうち、末っ子を隠してしまわれました。子供を失った母親の苦しみを嫌というほど味わったおかるてんさんの姿を見て、お釈迦さまは末っ子をおかるてんさんの元に返してあげました。

その時にお釈迦さまと交わした約束が、「子供を望む人には授け、苦しんでいる人々を救う」というものでした。
以降、子授けや安産、また子供や女性の守り神さまとして信仰されるようになったそうです。
（「金倉寺HP」）

なるほど。
「鬼子母神」という名の通り、昔は鬼だったのね。

ちなみにこの金倉寺、私が小学生の頃はここが専らの遊び場でした。

よくここで陣付きとかして遊んでました。

このお寺を当時子どもたちは「がらん」と呼んでましたが、今思うと「伽藍」だったんですね。
昔はもっと鬱蒼としていて暗い感じでしたが、きれいになったものです。

しかし、そもそもここへ来た真の目的は、「祭り」ではなく「松玉饅頭（松玉焼き）」でした。

これ！

祭りの屋台にある、簡単に言うとベビーカステラの中に白餡が入ったものなんですが、その上品な甘さはベビーカステラとは雲泥の差！と私は思っています。

香川県にしかない屋台、というよりも、香川でも中讃（香川の真ん中辺りの地域）にしかないと言っても過言ではありません。なので、同じ県民でも知っている人は少ないのです。

鳥坂まんじゅうと同じく、家族全員の好物。祭りでは必ず買います。（記事）

けどね・・・祭りをしていないので、松玉饅頭はおろかもちろん他の屋台も出ていません。

私と妹は「それじゃあ、あそこでしよるやろ！」と、「善通寺」　へ。

松玉饅頭のことなら熟知している我が家であります。

～善通寺～

こっちが本堂の「金堂」。

地元民のクセにはしゃいでこんなのしてみた。

五重塔。

ご神木。

何かアート作品を展示してた。

羽化できなかったみの虫・・・。なるほどその通り。

ひぃっ！こっ怖い～～～(；´Д｀)

蓮の花が綺麗に咲いてました。

で、、、

松玉は？？？

いない！

松玉屋さんは県内で特に目ぼしい祭りが無い土日は、大体善通寺で店を構えています。一家族でやってるので、同じ日に祭りが被ってる時には絶対儲かる方（賑わってる方）にいます。

彼らは県内の祭りを完全に熟知していて、どうしても２つの祭りに出す場合は、家族が分裂して店を出してますが、やはり賑わう祭りの方は松玉で、第２候補の祭りではたこ焼きになったりするのです。

私　「今日どっか祭りってあったっけ？」

妹　「え～坂出で塩祭りがあるらしいけど・・・」

私　「えっ！完全にソレやん・・・；」

塩祭りの規模の大きさを知らなかった妹は、松玉がそっちに行くほどの祭りだとは思ってなかっとのこと。
塩祭りしとんやったら、そりゃこんなとこにおらんはずやわ・・・。

既に２時半。
今から塩祭り・・・？と悩みましたが、結局諦めてかたパン買って帰りました。
まぁたまたまこの日は休みだっただけかもしれませんが。

善通寺　HP

今週は善通寺におるかなぁ～。悩むー。