未承認国家「アブハジア共和国」とは?
アブハジア共和国(Abkhazia)は、ジョージアのロシア側に位置する国。
↓ジョージア側は独立を認めていないので、MAP上では点線になっている。
1992年にジョージア(グルジア)より独立宣言。
国際的には認知されていなかったが、2008年8月26日にロシアが承認を発表した。また、2008年9月にニカラグアが、2009年9月にベネズエラ、12月にはナウルが独立を承認している。まだ承認している国が少ない「未承認国家」。
またしても始めに書いておきますが、ここはロシア側とジョージア側がもめていることもあって、外務省の海外安全ホームページでは、「南オセチア」と同じ危険度MAXの「レベル4:退避してください。渡航は延期してください。」という退避勧告が出ています。
まぁだから1人ならやめようと思っていたんだけど、運良く日本人男性を捕まえることが出来たので。私の日記は行くことを助長しているわけではありません。「あくまで自己責任で」という逃げ道を書いておきますねw
ブログにタイムラグがあるので、現在は無事この国から脱出しているので安心してお読み下さい。
★2019年4月追記★
2019年現在、南オセチア、アブハジア共に危険レベルは「レベル3」に引き下げられました。とは言えまだまだ安心ならない状況なので、行かれる方は自己責任で。
★2019年8月追記★
ブログ読者様より、現在ジョージアとアブハジアの国境は閉鎖されているという情報がありました。
アブハジア外務省から「ビザ保有者であっても国境は完全に閉鎖している」というメールを受け取っている人もいます。
★2020年1月追記★
ブログ読者様より、また国境情報が変わっているというご連絡がありました。
↓ネットでの最新情報はロンプラの掲示板が参考になると思います。
これによると2019年2月の時点ではアブハジア~ジョージア間の国境が機能しているようです。
情報提供ありがとうございました!
また新たな情報を入手された方は、ご連絡頂けると嬉しいです♪
アブハジア共和国概要
首都:スフミ
公用語:アブハズ語、ロシア語
通貨:ロシアルーブル
時差:UTC +3(モスクワ時間)
→日本との時差は6時間。ジョージアとの時差は1時間。ジョージアからアブハジアに入国した後には時計を1時間巻き戻すことをお忘れなく。
さぁ!待ってました!アブハジア情報!
ん・・・誰が?多分誰かが・・・。
行ったことある人は少なくないはずだけど、あまりしっかり情報を書いてくれているブログが無かったのでしっかり書いていきますよ~( ゚∀゚)o彡°
ちなみに私達が行くにあたって参考にさせて頂いたのはこちらの方です。↓
私がアブハジアに行きたい!と思った理由はこの国旗のデザイン↓
何この手!?
21世紀少年の「ともだち」みたい。どういう意味だろう、、、ハイルヒトラー的な?とか思ってたら何とな~く気になり始めまして。
さてさて、どんな国なのか。まずはビザ取得方法から。
アブハジア共和国のビザ取得方法(2019年更新)
アブハジア入国にはビザが必要ですが、それほど難しくはありません。
簡単な流れとしては、ネットで入国許可証を申請→入国してからビザ申請、という感じ。
私が入国した時(2016年時)は、長~いロシア語のエクセルフォーマットにいくつあるの!?ってくらいの必要項目を入力していかなければならなかったので、今では随分楽になったものです・・・。
①領事館ホームページから入国許可証を申請する
領事館のホームページから、Consular service → Entry permit の必要事項を記入して送信。
パスポートの情報ページの写真を添付する必要があるので、事前に撮っておきましょう。
手続きは7営業日かかるとありますが、遅れる可能性も充分にあるので、早めの申請をおすすめします。
遅れても申請した入国日は変更されません。
送られてきたメールに添付された入国許可証は、入国時とビザ申請時に必要になるので2、3枚コピーしておきましょう。
私達の場合
私達は日曜日にメールを送信、5営業日の金曜にくるかと思っていたけどこなかったので、月曜日の夜に「ビザ申請したんだけど・・・」という催促メールを再度送信。その翌日の17時前に添付メールが来ました。7営業日を過ぎても来ない場合は、催促してもいいかもしれません。レスポンスは早いです。
催促メール例文
We’ve sent the application form to you on August 21.
We are very looking forward to it to visit Abkhazia.
Thank you.
②アブハジア・スフミでビザを申請する
メールで送られてくる書類は「入国許可証」であって、「ビザ」ではありません。
許可証で入国はできますが、出国はできないので、入国後早急にビザを発給しに行きましょう。ビザを持っていない時に警察官に職質を受けると、まぁまぁ厄介なことになりかねません。
領事館ホームページには「入国後3日居ないに必ず申請すること」と書かれています。
ビザ発給には、コピーした申請書を1枚持ってスフミのビザ申請所(領事館)へ行きます。
申請場所は以下地図の赤ポイントです。
ホームページにある領事館、Googlemapにある領事館の場所とは違っていました。
写真はありませんが、白い壁に赤い屋根、玄関まではヤシのような高い木が植えられた立派なアプローチがあるので、すぐ分かります。
もしここで取得できない場合は、地元の人に聞くか、Googlemapのある領事館の方へ行ってみて下さい。
ビザは代金を支払い後、数分で発給されます。クレジットカード払いも可能。
私は入国直後で色々と信用していなかったので、カード払いにしませんでしたが、その際には自分で銀行振り込みしなければいけません。ビザ代に加え、銀行振込手数料20ルーブル(約33円)が必要なので、まぁまぁ手間です。
ビザはパスポートに貼られるのではなく、別紙で発給されます。
アブハジアビザの期間、ビザ代(2019年)
【ビザの期間】
この申請書に記入する渡航期間はそのままビザに反映されます。観光ビザの滞在可能期間は最長1ヶ月。
【ビザ申請料】
ビザ代は領事館ホームページから確認できます。
観光ビザ1ヶ月 350ルーブル(約580円)
ビザはパスポートに貼ると再度ジョージアに入国する時に揉めるらしいので貼らないこと。
結局出国時に回収されるので、ビザの写真は出国前に撮っておくといいでしょう。
次回、いよいよ謎の未承認国家「アブハジア」入国!
コメント
入国許可の督促メールを送ったところ、ジョージアとアブハジアの国境が無期限に閉じられていて、通過できる可能性がないとの情報提供が先方からありました。
ロンリープラネットの掲示板でも、同様の情報がありました。
https://www.lonelyplanet.com/thorntree/forums/europe-eastern-europe-the-caucasus/georgia/abkhazia-border-ingur-inguri-river
行きたかったのに残念です!!
>とおりすがり様
そうなんですね!情報提供ありがとうございます。記事に追記させていただきます。
ロンプラの掲示板だと許可証は取れても通れないっぽい雰囲気ですね。となると、ロシア側から行くしかなさそうですね~。
まぁ日本以外だとロシアビザはかなり難関なので、そこまでして、って感じになってしまいますが;
残念です!
しほ
上記の掲示板によると昨年10/2に再開した、と書かれているので現在は通過出来るのでは?
但し、ロシアとジョージアの関係が複雑なので何かあればまた閉じられる危険性もありますが…
>機関車好きさん
コメントありがとうございます!ブログ記事更新後にまた状況が変わったようですね。追記しておきます!
この国境、なかなかクセモノですね~;