大正モダン・昭和レトロな空間の広がる「合田邸」の公開日

香川県多度津町の元商店街にひっそりと佇む、知る人ぞ知る「合田邸(ごうだてい)」。

大正~昭和初期に多度津町で財を成した「合田家(屋号・島屋)」の邸宅です。

合田邸の現在の家主・6代目当主は県外に住んでいるため、長年邸宅は荒れ果てた状態でした。
しかし数年前に、この邸宅はぜひ後世に残したいという地元の有志によって「合田邸ファンクラブ」が結成。そのボランティア団体によって邸宅は整備され、一般公開できるまでになったのです。

とは言え、地元有志によって管理されているので、決まった公開日は無く、多度津町でのイベントごとがある時に公開される、といった感じ。
多度津町民であれば合田邸の名前くらいは知っているのですが、見学会が始まったのは2016年からなので、中に入ったことがある町民はまだ少ないかもしれません。

今回の見学会は11月3日と4日の2日間のみ。
公開頻度が少なく、次回はいつかは分かりませんが、多分さくらまつりの時くらいじゃないでしょうか。

いつも気づかない間に公開され、終わってから知る、ということが多かったのですが、今回はたまたま公開日前に知ることができました。
地域で回している「回覧板」という、、、何ともアナログな方法で笑。

トトロで出てきたような何だか懐かしい「台所」

最盛期は3人の侍女がここで炊事をしていたそうです。

天井を見上げると立派な梁が。
使われているのは杉の木で、黒くなっているのはススとのこと。

モダンなステンドグラスが照らし出す洋間の「食堂」

いかにも「昔の洋間」という雰囲気を持つ食堂。
この奥はバーがあるのですが、まだ整備できていないそう。見たいな~。

食堂のガラス窓がステンドグラスちっくでオシャレ!

この窓の向こうが先程の台所となっています。

こちらの箱の中には提灯が入っているそう。

北原白秋が命名した大広間「楽々荘」

30畳の広い大広間。

この日はここでライブが行われていました。
歌っているのは多度津町の高校生シンガー森咲蘭(さくら)さん。
めちゃくちゃ上手くて、最初はプロだと思っていたから、高校生と知ってびっくり。今後に期待!がんばってほしい~。

何代目か忘れたけど、当時の当主で俳句好きの人がいた関係で、北原白秋も合田邸を訪れています。

大広間のシャンデリアの下で、白秋が「これは楽々だ~」と言ったことから「楽々荘」と名付けられたとか。
ちなみに白秋はかなりの飲兵衛だったらしい。あ~何となく分かる気がするw

厠の手水鉢(ちょうずばち)

な、、、なんてオシャレな!
トイレの手洗い場まで手を抜かない!

2階建ての離れから見た「中庭」

水を貯めると、噴水のように水が湧き出る場所もあります。

赤レンガ倉庫と土蔵。
こちらは公開されていませんが、中がすごく気になるなぁー。

開かず・・・かもしれない金庫のある「書斎」

ここには大きな金庫があったので、「これ開くんですか?」と聞くと、「開かずの金庫、、、かもしれません」と返されました。

うん、確かに開かない方がロマンがありますもんね~(*´∀`*)

ステンドグラスがオシャレな「応接間」

色あいもかわいい。

こちらはガスストーブ。
恐らく当時の最先端だったんだろうなぁ~。

調度品も当時のまま。
邸宅の調度品は全て特注で作っているそうで、背もたれがのデザインが凝っていたり、フレームに細かな彫刻があったり、どれもすごく凝っていました。

当時の風流な遊び「水琴窟(すいきんくつ)」

私が合田邸で一番気に入った場所がこちらの水琴窟です。
「水琴窟(すいきんくつ)」という言葉自体、この時スタッフの方に説明されて初めて知りました。

手水鉢から水を取り、鉢の外で手を洗います。
その水が地面に落ちると、恐らく地中に埋められた壺のようなものの中に落ち、それに反響する「水音」を手前の竹の筒で聴いて楽しむ、という・・・

何とも「ザ・ニッポン!」という日本人らしい発想!

実際にスタッフの方に水を落としてもらって、竹に耳を当てて水音を聴いてみると、キン、トン、コン、というような・・・1つとして同じ音色の無い爽やかな水音。

これを楽しもうという日本人のこういうところ、好きだなぁ~と、改めて感動。

秋の夜長に美しく響く旋律・JAZZライブ「Seoritsu(瀬織津)」

もうね、若干ハマって一回家帰った後、夜の部も来たよね笑

昼は「維持管理協力金」として、入場料一人100円だったんだけど、夜はプロのJAZZチームによるコンサートがあり、チケットは1,000円。
一度は耳にしたことのある曲から、童謡や民謡まで、色んなジャンルの曲をJAZZアレンジしていてすごく楽しかったです。

あんなに美しい「赤とんぼ」は初めて聴いた;
あとコントラバスのお姉さん、美しすぎ&カッコ良すぎ。

女性4人ユニット「Seoritsu(瀬織津)」は、この日のために結成されたそう。

というか、ちょっとした出店が出ていて、まさかのビールもありました・・・。

活気づいてきたよ!多度津町本通(ほんどおり)

合田邸のある通りは私が小学生の頃までは「本通り商店街」というアーケード街になっていて、多くのお店がありました。まぁ当時で既に「賑わっている」とは言い難いですが。

暫くシャッター街となって開いているお店は数軒だったのですが、ここ数年でカフェ等もできて徐々にですが活気づいてきているように思えます。

本通にはたくさんでは無いけれど、合田邸のような昔ながらの建物も少し残っています。

興味のある方はぜひぜひ多度津町へ~♪

■合田邸情報

http://tadoritsuku-tadotsu.jp/neko/1326.html

http://www.tadotsu-kanko.jp/sightseeing/entry-317.html


海外旅行


イモトのWiFi


bali

この記事を書いた人:SHIHO

カテゴリ