香川県・こんぴらさん(金刀比羅宮)参道近くにある「栞と本とカレーのお店・栞(しおり)や」さんに行って来ました。
栞やさんは飲食ができるだけではなく、古書と、店名通り「しおり」も販売しているカフェギャラリー。食事をしなくても、しおりや古書だけを見ることもできます。
このお店は、偶然観たTV番組で知ったのですが「えっ!こんぴらさんにこんな雰囲気のいいカフェあったの?」と、非常に気になっていたのです。
今までこんぴらさんに登った後は、結構遠くまで車を走らせた場所でご飯を食べていたので、近くで良さげなカフェが!?しかも大好物のカレー!とテンションが上がり。
その上、栞やさんのホームページを見たら、本にひとり旅にと、私の好きなワードがてんこもり。
これはもう行けと言っているようなものだと、先月いそいそとお邪魔したのです。(そして今月も既に行っている)
温もりのある内装と、気まぐれスタッフ・チャイ子ちゃん
栞やさんはオーナーご夫婦が友人の手を借りながら、ご自身で古民家を改装して作り上げたそうです。
田舎のおばあちゃんの家のような温もりと、気取らない優しさが感じられる店内。
半分ギャラリーなので席数は多くはありませんが、カウンター席があるのでお一人様にも優しい♪
人数が多い場合は、予約するか、行く前に席があるか電話で確認した方がいいかもしれません。
2階のカウンター席。
座敷席もあるので、家族やお子様が一緒の方にもいいですね。
そしてこちらにいらっしゃるのが!
いたらラッキー!
気まぐれスタッフのチャイ子ちゃんです♡
インスタで猫さんがいることを教えて頂き、猫さんがいそうなオープン時間に行きました笑。
ふぁっさふぁさでかわいい~!
はわわわわ。NI・KU・KYUU♡
はわわわわわわわ。
何で猫好きって、自分ちでも猫飼っているクセに他人の猫も見たがるんでしょうね。
もちろん自分ちの猫が一番かわいいと思っているけれど、他人の猫を見ても普通にメロメロになってしまうから自分でも謎。
香川で採れた旬の野菜を使った「山の三日月カレー」
お店の看板メニューは、香川県で採れた季節野菜を使った「山の三日月カレー」です。
「体に優しい食事」を提供している栞やさんのカレーは、辛さもほとんど無いので、辛いカレーが苦手な方でも大丈夫だと思います。もし辛いと思ってもスープを混ぜて調整できます。
さらりとしたスパイスカレーで、お肉は一切使用していません。写真のチキンはトッピングです。
写真は「卵のピクルス・ミニ骨付鳥・ムング豆のスープ」がセットになったもので、それらが付かない場合は「野菜カレー(¥880)」になります。
カレーって、コーヒーやお酒と同じで好みがあると思うのですが、とにかく私には栞やさんのカレーがどんぴしゃの好みでして(表現古い?)。もぅドストライク。
思わずお店の方に「インドかどこかでカレーの勉強されたんですか?」と聞いたのですが、タイやネパールには行ったけれどカレーは独学とのことで驚きました。
初来店の時にそう教えてもらったのにも関わらず、再来店してもう一度美味しさを噛み締めた後に、疑り深い私は「前に聞きましたけど、本当に独学ですか?」と聞いてしまいました。
自分だったらこんな客嫌ですが、優しく「独学ですよ~」と笑ってくれました。本当にすみません;
やっぱり料理のセンスでしょうね。
とにかく、さらさら系のスパイスカレーが好きな方には、特におすすめしたいお店です。
カレーはその時によって野菜の内容が変わるので、お店に行ってからのお楽しみ♪
ひんやりかわいい「白桃ビネガーと苺のシャーベット」
私は食後のドリンクはコーヒーを注文することが多いので、あまりこういうジュース系は飲まないのですが、この日はすごく暑かったため、冷たいシャーベットに惹かれて注文しました。
テーブルに置かれた瞬間、「かわいい!」と言ってしまったほど、グラスの丸いフォルムとドリンクのピンク色が何ともマッチ。
その上、目当てのカレーのついでで気を抜いていたので、不意打ちの美味しさにまた驚いてしまい。苺の甘酸っぱさと桃の甘さとフレッシュ感に、暑い夏にぴったりなビネガーの酸味とシュワシュワ感。
この「白桃ビネガーと苺のシャーベット」は、一緒に映っている写真の絵をイメージして作られたとのこと。
確かにこの甘酸っぱい感じが、桜の絵がある「春」って感じ!
その他のメニュー
スコーンは宇多津町にある「六角スコーン」さんの。
その日の朝に栞やさんで焼いているので、絶対美味しいだろうな~。
でも私の胃袋は体の割に案外小さいので、カレー食べたら入らないんですよね・・・。
スコーンを食べる時には、心を鬼にしてカレーを諦めるしか無い泣。
どれにしようか迷う!素敵なイラストの「お守り栞」
こちらは店内で販売している「お守り栞」。
アーティストさんが毎月「ひとり旅」をテーマに絵を描き、その一部をトリミングしたものをしおりにしているとのことで、どれも素敵!
本好きな方へのプレゼントや、こんぴらさん・香川観光のお土産にもいいと思います。
私は1回目の訪問時に選びきれなかったので、1ヶ月に一度、その月の星座をイメージして描かれるしおりがあるということで、自分の誕生月まで待って買うことにしました。
それが8月に発売されたばかりのこちらのしおり。
しし座をイメージした絵のしおりです。
もぅ、すごくいい!
ライオンの鬣に埋まる女の子がナウシカちっくで、オリエンタルな雰囲気もあり、そして背景にピラミッド。
実は私、今年コロナが無ければ今頃南米を放浪している予定でして。
まぁ今の状況じゃ全く無理なので、もし落ち着いたらずっと行きたかったエジプトに先に行こうかなぁと考えていたところだったのです。
しかもこの栞がお店に届いたのが私が来店した日の朝だったので、運命というかもはや怖さすら感じました。
その上この絵の絵描きさんは「ほしのしほ」さんという方で、これまた私と同じ名前という。
しおりの裏には、絵によってそれぞれ違ったメッセージが添えられています。しし座の言葉は「真実とともに」。
ほしのさんが描いた絵に、お店の方が言葉を綴った、いわばお二人の合作なのですね。
更にこれに追加されるしおりごとのメッセージがあり、まだ書けてないんですがと口頭で教えて頂いたのが「そのまま進め」的なことで(ぼんやりですみません;)、このまま進むと一生結婚できないだろうなぁと思う私でした。まぁ何とかなるか。
↑追記
続きのメッセージ、正しくは「大丈夫、いまはもう、安心して駆け抜けて。」でした。
何かすごく見透かされている!笑
このまま安心して駆け抜けてみます。
「旅する栞や文庫」で本を交換してみよう!
お店の2階には「旅する栞や文庫」があります。
「旅する栞や文庫」とは、自分が持ってきた本と、他の人が持ってきた本を物々交換できるシステム。
「旅する栞や文庫」の利用方法
①自分の本を一冊持ってくる
②本にあうしおりをお店で1枚購入する(500円)
③便箋にひとこと手紙を書く
④宛名「○○な人へ」と書いて、封筒に本としおりと手紙を入れる
⑤ポスト内の一冊と交換する
※便箋や封筒はお店に完備されています。
どんな本としおりが出てくるのかは、封筒を開けるまで分からないので、ワクワクしますね。
私もぜひ交換してみたい!と、自分の本棚を見返したのですが、私の本棚には
・旅先で頂いた表紙も無いボロボロの本
・読んだ後人にあげた(or売った)けど、もう一度読みたくて書い直した本
・まだ読んでいない本
しか無く。
書い直した本の中から、一冊持って行こうとしたのですが、持って行く前にもう一度読もうと読み始めてしまい・・・次回行くまでには読み終えておこうと思います。
昔は海外を長く旅していると、同じような長期旅行者は必ずと言ってもいいほど本を持っていて、よく交換したものです。
スマホで電子書籍を読めるようになってから本を持ち歩く人が減り、本交換することも無くなったので少し寂しいですね。
ちなみに書い直した本の一部。
どちらも旅先で出会った、思い出深い本。
この2冊はその当時の自分では絶対に手に取らなかったジャンルで、どちらも新しい発見がありました。
自分をよく知る人が勧めてくれた本は、大体楽しめるのですが、自分を全く知らない人が勧めてくれる本には、必ず新たな発見があります。
ここでは旅先でなくてもそれができる、何とも画期的なシステム・・・!
日常で全く知らない人から本を勧められることって、なかなか無いので面白いですよね~。
栞やさんで楽しむ自分時間
栞やさんは、オシャレなカフェが好きな人以外にも、カレーや本・アート・旅などが好きな人にもおすすめのカフェギャラリー。
ただ、このお店の魅力はそれだけではなく、何か新しい発見がありそうなワクワク感と、自分の世界に浸れる空気感があるところなのではないかと思います。このふたつは真逆のようにも感じますが、とにかくまぁそんな雰囲気!笑
「人生という”ひとり旅”を彩る場所」にという思いでつくられた栞やさん。
お店はもちろん、オーナーご夫婦の考え方も素敵。
またお邪魔させて頂きます。今度は本を持って。
「栞と本とカレーのお店 栞や– shioriya -」インフォメーション
住 所:香川県仲多度郡琴平町1063-2
※定休日はお店のホームページ、又はInstagramにてお知らせしています。ワークショップ等の情報も。
電車での行き方
●JR土讃線「琴平駅」より徒歩約18分
●琴電「琴平駅」より徒歩約15分
車での行き方
以前あったお店の駐車場は現在はありません。
駐車場はこんぴらさん参道付近にたくさんあり、大体どこも時間制限無しの1回500円。
駐車場が密集している「つるや旅館」周辺から栞やさんまでは、徒歩約10分前後です。
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