瀬戸内国際芸術祭、こえび隊とは?→前回の記事
土曜日にこえび隊のボランティア活動に参加しました。
前回は「大島」でのカフェスタッフでしたが、今回は小豆島での王文志(ワン・ウェンチー)さんのアート作品制作のお手伝い。
台湾出身のワンさんは竹を使用した巨大アートをつくることで世界的に有名で、瀬戸芸も2010年から毎年作品を発表されています。
今回のテーマは「小豆島の恋」ということで、どんな作品ができるのか楽しみです。
それはそうと私、地元民のクセに小豆島に行くのが初めてです(゚∀゚;)
なんか、よくあるじゃないですか。
近くだからいつでも行けるし、っていうアレ。
そんなもんだから、地元民のクセに集合場所を間違えて、集合時間に遅れるっていう;いやいや、小豆島行きフェリー乗り場が2箇所あるとか知らんし;
とりあえず、前回大島に行った時のフェリーの大きさの差にびびりましたよね・・・。
三宮行きのジャンボフェリーとまではいかないにしろ、船内に売店もあるし。これは酔い止め必要ないやつ。
小豆島・土庄港(とのしょうこう)に着いて、そこからこえび案内係のスタッフさんが運転する車に乗って活動場所へと向かいます。
案内係の台湾人のみどりさんは日本に来て10年くらいで、日本語もペラペラ。私は台湾に10年いてもペラペラになれる自信ないなぁ~。
本日の活動場所。
お~!
思ったより大きい!
何か面白そう!( ^ω^)ワクワク
後で聞いたところ、高さは約15メートル、4,000本くらいの竹を使う予定らしいです。
長靴を履いて、ヘルメットを着用して、作業開始。
上のドームのような部分へ続く、通路を作るために、竹を置いていきます。
この後、通路の幅に合わせて竹を切っていくのですが、その作業はワンさん直属メンバーの方がやります。(台湾人をメインに15人くらい)
他にもとにかくあっちにこっちに竹を運んだり、粉砕機で使わない竹をグワッシャー!と砕いたり。
この粉砕機で砕いた竹は、細かいおがくずのような粉になるのですが、畑の肥料として再利用されるそうです。
中でも楽しかったのが、竹を割る作業!
↓ 竹を割る機具。
3人くらいでの共同作用になるのですが、
①の人がこの丸い部分の中心に、竹の端をあてて固定する。
②の人が竹の反対の端(後ろ)から木づちで思いっきり叩いて竹を押し出す。
③の人が丸い部分から割れて出てきた竹を持って全力で走る。
文章で書くと難しいのですが、要は「ところてん方式」です。
ところてんを容器にセットする人、それを押し出す人、出てきたところてんを引っ張り出す人、という感じ笑。
成功すると、丸い部分からきれいに竹が割れて出てきますが、失敗すると途中で竹が止まってしまって全部割れないので、チームワークと「全力疾走」が重要です。
これがね、めちゃくちゃ気持ちいい(゚∀゚)
ストレス溜まってる人に最適。
「せーの!」と掛け声で、②の押し出し係が押し出して、それと同時に③の引っ張り係が全力ダッシュで走ります。
私は①と③しかやってないけど、この引っ張り係がすごく楽しかった!
竹がバロロロロ~!!と面白い音を出しながら、ベロベロになって出てくるのが何か快感。初めてやった時に爆笑してしまいました。
ただ、「せーの!」の掛け声からの私の走り出しの遅さ;自分でも何このスタートダッシュ?って歳を感じる・・・。他から見てもすごいドテドテ走ってるんだろうなぁ~(;´∀`)
結構な数やったけど、最終的に引っ張り係をおっちゃんと取り合いみたいになってました笑
作品を遠くから見るとまた面白い。
朝は開いてたてっぺんも、昼過ぎには閉じててどんぐりのような形になっていました。かわいい。
私はどんぐりみたいと思っていたけれど、台湾人のみんなは「オニオンヘッド」と呼んでました♪
あと数ヶ月もすると、もっと緑が濃くなって段々畑と相まりいい感じになりそう♪
昼ごはんが終わった後にみんなで集合写真を撮ったらしいのですが、丁度私は外に作品の写真を撮りに行っていていなくて。
それにこじつけてワンさんに一緒に撮って!と言うと快くOKしてくれました。ラッキー♪
作業も楽しく、アート作品としても作る過程が見たいと思った私は、昼休憩の時にすぐ次回の活動予約をしたのですが、作業的に竹割りはもう無いかもしれません( ;∀;)
もっと早くこえび隊活動してたら、竹バンバン割れたのになぁ~と後悔中です。
★本日のこえびメモ★
必要なもの:汚れてもいい服、軍手(厚手)、長靴か安全靴、飲み物、昼食、あれば耳栓・マスク・ゴーグル(粉砕機を使う場合)
作業内容:竹を運ぶ、割る、フシを削る など
その他:うぐいすがすごく鳴いてて春を感じるものの、途中から小雨が降って寒かった。近くにある「こまめ食堂」さんの差し入れが神すぎて癒やされた。作業がキリのいいところで終わったため、1本早い船で帰宅。
コメント