ジンバブエ|ビクトリアフォールズから星が瞬く夜行列車の旅

ジンバブエ

ジンバブエ・ビクトリアフォールズから南下し、ジンバブエ第2の都市「ブラワヨ(Bulawayo)」へと向かう。

この間の移動は他の人のブログで、「夜行列車から見える星空が凄い」とのことだったので、列車で行くことに。

ちなみにバスだと6時間で行けるのだけど、列車では15時間かかる笑。
日本だと特急があるけれど、アフリカでは鈍行しか無いので、通常列車はバスよりも時間がかかる。

ビクトリアフォールズ駅で列車のチケットを購入する

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ビクトリアフォールズ駅。

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駅のホーム。

列車のチケットを予約しようと前日に行くと、「明日来い」と言われたので、当日の朝チケットを購入。

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上記の時間に行って、予約・支払いもできた。(私が行ったのは平日11時)

営業時間の写真を撮っていると、「Hey!」と券売所のおじさんに呼ばれたので「ヤバい!写真撮ったらダメだったか」とビクつくと。

「俺も撮ってくれよ!」

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あ~・・・平和だな~・・・( ;∀;)
(写真に厳しいコンゴ民のトラウマが)

ブラワヨ行きの列車はファーストクラスとセカンドクラスが寝台車両となっていて、私が読んだブログの人はみんなファーストクラスで行っている。

外国人はファーストクラスの切符しか買えないという情報もあったのだけど。

おじさん「ファーストクラスでいいか?」

「エコノミーで。」

おじさん「えっ!?エコノミー?」

「うん。エコノミー。」

おじさん「4ドルプラスしてせめてセカンドクラスの寝台にすれば?」

「いや、エコノミーで。」

おじさん「何で?」

「(しつこい!)お金節約したいから。」

おじさん「何で?」

「(しつこい!)財布落としたんだよ!80ドルくらい入ってた!(実話)」

・・・というやり取りの末、エコノミーの切符をゲット。

(旅の資金が危ういので、絶賛節約中)

ジンバブエで夜行列車の旅

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列車の出発時刻は19時。
1時間前に来いと言われたので、ちょうど18時に着いたのだけどエコノミークラスですらガラガラだった。

↓エコノミークラスの車両。

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シートはまぁまぁクッション性もあるし、窓もちゃんと閉まるし、思っていたよりも悪くない。

ガラガラなので、一人でボックス席1つ使える。まぁ小さいゴキブリは沢山いるけど見なかったことにしよう。

エコノミークラスはやっぱり危険?

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同じ車両のおばちゃん達。

祖母、母、娘の家族で家のあるブラワヨからビクトリアフォールズに出稼ぎに来て帰るところとのこと。

席に座るなり、「あなた、ここはエコノミーよ。ファーストクラスはもっと後ろにあるわよ」という優しい忠告を受ける笑。

「あ、私エコノミーのチケットなんです笑」

ガラガラのまま列車は出発し、切符をチェックにし来た車掌さんとセキュリティー(警備員?)が、「ここは安全じゃないから後で違う場所へ案内するよ」と言う。

一応女性の多い車両にしたのだけど、やっぱりエコノミー席は危ないのかもしれない。

その後迎えに来てくれたセキュリティーに連れられて行った場所は。

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何と寝台のセカンドクラス!!

追加料金もいらないと。優しい!!

個室でちゃんと中からカギをかけられるのですごい安心。

3段ベッドになる仕組みになっていて、ちょっと狭いけれど全然問題無し!何よりコンパートメントになっていて内側からカギもかけられて完全に個室になるのがすごい安心!電気も自分で消灯可能。

肝心の星空は月が新月に近い三日月だったということもあって、天の川もくっきり見えるほどの満点の星空だった。

ただこの時期、窓を開けるとかなり寒いので見ては閉め、見ては閉め、、、でそんなにじっくりは見ていないw

列車に乗り込んだ時は半袖でもかなり暑かったのに、夜は窓を閉めていてもかなり寒く長袖を着込んでシュラフにくるまって寝た。

列車の旅・翌日

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朝起きてコンパートメントを出てみると、みんな通路に出て、温かい日の光を浴びながら景色を眺めていた。

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景色はただただ荒野が続くだけで、そんなに変わり映えはしない。

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これ駅?というような小さな駅舎にもちゃんと停まる。

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朝のぞきに行ったファーストクラスのコンパートメント↓

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セカンドクラス同様個室のカギ付き。セカンドクラスよりも広くゆったりしているけど、ボロさは変わらないw

ブラワヨ到着

そんなこんなで朝10時半、ブラワヨ駅に到着。

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なかなか立派な駅舎。

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町のど真ん中に発電所が。

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宿にチェックインした後、とにかくお腹が空いていたので近くのファーストフード店へ。

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フライドチキン×3、フライドポテトセット 3ドル

この辺りの国はファーストフードと言えばこのセットが定番で、これはかなりお腹いっぱいになった。

大手スーパー「Pick n Pay」

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大きいスーパーがあるとホッとする。

ボツワナ行きのバスターミナルを確認するため、市場をぶらぶらしていると久々に「チャイナ!チャイナ!」と言われる。

観光地を離れるとやっぱりアフリカ。ブラワヨは第2の都市にしてはこじんまりしているけれど、物価はビクトリアフォールズよりもちょっと安く、市内を少し離れると静かなもの。

ブラワヨの近くには世界遺産や、国立公園もあるのだけど結構距離があるので、タクシーを貸しきるかツアーに参加するしかなく高そうだったので行っていない。

当初はここから更に東にある世界遺産のグレート・ジンバブエ遺跡のある町へ向かう予定だったのだけど、1人で行くと高くつくのと、西にあるボツワナへ行くために再度同じ道を戻らなければならないので面倒くさくなり、結局グレート・ジンバブエへは行かなかった。

というわけでジンバブエでは特に何もしないまま、ボツワナへと戻ることに。

あれ?一瞬湧いた観光意欲は一体どこへ・・・?;

ビクトリアフォールズからブラワヨへの行き方

夜行列車かバスで行けるが私は列車で。

ビクトリアフォールズ(Victria Falls)19:00発~ブラワヨ(Bulawayo)翌10:30着
夜行列車 約15時間半

【料金】
ファーストクラス:15ドル
セカンドクラス:10ドル
エコノミー:6ドル

※洗面台の水は出ないので、生活用水は用意しておいた方がいい。夜は寒い。

ブラワヨの安宿

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「Packers Paradise」
12th Ave.

キャンプサイト:10ドル
ドミトリー:15ドル

WIFI:無し

設備:ホットシャワー

行き方:場所はMAPS.MEで検索可能。駅から徒歩約30分かタクシー。

その他:ホットシャワーはガスを入れてもらって1時間待たないといけない上に、かなりぬるいので、なるべく早めに浴びた方がいい。

キッチンは無く、電子レンジとポットだけある。これで10ドルは高い;ツアー等は取り扱っていない。

宿泊日:2017.8.24~1泊

↓泊まってないけどもう1つの安宿。中心部からは遠いけどこちらの方が設備は良さそう。宿周辺にスーパーなどは無いので注意。
「Burkers’ Backpackers Paradise」
11 Inverleith Drive Burnside
キャンプサイト:7ドル
ドミトリー:15ドル
WIFI:あり
行き方:場所はMAPS.MEで検索可能。行った人によると中心部からバスで行けるらしい。片道50セント。

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