お金が無くてツアーに参加できないのでオカバンゴ・デルタを徒歩で行く。(ボツワナ)

ボツワナ

ジンバブエからボツワナへと向かう。

ジンバブエからボツワナへ(マポカ国境)

ジンバブエは入国する際にも色々質問責めにあったのだけど、出国する際にもまた私だけやたら時間がかかった。

イミグレでパスポートを提示すると、職員がパソコンに何か打ち込み、更に台帳に何か記入し、ようやく開放されバスに乗り込んで、一応出国スタンプを確認すると、何と出国スタンプが押されていない。

アイツ、スタンプ押し忘れやがった!

すぐさまドライバーに伝え、バスを降りて急いで戻る。

私 「ちょっと!出国スタンプ押し忘れたでしょう!」

職員 「テヘペロ」

アラサー女性とオヤジのテヘペロほど耐え難いものは無い。

そんなこんなでボツワナに入国。

ボツワナへの入国は2回目だけど、こちらは相変わらずアッサリしていて全く問題は無かった。

フランシスタウンという町でバスを乗り換え、最終目的地「マウン」へと向かう。

↓途中の景色。

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塩湖なのか緑、茶色、白、青のコンセントがきれいだった。

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夕焼け。

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ボツワナ・マウンのキャンプサイト「Old Bridge Backpackers」

比較的スムーズに「マウン」に到着したものの、キャンプサイトに着いたのは夜だったので、途中スーパーで買ったお惣菜を食べて就寝。

ジンバブエに引き続き、ボツワナでもキャンプサイトでテント泊。

が、夜は非常に寒く「ブランケット借りれない?」と聞く、キャンパー失格者の私に優しく「ブランケットは無いけどマットレスならある」とベッドに置く普通のマットレスを貸してくれたので、ほぼベッドで寝るのと変わらなかった。めっちゃ快適!

「Old Bridge Backpackers(オースドブリッジバックパッカーズ)」は今まで泊まってきたキャンプサイトの中では一番良かった。

自然を満喫!

テントを張る場所自体はこじんまりとしていて普通だけど、感じのいいレストランバーに、目の前が川(湿地帯)。

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正直ビクトリアフォールズ周辺の宿は自然の音を楽しむどころか、どこも爆音でクラブミュージックが聞こえていてげんなりしていたのだけど、ここの宿はその辺をよく分かってゆったりめの選曲で音も適度な音量。

夜にはテーブルにランプが灯り、空には満点の星空。

そうそう、キャンプってこんな感じじゃないとねぇ。

更に素晴らしいことに懐っこい猫様もいらっしゃる。

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うおー!!!かわいいーっ!!(;゚∀゚)=3ハァハァ

いっつもソファーの定位置で寝ているミケ様。何なん、アフリカ南は宿が猫だらけやな~♪

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宿にウエディングフォトの撮影をしに来ていた家族。

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「俺を撮ってくれよ!」と言われたので、カメラを向けるとしっかりポーズを取る男性。

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久々の日本人旅行者と女子トーク?

このキャンプサイトでは、久々に一人旅の日本人女性にも会ったのが非常に嬉しかった。しかも2人も!

一人は結婚して仕事の休みで来ているYさん、もう一人はエジプトから南下してきたRさん。

Yさんはかなりのドラクエ好きで「大人になったら絶対ドラクエみたいに旅をしたいと思ってた」と話す。

「旅はドラクエやんね!」という話で盛り上がるも、「あの国のあの場所はドラクエの◯◯(町だか城の名前)みたいだよね!」と言われ、さすがに名前までは出てこない私笑。

でもほんと、旅中に見るお城や町や自然ってよくドラクエの世界に入り込んだ気分になる。

そんなコアなドラクエファンYさんが勧めるドラクエ11。話を聞くとめっちゃやりたくなってきた;2Dと3Dを切り替えられるらしいけど、うちの古いDSでも出来るんだろうか・・・。

Rさんとは主に恋バナで盛り上がる。

同年代だけあり、お互い「キモい、キモい」と言いながらドン引きされたりしたり。

長く女一人で旅してるとね、ウザい現地の男ばっか見てきて心も荒んで、もう男性に対してときめいたりしないんじゃないかって不安になるんですよ。

そんな時ちょっとでもときめくことがあると「あ、うん、自分大丈夫だ」って思えるんだけど。

「日本だとやっぱり夜飲みに行った後2人で歩いていい感じになるとかあるけど、アフリカって夜歩くの怖いからまず無理ですよね~。そんなんしてていきなり銃でバン!とかで死にたくないし。」

という私に対し、Rさんは

「え~私そんな死に方がいい。手とか繋いであ~幸せ~ってなってる時にバン!って死ねるならそれがいいわ。」

・・・って!笑

究極やけど、その考え無かったな~とめっちゃ笑った。

のどかな村マウン

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宿の外には、ロバや牛がいるのんびりした風景が広がる。

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人と自転車しか通れない橋。

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地元の人が毎日ここで釣りをしていて、ヒマな私は一緒に座ってだらだらと話す。

ボツワナは英語が通じるけど、ここでは「ストゥワナ語」を使うと言う。「こんにちは」はストゥワナ語で「ドゥメラ」と言うのでもし行く人は使ってみて下さい。

マウンは中心部には大型スーパーや銀行などもあるのだけど、ここは中心部から10kmほど離れているので周りに何も無い。

↓宿近くにある唯一の商店。

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ここに行く途中に個人商店が少しあり、ソーセージやドーナツ、ゆで卵などを売っている。

木の下では子供がドーナツやアイスを売っていたり、とにかく田舎。

世界最大の湿地帯「オカバンゴ・デルタ」の近くの湿地帯

マウン周辺は野生動物が多く生息する「オカバンゴ・デルタ」という世界最大の湿地帯が広がり、中でも「モココ」という場所へ行くのがここでの一番のアクティビティ。

が、一番安い1Dayツアーでも7千円くらいしたので断念。

そう、この辺りから私は「旅行資金が怪しい」ということに気付いたので、かなり節約して行っていたのです。

でもまぁ一応近くの湿地帯まで、2時間くらいかけて歩いて行ってみた。

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こんな辺鄙な場所にも民家があるのが凄い。

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何となく目的地として目指した橋。

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ロバしかいない。

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何か動物見れるかと思ったけど見れず。やっぱ歩けるくらいの場所では無理か。

ただ珍しい野鳥が沢山いたのでバードウォッチングにはいいかも。(行くなら朝!)

青い鳥。

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何このファンシーな色の鳥!!

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白にピンクに水色・・・かわいい!

後で調べると「ライラックニシブッポウソウ(Lilac Breasted Roller)」という名前らしい。

望遠忘れたから写真にはあまり撮れなかったけど他にも沢山。帰り際にサッと目の前を横切ったきれいな青い鳥はこれぞ「幸せの青い鳥!?」という感じだった。

私が珍しい鳥を見つける時は、大体「珍しい鳴き声」を聞く時なんだけどこの時つくづく思ったのが、「鳥の声ってカタカナで表せないな~」ということ。

同じ鳥でも場合によっては違う鳴き声で鳴いていたりしてすごく面白い。ここでは逆に「チュンチュン」と鳴く鳥の方が少ないかも。ミャーでもないし、ヴァーでもないし・・・。

ちょっと面白い草花も時々ある。

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久々の女子トークと、豊かな自然でかなりリフレッシュできました!

【国境】ジンバブエ(ブラワヨ)からボツワナ(マウン)への行き方

ジンバブエ南部へ行かない人はビクトリアフォールズからボツワナ(カサネ・チョベ)に入る方が簡単。カサネからマウンへもバスがある。

①ブラワヨ(Bulawayo)7:40発~国境(ジンバブエ側)9:20着
ミニバス 約1時間40分 5ドル

※定員集まり次第出発、10分ほど待って出発した。

ボツワナ国境行きミニバス乗り場↓

ブラワヨ

・もう1つの緑ピンは市場近くの大きなバスターミナルで、そこからも国境行きミニバスが出ている。ハラレ直通バスもあると思う。

・宿の人が教えてくれた別の方法→タクシーを拾い「Bellevue」へ(50セント)。そこから国境行きバスがあるとのことだったけど、上地図場所へ行った方が早そうだったので。

・調べてないけどブラワヨから南アフリカ行きのインターケープ社のバスもあるらしい。

・赤いピンの場所はテントが22ドルで売っていた。

【国境】
ジンバブエ側はバス車内で両替可能。地帯は距離があるので、ジンバブエのイミグレ通過後再び同じバスに乗りボツワナのイミグレに連れて行ってくれる。

ボツワナのイミグレ通過後ゲートを出てすぐにフランシスタウン行きバスがある。

バスで少し行った所に両替商がいて、そこで少しドルをボツワナプラに両替し、違うバスに乗り換え。

【ボツワナプラ両替レート】
正規レート:10ドル=10プラ
国境両替レート:10ドル=10プラ

②国境(ボツワナ側)10:00発~フランシスタウン(Francistown)11:00着
中型バス 約1時間 P20

※定員集まり次第出発。待ち時間無し。

③フランシスタウン 12:00発~マウン(Maun)18:30着
中型バス 約6時間半 P120

※終点からバスターミナルまでは徒歩20分くらい?だったと思う。出発時間は決まっていて30分ほどあったのでその間にスーパーで買い物。

↓マウンに着いた場所(マウンバスターミナル)。すぐ近くに大型スーパーあり。

マウンバスターミナル

★補足★
宿を朝7時過ぎに出てかなりスムーズに乗り継げてマウンに到着したのが18:30、スーパーで買い物をしている内に真っ暗になった。

キャンプサイト周辺は真っ暗でひと気も無く、タクシードライバーが安全な人かも分からないので不安だった。女性一人の場合はもっと早く出るか、フランシスタウンで1泊した方がいいかもしれない。
(私はブラワヨの宿でWIFIが無くフランシスタウンの宿を調べ損ねていたので直行した。)

マウンの安宿(キャンプサイト)

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「Old Bridge Backpackers(オールドブリッジバックパッカーズ)」
Hippo Pool, Old matlapaneng bridge

キャンプサイト:P80
ドミトリー:P150

設備:ホットシャワー、キッチン、レストランバー、プール、ツアーデスク、猫

行き方:バスターミナルからシェアタクシーでOld matlapaneng bridgeのある分岐点まで約15分、P4。

私は行きはシェアタクシーを見つけれず、普通のタクシーで宿までP30(P50から交渉)。
MAPS.MEにある宿近くの橋(Old matlapaneng bridge)は車・バイクは通れない(人と自転車は通れる)。

その他:近くには小さな商店「Little Market」が1軒あるだけで品揃えも悪く高いので、自炊派はフランシスタウンかマウンバスターミナル横スーパーで買いこんで行った方がいい。

レストランでの食事は1食P50くらいから。中心部から遠いものの雰囲気はいい。

宿泊日:2017.8.25~3泊

マウン宿

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