奈良県の友達が、結婚予定の彼氏と2人で香川に来てくれました。
この友達は香川の良さを奈良に広めようとしてくれているんじゃないかと思うくらい、何度も香川を訪れてくれています。
もう観光で行く場所は大体行き尽くしているのですが、彼氏さんの方は初来訪なので、同じ場所でもOKということでいささか安堵。
初めて釜玉を食べるならやっぱりここ!「山越うどん」
言わずと知れた綾川町の「山越うどん」へ。
土曜のお昼に来ようもんなら、1時間以上の待ち確定ですが、平日の朝なんてこんなもんです。
平日であれば、お昼時でもそんなに待ちません。
私は以前の職場が山越うどんの近くだったので、たまにお昼休憩で食べに来ていました。
昨今のうどんブームで、どっと観光客が増えたうどん屋というのは、味が落ちたと言われるお店も少なくないのですが、ここは人気店ながらもやっぱり美味しいと思わせるうどん屋だと思います。
わざわざ混んでいる土曜日に地元民が行くことはまず無いですが笑。
ただ日曜が休みなので、平日仕事の人は土曜に行くしかないんですけどね。
土曜なら比較的空いている朝イチがおすすめです。
そしてここで食べるならやっぱり「釜玉うどん」。
「釜玉うどん」とは、釜茹でしたうどんを水でしめずに出し、上から生卵とだしor醤油(お店によって違う)をぶっかけていただく、非常にシンプルなうどんです。
汁は無く、うどん本来の味が楽しめるのが魅力。
しかし釜玉うどんは、観光客が食べるのを失敗するNo.1のうどん!
なので、必ず以下の2点に注意して食べてくださいね。
・釜玉のだし(醤油)は最初は少しだけかける
釜玉のだしはお店によって濃いめだったり、薄口だったり違うので、香川県民でも初めての場所では「ちょっとかけて一度味をみる」が基本です。
大体の店がセルフで自分でかけなければいけないので、いきなりどばっとかけないように。
これほんと、かけすぎると辛くて全然美味しくないので注意してくださいね。
この失敗、すごくよく見ます;
・ぐっちゃぐちゃによく混ぜる
たまに釜玉うどんをやんわり混ぜて食べるお上品な方を見かけますが、これではせっかくの釜玉うどんが台無しです!
食べる前には、うどんと卵がちゃんとからむように、ぐっちゃぐちゃに混ぜるのが美味しいのに!
山越の釜玉は、太めの麺と卵が絶妙なハーモニーで、観光客はもちろん地元民にも人気です。
ただ、ここで釜玉を食べたことある方なら、ぜひかけうどんも食べてほしいです。
かけうどんの出汁も美味しいんですよ~。
写真の奥に写っている、じゃがいもの天ぷらも隠れた逸品なのでおすすめ。
「山越うどん」
〒761-2207
香川県綾歌郡綾川町羽床上602-2
087-878-0420
営業時間 9:00~13:30
定休日 日曜日、水曜日(2020年4月1日より)
マンガ「美味しんぼ」でも紹介された香川県の酒蔵「丸尾本店」とは
うどんでお腹を満たした後は、お酒好きの友達のために行った「丸尾本店」。
お酒を飲まない香川県民でも、聞いたことあるな~という有名な香川の酒造と言えば「金陵、川鶴、綾菊」の3つ。
しかし、「まぁまぁ日本酒好きの香川県民なら知っている」というちょっとマニアックな酒造が「丸尾本店」です。
先に挙げた3つの酒造はそこそこ大きいので、お土産屋さんやスーパーで比較的簡単に手に入ります。
しかし丸尾本店さんはものすごく小規模でやっているため、出荷出来る本数が他より少なく、お土産屋さんやスーパーで見ることはまず無く、取引している酒屋も決めているとのこと。
なので香川県民でも、日本酒を飲まない人ならほぼ聞いたことないと思います。
かくいう私も日本酒はあまり飲まないのですが、去年たまたま、県外のお酒好きの方に持って行こうと思って地酒を色々調べている時に初めて知りました。
ネット通販でもほとんど出回っていないので、まぁまぁ希少価値が高いのでは。
丸尾本店の地酒は、かの有名なグルメマンガ「美味しんぼ」54巻でも紹介されています。
実際にその巻は読んだことが無いので、今度読んでみようかな。
丸尾本店|香川県が誇れる地酒「悦凱陣(よろこびがいじん)」
丸尾本店は「こんぴらさん」の愛称で知られる琴平町・金毘羅神宮の近くにあります。
この昔ながらの佇まいが何ともステキ。
幕末の志士・高杉晋作や桂小五郎をかくまったという長谷川佐太郎旧宅、というエピソードもあるそう。
丸尾本店の看板酒とも言える日本酒が、美味しんぼにも出てきた「悦凱陣(よろこびがいじん)」。
ぜ、全部品切れやん・・・。
と見せかけて、行く前に在庫があるか電話で確認したもんね~!
そう、丸尾本店は少数精鋭のため、作れる種類の量が決まっているのです。
欲しい種類が決まっている場合は、電話で予約しておくのがおすすめ。
丁度入れ替え期らしく、人気の「火入れ」は来月くらいに出来るということでした。
唯一、今あった「山廃仕込」。↓
「悦凱陣(ヨロコビガイジン) オオセト純米酒 山廃仕込」
麹米:オオセト100%
精米歩合:60%
日本酒度:+3
酸度:2.3
720ml ¥1,782(税込)
「オオセト」は、香川県で作られているお酒専用のお米です。
「山廃仕込」がどういった方法なのか、お店の人が丁寧に説明してくれたのですが、そもそもの知識が薄い私はその時は「ふんふん」と思ったものの、帰りの車内ではすっかり忘れてました。
ブログ書くために調べたものの、説明を読んでも今イチ分かりません。「夏子の酒」でイチから勉強し直さねば。
丸尾本店は酒造で店頭販売しているだけなので、飲食スペースはありません。
後日、お酒好きの友達の家に行った時に一緒に飲みました。
悦凱陣は辛口でクセがあると聞いていたのですが、この種類はそんなに辛く感じませんでした。
というか、美味しい・・・!←語彙無し
日本酒をめったに飲まないので、どう美味しいとかは表現出来ませんが、度数18%もあるとは思えない飲みやすさ。
辛口好きには物足りないかもしれませんが、私としてはこのお酒の味はすごい私好み。
「火入れ」の方も飲んでみたいけど、多分個人的にはこっちの方が好みな気がする。
ひとり1本ずつお買い上げ~♪
☆追記☆
後日また再訪し、悦凱陣の「手造り純米酒」を購入。
丸尾本店では一番安い種類にも関わらず、私はこっちの方が好みでした!
その後こればっかり購入しています笑。
「丸尾本店」
仲多度郡琴平町榎井93
0877-75-2045
8:00~18:00 不定休
※蔵の見学は不可。店頭での販売のみ。事前に在庫があるか電話する方が無難。
「本店」とありますが、支店はありません。
こんぴらさんは参道が楽しいのである!
丸尾本店を後にし、こんぴらさんへ!
785段の長~い石段で有名な琴平町の「金毘羅宮」ですが、ここは参道も楽しいんですよね。
つい写真を撮りたくなる!カラフルでかわいい「嫁入りおいりソフトクリーム」
私自信初めて食べましたが、名物にうまいものなしとは言うものの、コレはかなりヒット!
和三盆を使った「和三盆ソフト」、どうせ普通のソフトと味同じやろ~とタカをくくってたけど、ちゃんと和三盆特有の濃厚な甘さがあって、これがまたおいりと良く合う。
~知っても何の得にもならない香川県うんちく~
和三盆:四国東部で生産される砂糖の一種で、香川県で生産されるものを「讃岐和三盆」と言う。
伝統的な製法で生成され、粉砂糖のようにキメが細かく、黒砂糖のように濃厚な甘さがあり、和菓子にも使われる。
おいり:餅米から作られるあられ。口の中ですぐ溶ける軽い食感で甘さも控えで少しニッキの風味。
香川県では結婚式の引き出物に用いられたり、特に西の方では、結婚した家の近所に配ったりもする。(最近は少なくなったけど)
このソフト、見た目が可愛いのもいいなぁ。
上の写真は友達が頼んだおいりとドーナツをトッピングした「よくばりソフト」で、私はドーナツトッピングのにしたんだけど、正直おいりだけの方がおすすめです。
タイミングなのか、ドーナツが結構固くて完全に邪魔をしている;
犬好きオススメ|本宮のかわいい「こんぴら狗みくじ」
こんぴらさんに登り始めてからはあいにくの雨で、写真がコレだけ。
お狗様のお守りがついたおみくじ。
前回大吉だった友達は、今回もなんと大吉。
犬好きだから?
お土産にぴったり「くろかわ屋」のかわいい和三盆糖
帰りに立ち寄った「くろかわ屋」というお土産屋さんで、他では見ないハートやお狗様のかわいい和三盆を発見。
私は買っていないので味は分かりませんが、「よそでは売ってないから宣伝しといてや~」とかわいいおばちゃんに頼まれたので、宣伝しときますw
でも確かにかわいいし、他では売ってません。
ただ、こういった和三盆をそのまま固めたお干菓子は、お土産屋さんで良くありますが、昔ながらの製法だからか、お店によって結構味にバラつきがあります。
有名所は「ばいこう堂」「三谷製糖」ですが、ちゃんとした和菓子屋さんのも美味しいと思います。
ちゃんとした製法で作られた和三盆は、口に含むとまろやかで上品な甘さがさ~っと広がり、そのまま溶けてなくなるのですが、美味しくないところのは、味の広がりも無く、なかなか溶けません。
美味しい和三盆はお茶はもちろん、コーヒーや甘めの日本酒なんかにも合うと思います。
香川の伝統工芸・讃岐一刀彫刻で彫られた「山中象堂」の「へたり達磨」
旅の思い出やお土産にも。
香川の伝統工芸品「讃岐一刀彫」の職人さんが経営するお店です。
ここはオーダーメイドで職人さんがだるまを作ってくれるのですが。
只今3年待ちって!
でもオーダーメイドじゃなくて普通に販売されているだるまも、POPな柄や色でかわいい。
「七転八起のだるまがもぅ転ばない!」へたり達磨。
それじゃもはやだるまでは無いのでは?とも思いますが、転ばないにこしたことはないよね!
海が見える高松のオシャレカフェ「Umie(ウミエ)」
香川観光、最後は高松の北浜アリー内にある海が見えるカフェ「Umie(ウミエ)」へ。
ここへ着いたくらいでようやく晴れました。
倉庫の2階を改装したカフェの窓の外は、瀬戸内海が。
港ならではの眺望とお店の雰囲気がぴったり合っていて、昔から好きなカフェです。
海に面した特等席にカウンターがあるので、お一人様に優しい♪
このカフェに行くには家から車で50分くらいかかるのに、ハマった時期は月2回くらいは行ってました;
このカウンターで本読むのが最高の癒やしなんですよね・・・。
私はここの豆腐ドーナツが一番好きなのですが、今回はご飯モノを。
ビーフシチュープレート ¥1,200
シチューは大きめ具材ゴロゴロ系で結構好きなタイプ。
ベーグルもちもち、ポテトさくさく!
更に友達がデザート代わりに頼んだフレンチトーストもひと切れ頂きました。
甘さ控えめで、卵の味がしっかりしてるので、デザートよりも朝食向きかな~。
注文が入ってから焼く、焼きたてスコーンもおすすめみたい。
ウミエが入っている北浜アリーは、雑貨店も沢山あって楽しいです。
時間があれば海沿いをのんびり歩くのもいいですねー。
「Umie(ウミエ)」
香川県高松市北浜町3-2 北浜alley内
087-811-7455
定休日:水曜日
お互い好きなカフェでしめて、香川観光終了。
今度は奈良に行かなければ。
コメント
こんにちは、通りすがりです。
香川観光2部作、とても素晴らしい出来です。
大変参考になりました。
>だーまさん
再訪ありがとうございます(*´∀`*)♪
是非香川にいらっしゃいませ!うどんだけじゃないんですよー笑
うどんはもちろん美味しいですけどねw
しほ