サマルカンドを後に、ブハラへ。
バスでも行けるけど、列車の方が早くてエアコンも効いてて快適、というのをいくつかのブログで読んだので列車にしたものの、運が悪かったのか私の時はエアコンが壊れていたのかちっとも快適では無かった・・・ほんのり暑いくらいで、バスより高いし、これならバスにすれば良かったと少し後悔。まぁ席間はそれほど狭くは無かったけど、隣りの席が警察官で、特に悪いこともしていないけど無駄に緊張した。
そんなこんなでブハラに到着。
中央アジアは公共機関の写真を撮ってはいけない場合が多いため、写真は無い。というか、カメラがほぼ死んでいるので写真を撮る意欲も無いw
駅からは268番のマルシュルートカで安宿街のある「ラビハウズ(池)」まで行けるとの情報だった。運転手にも「ラビハウズ?」と聞いて「OK、OK」と言ったくせに、結局そこまで行かず手前で降ろされ、別のバスに乗り換えるはめに。
乗り換えたバスはラビハウズの北側に到着。
この周辺に安宿がある。(中級・高級ホテルも全部この辺。)
ブハラはウズベキスタンの都市で、ブハラ州の州都。古代より栄えたオアシス都市で、この辺りの旧市街は世界遺産にも登録されている。
池の周りにはカフェがあり、ビールも飲める!
池のほとりにある「ナディール・ディバンベギ・ハナカ」
「殉教者の宿」という意味らしい。殉教者って亡くなっているのに宿って?お墓的なものなのかなぁ・・・。
その向かいにある「ナッディール・ディバンベギ・メドレセ」の門には、偶像崇拝禁止のイスラム教ご法度の孔雀のデザインが。(入場無料)
これもまた権力者の力の誇示かな?
ここでは日によって音楽や民族舞踊等のイベントがある。ちょうど私が着いた日も、夕方7時からあると言っていたけど値段が少し高かったので結局行かなかった。音楽は外にいても聞こえるし、池のほとりでライブをやっている時もある。それはまぁ伝統音楽と言うよりも、ウズベクPOPだったけれど。
旧市街は車両の乗り入れが禁止されているため、静かでいい。
暑いこの時期(7月)はオフシーズンのようで、宿もすんなり見つかった。一応目当ての宿はあったものの、池のほとりにいた客引きについて行くと、シングルルームが15ドルのところ、勝手に10ドルに値下げしてくれたのでそこに決定。
昼は暑いため、人はあまり歩いていないけど、日が落ちる頃になると池の周りは出店なんかも出て、涼みに来る人で賑わう。
屋根がたこ焼きのようにぽこぽこしているマーケット。
イスラム建築は天井を丸くしているものが多いので、屋根は全部こういう風にぽこぽこしている。
薄暗い中ペルシャ絨毯や、お土産屋さんがひしめき合う。
これはナンに模様をつける道具を売っているお店。
いろんな所で見かける。
ウズベキスタンではどこに行っても陶器の食器屋さんが沢山ある。
少し見ていると必ず店の人が来て、2つのカップを手にし「チ~ン」と鳴らし、「ほら、本物だろう?」という顔をする。
ペルシャ絨毯マーケット。
「ペルシャ絨毯」と聞くだけで、「法外な高い金を請求される」と怯えるのは私だけでは無いはず。ペルシャ絨毯には近寄れません(;´∀`)
左の塔が「カラーン・ミナレット」。
45.6mと、かなり高く、ずっしりとした重厚感もある。かつてはこの塔に明かりが灯され、砂漠を渡る隊商の道標になっていたと伝えられているが、その他の逸話がちょっと怖くて。
19世紀後半までは罪人を生きたまま袋に入れて塔の上から投げ落とす刑が行われていたため、「死の塔」の別名でも知られるようになったらしい。。。う~ん、今の時代に生まれて良かった。
先にこの地に行った友達が、このミナレットはその辺の警備員に言えば2万スムで登れると言っていたけど、私が行った時は登れないと言われた。塔近くの少し高い場所にある「チェシマイ・シロブ」というカフェにも行ったけど改装中で閉まっていた。ものの、中に入らしてくれたけど景色はまぁそれなり。お茶を飲みながら景色を見る分にはかなりいいかもしれない。
塔と繋がっている「カラーン・モスク」。
入場料:8,000スム(カメラ込)
偶像崇拝を禁止するイスラム教。
モスクは全てメッカの方向に窪みがあるだけで、他の宗教のように仏像やマリア像などの像は無い。
その向かいに建つ「ミル・アラブ・メドレセ」。
内部は立ち入り禁止。
イスラム建築はこういう壺のようなデザインがあるだけでも珍しい。
塔からアルク城までの間にあったカフェでラグマン(中央アジア全般にあるロシア風うどん)を食べる。
5,000スム(約80円)
ラグマンは本当店によって味が違うけど、ここはトマトの酸味が効いててまぁまぁ美味しい方だった。
ブハラは宿周辺が完全に観光地化していて、レストランがどこも高く、安い食堂がバーガー屋以外見つけられなかった。唯一安かったのはここくらい。キッチン付の宿があればなぁ~。
「撮れ撮れ」とねだってきた常連?のおじさん達。
アルク城
入場料:6,000スム(カメラ別)
一応入ったけど、特に写真に撮りたいようなものは無かった。
旧市街側の城壁が高く、景色は普通の町の風景しか見えない。
高い城壁
町の風景がこんな感じって、何か面白いなぁ~。
池のほとりでビールも飲んだ。
キンキンに冷えてて美味しかった。8,000スム(約120円)。
しかし暑い日に外で飲むビールはなぜこうも美味しいのか。
ウズベキスタンお馴染みホットドックと共に。3,000スム(約45円)
コーラのような炭酸飲料を売る少年。1杯500スム(約7円) 。
このジュースもどこでも売っている。キルギスでよく飲んだ「クワス(麦茶×コーラのような炭酸飲料)」にも似てるけど、そんなに美味しいってものでも無い。駄菓子の炭酸ジュースのような味。
チャハル・ミナール(4本のミナレット)
中心部から少し離れた東の方にあるミナレット。
夕暮れ時に行こうとしたら既に日が沈んでしまった。
この周辺は子供達が遊んでいたりして、地元の人々の日常が垣間見られるいい場所だった。
地ビール「Azia」がドラフトで飲めるという「ドロン」というレストランに行ったけど、ビールは気が抜けてるわ、シャシリクは美味しくないわでかなり損した気分になった。客も少なかったし、オフシーズンだからかなぁ~。景色も向かいの建物が邪魔すぎる;
サマルカンドからブハラへの行き方(列車)
①レギスタン広場周辺~鉄道駅
レギスタン広場の前の大通りから3番バスで終点まで。
約30分 800スム
※私が泊まった宿(フルカット)からはその前の通りを南に行って、大通りに出たところ(小さなナンマーケットがある前)で、地元民援助の元バスを拾いました。
②サマルカンド~ブハラ
列車 12:19発~15:50着
約3時間半 36,000スム
※チケットは前日サマルカンド市内のチケットオフィスで購入。スマホ紛失のため、地図が作れませんが、バザールに行くお土産屋さん街のインフォメーションセンターに場所を印したMAP(ホワイトボード)があります。お勧めのカフェ等も書いてくれてます。日本人がいるらしく、このMAPはかなり助かりました。
サマルカンド広場方面からバザールに行くとして、右手側↓
列車チケットオフィス↓
営業時間:8:00~18:00
ランチ休憩12:00~13:00
※英語は通じませんでした。
③ブハラ駅~ラビハウズ
駅前からマルシュルートカ268番・700スム
↓途中で降ろされる
降ろされたところから地元民に「ラビハウズ・マルシュルートカ、オトブース」とわめき、9番バスに乗る。700スム
※乗り換えで時間がかかったのもあって40分くらいかかった。ラビハウズの北側で降りて、宿までは徒歩3分くらい。
ブハラの安宿
夏場はオフシーズンのため、宿には困らないと思う。宿によって値下げ交渉も可能。
「Hotel O’tkirbek」
ドミトリー:10ドル
シングル:10ドル(←15ドルから値下げ)ホットシャワー、トイレ付
WIFI:無料(速さは時間による。部屋ではほぼ使えない)
朝食付き、全部屋エアコン完備
行き方:池の南側の路地に入って右手側。池から徒歩1分。商店の人か商店の前にたむろしている地元民に聞けばすぐ分かると思う。
※客引きについて行った。朝食はしょぼい。私が泊まった部屋はシャワーは熱いものの出が悪かった。部屋はきれいで広く、快適。
(2016.7.4~2泊)
コメント
こんにちは。
中央アジアの建物は独特ですね。
写真でたっぷり楽しめました。
ありがとう!!
では、良い旅を!
お久しぶりです!コメントありがとうございます(*´∀`*)
こういう大規模なイスラム建築を見るのはウズベキスタンが初めてだったので、結構感動しました。
シルクロードを通ってるな~という感じで感慨深いです。
まぁ・・・見過ぎると飽きてくるんですけど;
日本は猿マネではなく、見て、考えて、真似た。なるほどと思いました!
中国は好きですが、中国人ガイドがそんなこと言うなんてちょっとがっかりですね;
しほ