コンゴ首都・ブラザビル|賄賂あり、ビザ取れず、サプールも見れず。

コンゴ共和国コンゴ共和国

コンゴ共和国・オワンドから「オヨ」という町でタクシーからミニバスに乗り換え、首都の「ブラザビル」へと向かう。

今までずっと道の両側はバナナの木や背の高い草木に挟まれていたのだけど、ここでは緑に茶色が混じる丘が眼下に広がった。

久しぶりに開けた景色に若干高揚する。う~ん、視界が広い!

途中例によって外国人だけ賄賂要求されるものの、他の人も出し渋っていたので私も粘って「仕事じゃないです。観光客です。」という「だから?」という答えでなぜか通過出来た。

ブラザビルで天理教の宿泊施設に泊まる

ブラザビルでは日本の宗教団体「天理教」の宿泊施設にお世話になる。

コンゴにはなぜか3ヶ所も天理教の教会があり、お布施を渡すことで敷地内の宿泊施設に泊めて頂けるので何とも有り難い。

ブラザビルで天理教会に泊まるというのは西アフリカの旅行者の中では有名なのだけど、先に行ったH田さん(男性)が「水周りは汚いから覚悟して」と言っていたにも関わらず、実際見て「え、全然大丈夫やん」と思ってしまうあたり女としての大事な何かをどこかに置き忘れているような気がする・・・。

今思えば、カメルーンのヨカドウマ以降「ここは今までの旅で最強にヤバいかも」という宿に数軒泊まってきたので、何かしら鍛えられたのかもしれない。

アンゴラビザもサプールも不発

そしてここではアンゴラビザを申請する予定だったのだけど、いざ大使館へ行くと

「ここ2ヶ月半は、インターネット回線が故障していて受付出来ない」

・・・って、直せよ。

まぁアフリカによくある修理依頼しているけれど進まない、というところだろうけど。

(アンゴラビザ詳細は次の記事にて)

そしてコンゴに来た一番の目的の「オシャレ集団サプールを見る」というのも叶わなかった。

過去情報だと毎週土日の夕方に集会があるとのことだったけど、お世話になった天理教の日本語ぺらぺらシャンセルさん曰く、近年集会も減ってきているとのこと。

私がいた時は日曜しか集会をしていなく、始めの日曜日は選挙のため休み、そしてコンゴビザが翌週日曜日までだったため、断念せざるを得なかった。(Dolisieでもサプールを見れるらしい。)

※SAPEUR(サプール、サップ):決して裕福な暮らしをしているわけではなく、月収3万円の収入の半分を服に費やすコンゴにいるオシャレ集団。ただ浪費家というのではなく、サプールは平和の象徴。

サプール
写真:THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン

ブラザビル町歩き

そういうわけでブラザビルでは天理教近くのマーケットをウロウロ徘徊するくらいでこれといったことは何もしていない。

ヤムイモを売るお母さん。

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茹でたてはアツアツほくほくで美味しい。

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ちょっと嬉しかったのが、コンゴに入ってから「サツマイモ」が出現したこと!日本のものほど甘くは無いので品種は違うだろうから厳密には「薩摩芋」ではないのだろうけど、これを揚げたものがなかなか美味しい。

マーケットに売っていた幼虫。

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もちろん食用。「美味しいの?」と聞くと当然のように「セボ~ン!!」と返ってきた。

更に羽を広げて並べられたコウモリも売っていて、これまた当然のように食用。店の人はコウモリの羽を丁寧に布でフキフキしていた。写真はお金を要求されたので撮っていない。

お菓子屋台のお母さん。

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髪が赤と青のエクステで編み込まれていてかわいい。

こちらのお母さんはラメ入り。

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ナイジェリア辺りまでは髪は短髪の女性もよく見かけたけれど、カメルーンとコンゴではほとんど見ない。みんな伸ばしてカラフルなエクステで編みこんでいて女性の髪型を見るのも1つの楽しみだった。

天理教の姉弟。

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一度遊ぶとその後ずーっと遊んでほしそうにするのでちょっと困った笑。

豆ご飯。

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アフリカに入ってよくあるのだけど、どこで食べても豆にはほとんど味付けがされていないので、素朴な豆の味・・・これにせめてトマトが入ればなぁといつも思う。

魚ともちもちしたやつ。400フラン(80円)

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玉ねぎスライスが入っていかにも酸杯漬けっぽかったのにただの油漬けだった。コンゴの魚料理は干物を使っていたりするのだけど、意外とこれが美味しかったりもする。

オワンドからブラザビルへの行き方

バスもあるようだったけど私はシェアタクシーで。バスの場合8,000フランとのこと。

①宿~シェアタクシー乗り場
バイタク 約8分 300CFA

↓シェアタクシー乗り場

オワンド

②オワンド(Owando)~オヨ(Oyo)
シェアタクシー 約1時間40分 4,000CFA

※大通り沿いのシェアタクシー乗り場から。なぜか定員集まらずに出発したので待ち時間は無かった。

③オヨ 10:20発~ブラザビル(Brazzaville)17:30着
ミニバス 約7時間10分 6,000CFA

※9時から待ち、定員集まり次第出発。車内はかなりぎゅうぎゅう詰め。途中パスポートチェックで賄賂要求される。

④バスターミナルからマルシェトータル(市場)
白に緑のミニバス 150CFA

※「マルシェトータル」と言えば分かる。

ブラザビルの宿泊施設

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「天理教(TENRIKYO)」
ブラザビルに安宿はほぼ無いが、天理教の施設に宿泊できる。

シングルお布施:1泊1,000CFA

設備:共同水バケツシャワー、トイレ、蚊帳

行き方:バスで「マルシェトータル」という市場へ行き、大通りを西へ徒歩約15分。入口は大通りを右に曲がって右手側。分からなければその辺の人に聞けばみんな知っている。

その他:日本語堪能なシャンセルさんが世話を焼いてくれるので安心。DolisieとPointe-Noireにも天理教があり、同じように宿泊可能。

宿泊日:2017.7.29~3泊、8.4~2泊

ブラザヴィル

WIFIの使えるインターネットカフェ

自分のPCを使っての有線インターネット:1時間600CFA
WIFI:1時間600CFA
通常のネット:1時間500CFA
場所:上地図の天理教近くのガソスタ横。看板などは無く「DHL」のシールが窓に貼ってある。

※有線、WIFIは速度は遅いものの一応使える。人の少ない午前中がベスト。

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