5.仕事探し ③TAXが返金されない職場の見分け方（=黒い職場）

第5回：仕事探し
③TAXが返金されない職場（=黒い職場）の見分け方
日本でもそうですが、オーストラリアでも収入があると税金(TAX:タックス)を取られます。
給料から、何％か自動的に引かれるのですが、確定申告(TAXリターン)をすれば、返金されます。
しかし、主にアジア人の個人経営の飲食店では、時々、以下のような黒い職場のウワサを耳にします。
「うちはTAXを払っていない」と最初から打ち明けている店はまだしも、
「TAXを払っている」と言い、給料からしっかりTAXを引いておきながらも実際は払わず、店の利益にしているという、なんとも悪質な職場があります！
こういったワーホリの足元をすくうような腐った企業は、２メーターカンガルーの大群に襲撃されて、潰れればいいのに･･･
と、世のワーホリは思うらしいです。
その他にも「同じワーホリのくせに、アンタの何がそんなに偉いん？」的な人がいる職場、
何かと理由をつけて、すぐクビにする職場･･･
そういう意味で黒い職場は沢山ありますが、こういった所は入れ替わりも早いので、
常時求人を出していたりします。
お金無いし、背に腹は変えられない、という状況であれば、飛び込んでみるのもアリでしょうが、あまりオススメは出来ません。
話を戻して、
TAXを店の利益にしている職場の見分け方　です。
簡単です。
面接時に、「TAXは何％引かれますか？」と、聞くだけです。
この最低限の当たり前の質問に答えられない、もしくはしどろもどろな職場は、かなり怪しいです。
変にはぐらかす場合、TAXが返金されるということを知っていても、あえて「TAXって返ってくるんですかね～？」と、質問してみましょう。
面接に差し支えるといけないので、あくまでも「さり気なく、無知なワーホリ」を演じましょうｗ
ここで、「TAXなんて返ってこないから、誰も申請しないよ」なんて言うようであれば、コレはもぅ
真っ黒　です。
もしくは、何も知らないただのばかです。
この上更に、給料がキャッシュ(現金手渡し)なら、ロンブー淳がガサ入れする必要も無いくらいの、
ど真っ黒確定　です。
オーストラリアの最低賃金は約＄１６。
それを守っていないのは、まだ許せる。
だって、ちゃんと面接時に「時給＄１３です」とか言われて、それにこっちが承諾しているワケだから。
が、「TAXは１０％引く」と言いつつ払っていないのは、
完全に詐欺でしょう！！！
もぅ、ほんと、ハリケーンにのまれて吹っ飛べばいいのに･･･
と、世のワーホリは思うらしいです。
特に、日系、アジア系企業では、面接時に必ずTAXについてはよく聞いておきましょう！
ついでに、TAXのこともちょっとだけ。
居住者（Resident：レジデント）か、非居住者（Non resident：ノンレジ）
で、給料から引かれるTAXは変わります。
だいたい居住者は１３％、非居住者は２９％です。
★補足★
・改定される場合もあります。
　上記数値は古いかもしれませんが、だいたい１０％前後か３０％前後です。
・州によって税金は違います。
　パースは居住者で約９％、非居住者は３０か３１％だったかな。
ワーホリ＝２９％が基本なのですが、自分で選択出来る場合もあります。
最初働く際に、「TAX declaration」という紙を自分で書く場合、オーストラリアのレジデントがどうか、質問される項目があるので、「Yesだと１３％」、「Noだと２９％」引かれることになります。
職場によっては「１３％引くよ」という所もありますが、TAXリターン申請時に「Resident」にチェックすることさえ間違わなければ、２９％の時と同様、返金されるようです。
TAXがほぼ返金されることを前提にすれば、１３％でも２９％でも、現時点で手元にある現金が多いか少ないかだけで、結局最終的に手にするサラリーは同じになります。
ただ、収入が多いと、TAXリターンしても返ってくる金額は減るので、そこはお間違い無いように。
居住者と非居住者の違いは、また次回、自力でTAXリターン申請の記事を書く際に説明します。