ご、500万円・・・!!??

あぁ・・・
いつの間にか、またタイトルを「お金」にしてしまった・・・
どんどんやらしい感じになるなぁ・・・このブログ・・・。
友達の紹介で、パースに住むアーティストの手伝いをすることになりました。
「Ayad(アヤード)さん」と言って、世界的に有名らしく、
イラク人ですが、オーストラリアの永住権を得て、家族でパースに住んでいます。
主に、ブロンズ像を造っていて、スビアコやコテスロビーチにも作品があります。
紹介してくれた友達から、
「アトリエの床に、何百万する作品 がゴロゴロしてるから、気をつけてね~」
と忠告を受けたアトリエ ↓
PC050057.jpg
おぉ~!! ステキざます!!(人´∀`*)♪
乱雑した感じがまた「アトリエ」っぽくていい。
※写真は全て、撮影許可済です。
そして、抽象的なのじゃなくて良かった。
正直、真っ黒に塗られたキャンバス見せられて、「どう?」って言われても困るしね・・・w
 ↓ これ、天井の電気のスイッチです。(引っ張ると付く)
PC050060.jpg
彼が描いた絵もステキ。
PC050063.jpg
PC050058.jpg
作品のミニチュア(通常造るのは、何メートルかの作品)
PC050078.jpg
PC050067.jpg PC050068.jpg
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型を取った後の石膏
PC050076.jpg
 ↓ 今回手伝った作品はこれ。
PC050064.jpg
 ↓ この作品の、上部分の女性を造っています。
PC050066.jpg
ブロンズ像を造る流れは、大まかに、
1.粘土で形をつくる。
2.粘土で作った作品の周りを石膏で包み、型を取る。
3.石膏が固まったら粘土を取り除き、銅を流す。

という工程ですが、今回は「2」の部分の、粘土で形を作って、石膏で包むところを手伝いました。
形は既にアヤードさんが造っているので、私の仕事は、
薄く延ばした粘土を、その作品の上からペタペタ貼り付けていく、という作業です。
アヤードさん曰く、
「既に造ってある部分は人間の 筋肉
 上から薄く貼り付けるのは人間の 皮膚、というイメージで。」

なるほど!分かりやすい。
 ↓ こういう感じで全体を包む。
PC050065.jpg
「志保がやったところは魚の鱗みたいだ!」
几帳面にも、全部同じ大きさでペタペタやった私。
大きさや形は、バラバラの方が良かったみたい。
す・・・すいません(;´Д`)
「ハハハ~!大丈夫!これがそのまま作品になるワケじゃないから。
 これで型取って、銅を流すだけだから!」

・・・ん???
「型取る」って、
結局、この部分すごく重要なんじゃ・・・?;
あ、
あんまり考えないようにしよう。。。
アトリエに着くなり、パンとコーヒー貰って、更に途中休憩して、
昼1時過ぎで、既に本日3度目の休憩。笑
アヤードさんがランチを買いに行ってくれてる間、
「これに僕や日本人の友達の作品が載ってるよ」 と見せてくれた本を見てると、
あ!これ、作品の価格も載ってるんや~。 と、めざとく発見した私。
すごいな~。
どれも1万ドル以上してるやん~。
え~と、
アヤードさんの作品は、、、
PC050080.jpg
6万5千ドルかぁ~・・・
6万5千ドル・・・って、日本円でいくらやっけ???
(ケタがデカすぎて計算出来ない私。)
1ドル(オーストラリアドルとしたら)=約80円、
1千ドルで8万円・・・
1万ドルで80万円・・・
ん???
6×80=480・・・・・・
よんひゃくはちゅじゅうまんえん・・・?
ごごごっ、500万円!!!
(((( ;゚д゚))))アワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワ
確かに、友達から「世界的に有名で1つの作品がウン百万する」とは聞いてたけど、
人から聞くのと、実際証拠を見るのとでは全然違いますわ!
嘘とは思って無かったけど、ほんまやったんや・・・;;;;;
そ・・・
そんなモノを こんな初心者が手伝っていいの!?
更に、
「アシスタントとして働いて欲しいから、今回は見て、
次からは1人でこの作業をやって欲しい」

と、追い討ちをかけるアヤ-ド氏( ;∀;)
確かに、物作り全般好きだから、今回もすごい楽しかったんだけど、
それはさすがに荷が重すぎるんじゃ・・・。
帰りの車の中で、
「給料はいくら欲しい?」 と聞かれる。
えっ・・・?
給料って・・・
払う方が決めるんじゃ無かったっけ・・・( ゚д゚ )???
うちが今日した仕事は、
・粘土をペタペタ貼り付ける(約1時間)
・石膏粉を水に溶かす(しかも失敗)
・作業している作品を倒れないように支える
・作業工程を突っ立って見る・・・

という・・・
働いた、というよりも、見学 レベル。
しかも、送迎・朝食・昼食付き。
拘束時間、約7時間(内、休憩2時間弱)としても、これで給料を貰うのは申し訳無いので、
「じゃ、10ドル(800円)でいい」
と言うと、
はぁ~・・・( ´Д`)=3
と、大きくため息をつきながら、お金を ぐいぐい と、うちのリュックに押し込むアヤード氏。
その額、200ドル(約1万6千円)。
「too~~~ much!!!!(多すぎる)」
確かに、ウン百万する作品を手伝ってはいるけれども!!
ほとんど手伝えてない、
アートに携わるのは好きだから、自分にとっていい経験で、お金を払いたいくらい、
今後も手伝いたいから、ビジネスライクにいこう、と、
相変わらず、破壊されきった英語で必死に伝え、
何とか、100ドル(8千円) で交渉成立。
このくらいなら妥当でしょ。。。
何で 給料を下げる ことに、労力使ってるんやろ・・・。
だって、今後もやるとして、妥当な金額じゃないと、途中で「やっぱいい」とか言われたら嫌だしね・・・
と、打算するワタシ(・∀・)
そんなワケで、思わぬところでセカンドジョブをGET出来ました。
来週は仕事でアルバニーに行くらしいから、次の仕事は再来週。
まぁ、外国人同士の約束なんて、かなりあやふや やから、何とも言えんけどね~。

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