これがハットリバー公国だっ!

ハットリバー公国 オーストラリア 未承認国家ハットリバー公国

2日目。
いよいよ今回の旅のメイン、ハットリバー公国(Principality of Hutt River)に!!

ここまでの道のりはこちら→ハットリバー公国へ行こう!(ピナクルズとかも)

ハットリバー公国とは?こちら→オーストラリアの中にある独立国?

ジェラルトンからハットリバー公国への行き方(レンタカー)

一応、ジェラルトンからハットリバー公国までの行き方も紹介しておきましょう。

 ↓ こちらはハットリバー公国で貰える地図です。(クリックで拡大)

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私達はレンタカーなので、一番オフロードの少ない「BINNU」を曲がる道から行きました。

曲がる所には必ず、「Hutt River」という看板がありますが、あまり大きくないので見落とさないようにご注意を。

看板さえちゃんと見てれば、道は難しくないです。
ただ、BINNUを曲がると、人(車)は全く見かけませんでした。

まず例によって、何も無い1号線を北上。

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「NORTHAMPTON」という街を越え、「Hutt River」という枯れた川を越え、「BINNU」という街(村?)を目指します。

「BINNU」に入ったら注意。

ガソスタ少し手前の「WEST BUNNU Rd.」を左折。

ここで「ハットリバー公国まで20km」の看板が出ます。

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※私達は一瞬看板を見落としたので、写真は反対車線から撮ったものです。本来なら、進行方向右手に看板が出ます。

WEST BUNNU Rd.をひたすら道なりにまっすぐ行くと、右手に看板が出ます。

ここを左折。

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地平線が見える広大な大地をまっすぐ。

この辺りはオフロードでしたが、きちんと整備されているので、普通車でも雨の日以外は問題無いと思います。

突き当たりの三叉路に看板(公国まで0.5km)。そこを左折。

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すぐ左手に、ハットリバー公国の門が出現します!

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行きは道を間違わないようにと慎重に行ったので、ジェラルトンから2時間くらいでしたが、帰りはもっと早かったと思います。

~ここから先は、ハットリバー公国内の写真(ネタバレ)です。行く予定のある方は見ない方が断然楽しめますよ!~

オーストラリアの中にある未承認国家「ハットリバー公国」の全貌

これがオーストラリア非公認の独立国、「ハットリバー公国」だっ!!!

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・・・うん!

予想通り、何もありません!(゚∀゚)

そんなこたぁ分かりきったこと!

うちの目的は、「パスポートにスタンプを押す」ことなんだからっ!

※注:よい子はマネしないでねヽ(゚∀゚)ノ

何も無い国でも、「パスポートにスタンプが押される」というだけで、行ってしまいたくなる私。その国に何を求めるかなんて二の次です。

「行った国数を増やしたいだけ」で旅をする人もいますが、私はそれはそれでいいじゃん!と思います。

人によってはそれに価値を感じず旅をやめる人もいますが、、、

パスポートに押される出入国スタンプは、わたしにとってはまるで

地球を相手取ったスタンプラリー

その感覚が、私はたまらなく好きなのです。

まぁ話はズレましたが。

(※パスポートに落書き、もちろん非公認の国のスタンプを押すことも違法なので、やめましょうw)

ハットリバー公国の門を進むと、国王の銅像が。

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後ろの像が何か意味分からん。公国内はこういったものがあちこちにあります。

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早速イミグレーションオフィスで、入国審査を受ける。

あ、もぅ国王登場しちゃった。

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ビザは2ドル。 現在4ドルです。(2017年11月)オーストラリアドルでも払えます。有効期間はよく分かりません。

出入国スタンプは、葉書サイズのビザカードに押してもらうか、パスポートに押すか自分で選べるのでご安心を。同日出国するなら、出入国スタンプはこの時同時に押されます。

私はわざわざ、オーストラリアの入国スタンプを探され、挑戦状かのように、それを囲むように押されてしまいましたΣ(゚д゚lll)
アライバルスタンプの近くにさえ押されなければ見つからないと思ったのに・・・。出国は問題無いだろうけど、再入国が若干不安;

イミグレーションオフィス内は、おじいちゃん国王のコレクションがいっぱいあります。

各国の昔の紙幣の中で、日本の紙幣も発見。5百円札の人、誰やっけ~~~?( ゚ε゚;)

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その後、国王自らの案内で他の施設も見学します。

国王は色々説明してくれますが、もちろん英語×田舎×おじいちゃん、なので、説明はサッパリ分からんかった(;・∀・)

公国が紹介された日本の雑誌を発見。

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「国民ただいま30人」

国王の家族と、この農場で働く人が国民らしいのですが、にちなみにこの日見た国民は、国王だけでした・・・。

お土産屋が意外に充実してて楽しいので、記念に買うことをおすすめします。
Tシャツ、帽子、ワッペン、ステッカー、キーホルダー等々。

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写真上は、ハットリバー50セント札。
50c、$1、$5、$10、$20の5枚セットが$4(AUD)で売られていたけど、50cの1枚だけ欲しい、と言うと、オーストラリアと等価で、50cは50c(AUD)だと言われた。
・・・どうせ安いから、深くは突っ込まないでおこう。

ポストカード。

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国王と映っているのは奥さん 王妃。

ポストもあるので、ハットリバー切手を買って、ここからオーストラリア、日本へも葉書を出せます。
ハットリバー切手が通用するの・・・???

オーストラリア国内のポストカード郵送料は、60セント。
ここでC氏が支払ったのは、$1.50(くらいだったと思う)。
ハットリバー切手60セント+オーストラリア切手60セント=$1.20
つまり30セントの手数りょ・・・

と、夢の無いことを考えるのはやめましょう!(・∀・)

教会(意外とちゃんとしてる)。

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オーストラリア政府からのメール。

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「Non Resident」=非居住者。

ここには、「あなたはオーストラリアの居住者じゃないから、税金はゼロだよ」ということが書かれています。
独立国とは認められて無いけど、税金を納めなくていい、ということは認められているようです。

この国のことを、「税金払わず住んでるの?」と、あまり良く思ってない人もいるかもしれませんが、国が認めているなら問題無いんじゃないじゃないでしょうか。
まぁ、政府も面倒臭いんだろね・・・(;^ω^)

最後に国王と一緒に。

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国王はもぅいい年やから、国王亡き後、息子が継がんかったら、この国も無くなるんだろか・・・。農場も何か経営してる気配なかったし。国民1人も見んかったし;

ただ、こんな老後、楽しいやろな~と思った。
ほんとに辺鄙な所にあるけど、観光客に、自分のコレクション自慢 国を案内して、ヒマしなさそう。こんなとこに観光客がどのくらい来てるのかは定かでは無いけど、うちらがいた間でも2組来た。

記帳もいっぱいだったし、やっぱり変なモノ好きな日本人観光客も多いらしい。

ハットリバー独自ツアー!「1人予算100ドル」の結果がどうだったかは次回!

もぅオーストラリアに思い残すことは無いなぁ~(*´∀`*)

~余談~
そうそう、ハットリバーのような未承認国家が他にも無いか探していると、ありました!
ヨーロッパ(に入るんかな?)、「モルドバ」という国の中にある、「沿ドニエストル共和国」
「モルドバ」自体、全然知らんけど、これは是非とも行ってみたい!(∩´∀`)∩ 他にも探せば沢山あるみたいですね♪

コメント

  1. ぴーちゃん より:

    「沿ドニエストル共和国」はおちゃらけやのうて、ロシア系の住民が「モルドバはやぢゃー!」と、作ってまって、自治してるもので、ガチな「国家」ですね。ほかのそんな「国」にはキプロス北部の北キプロス・トルコ共和国とか、アフリカのソマリランドがあります。
    イタリアにあるセボルガ公国はご存知ですか?こっちはおちゃらけ国家。ナポレオン戦争の時の条約の内容の間違いを見つけた村民達が1963年に村を「独立」させちゃったみたいです。
    ハット・リバーはオーストラリア政府にとってはイライラの種になってる一方で、イタリア政府はセボルガを完全無視してるみたいです。むしろ、観光誘致になると陰で歓迎してる様子も…

  2. >ぴーちゃんさん より:

    コメントありがとうございます!この後バルト三国なので、沿ドニエストルも行く予定です♪
    北キプロスは行きましたよ~(´∀`) もぅ少ししたらその記事になるのでお楽しみを。ソマリランドは治安的に行くかどうか分かりませんが;
    セボルガ公国は知りませんでした!アブハジアやナゴルノみたいな感じでしょうか?これもまた行かなければ!情報提供ありがとうございます。
    しほ

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