しほ、別れを惜しむ。(ミャンマー・タウンビョン)

タウンビョン祭り潜入4日目。
ようやく一番盛大と言われる満月の日。
私はもぅ1泊する予定だけど、お世話になった家族は今日帰るので、今日でお別れ。
色々世話をやいてくれたアマーは、朝から落ち込んでいた。
私を見る度に涙ぐむもんやから、どっちが年上なんかよー分からん(;´∀`)
いつものように私の髪を梳いて、花で飾ってくれるアマー。
(もちろんタナカもw)
毎日一緒に行った喫茶店も今日で最後。
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家族の荷造りが終わり、バス乗り場まで見送ることに。
バスに乗り込む家族・・・
バスに押し込まれる私・・・

・・・えっ!Σ(`Д´;)
ちょっ!!!
待って!!!うち帰るん明日やから!!!
「マネピャン!マネピャン!(←明日)」
「ヤーバーデー(←大丈夫)」と、問答無用で私を押し込む家族。
ヤ、、、ヤーバーデーじゃないよっ!!!:(;゙゚’ω゚’):
えぇ~~~;
ちゃんと日付でも言ったから、伝わってないはずはないのに。
仕組まれた!!??
既にバスに乗り込まされた私。
う~~~ん;;;
まぁ・・・
流れに任せてもいいか・・・
忘れ物ないよね?;
富豪に最後挨拶出来んかったんは、ちょっと申し訳ないなぁ~。
そんなこんなで急遽1日早くマンダレーに戻ることに。
ラインカー(トラックを改造した乗り合いバス)に一緒に乗ってた別の家族。
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この後もちろん、身動き出来ない程ぎゅうぎゅうになる。
宿の近くに来て降りようとしたけど、アマーが昼ご飯を一緒に食べようというので応じることにした。
そもそもこれが判断ミスで、バスを乗り換えて着いた場所は
バスターミナル。
一家はマンダレーから南のバガンにある家に帰るという。
私はインレー湖に行く予定で、そう伝えてあったからここでご飯ということになったのだろうけど。
問題は、マンダレー市内の宿に荷物を預けている ということ。
よって、またUターンして宿に戻って更にバスターミナルに戻って来ないといけない。
宿まではバイクタクシーで片道約30分。
面倒臭いことになってしまった・・・ι(´Д`υ)
一応電話を借りて、宿の人に持ってきてもらえないかと交渉したけどもちろん無理で。
結局値段の安いサイカー(サイドカーのついた自転車)で往復することに。
荷物を取って戻ってきて、みんなとの最後の食事。
相変わらず不味い栗の燻製に悪戦苦闘。
そしていよいよ別れの時。
一家の方が1時間早いバスなので、私が見送る形になった。
アマーはもちろん、アメイ(お母さん)も泣いている。
「私にもお金頂戴」と言ってきた、ひいおばあちゃんも泣いている。
家族5人、全員泣いている・・・。
たった3日間しか一緒にいなかったのに。
言葉も全然通じないのに。
お金をせびってきた、踊り好きのひいおばあちゃんが、
別れは笑顔で、とばかりに踊り出す。
泣きながら、それでも必死に笑顔をつくりながら。
私も泣きながら真似して踊る。
頑張って笑おうとするけど・・・やっぱり無理で。
みんながバスに乗り込む。
小説のようなタイミングで雨が降ってきて、バスが発車した。
旅に出会いと別れはつきもの。
けれど、「また会おうね」と言っても、会える保障は無い。
同じ国の人間同士ならまだしも、アマー達は日本に来れる経済力が無い。
例え私が次会いに行けたとしても、その頃ひいおばあちゃん達は健在しているのだろうか?
けれどどんなに悲しくても、悲しさは時間と共に薄れていく。
行ったことのない田舎町まで、家族に会いに行くとこは無いと思う。
それでもやっぱり。
たとえ言葉が通じなくても。
嘘でもいいから言いたい。
「また会おうね」
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コメント

  1. megyoshi より:

    この記事とってもいい!
    私もしんみりしました。。。
    ホント、旅してると出会いと別れの繰り返しで切なくなることもしばしばだよね。
    もう一度会いたくても距離があるし、時間とともに感情がだんだん薄れていくよね。
    でもやっぱり沢山のいい出会いがあればいいよね☆彡

  2. >meguちゃん より:

    >meguちゃん
    ありがとー(ノ´∀`*)真面目な記事、苦手なんだけどねw
    出会いと別れも、旅の醍醐味だよね。
    meguちゃんの今後の旅、応援してるよー♪

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