しほ、気付いたり拾ったり。(ミャンマー・タウンビョン精霊祭)

ミャンマー タウンビョン精霊祭 旅女ミャンマー

~~~~~前回までのあらすじ~~~~~

「ナッ神」信仰のタウンビョン精霊祭は、ミャンマーではミャンマー全土から人が集まる一大イベントにも関わらず、観光客にとってはほぼ無名。

宿泊施設が無いタウンビョン村で、「寺院の中で泊まる」ことに成功した私。

しかしここで私はある重大な事実に気付いてしまったのである・・・。

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夜、簡単な水浴びを済まし、寺院の中で現地人家族が貸してくれたシートに横になる私。

あ~良かった。寝るとこ確保出来て。右は女性だけの僧侶集団、左は女性だけの家族(10歳くらいの男の子1人)だし結構安心。

満月の日(8月21日)が一番盛り上がるって言ってたけど、結構、日あるなぁ。

えーと。

今日が18日やから・・・あと3日かぁ。。。

ん・・・?

今日が、18日・・・?

あああ明日って・・・19日やんっ!!!;

明日、誕生日やっ!!!Σ(゚Д゚;)

31歳の・・・

誕生日前の夜、お寺の中にビニールシート敷いて寝る私って・・・

なかなかステキや~ん♡笑

タウンビョン精霊祭2日目

日は変わって。

まだ陽も登りきっていない早朝5時に「フロ行くわよ」と、家族に起こされる。

まだ暗いんですけど・・・(っA`)ネムー

確かに昨日夜10時に横になったものの、「お金バラまき祭り」は終わることを知らないのか、深夜までどんちゃんどんちゃんやっていた。
私は今まで「どんな場所でも寝れる」というのを特技にしていたが、もぅ言わないようにしよう……。
寝られなくは無いが、快眠は出来ない!

眠い目を擦りながら、今回は家族が貸してくれたロンジー(腰巻)を、地元民と同じように胸の上から巻いて水浴びをする。全身浴びれて気持ちがいいものの、ロンジーはただの一枚布なので、慣れてない人間からすると、いつポロリしてもおかしくない。

というか、ポロリしてしまった。
まぁどうせ現地人しかおらんからいいや・・・。

水浴びして戻ろうとすると、きれいな朝焼けが。
早起きは三文の徳とは正にこのこと。

↓ こちらは私の寝床。

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結論から言いますと、結局ここに無駄に3泊しました。もちろん誕生日の夜も笑

こんなにこの祭り密着するつもりは無かったんやけど(;・∀・)
寝れないって言いつつも、意外と寝れるもんやね・・・。

気候もそんな悪くなかったし。夜は持って来たショールをかければ丁度いいくらい。

↓ 隣にいた女性僧侶の集団

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オールビルマ語でどんどんうちに話しかけてくる。
まぁ、ここ泊まる外国人なんて見ることないだろな・・・。

ビニールシートを貸してくれた家族はこの3日間、すごく私によくしてくれた。

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とりあえずご飯3食一緒に食べさせてくれて(持ち運び出来る炭を入れた釜みたいなので自炊してた)、ヒマがあればお茶やおつまみを出してくれて、昼寝してる時はうちわで仰いでくれたり。

家族と言っても、ひいおばあちゃんが2人、お母さんが1人、お姉さん(と言っても40歳くらい)が1人と、10歳くらいの男の子が1人。この男の子の関係が最後まで分からんかったけど、いいように言えば「奉公してる子」なのかな?それにしては扱いは良くて自分達の子供みたいだったけど。

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あと、その家族の親戚か知り合いみたいな人達が数名。

名前がみんな難しすぎて覚えれんから、お姉さんくらいまでをビルマ語で「アマー(お姉さん)」、お母さんおばあちゃんを「アメイ(お母さん)」と読んでいた。

私の左側にいる青い服のアマーは、本当に色々世話を焼いてくれた。毎日髪をといて、私の短い髪にいい匂いのする花を飾ってくれたり。

しかし、英語が全く通じんから、どこからどこまでが家族なのかよく分からず、この3日間はガイドブックの「サバイバル会話」を必死に読んでた(;´∀`)

タウンビョン精霊祭の出店など

昨日はほぼ昼寝してたから、今日は午前中にお祭りを見回ってみた。

このお菓子の出店が多かったけど、トライせず。

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カニやエビを揚げたもの。意外に高かった気がする。

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茅葺の映画館。

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テニスボールを的にぶつける射的。

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踊り狂う人々

昨日お金バラまき大会してた場所は、フェンスが外されダンスフロアになっていた。

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音楽が演奏されると同時に、みんな狂ったように踊り出す。

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この現地人の踊りがコミカルで面白い。
お供えの花を両手に持って、手足を伸縮させて、本当に「ヘイ!ヘイ!」といった感じ。

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夜踊ってたのは男性だけだったけど、朝は女性も踊っていた。
この祭りを3日間密着した結果、このお堂は朝から昼はダンスフロア、夕方はお金バラまき大会になるようだ。

いざ!お札バラ撒き祭りに参加!

朝の内はフェンスが無いので、誰でもナッ神様の近くまで行くことができた。

 ↓ 赤いハチマキしてる2体がナッ神。

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みんな我が我がとばかりにナッ神に押し寄せる。これを見ると、本当に信仰心強いな~と感心する。

 ↓ 神輿みたいなの。

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お供えの花をなぜかこの上に投げ入れる。これは1日目に撮った写真だけど、最終的には花が天井までモリモリになっていた。

寝床に戻って、「あなたは何歳?」と家族に聞かれ、今日が私の誕生日だと言うと、(伝わってるのかどうかは分からんけど)

「じゃあ、今晩踊りに行くわよ!」

って;そんな「クラブ行くわよ」的なノリで言われても;

そんなこんなで夕方、みんなの身支度が始まる。ちゃんと化粧し、髪に花を飾り、よそ行きのきれいなロンジーに着替える。私も化粧され、ロンジーに着替えさせられた。

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いざあの「お金バラまき大会」が行われているお堂に行き、そこで踊るのかと思いきや、「フェンスの中に入る」とのこと。
1人、2000チャット(200円)と言われる。喜捨したお金を霊媒師に渡し、霊媒師がそれをバラ撒くという仕組みらしい。

しばらく並んで内部に入る。

 ↓ お金バラ撒き役?の「ナッカドー」と呼ばれる霊媒師(オカマさん)。

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 ↓ ミャンマー国民憧れの「ナッ神」様。

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フェンスの中だったら、お金拾い放題やん!と思ったものの、いやいや、そこは観光客。たかだか10円20円で、はしたない(´Д`)
ちゃんと地元の方々にお譲りしよう。

お金バラまく霊媒師登場。

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そして、この後の写真はありません・・・。

えっ?
なぜかって?

お金拾うのに必死やったからに決まってるやん!!!
カネカネ~~~!!!(# ゚Д゚)ノノ

結局200チャットGET。
一緒にバラまかれたお菓子は、さすがに子供にあげました笑。

コメント

  1. ワダ より:

    おもしろいお祭りどっぷり浸ってビルマにはまっていましたね。お誕生日おめでとう。まだまだ先を楽しみにしています。
    旅女がんばれー。

  2. >ワダさん より:

    >ワダさん
    ほんとに珍妙なお祭りでした・・・;
    現地人のテンションの高さがハンパない!
    ありがとうございます♪頑張りまーす!

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