まぁ確かによくありそうな名前だけれども。(エレバン)

日本人宿リダの家アルメニア

どうせまた戻るからと、ジョージアの観光を後にしてアルメニアへ。
なぜまたジョージアに戻るかと言うと、次の国トルコへ行くには、国際関係が悪いアルメニアからの入国はできず、ジョージア側からしか入国出来ないため。陸路で続いているのに面倒くさい・・・。

こういうこと↓

カフカス

 

ジョージア、トビリシ駅からマルシュルートカ(乗合ミニバン)に乗って約6時間半、アルメニアの首都「エレバン」に到着。国境は荷物検査なども無くあっさりしたものでビザ申請合わせて30分とかからず通過。ほんと中央アジアでは1時間2時間かかってたのにコーカサスは楽で嬉しい。

エレバンの駅

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首都の駅だけどあまり賑わっていない。

後ろ向きに馬に乗って剣を構える騎馬像。アルメニアの英雄か何かかな?

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私が到着したのは昼過ぎだったため、駅前も閑散としていたけれど、朝はこの場所がマーケットになるため、すごく人で混んでいた。

 

エレバン駅前の朝

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中央アジアからずっと、車がそのまま店舗になっている野菜屋・果物屋をよく見かける。いいアイデア。

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アルメニアでよく見かけたピザのようなスナック的軽食「ラフマジュン」。トルコ系の料理らしい。

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中に挽肉と香草を炒めたようなものが入っている。クセあるかな~と思いつつ頼んだけれど全くクセは無い。

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スナック屋台で作り置きのを買うと100ドラム(20円)。ファーストフード店で注文後に作ってくれる場合は150~200(30円~40円)ドラム。軽いのでご飯にはならないけど小腹が空いた時に丁度いい。焼き立ては薄いピザのような感じでパリッとしていて美味しい。

エレバン滞在時に泊まった宿は有名日本人宿「リダの家」。
ゲストハウスの名前ではなく、そのまま「リダさんの家」。
今はエレバンでもゲストハウスが増えたけど、昔は宿が無くこういった現地の人の家に泊まるしかなかったそう。(中央アジアから西は場所によってはまだこういう民泊スタイルが残っている)

駅から徒歩5分という好立地。
・・・にも関わらず、私はここに辿り着くまでに20分以上はかかってしまった(TдT )
道を間違っていることに気づかずどんどん歩いて、その辺の人に「リダの家はどこ?」聞き、最終的には全く違う「リダさんの家」に辿り着くというミラクルを起こしてしまった。

リダの家の外観写真は見ていたので、何か違うな~と思いつつも窓から顔を出した違うリダさんに「今日泊まれる?」と聞くも、不審者でも見るかのような顔でもちろん「無理」と言われる(そりゃそうだ)。
完全なリダ違い。

振り出し地点の駅に戻ってようやく正しい道を発見し、そこからは迷わずに行けた。
言い訳するけどスマホが無いからね。うん、きっとそのせい。

リダさんの家は聞いていたとおりボロい。シャワーも無いので近くのシャワー屋さんに通わなければならない。その上シャワー屋さんが値上げしたため、宿代が安くてもシャワー代をプラスすれば他の安宿とほぼ同じ値段になるため、はっきり言ってわざわざリダさんの家に泊まるメリットはほとんど無い。
がしかし、、、1泊でもいいからリダさんの家に泊まって欲しいなぁ~と私は思う。一度でも泊まった人は分かると思うけど、完全にリダさん(年齢的にはおばあちゃん)に情が移ってしまうので、この宿が無くなるのは凄く寂しい。。。
ので、情を抜きにした客観的なリダの家のメリットデメリットを書いておこう。

【メリット】
・駅が近い、朝マーケットが近い
・安い軽食がすぐ買える
(駅前にピロシキ屋、ファーストフード店、駅地下に安いケバブサンド屋などがある)
・住宅街なので子供が遊んでいたり日常の風景が見られる
・日本語情報ノートがある

【デメリット】
・全体的にボロく、部屋も狭い
・シャワーが無い
・中心部から少し離れている
・英語がほぼ通じない
・キッチンが使いづらい

コーカサスは歩き方にもほとんど観光情報が無いため、情報源は人のブログと宿の情報ノート。トビリシのジョージアホステルとこのリダの家の情報ノートにはかなり助けられたのも事実。ブログではのせられない?国際学生証を作れる場所の詳細や(作ってないけど;)、各主要(&マニアックな)観光場所への行き方など、かなり詳細に書かれていた。

あとシャワー屋さんに行くのは面倒くさいものの、帰りに風にあたりながらてくてくと帰るのは銭湯帰りのような感じで気持よく、個人的には良かった。
私の地元には歩いて行ける銭湯なんて無いけど、昔大阪に住んでいた時はとてもお風呂を溜める気にはなれない狭いユニットバスだったため、たまに銭湯まで足を運んでいた。懐かしいなぁ~千林大宮。もちろん風呂あがりにはフルーツ牛乳かコーヒー牛乳を飲んで・・・なんて思い出していると、このシャワー屋さんにもコーヒー牛乳が置いてあったので驚いた。日本人の誰かが「置いてよ」なんて言ったのか、たまたまあったのか・・・。

宿には猫さんもいるよ!!(*´∀`*)

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情報収集のためここでは1泊して他の宿に移る予定だったけど、やはりリダおばあちゃんに情が移ってしまって次の町へ行くまでの3日間はここで滞在した。

しかしお陰でイラン(テヘラン)で会ったR君とも再会できた。前回は宿で少し話しただけだったので、お互い「初めまして」と言ってしまった笑。

R君とリダおばあちゃんと。

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ほんと昼撮れば良かった笑。
R君は最初テヘランで会う前から私のブログを読んでいてくれたらしく、有り難いやら恥ずかしいやら(ノ´∀`*) 彼は既にここでの8泊目を迎えていた。。。どんだけ!

宿予約サイトで見てもエレバンにはいいゲストハウスが沢山出来ているよう。私が別の町から帰ってきて試しに泊まった宿もすごくいいところだった。でも自分勝手なエゴだけど、やっぱり1泊はリダおばあちゃんの家に泊まってあげて欲しい・・・と思ってしまう。

 

ジョージア(トビリシ)からアルメニア(エレバン)への行き方

エレバン行きマルシュルートカ↓(実際乗ったマルシュはこれよりボロい)

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トビリシからエレバンへの移動方法は列車かマルシュルートカ(乗合ミニバス)の2通りあり、値段もそれ程差は無い。私はマルシュで行ったけどエレバン駅ではなくバスターミナルに着いたので、リダの家に行く人は列車の方がアクセスがいい。
エレバンはオペラハウスがある辺りが中心地となっていて、リダの家からはバス1本で行ける。

①トビリシ駅前 9:00発~エレバンバスターミナル 15:25着
マルシュルートカ 約6時間25分 35ラリ
駅前からの出発時間は朝9時から2時間おき。17時最終。マルシュというか乗合バンみたいなもので席数は多くは無いので30分前くらいに行った方がいいかも。予約してなかったけど普通に乗れた。

●国境 10:30着
荷物検査無し、アルメニアのビザをここで取得。申請用紙にアルメニアでの滞在先(ホテル名)などを記入後すぐ発行。
アルメニアビザ代:7ドル、20ラリ、3,000ドラム
※ビザ代はドルで払えなかったという情報もあったので、事前にマルシュ運転手にビザ代分だけアルメニアドラムに両替してもらった。(15ラリ→3,000ドラム)
アルメニア側の国境のゲートの外に両替所があるが、マルシュの場合素通りする。頼めば止まってくれるかもだけどエレバン側バスターミナルにもある。(ジョージア側にもあったのかも?)

●エレバンバスターミナル 15:25着
バスターミナルには両替所、ATMあり。
どのバスターミナルに着いたか忘れた;(キリキアだったかなぁ?)

②バスターミナル~エレバン駅
マルシュ 約10分 100ドラム
※駅までのマルシュは「カラヤン(エレバン)」と言えば誰かが何とかしてくれる。中心部までも「オペラハウス」かメトロの名前を言えば多分大丈夫。

 

エレバンの安宿

「リダの家」

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MIXドミトリー:1500ドラム
WIFI:あり(速度普通)
庭あり、簡易キッチンあり、シャワー無し
※ドミ部屋は数部屋あるようだけど、私が泊まった時は地下部屋に仕事で来たジョージア人?が長くいて、使えるのは3ベッド1室のみだった。が、定員オーバーでも他の部屋に布団を敷いたり、ソファー等を使わせてくれる。
(2016.8.12~3泊)
シャワー屋さん:1時間1000ドラム(10時~24時)
1時間を何人かでシェアしてもOK。宿泊客が少ない日は1人でシャワー屋さんに行った日もあり、30分で500ドラム交渉するも無理と言われ、15分で500ならOKと言われた;まぁ15分あれば何とかなる。シャワールームは脱衣所と分かれていてカギもかけられて使いやすい。お湯も水量も問題無く、掃除も行き届いていてきれい。場所は情報ノートかキッチンにも張ってある。

もぅ絶対迷わない!リダの家への行き方~
エレバン駅から徒歩5分の場所で20分迷った挙句、違うリダの家に行く人なんて私くらいでしょうがまぁ一応。

①エレバン駅を背にして、左手に見える茶色っぽい建物の横の細道に入って行く。

昼過ぎに着くとこんな感じ。

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列車だと朝着くので、マーケットになっていて分かりづらい。

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ちなみに私が迷った原因は、ここを曲がらずに駅のロータリーを出た大通りを曲がってしまったため。「目印は大きい木」と書いた地図を見ていたけど、大通りにはずらっと同じ高さの街路樹が植わっていたので「一体どれが大きい木!?」と涙目になったが、その時点で間違いに気づくべき。

②住宅街を進み、大きい木があるところを右に曲がる。

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③曲がって左手に看板も番地名も無い、白と緑の塀?のある所がリダさんのお家。

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私はここでウロウロしていたら近くの子供達がここを指差して「リダ!リダ!」と教えてくれた。

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