ケチな町に住む猫は大変(ガブロヴォ)

更新滞ってしまいましたが現在地、日本!です。こたつで猫さわりながらみかん食べてます。あー幸せ(*´∀`*)
イタリア~日本の航空券を買っていたのですが、予想以上にバルカン半島で時間を費やしてしまい、まぁ間に合わなければ近隣諸国からイタリアに飛べばいいかと思っていたのですが(ヨーロッパはLCCが沢山あって安い)結局は陸路にこだわってしまい、怒涛の移動・移動が続いてしまったのです。あと調べることも沢山あって;あー疲れた。
まぁ日本では1ヶ月沈没予定なのでのんびり更新してい・・・ったら旅再会までに終わらなそうなのでそこそこ頑張って更新していこうと思います;
ということでブルガリア編の続き。
トルコ編で書き忘れたんだけど、イスタンブールで知り合ったインフォのお姉さんはブルガリア出身で、小さいころまではブルガリアで住んでいたらしい。
私「次ブルガリア行くんだけど、ブルガリア料理で有名なのって何かある?」
お姉さん「そうね!サラダかしら。」
私「サラダ」
お姉さん「ショプスカサラダっていうの!トマトとキュウリにチーズをかけて食べるの。すっごく美味しいわよ!」
トマトとキュウリにチーズ。
既に想像できる味・・・。
そしてキルギスからずっとある「トマトとキュウリのサラダ」。安食堂では「ドレッシング」という概念は無く、大体「塩orオリーブオイルorお酢」をかけて食べる。たかだかチーズが加わったくらいで味が劇的に変わるという気もしない;
そんなわけで「ヨーグルト」しかなかった私のブルガリアの知識に新たに「サラダ」が加わったのだけど。シプカで泊まっていた宿の朝食はいくつからか選べて「Traditional(伝統的な)」というのがあったのでそれを頼んでみた。
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ちゃんとあるやん!伝統的なやつ!
「ヴァニタ」というらしい。ただこれ、注文する前に宿のオーナーにどういう料理か聞いたところ「説明できない」と言われた通り、説明するのがすごく難しい;
オムレツのようなものかと思いナイフを入れると表面がパリパリさくさく。パイのようなものかと思って口にすると中は蒸しパンのように軽く、ぽこぽこと隙間がある。卵とチーズのみの味付け?日本語でもうまく説明出来ない。
この料理はこの先の近隣諸国でも似たようなものを時々見たので、ロシアからきたものなのかな?
ブルガリアでの初ヨーグルトは酸味はそれほど無く、カスピヨーグルトほどこってりもしていなくてちょうどいい感じ。
次の町へ行くバスが来るまでシプカの町をぶらぶら。
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郵便局。
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郵便局の場所を教えてくれたマダム達。
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左の人ワンピースのキャラに出てきそう。
ブルガリアの言語は「ブルガリア語」だけど、ロシア語も通じる。というか、私はブルガリア語を知らないし、ロシア語も単語でしか使えないので、ただ共通の単語があるだけなのかもしれない。
シプカからバスで50分。「ガブロヴォ」という町のバスターミナル。
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バスターミナルは「オウトガーラ」という。写真のキリル文字、何となく読めるでしょ?
荷物預かり所は無かったけれど、一応聞くとその場で預かってくれた。
ガブロヴォでは「ユーモアと風刺の家」だけ見て、そのまま次の町へ移動する。


「ユーモアと風刺の家(House of Humour and Satire Museum)」
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入場料:3レヴァ
開館時間:
4月1日~10月31日:9時~18時(5月24日を除いて)無休
11月1日~3月31日:9時~18時 日曜休館
何でもこの「ガブロヴォ」は「ユーモアの町」として知られていて、ここはガヴロヴォをユーモアを紹介している博物館。3階建てで意外と広い。
博物館前にある銅像。
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館内に入ってすぐあるのは「ガブロヴォ・ユーモアのルーツ」という部屋。イラストと共にガブロヴォに伝わる小話(こばなし)を紹介している。
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しっぽを切られる猫のイラスト!?どういう意味!?(;´Д`)
説明を読むと、「猫が外に出る時、部屋の暖かい空気を逃さないようすぐに扉を閉めれるように猫のしっぽを切る」って・・・えぇ~~~;
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~その他の小話~
魚をくわえた男性:しょっぱい魚を食べて水を沢山飲む。食費を節約するために。
蛇口のついた卵:卵に蛇口を取り付けて必要な分だけ使う。スープに卵丸々1個使うのはもったいない。
(一番右の絵はよく分からなかった;)
ユーモアっていうか、ただのケチ!?
後で調べると、ガブロヴォは工業都市として栄えたと同時に「節約好きでケチな町」としても有名らしいw ケチをネタにした「ガブロヴォ・ジョーク」というものもあり、その内の1つを紹介。

~あるガブロヴォ人が隣人のもとを訪れ、尋ねた。
「やあ、隣人よ。実は大きな問題を抱えているんだ。15人の来客を招待しなければいけないが、イスが10脚しかない。そちらにイスは余っているかな?」
「ああ。あるよ。」隣人は答えた。
「すばらしい。じゃあ5人はそちらに行ってもらうよ。」
なるほど。
まぁ中でもやっぱりしっぽを切らる猫の話が有名らしく、博物館の中でもいろんな場所にモチーフが。
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ユーモアな時計?
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でもね。
「ブルガリアにある時計なんてどこも正確じゃないよ!」と何人の人がツっこんだことか。宿の時計も、駅の時計もどこも狂っている・・・。
何か手作り感ある部屋も。なぜか薄暗くて何をテーマにした場所なのかサッパリ分からない。
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ギャラリーはユーモアとは関係ない普通の絵画や風刺画などがあるけど、分かりやすい絵が多くて結構見応えがあって面白かった。
テーマが「ガガーリンのスマイル」という宇宙関係の絵を展示したエリア。
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アメリカが初めて月面着陸した裏で旧ソ連が先に来てましたよ~という絵。なかなか面白い。(当然そんな事実はありませんが)
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この絵もいいなぁー。天の川にこんなの出来たら興ざめかもしれないけど「できない」からこそ夢がある。でも数百年後にはできるのかなぁー。
最上階には各国のお祭りや、この町で行われるカーニバルの資料の展示ルーム。
カーニバルで使われたしっぽが繋がれた黒猫とおじさん。この博物館を作った人なのかな?
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このおじさん、かなりのお祭り人間。
日本のお祭りにも参加したらしくかなり年季の入った資料が。
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「さわると願い事が叶う」と書かれた黒猫のオブジェ。
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とりあえずさわっておこう。
トボけた顔だけど頼むよ、猫さん。
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博物館を出る前に英語の出来る職員さんがいたので「この猫のしっぽを切るって話、本当なんですか?」と聞いたら笑って「ジョークよ!」と返された。本当にジョークであることを願いたい(;´∀`)
本来この博物館はさらっと見て町も歩こうと思っていたけど、予想以上にじっくり見てしまったため時間が無くなりそのままバスターミナルへ。
バスターミナルで食べた何か。
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薄いパンに挽肉のペーストを塗って焼いたもの。+ケチャップとマヨネーズ。
これはブルガリア以外では見かけなかった。ファーストフードだけど意外と美味しかった。

シプカからガブロヴォへの行き方

シプカ(Shipka)12:00発~ガブロヴォ(Gabrovo)12:50着
バス 50分 6レヴァ
※シプカからガブロヴォ行きバスは本数が少ない。宿の人に11:45発と言われたけど15分遅れて来た。バス乗り場はシプカの大きい広場にあるスーパー前から。
※ガブロヴォのバスターミナルに荷物預かり所は無いが、頼むと預かってくれるかも。

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