コソボには「コソボの中世建造物群」として世界遺産に登録されている4つの修道院・教会がある。※正確にはコソボは世界遺産条約未締約なので、世界遺産センターでは「セルビアの世界遺産」として分類されている。
「コソボの中世建造物群」
・デチャニ修道院(De?ani Monastery)
・ペーチ総主教修道院(Patriarchate of Pe? Monastery)
・リェヴィシャの生神女教会(Church of the Virgin of Levi?a)→記事
・グラチャニツァ修道院(Gra?anica Monastery)→記事
まぁ世界遺産だからといって特別興味があったわけでも無いけれど、4つの内2つは既に行ったのでじゃあ残り2つくらい行っておくかということで「ペヤ(Peja)」という町に向かった。
↓ミトロヴィツァからのペヤ行きミニバス
ミトロヴィツァから朝早いバスに乗ったため、ペヤには朝9時に到着した。バスターミナル近くにホテルがあるのは知っていたものの、デチャニ修道院へはここからバスで行けるため、バスターミナルで荷物を預かってもらった。
東欧諸国ではバスターミナルにクロークやロッカーが無くても窓口で頼めば預かってもらえる場合が多い。(場所によるだろうけど)
デチャニ到着。多分慰霊碑。
しかしここで、、、やってしまった。
バスの中にマフラー代わりにしていたストールを置き忘れてしまった(TдT )
日本だとバス会社に連絡して、どこかに預かってもらったりと出来るけど、当然バス会社なんて覚えてないし、例えバスターミナルに戻って聞いたとしてもここは海外、戻ってくる可能性なんて無いに等しい。
あぁ、、、タイのターミナル21で買ったくまさんストール・・・。
もぅ34歳なんだからこんなのするなってことだろうか・・・と、しくしく思いながらもとりあえず修道院へと向かう。
↓このロータリーを左(大きな液晶TVがある方)に曲がる。
↓突き当りを右へ。
あとはひたすら山に向かって歩く。
民家。
検問所出現。
近くまで行くと写真撮影禁止のマークがあった;
警備員・・・というか軍人?さんがいるけど、歩行者はノーチェック。車は止められるらしい。
なぜここまで厳しく警備しているかというと、コソボの世界遺産の建物は全てセルビア正教会のもの。が、4つの建物の内セルビア人地区にあるものはグラチャニツァ修道院だけで、他の3つはアルバニア人地区にある。この地区にあるセルビア正教会の建物はかつてアルバニア系過激派により攻撃を受けたため、どこも厳重警戒体制なのである。
「グラチャニツァ修道院」
入場料:無料
入口でパスポートを預けて中に入るものの、まさかの写真撮影禁止でがっかり(-д-υ)
この修道院は2007年、アルバニア系過激派により手榴弾が投げ込まれたらしいけど、教会自体に被害は無かったのか、それとも修復されたのか、教会内の壁画もきれいに残っていた。
※「~修道院」とつく場所は、教会があり、その周りを修道院(修道女・修道士の生活施設)がぐるっと囲っている場合が多い。
バスを降りた場所に戻り、近くのカフェでエスプレッソを1杯飲む。本当にコソボはどこでコーヒーを飲んでも意外と外れが無いから驚く。1杯50円前後で安いしねw
出た。
「おい!俺達を撮ってくれよ!」
デジカメだから減るもんじゃないしいいんだけど、ほんと、撮ってもらって何が楽しいんだろう・・・(;´∀`)
(しかも撮った後見せてくれと言うわけでも無い;)
そしてここで奇跡が。
まぁ来たのと同じバスってことは無いだろうと思いつつも乗り込んだら、ん?この運賃係見覚えあるような・・・。
まさかの同じバスだった。
そして私がストールが無いかキョロキョロしていると。
運賃係「君、何か忘れ物をしたかい?」
まさかのストールが戻ってきた!!!Σ(゚д゚;)
忘れ物として運賃係の人がキープしておいてくれていたらしい。
まぁ毛玉があるくらい使い古していたので、誰にも盗られなかったのかなぁ・・・;34歳なんて年は気にせず使えということか!何はともあれもぅ戻ってこないと思っていたので凄く嬉しかった。やるやんコソボ!w
意気揚々とバスターミナルに戻り、ホテルにチェックイン。
予約はしてなかったものの普通に空いてたから良かった。
ホテルの外観写真を撮った後に。
出た。
「おい!ホテルなんて撮らないで俺達を撮ってくれよ!」
ホテル近くの会社で何か働いていた男性二人組。
右の人めっちゃ笑顔やんw
「ペーチ(ペヤ)修道院」
入場:無料
ホテルからまぁまぁ遠かったなぁ。
ここでもパスポートを預けて中に入る。
が、ここでまたしても「カメラ禁止」マークを発見してしまった。こうなると何とか心のフィルムに留めようと思うものの、私の心のフィムルは安居酒屋のビールの泡の如く高速で消えてしまうので、もはやほとんど覚えていない。教会内部が3つくらい部屋があったのと、教会周りにあったと思われる修道院は土台部分しか残っていなく、遺跡のようだったのだけ覚えている。
ペヤ市内にあったモスク。
小さいながらも内部の装飾はきれい。
コソボが自負するペヤビール。45セント(約55円)。
一緒に写ってるのはこの辺りでよく買っていたキットカットのようなチョコレート。40セント(約48円)。
ビールとチョコの値段がほぼ同じとなるとチョコが高いな~とも思うのだけど、この時期私は毎日チョコレートを食べないと居ても立っても居られなくなるほど「チョコレート摂取病」にかかっていたのである。しかしバルカンに入って急にチョコレートの質が良くなり、さすがバルカンと言えどヨーロッパ!と思った。アジア圏では大体カカオというよりも、脂肪分が多くてぬるっとしたチョコもどきのようなものが多かったのだけど、ここへきてこういうビター系チョコも見るようになったので嬉しい。
ミトロヴィツァからペヤ(ペーチ)への行き方
ミトロヴィツァ 7:10発~ペヤ(Peja)9:00着
ミニバス 約1時間50分 3ユーロ
※宿の人が出発時間を教えくれたけど、本数は少ない。
バスにあった時刻表↓
ここに無い時間もいくつか教えてくれたので、この他にもう1社運行しているよう。
ペヤからヴィソキ・デチャニ修道院への行き方
①ペヤのバスターミナルからバス。20分に1本程度。
約40分、1ユーロ。
②デチャニのバス到着場所(ロータリー周辺)から徒歩約25分。
ペヤの安宿
「HOTEL JUSAJ」
シングル:10ユーロ(共同シャワー)、15ユーロ(シャワー付)
WIFI:部屋可。速度普通。
その他:1階がレストラン。
行き方:バスターミナルから徒歩8分
宿泊日:2016.11.1~1泊
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