タフロウト「ナポレオンの帽子」からのジオラマ風な絶景

モロッコ タフロウト 絶景モロッコ

エッサウィラから夜行バスで約10時間「タフロウト Tafraote」という町へ。

そもそもこの町もパスする予定だったのだけど、時間があることと、トドラ、エッサウィラと同じ宿にいたAちゃんから「タフロウト絶対行った方がいいよ~!」とおすすめされたので。
ちなみにそこまで言うAちゃんはタフロウトには一度も行ったことが無い・・・。なぜそこまで勧めるのかw それで行く私も私だけど、地図を見ると確かに私好みの町な気がする。

地球の歩き方とかで何ページにも渡って地図があるような町よりも、1ページの半分くらいの地図の中にバスターミナルも宿も見所も全部収まっているような町が私は好きだ。しかもその縮尺が大きいほどいい。タフロウトは正にそういう町で、見所は地図外となっているものの、面倒くさければ行かなければいいだけのこと。

エッサウィラからタフロウト行きの夜行バスは民営バスのみ。バス会社↓

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21:30発。隣りの会社は2:00発があった。

夜行バスは快適とまでは言わないけれどまぁ普通。エッサウィラには朝6時に着くと言われたけれど、着いたのは7:20、早く着きすぎても宿の受付が開いているか不安だったので丁度良かった。

ただ目星をつけていた「Hotel Tafraoute」が80ディルハムでWIFI無しと言われ・・・(女忍者さんのブログでは60でサクサクWIFI付きだったのに;「でっかいお腹がチャームポイントのホテルのオーナー」もいなかったので経営者が変わったのか安い部屋が満室だったのか)ともあれ、ここではまったりする予定だったのでWIFIが無いのは困る。

というわけで、安くてWIFIもあった「Hotel Tanger」へ。オーナーがタンジェ出身なのかな?連泊交渉で60ディルハムの部屋を50に(550円)。南京虫大丈夫かな・・・?という雰囲気があって心配したけれど日当たりと風通しがいいせいか虫はいなかった。

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テラスからの眺め。

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見ての通り、岩山に囲まれた町。
宿の1階はカフェレストランになっていて、テラス席で通りを眺めながらお茶できるのも良かった。

さて、思いっきりだらだらするためにさっさと観光を終わらせよう。

町中から南へ約30分、「アガルド・ウダッド(Aguerd Oudad)」という町にある「ナポレオンの帽子」と呼ばれる岩山へ。その名の通り、岩の形がナポレオンの帽子に似ていることからこう呼ばれるようになったらしい。

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・・・ナポレオンの帽子ってどんなんやっけ?(;゚_ゝ゚)

そもそもナポレオンの顔すらも思い出せない。

「何か帽子に羽とかついてたかな?うん、多分あの左の2つに分かれてるやつが羽の部分だ!」などとぼや~っとしたまま岩を見る。

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後で調べた「ナポレオンの帽子」↓

ナポレオンの帽子

羽や付いてないし。

てか、これ山型やったら何でも「ナポレオンの帽子」って言えそうやな~。
どうでもいいけど意外とナポレオン、イケメンやったんや・・・。

ナポレオンの帽子の上からの景色。

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何かジオラマみたい!と思ったのでカメラのアートフィルター・ジオラマモードで撮ってみた。

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あ、何かかわいい。
オシャレ女子ブログとかに出てきそう。

ちなみに私が使っているカメラはオリンパスのミラーレス「PEN」で、それこそカメラ女子をターゲットにしたカメラなので色んなアートフィルターがあるのだけれど、私は全く使っていない;せいぜい明るさや鮮やかさをいじる程度。

ちなみに以前はPL-2を使ってたけど、度重なる故障に寿命を感じて今回の旅からPL-7に。最新型はPL-8。さすがに2から7になると写りも良く感じるけど、明らかに前のより色が鮮やかでコントラストが強くなったので、日光が強いと影が濃く写りすぎるのが不満・・・。やっぱ自分で露出とかいじるしか無いんだろうけどいつまでたってもよく分からん!;

ただWIFI機能はかなり便利すぎる。撮った写真をすぐWIFIでスマホに写せるからインスタとかスマホでブログ書いている人にはかなりおすすめ。

話が反れたけれど。。。

初日の午前中に観光ハイライトが終わってしまったタフロウト。
翌日町をふらふらしていたら何だか人の流れがあったので付いて行くと青空市を発見。羊も売られていた。(この市場は私が来た日から2日しかやっていなかった。火・水)

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写真はこれだけ。
なぜならタフロウトの女性はなかなかムスリム度が強いようで顔半分まで隠している人が多く、写真に映り込むのも悪い気がしたので。
タフロウトの町に来て、まず気がついたのが女性の服装が今までのモロッコの町と全く違うこと。今までは「ジュバラ」という長袖のロングワンピースのような服を来てスカーフやビジャブで髪を隠していたのだけれど、この町の女性はインドのサリーに近いというか。スカートになっている部分は一枚布を巻いていて、更に上半身は別の布で覆い、みんな口元を隠しながら歩いている。

布は上下とも真っ黒なのだけど、スカートになっている布の端は綺麗な刺繍の入ったリボンで縁取られていて、中にはビーズやスパンコールがついているものもあったり、若い女性のものはラインストーンが付いて今風のデザインだったり、人それぞれ違うので見ていて楽しい。

公園の壁に描かれた絵だけどこんな感じ↓

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この絵は後ろ姿だけど、前から見てもこんな人もいる(;´∀`)
※敬虔なムスリムほど露出度が低いので、手袋や靴下も履いて目の部分も薄い黒いベールをしているという「全身真っ黒」な人も稀にいる。←これはムスリム度MAXレベルなのでそんなに見ないけど。

ちなみに男性の服装は今まで普通だった「三角フード付きジュラバ」を着ている人はいなく、みんなフード無しジュラバ。色はみんな違うけれどモスクに行く時は正装である白いジュラバを着るというのはここでも同じだった。

マーケットを後に、「アメルン渓谷(Ammelne)」にも行ってみた。ここへは町中から徒歩50分くらいかかり、道も幹線道路の1本道で面白味も無かったためまぁまぁ面倒臭かった。

「LION’S HEAD(ライオンの頭)」に見える岩。

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・・・どれ???

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幹線道路を外れて小さな集落へ入ってみたものの、家を建設中のおじさんが1人いただけで大した収穫は無し。おじさんにお茶を誘われたものの、その家どころか今この村におじさんと私だけなんじゃというくらい静かだったので丁重にお断りした。私が去った後もしつこく何か叫んでいたのでこれは断って良かったやつだったと思う。

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何か天気も霞んでて今イチ。
途中トレッキングルートのようなものを発見。

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ヨーロッパでも辺鄙な場所のトレッキングルートにはこういう石や岩にペンキで色が塗られていて、それを目印に歩く。

カスバ(集落)か展望スポットでもあるのかなーと石を辿って行くと、途中で目印が二股に分かれ、更に進むと・・・!

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・・・なんも無いやん。

まさかの平原の真ん中で目印終了。なんじゃそりゃ。
仕方無いのでそのまま突き進むと幹線道路に出た。ただの徒歩ショートカットコースの目印だったのかもしれない。

何かの建物。

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噴水?のようなもの?

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何か遠くにカスバ見えるけどもぅいいや。

さぁ、後はだらだらするだけである。

ちなみに、私は遠いから行かなかったけれど「ナポレオンの帽子」から更に南に行ったところに「Red & Blue rock(赤と青の岩)」というものがある。ただピンクと青に塗られた岩がある場所なんだけど、撮りようによっては写真映えするかも。

Red Blue rock
写真

なぜ塗られているのかは知らない。何となく塗ったのか、観光客集めのために塗ったのか・・・?

エッサウィラからタフロウトへの行き方

エッサウィラ 21:30発~タフロウト 翌7:20着
民営バス 約9時間50分 120Dh+荷物5Dh
※着いてすぐ宿探しをしたけどバスターミナル周辺の宿はどこも開いていた。が、受付に人がいなく結構待ったりもした。

タフロウトの安宿

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「HOTEL TANGER」
個室:共同シャワー50Dh、シャワー付60Dh→連泊交渉で50に。
WIFI:あり(部屋可。速度ムラありだけど使えない程ではない)
設備:屋上に洗濯物が干せる。どの部屋も日当たりがいい。
その他:オーナーは親切だけどカフェも一緒にしているので常に忙しそう。1階のカフェレストランは周りに比べると安めで客も多い。コーヒー・ティー6Dh、パスタ・クスクス20Dh、タジン25Dh~、メニュー表あり。
宿泊日:2017.5.2~5泊
行き方:バスターミナルからすぐ近く。橋のそば。

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