現在地、モロッコの「ティズニット(Tiznit)」という町。
つ、、、遂に!!!
ブログがリアルタイムに追いつきました・・・!!ヽ( ;∀;)ノ
まぁトドラ渓谷、タフロウトでは大した観光もせずほぼだらだら過ごしていたので追いついて当然なんですが;
何はともあれティズニットです。
さぁこの町に何があるのか。
答えは、何もありません・・・。
地球の歩き方に載っているのが不思議なくらい。
車で15分も行けば海があるのですが、泳げないらしい。よくある郊外の町、といった感じで大した観光地もないこの場所に来て本日で5日目、ドラマ「リーガルハイ」を今更一気に見終わり、漫画を読み漁っている次第です。
あーこの先のビザやら何やら調べること多いのにーと思いつつも止まらない。どうにかして。個室ってだらだらすることに何の後ろめたさも無いからヤバいなぁ・・・。(ドミだと多少周りの目が気になるw)
ティズニットを観光してみよう
ティズニットも他のモロッコの町同様、城壁に囲まれたメディナ(旧市街)がある。メディナの門をくぐったところにある「ミシュワール広場」周辺に安宿が固まってある。
ただの駐車場になっているけど、日が暮れると申し訳程度にカタツムリ屋台が登場する。
とりあえず旧市街を散策。
ミシュワール広場にある「Hotel Atlas アトラス」の隣りの細い路地に入って行くと、安宿やおじさん達がたむろするカフェ、雑貨屋など沢山のお店が並び、夕方になると地元の人でごった返す。
どうやらこの町は夕方から本気を出すらしい。
途中あったお店でアルガンオイルを購入。
エッサウィラでも買ったけれど、もぅ1本買っておこうと思って。40mlで25ディルハムと35ディルハム(約385円)の2種類あり、せっかくなので高い方を購入。ポンプ式だったし。100mlのものは60ディルハム(約660円)だった。
ティズニットにはお土産屋さんのようなものは無く、唯一あるのは地元の人も使うバブーシュ(革製スリッパ)やビジャブくらい。
このお店もお土産屋さんと言うよりも、健康・ダイエット・美容品を取り扱っているお店で、アルガンオイルは片隅に一応置いとくよ、という感じだった。
↓こういう別の色んな種類のオイルが店中ずらっと並んでいる。
アボカドとか良さそうだなぁと宿の人に写真を見せて「これどうなの?」と聞くと「あぁ!アボカドオイルは僕の奥さんも使ってるよ!
でもオイルより、食べるのが一番いいみたい」と。まぁそうだろなーと思いつつ買おうか悩み中。
↓何かタマネギとかコーンとかサボテンとか・・・。
宿の人曰く、「これはそれぞれに効能があるらしいけど、まぁアテにならないね。この100%ナチュラルっていうのはウソだよ!香料とか混ざってるから」とのこと。
髪用のヘアオイルやシャンプーもあった。
なぜかデザインが着物w
日本人でこんな髪長い人なかなかおらんよー!;と思ってどの国の会社か見るとインドだった。なぜインド・・・?コストが安いからかなぁ?
路地を抜けると青空市場。
ただここも賑わうのは夕方から。
日が落ちて涼しくなる頃、大きな台車に果物や野菜を乗せたおじさん達が縄張り争いをするかのようにここに集まりだす。そして時には怒鳴り合いのケンカをしだす。
そして今の時期はメロンとスイカがめちゃくちゃ美味しい!
メロンを買った後に「写真撮らせて」と言うと、わざわざ写真用にメロンをギザギザにカットして置いてくれた。
私はスイカ大好き人間だけど、モロッコのスイカは通常日本で売られているサイズの倍くらいあるのでとても1人では買えず、メロンを時々買っていた。種類によるけど1個2~3ディルハムと破格の安さ。
日本円で20円から30円くらい!でこの甘さ~!贅沢~(´q`)
写真は中がオレンジの夕張メロンっぽいやつだけど、中が緑のマスクメロンも美味しい♪
メロン屋の写真を撮っていると、突如「おい!俺も撮ってくれよ~!」とおじさんが来たので、またかと思ったのだけど。。。
えっえぇ~~~っ!?Σ(゚д゚;)
な、なぜヘビを持っているのだろう・・・。
観光客の写真撮影用とかではなく、本当にただヘビを連れて歩いていて、そしてそのまま去って行った。。。ペットかなぁ?;
しかもこの写真を撮った翌日、別の場所でまた別の男性が普通にヘビを持って歩いていた。周りの人も普通、、、そんなものなの?;
この近くには夕方ドーナツ屋台も出現する。
昼に行ってないので正しくは夕方かどうかは分からない。ただ朝は無かった。
ドーナツ屋さんにあるミニチュロスが美味しい!
小盛りが1ディルハム(11円)、大盛りが2ディルハムだけど、1人だと1ディルハムで充分かな。ほんとまんま「ミニチュロス」。他の町でも見たけど、食べたのはここが初めてだったので、もっと早く食べてみれば良かったと後悔。←ドーナツ好きなのでいつもドーナツの方ばっか買っていた。
海が近いので魚市場もあったり、フライ屋さんも沢山ある。
揚げたての魚がまた美味しく、このトマトソースがアッサリしてて合う。初めてこの店に行った時、10ディルハムと言われ、その後別の魚のフライをおまけしてくれたのでえ~優しい~!と思ったけれど翌日行くと5ディルハム(約55円)だった。前日は10ディルハムと言った後にちょっと悪いと思ったのかな・・・?(;´∀`)
「ボンジュ~ル!!」
元気に挨拶してくれた姉妹2人を撮らせてもらった。
よく見ると同じヘアバンドで、2人ともピンクの差し色がオソロっぽくてオシャレや~ん。
「ラッラ・ティズニット」という泉。
泉というより貯水池のような、、、。
なぜかここだけ壁がカラフルに塗られている路地の一角。
玄関扉の上に描かれたサッカーチームのマーク。
モロッコではサッカーが人気で、試合のある日にはTVのあるカフェに男性が沢山集まって試合観戦している。スペインを応援していることが多かったので、モロッコではスペインのチームが人気なのかな?
私はサッカーに無知なので、後で調べると左がC・ロナウドが所属するレアル・マドリード、右がメッシが所属するFCバルセロナ。
モロッコのチームが描かないんや;
あぁっ!
何それー!!!
は、反則的にかわいい(;゚∀゚)=3ムッハー
何なん。犬と猫が一緒にいることでなぜか可愛さ倍増。
「ちょっと!俺も一緒に撮ってくれよ!」
だからなぜ。
しかも例によってモヒカン。モロッコでモヒカン大流行中、、、あっ!ロナウドがモヒカンだから!?繋がった!そんな気がするw
ティズニットは観光客が少ないせいか「一緒に写真撮って」と言われることが多かった。その他にも通りすがりに挨拶してくれたり「ウェルカムトゥーモロッコ!」と言ってくれたり、行き止まりの道を知らずに通っていたらちゃんと教えてくれたり、すごく親切。
しかしそうかと思えば「シノワ!シノワ!(中国人)」と、あからさまにバカにしてくる輩もいた。今までのモロッコの町では無かったのになぜだろう・・・。まぁ私の場合、無視するか、立ち止まって無言でずーっとそいつを見つめるw特に意味は無いけど向こうが気まずそうになるまで見つめてやるw 下手に怒って体力を消耗したくないので。
今まで行った国の中ではコソボが断トツに「チンチョンチャン(中国人をバカにする言葉)」攻撃が多かったのだけど、そこでは「なぜバカにするのか冷静に問いただす」という反応をしてみせた。まぁほとんどが逃げ出されたけど。
広場のホテルアトラスに戻ってお茶。
・・・と言ってもモロッコティーも飽きたのでコーヒー。6ディルハム(66円)。メロンより高いw モロッコではティーもコーヒ
ーもこういったガラスのコップで出される。
現地の人はこの泡を飲まない。
スプーンできれいにすくってソーサーの上に避ける。
アトラスはWIFIもあり、スタッフも感じが良くて、何時間でも気兼ねなくいれる感じがいいので何度か利用した。
旧市街の外のモスク。
ここも夕方になると人で賑わう。
モスク前に沢山あるベンチも満席になり、一体みんな何をしているんだろうというくらい人が集まる。ポップコーン、ポテトチップス、とうもろこしの屋台なんかも出て私は時々とうもろこしを買ってはやっぱり美味しくないなぁ~としみじみ思うのである。安いせいもあるけれど、何か地道にとうもこしを焼いているおじいちゃんを見ると買ってあげたくなってしまう。2.5ディルハム(約28円)。
広場からこのモスクに向かうには城壁の門をくぐるのだけど、城壁の外にはこれまた夕方、壁に沿って怪しげな物を売る人も出現する。
まず、明らかに怪しい賭けカード屋。3枚のトランプを混ぜて、当てたらお金を貰えるのだけど、途中失敗したふりをして落とし、わざとカードを見せてサクラ?に当てさせてお金をあげ、「ほら!簡単だろ!」と周りを焚きつけるのだけど、当然そんな怪しげなものに掛ける人はいない。
けれどなぜかみんな見ていて人だかりができている。
他にも何かの効能があるように訴えているようなスパイス?屋さんや、ヘビ使い。。。またヘビ出た!しかしこのヘビ使いは5匹くらいのヘビを飼い慣らしていて、内3匹はヘビ使いの横でとぐろを巻いてじ~っとしているのだけど、他の種類の違う2匹は布袋から出した途端、「シャーッ!!!」と舌を出してうねんうねんする暴れよう。
ヘビ使いが首?根っこを掴むまでジタバタしてて、これは「飼い慣らしている」と言えるんだろうか・・・と心配するレベルだった(-д-υ)←でもその後その2匹のヘビを縄跳びのようにくくったりしてずっと首に巻いていた。首根っこは掴んだままだけど。
とりあえず、どの場所も人だかりが出来ているのですぐ分かる。
見ているのは男性だけ。
スーク(市場)も色んな場所にあり、中にあった食堂でタジンを食べる。
チキンタジン 15ディルハム(165円)
今までの町で食べるとこの倍はしてたのに、、、安い。
モロッコ料理やタジンは正直もぅ飽きているのだけど、まぁモロッコも後少しだしね。
ちなみにこのスークの場所はこちら。スークに入って奥の方にある。
MAPS.ME(オフライン地図アプリ)に町外れに観光スポットマークがあったので、何があるんだろうと思い、行ってみた。
到着。
・・・なんも無いやん。
向かいながら薄々感じてたものの、やっぱり何も無かった。
ただゴミと平原があるだけ。
何も無さ過ぎて遠くに見える町が蜃気楼のようにすら見える。
ある意味「何も無い名所」かもしれない。。。
大して面白味も無い町だと思ったけれど、住めば都というか。友達との待ち合わせのため結局この町で6泊したのだけど、出る頃には何だか寂しくなった。
宿の近くには夕方にドーナツを売り出す店が2軒あり、1軒のミニチュロスのお店がやっていなければもぅ1軒の方でドーナツを買う、というのが毎日の日課だったのだけど、最終日に行ったら揚げて時間が経ったドーナツしか無く、「今揚げたて作るから少し待って」と、わざわざ揚げてくれて、その上待っている間にそこで作っている手作りお菓子までくれた。
軽食屋の店先でヨーグルトを食べていたら「一緒に写真撮って!」と頼んできた女性達。
右に私も写っているのだけど見るに耐えかねる顔だったのでカット(゚∀゚;)
ムスリム女性は宗教上写真を嫌がる人も多く、特に知らない男性とはまず写真を撮れないので一緒に撮れるのは女性の特権なのです♪
ティズニットでは宿の人以外ほぼ英語は通じないので(フランス語はOK)、珍しく英語が話せた彼女達はここに住む大学生。もっと話したかったな~。
タフロウトからティズニットへの行き方
↓タフロウトのティズニット行きバス乗り場
右の荷物が沢山積まれている場所がチケット売場で、バスは店の斜め前に停まるので注意。タフロウトは行き先によって乗り場が違う。↓ピンの打ってるバス停。
タフロウト(Tafraoute)8:30発~ティズニット(Tiznit)11:30着
民営バス 約3時間 30Dh+荷物5Dh
※1日朝と昼の2本か3本。チケットは当日購入でも大丈夫だった。ティズニットでの降り場はMAPS.MEで「Hotel Tiznit」のあるロータリー付近。そこから旧市街のミシュワール広場までは徒歩10分程度。
↓ティズニットのバスターミナル
ガソリンスタンドの所にある大きめのスーパーはキッコーマンの醤油もあったりなかなか品揃えが良く、生活用品も含め大体のものが揃う。値段はその辺の商店とさほど変わりは無いけれど、水は1.5Lで3ディルハムと安い。アルコールは無かったけど、バスターミナル周辺は高めの宿があるので探せばあるかも。
ティズニットのゲストハウス
中級ホテルはバスターミナル周辺にあるけれど、安宿は旧市街内のミシュワール広場周辺に固まってある。
相場は大体シングル(個室)で言い値50ディルハムだけど、WIFIが無かったり、宿にシャワーが無かったり(多分近くにハマムがある)、シャワーが別料金だったりするのでよく確認すること。
宿は沢山あるので予約無しでも泊まれないということはまず無いと思う。
「Hotel Des Touristes」
シングル:60Dh(飛び込み、Booking.comで予約できるけど70Dhだったので飛び込みの方が安い。)
WIFI:あり(部屋可。速度普通。)
設備:共同ホットシャワー、キッチン(簡単な料理のみと言われた)
その他:半屋上で洗濯物が干せる。
宿泊日:2017.5.7~6泊
行き方:バスターミナルから徒歩15分。広場の奥の角にある。GooglemapとMAPS.MEは場所が間違っている(移転した?)ので注意。
個人的にはこの広場にある「Hotel Atlas アトラス」の部屋が広くて日も入って明るくて良かったのだけど、部屋でWIFIが使えないので断念。調べることが多かったため。
部屋で使うことにこだわらない人はここがいいと思う。
シングル50Dh。1階のカフェではWIFI利用可。
スタッフは親切な感じなので、宿泊していれば注文しなくても大丈夫だと思う。ただコーヒーも6ディルハムとそれほど高くもない。
アトラスの横から入る路地に沢山安宿あるが、シャワーが無いorWIFIが無い宿が多い。
歩き方に載っている「Belle Vue ベル・ビューホテル」はこの通りにある。値段はシングル60Dhからで、部屋ごとに細かく値段設定がされている(受付に値段表あり)。
シャワーの料金が含まれるかは要確認。
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