Day6.かなりハードだったナガルジムからの景色

6日目:ディンボチェ2泊目
宿8:30~ナガルジム12:00(約20分滞在)~宿13:20
歩行時間:5時間20分
朝、部屋の窓からの眺め。
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部屋を出ると…。
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中庭にヤク。
私・・・
ハイジ? (●´∀`●)
いいわぁ~。
ディンボチェ滞在2日目の本日は、近くの「ナガルジム」という山に登ることに。
「ナガルジム」というのはクマルさんの発音そのままなので、正しくはカタカナでどう書くのか分からない。地図で見ると近くに「Nangkar Tshang」という山が載っていたが、ここの頂上は5,616mなので、ここだとしても頂上までは行っていない。
この村にはパンやケーキのある素敵なカフェもあるし、本でも読みながらゆっくりしたい・・・というのが私の本音だが、これも高度順応のための大事なトレッキング。高度順応するには実際歩いて慣れることが重要。幸い私はナムチェで食あたりになってからは、高山病にはなっていなかった。高山病対策の薬も飲んでいるし、何より進む距離に関しては人よりだいぶ遅いと思う。
ちなみに私がナムチェで買った高山病予防薬は「Diamox(ダイアモックス)」。何錠だったか忘れたけど1シート(毎日飲んで半分余ったくらい)で400ルピー(役400円)。薬局で普通に買えるので、日本で買うより安いと思う。もちろんカトマンズやルクラで買っておけばもっと安いかな?ダイアモックスは所謂「利尿剤」の役割もするとか。
標高が高い場所では通常よりも息が上がる

水分を沢山取る(水分不足でも高山病になる)

標高の変化から尿が出にくくなる

体に水分が溜まって頭痛・吐き気を催す
よって、しっかり水分補給して、しっかり尿を出すことも重要。あくまで人から聞いた話なので、専門的な部分で合ってるかは分からない。
私の予定は明後日(Day.8)に、エベレスト・ベース・キャンプ(5,364m)、
その翌日(Day.9)に、エベレスト山群が見渡せる「カラ・パタール(5,550m)」が最終目的地となっている。
よって、この辺りでしっかり高度に慣れておかないと、最悪途中で引き返さなければならないということにもなりかねない。さすがにここまで来たからには、カラ・パタールまで辿り着きたいため、クマルさんの提案に従って大人しくナガルジムに登ることにした。
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山というよりは丘のような感じで、ずっと眼下にディンボチェの村が見えるのだが、4,000m越えのこの場所でこの上り坂はかなり、非常にキツかった。
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ここで引き返す人も多い。
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↓ 左下に見える小高い尾根が今登って来た道。
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途中のチョルテン(仏塔)。
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(あ、チョルテンとかストゥーパとか言ってますが、どっちも同じ意味「仏塔」です。すみません;「チョルテン」がチベット語、「ストゥーパ」がサンスクリット語らしい。ちなみに「パゴダ」は英語。)
経文が刷られたタルチョ(祈祷旗)。
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ほんと~に、、、ここ、、、
めちゃくちゃキツかったので、途中の写真はこれくらい。
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山と言うよりも、高い丘のため、途中からほぼ景色は変わらない。ツアーらしき団体客は途中で引き返していたし、高度順応のためのトレッキングで高山病になるのもアホらしいので、ある程度無理だと思ったら引き返した方が無難。
クマルさんは「往復3~4時間くらい」と言っていたが、私は片道で3時間半もかかった。
道中クマルさんの「無理だったら戻ってもいいんだよ」という悪魔の囁きに、またしても「ク~マ~ル~!!!(# ゚Д゚)」と思ったが、まぁポーターとして当然の助言だと思い直す。
何とか最終地点に辿り着く。
写真の通り、最終地点はむき出しの岩をよじ登る。
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風にたなびくタルチョが清々しい。
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白い筋は氷河だが、この時季はまだ凍っていない。遠くに青く澄んだ湖が見えた。
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景色はもちろん素晴らしい。
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が、景色よりも達成感が先にくるのは私の体力の無さ故だろう。
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もはや笑顔を絞り出す力も無い。
先に着いていたトレッカーに「ユア ストロング ガール!」と褒め称えられたが、「もうガールじゃないですよ」という切り返しも出来ず「サ・・・サンキュー」と言うので精一杯だった。カナダから来たと言うそのトレッカー夫婦は、私が日本人だと知ると、またしても「日本大好き!」と大げさなくらい喜んで、貴重なチョコレートをくれて颯爽と去って行った。
正直言って、このトレッキング中こういうことがよくあった。
トレッカーは日本好きが多いのだろうか…?
13時20分。宿に到着。
クマルさんが往復3、4時間と言っていたところ、結局私は5時間半近くかかった。今まで村から村へ移動するのに、1日平均5時間くらい歩いているから、それと同じくらいのトレッキングになってしまった…。
昼ごはんは昨日のネパーリレストランで再びヌードルスープを注文。
かなり疲れていたため、温かいスープと塩気が全身を駆け巡るのが分かるよう。まぁスープはもったりしているし油っこいし、つまりあまり美味しいとは言えないのだが、それが美味しく感じてしまう。
初日こそアウェー感満載だなぁ~と思っていたものの、2日連続来たからか、ここでもチョコレートを頂いた!しかもスニッカーズ!(←この辺りで買うとべらぼうに高い。)更に、お湯入れてあげるよーと、お湯までくれた。(←お湯は通常お金がかかる)
何だ…ここも日本の田舎と同じで、ヨソ者にちょっとシャイなだけだったのか…と納得。
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ちなみに山間の村は外国人が使うロッジは全て木製だが、村の人が住んでいる家は、石を積み上げて隙間を泥(のようなもの?)で固める簡素な造り。
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よって、地震で崩れた家も多くあり、家はあるのに空き家で、村全体で引っ越ししていたり。建て直し中のロッジも沢山見かけた。
4月5月のハイシーズンには修復も進んでいると思うが、インドとの燃料問題がそれまでに解決すればいいのだけど…。
【この日使ったお金】
ボイルドウォーター R40
ヌードルスープ R100
ボイルドベジタブル(ただのゆで野菜) R320
宿泊費 R100
合計:R560

コメント

  1. のり より:

     すごい経験をしてますね 寒そうだし 毎日が発見の連続ですよね  でもにゃんこちゃんが恋しくなるんじゃないですか

  2. >のりさん より:

    しんどかったけど、確かにいい経験でした!(´∀`)
    ねこさん、もちろん恋しいです…たまに自分ちの飼い猫の写真見ては癒やされてますw
    カトマンズに戻った時、宿の近くの猫飼ってる商店に毎日猫さわりに行ってました。
    しほ

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