Day11.クマルさんとの別れ

11日目:Panboche パンボチェ 8:20~Phungi プンギ 11:40(20分)~Khumjung クムジュン 14:10
歩行時間:6時間半
ついに今日はポーター・クマルさんとの最後のトレッキング。
クムジュンの村でクマルさんは自宅のあるナムチェへ帰宅、私はクムジュンで1泊する。
この日は8時に出発予定だったのだが、時間を決めた当の本人(もちろんクマルさん)が、なぜか8時から朝食を食べだすというよく分からない行動に出る。(それまではきちんと時間までに食べて、私を待っていた)
クマルさん!家に帰るまでが遠足でしょ!!(# ゚Д゚)
しかも食べ終わった後、
クマル「もう行ける?」の衝撃の一言。
「あんたを待ってたんだよ!(# ゚Д゚)」
最後の朝までイラつきながらも、パンボチェの村を後にする。
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このトレッキング中、ずっと晴天だったのが本当に良かった。
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レインウェアー、上はちゃんとしたやつだけど、下は百均で買ったレインパンツだけだったからね…( ̄ー ̄;)
ポーネグリフ・・・。
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本当にしんどかったのに、トレッキングも終盤と考えると終わるのが少し寂しくなるのだから、人間って怖い。
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サガルマータ平原も終わり、背の高い木も増えてくる。
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行きに泊まったタンボチェの村。
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行きでは富士山より高い場所(標高3,860m)と、階段を上るだけでも息が上がったが、もちろん今は何てことはない。
前回は霧がかっていたので、晴天の中のタンボチェ僧院はまた違った雰囲気で見れて良かった。
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「ナムチェへの道」。終わりも近い。
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プンギのレストランで昼食。
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何度もお世話になったヌードルスープ(=インスタントラーメン)。
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帰りと言えど、下りもあれば上りもあるため、クムジュンまでも結構キツかった。
クムジュンからナムチェまでは2時間くらいなので、この日の内にナムチェに戻るのが普通。が、私がクムジュンでわざわざ泊まるのは、ネパールの国鳥「ダンフェ(ダフェ)」を見るため。
標高2,600m以上に生息する鳥で、日本名は「テイオウキジ」。鮮やかな色が特徴。「地球◯歩き方」によると、このクムジュンでは朝と夕方にダンフェが見れる確率が高いということで、どうせなら1泊しようと決めていた。
クムジュンに着く手前、私が「クマルさんのチップ、いくらあげるべきかな~」などと考えていると、近くで今まであまり聞いたことのないような、少しカン高い鳥の鳴き声がした。
「もしかして・・・?」と思い、鳴き声のする方に目を凝らしてみると・・・
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いたー!!!(゚д゚)!
ダンフェいたーーー!!!
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しかも2羽いるーーー!!!
むっちゃ綺麗!!!
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羽が鮮やかな青色で、尾は金色・・・と言ってもいいと思う。
頭から首にかけても胸は黒だけど、金色から緑のグラデーション・・・本当に自然界の色なの!?っていうくらいに美しい。
思いがけない出会いに、大興奮の私。
早朝、夕方に見られるというものの、この時はまだ1時半。本当に運が良かったのだと思う。
クマルさんが「もう見れたからナムチェまで行けば?」と言ったものの、私は「もう一度近くで見たい!(そして4年近く使っていない望遠レンズを使いたい!w)」という思いから、やはり予定通りもう1泊することに。
クムジュンに着いた時には、既に霧がかかっていた。
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左の建物が本日の宿「MANDALA LODGE」。
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クムジュンはナムチェから近いこともあって、今の時期泊まる人が少ないようで非常に宿に迷った。(どこも人がいないから)
何となくで決めたこの宿も、私一人しか泊まっていなかったが、アットホームでいい感じだった。
部屋でクマルさんにお金を払って(結局当初言っていた”ツケ”は無かった)、彼の子供2人に、と折り鶴で作ったしおりをあげた。(←私が作ったのではなく、親に持たされた笑)
凄く喜んでくれて「これは花か?」と言われ、「鳥だよ」と言っても伝わって無かったので、「ダンフェみたいなものだよ」と言うと、どうやら伝わったようだ。
ちなみに私は元々チップなんて頭になかったのだが、クマルさんと契約する時にいた仲介人が「チップを500ルピー(訳500円)くらい」と言っていたので、少し考えることに。まぁネパールはチップの習慣なんて無い国なので、もちろん強制ではない。何も問題無ければ私も素直にそれくらい払っただろうが、私は一つどうしてもクマルさんに対して許せないことがあった。
それは、彼が私の名前を覚えてないということ(;´Д`)
8日間も1対1で話してるのに・・・;3回教えたけど覚えてくれず(覚える気が無いのか)、結局私も断念。普通のツアーならまだしも、もし私が遭難したら、この人一体どうやって探すつもりなのだろう・・・と命に関わることなので、私はその点はどうしても不満だった。
普通が500ルピーなら、それ以下でもいいかと思い、200ルピーを渡した。その時名前のことを言おうと思いつつも、折り鶴の説明ですっかり言うのを忘れてしまった。う~む、この先彼が自分自身でそれに気付いてくれるといいのだけど。
いよいよ8日間私の荷物を担いでくれた、ポーターのクマルさんともここでお別れ。
あんなにしんどい思いをしたトレッキングが終わるのを寂しいと思うように、まさか、あんなにイラついたクマルさんに対しても少し寂しいと思ったのには自分でも驚いた。
イラつくことも多かったけど、「休みたい」というのが言いやすく、もちろん彼がいなければ私は最終目的地まで辿り着けていない。
クマルさんと最後の写真。
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夜ご飯の水牛入りトゥクパ。
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水牛は牛肉よりちょっと固めな感じ。
でも久々のお肉!( ;∀;)美味しかった~!
ダイニングで宿の家族と一緒にご飯。
私がトゥクパを頼んだからか、家族の夜ご飯もトゥクパになっていたw
【クムジュンの宿】
「MANDALA LODGE」
宿泊費:R200
家族経営でアットホーム。宿泊者は私一人だったが、ダイニングの薪ストーブも使ってくれた。夜部屋はかなり寒く、レストランは場所にしては高め。
【本日使ったお金】
ミルクティー R90
ヌードルスープ R300
トゥクパ R400
ミルクティー R60
ティッシュ R180
宿泊費 R200
合計:R1230

コメント

  1. のり より:

     こんな過酷な旅を一緒にしたからやはり寂しさはあると思いますよ  クルマさんのキャラだからいい旅になったのかもしれませんよね  でもけっこういいキャラの人と遭遇多いですよね。

  2. >のりさん より:

    そうですね~。クマルさんのようなキャラじゃなければ、私のブログももっと淡々としていたと思うので、イラついたことも今となっては良い思い出です。確かに変なキャラに遭遇すること多いかも…( ̄ー ̄;)
    しほ

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