Day10.旅に学ぶ

10日目:Lobyche ロブチェ 8:00~Pheriche ペリチェ 11:00~Shomare ソマリ 12:40 昼食30分~Pangboche パンボチェ 14:30
歩行時間:6時間半(休憩込)
さぁ!トレッキングも折り返し地点。
ナムチェからロブチェまでは5日間かけ登ったが、帰りはナムチェ近くのクムジュンまで2日で戻る。当然1日の歩く距離は長くなるが、下りが多く、高山病の心配もしなくていいため、気が楽だ。
朝8時。
ロブチェの村を後にする。
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ようやく下界に戻れる!
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途中会ったシェルパの男の子。
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シェルパ=この付近の山に住む山岳民族。
クマルさんもナムチェに住んでるため、一応シェルパらしい。だが、ナムチェに住んでいる人は山からすればかなり都会人だと思う。
しかしやはり山に住む人々は、カトマンズ等に住んでる人と比べ、顔立ちが全く違う。カトマンズに住む人々はインド人寄りの彫りの深い顔立ちの人が多かったが、シェルパは彫りは浅く中国・日本人寄りの顔立ちをしていた。
服装は、男性は大体インドや中国から流れてきた既成品の服を着ている。女性はパンツに派手な柄の入った前掛け、上着はやはり既成品のダウン等を着ていた。年配のお年寄りは、たまに民族衣装のようなものを着ていたが、「写真を撮ってもいい?」と聞くと、ことごとく断られた(;´∀`)
ただ、本当に恥ずかしいから、といった感じで笑顔で断られるので、それ程悪い気はしない。
このサガルマータ平原とももうすぐお別れか…と思うと少し寂しい。
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クマルさんが途中の「ペリチェ」という村のネパーリレストランでお茶でも飲んで休憩しよう、と言ってきた。
おそらく知り合いでもいるんだろうと思い、そこで休憩することにしたのだが、村に入って次々とレストランを過ぎて行く。最後らしき1軒を通り過ぎてもズンズン進むため、私が「クマルさん、レストランはどこなの?」と聞くと「閉まってた」の一言。・・・なぜ言わない!(# ゚Д゚)・・・もう怒る気もしない;
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ペリチェを過ぎると少し緑も増えてきた。
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山間の村。
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休憩中のヤク。
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昼食予定のソマリに着いた時、小さな女の子が「チョコレート!チョコレート!」と寄って来た。
チョコレートを持っていないトレッカーは恐らくいないので、こうしていつもねだっているのだろう。私もチョコレートは持っていたものの、欲しがる物をそのままあげるは良くないと思い、代わりに折り鶴で作ったしおりをあげたのだが、それを手に取った瞬間、その子はピューッ!と走って家の中に入ってしまった。
そしてお母さんらしき女性が、遠くからその子に怒った口調で何か言っている。
その女の子も、逃げる=悪いこと、と分かっているのだろう。母親も「何もせずに人から物を貰うのは良くないこと」だと教えているのだろう。私はチョコレートでは無いにしろ、何もあげるべきでは無かったと後悔した。
物乞いをすることでしか生きられないストリートチルドレンならまだしも、ここの子供はきちんと働くことが出来るのだ。
後悔はしたものの、一つ学んだ気がする。
上りの時にも使ったソマリのレストラン。残念ながら猫はいなかった。
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時々食べてる「シェルパシチュー」を頼もうと思ったが「MIXシェルパシチュー」というものがあったので、野菜以外に肉が入ってるのかな~と思って注文したら、予想を反するものが出てきた。
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いつもの+チーズと薄焼き卵のトッピング。
更にダル(豆のスープ)も混ざってるようで、正に「色んなもの混ぜました!」という感じ。
でもチーズは嬉しい!!(←多分ヤクのチーズ)スープもほんのりカレー風味でチーズカレーのようになっていて美味しかった。
お腹を満たして出発。
たまに一匹だけいたりするはぐれヤク。
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群れに置いて行かれたんだろうけど、心無し寂しそう…。
段々畑の村。春は綺麗なんだろな~。
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水車で回るマニ車。
川の途中にあって、ガンガン回っていた。
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パンボチェに到着。
本日の宿「OM KAILASH HOTEL」。
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日中は宿の前でアクセサリーを売っている。
パンボチェに宿は多いが、この日はどこの宿も閑散としていた。今の時季ここで泊まる人は少ないのかもしれない。
宿泊客が少ないとダイニングの薪ストーブを使ってくれない可能性もあるため、私の他に1組宿泊客がいたこの宿にした。ストーブは使ってくれたものの、やはり薪をケチられたようで、7時前くらいで火が消えていた。(他の宿では8時くらいまでは温かい)
部屋。
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部屋からの眺め。
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ヤクの周りに、いくつか土が盛っている。
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これは野菜の保管庫で、主にジャガイモをこの土の中に保管している。(クマル談)
本日の夕食「トゥクパ」。
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野菜入り麺スープ。
麺のタイプは店によって違うが、どこもうどんより細く、そうめんより太い。
チョウメン(焼きそば)に続いて安いため、トレッキング中に限らずネパールにいる間よく食べた。ローカルレストランで食べる場合、スープは辛いことが多い。麺も茹で置きしている。
そしてようやくついに明日はクマルさんとのお別れの日である。
【パンボチェの宿】
「OM KAILASH HOTEL」
宿泊費:R200
宿(レストラン)の前でアクセサリー等を売っている。毛布のみでレストランは高め。
【本日使ったお金】
ミルクティー R100
MIXシェルパシチュー R350
レモンティー R65
チョウメン R385
マサラティー R100
宿泊費 R200
合計:R1,200

コメント

  1. じぃ~じ より:

    しほさん
    ついに旅を始められたということで、おめでとうございます!
    それにしても初っ端からすごいところに…(笑)。
    いい景色ですね!
    旅物語をシャバから楽しみにしています(^_^)/

  2. えでぃ より:

    エベレストBCまでのトレッキング、いいですねぇ。頑張りましたね(^^)。あと、天気が良くて良かったですね(^^)。
    まだネパールにいるのかな? 多分、ご存知だと思いますが、ネパールの治安情報とかたまたま見かけたので、一応念のためコピペしておきます↓ 今後も道中気をつけて楽しんでください(^^)。
    ネパールの治安情勢等(11月27日付) – ネパール/カトマンドゥ特派員ブログ
    http://m.tokuhain.arukikata.co.jp/kathmandu/2015/11/1127.html
    11月29日ゼネラルストライキ(バンダ)の実施について – ネパール/カトマンドゥ特派員ブログ
    http://m.tokuhain.arukikata.co.jp/kathmandu/2015/11/1129.html

  3. >じぃ~じ より:

    ありがとうございます(*´∀`*)
    景色はほんと良かったです!
    シャバに戻るのはいつになるやら・・・笑
    しほ

  4. >えでぃさん より:

    情報ありがとうございます!(´∀`)
    そーなんですよね~本当、今年は地震から燃料不足まで、ネパールの厄年というか…;
    えでぃさんのリンク通り本日ストもありました。…と言っても攻撃的なものでは無いので、交通機関のマヒ・店が閉まってる程度ですが。インドとの国境も基本的には問題無く観光客もみんな行き来できでますが、やはりビールガンジを避けて一番メジャーなスノウリを通ってますね。
    私もこの後インド予定なので、情報収集しっかりしないとです(;´Д`)
    しほ

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