マンウー達はこの日ポカラに帰るということで、最後の朝食を一緒に食べることに。
朝食前からロキシーをひっかけるミランに、再びマンウーがキレる最終日。
さすがあのAさんの友達だ。。。(まぁ3人はAさんを嫌っているようだったけど)
宿をチェックアウトする前、3人は1階の土産物屋で売っていたハチミツを購入。ここの宿で作っている新鮮なハチミツらしく、一瓶500ルピーを2つ。(かなり高級品)
更に「新鮮なハチミツも買って帰ろう」と言い、再び宿の奥へ。
地下のにあるレストランからテラスに出ると中庭のような場所があり、そこに腰の高さほどの白い木箱が沢山並んでいた。それは全て蜜蜂の巣箱で、宿のおじさんが1つずつ蓋を開ける度に箱から蜜蜂が数匹外に飛び出していた。
おじさんはこれと決めた箱に狙いを定め、蜂避けの蚊帳の付いた帽子を被り、水差しのような容器で巣箱に煙を注ぎ、蜂を燻し出す。
採れたての新鮮なハチミツ。
食べてみてと言われたので、遠慮なくいただく。
「巣ごと食べて大丈夫」と言われたので、白い巣ごとそのまま食べたのだけど、鼻血が出そうになるくらい濃厚だった。
巣ごと容器に詰めるお金持ち達。ちなみにこれは1,000ルピー…。
お土産をゲットしてカフェで朝食。
高いトーストよりもやっぱり揚げたての安いドーナツが美味しいと思う私。
しかし3人に出会った時「知り合ったネパール人男性はお金目的でしか近づいてこない」という話をしたからか、この3日間私が払ったのは洞窟の一人分の入場料と、タクシーのお釣りがないというので出した150ルピーのみ。朝ご飯から夜ご飯、その他もろもろ全て奢ってくれている・・・( ̄ー ̄;)
このままでは私がお金目的で彼等と一緒にいるように思われたら嫌だと、最後くらいは出そうと決めていたので、3人が写真を撮るのに夢中になっている隙に支払いを済ませた。4人分の朝食で700ルピー;毎日30ルピーの朝食で済ましている私からすると驚きの価格だったけれど、
もっと驚いたのは、お釣りの300ルピーからミランが勝手に100ルピー、チップとしてスタッフにあげたことだった。←既にロキシーで酔っているからマンウーが払ったと思っているのだと思う。
正直、奢ると決めていたものの「700ルピーかぁ~;」とケチくさいことを考えていた私は、この瞬間笑ってしまって、ケチくさいことを考えるのはよそうと思った(;´∀`)
帰るにはちょっと早いから、少し歩こうと、途中で見つけたスタンドモモ屋さん。
さっき朝食を食べたばかりなのに、モモを注文するマンウー。と、それに便乗して私も注文w
バフモモ 60ルピー
チキンソーセージも食べたけど、ソーセージを乾燥させたような・・・カリッカリに揚げたような・・・柔らかい部分は一つも無いのだけど、まぁ悪くは無かった。
裏ピース・・・。
この後サガが近くの家の人と話していて、「家の中見せてくれるって」と言うので、着いて行ったんだけど、「写真撮っていい?」と言うと「だめ。」と一言。
床は板ではなく、固めた土。ワラを編んだ敷物の上に布団・・・と、私にとっては昔ながらのローカルな家としか見えないんだけど、現地の人にとっては恥ずかしいものなのかな~と思っていたのですが。
2階の窓際で乾燥させている草のようなものを指さして、サガが「ガンジャ。」と一言。
こっそり撮った写真↓
※「ガンジャ」とはまぁマリファナのこと;何語か知らないけど(ヒンディーらしい)、英語じゃないのにどの国でも通じる。海外でツーリストが多い町では、歩いていると通り過ぎざまに小声で「ガンジャ…」だの、日本人と分かると「ハッパ…」だの囁いてくる売り子がいる。再度書くけど私は吸わない主義。それがいいとか悪いとかじゃなくて、ただ親に言えないことをしたくないだけ。他の人がどうしようかは私の知るところではない。
まぁ麻にも色々種類があって、マリファナの成分がある麻を「大麻」というらしいけど、これがそうなのかはよく分からない。煙を嗅げばその独特な匂いですぐ分かるけど、乾燥途中のこの麻を匂っても全く分からなかった。
でも写真を撮らないでと言うのは、もしかしてこのせいだったのかな・・・?
もちろんネパールでもガンジャは非合法。しかしネパール人の多くが信じるヒンズー教の神様も吸っていたため、神を崇める宗教的な意味合いで吸う・・・と後に会った現地人が言っていたが、もはやガンジャで虚ろになった彼の目を見ると、とても神を崇めているとは思えなかった・・・(;゚_ゝ゚)
その後バス乗り場までお見送り。
バスを待つのも面倒臭がるお金持ち達は迷わずタクシーをチャーターw
じゃあまたFacebookで写真送るね、とマンウーとハグ、ミランと握手。
サガにも握手しようとして顔を見た瞬間。
えっ!?; 何そのすっごく寂しそうな顔!!Σ(゚Д゚;)
ちょっ・・・
私それ用意してない!!;
一緒にいたのはたった3日弱だし、大丈夫、と自分で思っていたものの、彼のその顔を見た瞬間、別れを実感して涙が込み上げてきてしまった。まずい、まずい、と、
私 「もぅ!泣かないでよ~!!」
と、冗談混じりで笑い飛ばした。
サガ 「君は僕のこと嫌いなんだ」
真面目な顔で言うサガ。
私はポカラのこともあり、彼をもかなり警戒していた。2人で楽しくバカなことを話して笑いあっていたけれど、明らかに壁を作っていたのも事実。楽しい中でも、彼はそう思っていたんだと思うと、悪いことしたと更に泣きそうになってしまった。
私 「そんなことないよ!もし今度ポカラに行ったら連絡するから!」
またポカラに行く保証なんてどこにもない。
もし行ったとしても、それが一人旅なら連絡するかどうかなんて分からない。
でも、ついてもいい嘘もある・・・と私は思うことにして、3日ぶりの一人ぼっちが少し寂しくて、次の町へ行く計画を立てる。
毎朝ティカ(額の赤いやつ)をつけにくるおばあちゃんと。
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