カラコルからオシュ。

ズドラストヴィーチェ!!ヽ(*´∀`*)ノ
(↑ロシア語で「こんにちは」。中央アジアでは各国ごとの言語があるものの、ほぼロシア語も通じる。)
始めは「ズド・・・?何?長いわい!」と思ったこの単語も今ではすっかり滑らかに言えるようになりました。まぁ場所によっては「アッサラームアライクム」の方が一般的だったりするけど。
とにかく久しぶりのブログ更新です。というか、私にしては今までが更新し過ぎてたんですけどw
リアルタイムではウズベキスタン・サマルカンドにいます。タジキスタンに入る前からネット環境無かったので、実に2週間・・・以上?ぶりのWIFI環境ゲット。
いやぁ、本当にタジキスタン入国前からすったもんだで、「これ以上ブログネタいらん!」と叫びたく・・・まぁ実際叫びながらの旅だったんだけど、時系列で書かないと気が済まない私は順を追ってゆっくり更新しようと思います♪
~前回からの続き・キルギス(カラコル)にて~
カラコルでは南旅館から来るタカさんとキムキムさんと合流して「アラコル湖」という湖に行く予定だった。「CBT」というインフォメーションセンターや、同じゲストハウスに泊まっていた人達に聞くと、今はまだアルティン・アラシャン経由のルートは雪のためクローズしているとのこと。カラコルから直接行くルートは行けるものの、先週行った時は湖はまだ凍っていた、という悲報。しかも途中1泊しないとキツくて、泊まる場所も7月からのハイシーズンはユルタ等が設置されるが、現在(6月11日)の時点ではユルタは無いとのこと。1軒ある汚い山小屋も、整備されてなく寒いのでテントと寝袋、その他ガス等食事をするためのキャンプ用品も必須と言われる。
これを聞いた時点で私は「こんなガチトレッキングはちょっと・・・」と思っていたが、南旅館から来た2人がそれを聞いてもやる気満々で来てしまったので、とりあえず乗っかることにした。
テント等のレンタルショップは宿の人が紹介してくれて、思ったより安かった。
・テント1張 1泊150ソム
・シュラフ1つ 1泊50ソム
・マット1つ 1泊50ソム
・ガス3つ(どれも使いさし) 150ソム
・ガスバーナー 1泊150ソム
更に食事用のインスタントヌードルや水を買い込んで準備万端。
が、翌日。
降り止みそうもない雨・・・(TдT )
この雨の中、大した装備もなく山に挑めるほど私を含む3人は上級者ではない。いや、タカさん1人なら行けたかもしれないけど笑。天気予報を見るとまさかの連日雨予報。私はトルクメビザももう出来ているだろうし、ウズベクビザももう始まるので、これ以上日程を伸ばすわけにもいかない。2人も連日雨予報を見て、結局アラコル湖行きを断念することに。
レンタル用品一式を返しに行くと、1泊分の支払いは覚悟していたけど、使ってないからお金はいい、と結局1ソムの出費も無く返却出来た。いい人で本当ラッキー。
タカさんとキムキムさんとはただ再会して、飲んだだけだった笑。
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まぁこの後また南旅館で再会したんだけど。
一緒に映ってるには宿でボランティアをしているイギリス人のトレバー。この人がまためちゃくちゃ親切に、何でも教えてくれる。トレバーにタジキスタン情報を色々聞いて謎の国・タジキスタンも行くのが少し楽しみになった。
宿の前はこんな感じ。遠くに山も見える。
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宿の外にいた謎の生物。
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ねずみ?体は茶色いけどしっぽは灰色。
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天気が良かった日のカラコルの街並み。
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町中からも遠くの山脈がきれいに見える。
ギルギスでのメジャーな料理「ラグマン」。
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温かいミネストローネスープに麺が入ったようなもの。私が食べたものは麺ももちもちしていて美味しかったけど、店によってはスープが油っこかったり麺がゆですぎだったりと差が出るよう。マーケットやスーパーでも必ずこの生麺を売っていて、香川県民も驚きの安さ。大体1kgで50ソム(約80円)前後。
南旅館のシェア飯でこの麺で煮込みうどんと焼きうどんを作ったことがあって、すごく美味しかった。
これは冷麺。
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同じラグマンの麺の上にところてんのようなツルツルした麺がのっている。ところてんほどしっかりしてなくてプチプチ切れるので、香川県民としては「これはなくてもいいな・・・」という感じだけど、スープはお酢が入っててサッパリしていて美味しい。少し辛めだけど、ちょっとタイ風な味で懐かしさを感じた。
カラコルからトルクメビザを受領しに、再びビシュケクに戻る。
カラコルの町をを抜けると雨がやみ、車窓の風景を楽しむことができた。
空との境が分からない青いイシク・クル湖。
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無事ビシュケクでトルクメビザを受領し、次の国「タジキスタン」へ行く拠点となる「オシュ」という町に向けて出発。が、出発当日の朝寝過ごしてしまった。オシュまではマルシュルートカで約12時間。しかも人が集まり次第出発なので、朝早くバスターミナルに行かないとオシュに着くのが夜中になってしまう。
雨も降っていたし朝出ることはあきらめて、夜行マルシュで行くことにした。お陰で最後にもう一度みんなでマーケットで美味しい羊のシャシリクを食べれたので、ある意味良かったかも。
ネットの情報では夜8時~9時くらいの間にオシュ行きのマルシュがあるということだったが、私が見つけられなかったのか無かった。が、シェアタクシーはあった。言い値は1,200ソムだったけど、マルシュルートカだと通常1,000ソムなので、1,000ソムまで値切った。10人以上乗れるマルシュルートカと、乗れても4人のタクシーの値段が一緒な意味が未だによく分からないけど、キルギスでは大体こんな感じらしい。
しかもタクシーなので頼めばゲストハウスまでOKだった。途中でドライバーが「やっぱり1,100ソム・・・」と言ってきたが、インドで学んだ「ヘ~イ!マイフレンド~!(またまたご冗談を~)」攻撃で難なく回避。インドで学んだことは結構役に立つ。
夜行タクシーなので、少し警戒して写真を撮らせてもらったけど、これだけ陽気に写ってくれるとまぁ変なことはないだろう。
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キルギスで見かける車はドイツ車(ベンツ)が多い。
日本車も時々見かけるけど、聞くと日本で買うよりも安い。どの国に行っても田舎のガタガタ道ではトヨタ車が大活躍している。
シェアタクシーと言っても、後部座席に座った私の隣りは天井までいっぱいの荷物だった。シートは倒せなかったけど、足は伸ばせるので、結構ぐっすり眠れた。(途中寒さで少し起きたけど)
翌朝、何度か停まって積み荷を降ろしながら、宿の道にも迷いながら結局14時間半かかってようやく到着。
~オシュ到着~


ここで更にタジキスタンへの国境に向かうために情報収集をする。
マーケットで売っていたキルギス帽。
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フェルトで作られていて、大体こういう白地に黒の模様が入っている。
キルギス帽を被ったおじいちゃん。
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スーツを着ているおじいちゃんをよく見かける。意外と帽子とマッチしていてかっこいい。ちなみに女性は頭にターバンを巻くのが一般的。

クズル・トゥー村からカラコルへの行き方

クズル・トゥー10:30発~カラコル13:25着
マルシュルートカ 約3時間・170ソム
バス停で1時間待った。(クズル・トゥーからボコンバエバまでは約30分)

カラコルの安宿

「Hostel Nice」
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MIXドミトリー:$7(480ソム)
※外に設置されているユルタも同料金。キャンプサイトは$3。テントは持参。
WIFI:無料(部屋でも可。速度普通)
行き方:MAPS.MEで検索可能。バス停から徒歩20分。バスはCBT近くの交差点手前(マーケット横)が終点だった。

その他:ホットシャワー(外のシャワーはかなり熱いお湯が出る)、キッチン有り(調味料無料)、英語可。
※高いだけあって、設備は申し分無い。部屋もシャワールームもかなり綺麗。飲み物や簡単な食材も販売している。
(2016.6.9~1泊、6.11~3泊)

カラコルからビシュケクへの行き方

①宿~バスターミナル 111番マルシュ 約5分・10ソム
雨だったのでマルシュで。乗り場は「Hostel Nice」からバスターミナル前の通りが交差する交差点。バスターミナルはMAPS.MEで「Long Distance Bus Station」。
②カラコル12:15発~ビシュケク18:35着 約6時間20分・350ソム
バスターミナル入口で「300ソム」と声をかけて来た人がいたけど、怪しんで大人しくチケットを買った。が、後でそれを使った人も別に普通のマルシュだったとのことなのでどっちでもいいかも。

ビシュケクからオシュへの行き方

西バスターミナルからマルシュルートカ・約12時間・1,000ソム
人が集まり次第出発なので、朝イチで行くのが無難。
●夜行で行く場合
ビシュケク20:30発~オシュの宿翌11:00着 約14時間半・1,000ソム
夜行はマルシュルートカが無かったのでシェアタクシーで。1時間待って出発。標高が高い場所も通るので夜は寒い。防寒着必須。最初の言い値は1,200ソムだった。
※ビシュケクからオシュ間は非常に景色がいいらしいので、景色を楽しみたい方は早朝行くことをおすすめします。

オシュの安宿

●Osh Guest House
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http://oshguesthouse.com/
住所:ap.#8. flat 48 Masalieva st. Osh
電話番号:03222-30629、03222-45484、0772-372311
ドミトリー:$6(408ソム:ドルとのレートによって変動)朝食付き
WIFI:無料(部屋でのみ可。速度早め。)
行き方:MAPS.MEで検索可能。が、マンション内にあるのでかなり分かりづらい。必ず電話番号を控えてタクシーでドライバーに電話してもらう方がいい。
その他:ホットシャワー(熱い)、キッチン有り、英語可。
※別館がきれいだった。ラマダン中で朝食ではなく夕食がついていたのでラッキーだった。各方面へ行く車のチャーター可能。運が良ければ宿に泊まっている人と乗り合わせても行ける。CBT(インフォメーションセンター)等でも相場を聞いた方が無難。
(2016.6.17~1泊)
●VIEW OLD GUEST HOUSE
ドミトリー:500ソム(朝食無し)
WIFI:無料
泊まっていないけど、後日会った人がここでオシュ~ムルガブ行きのシェアタクシーを2500ソムで予約したと言っていた。

オシュ(キルギス)からムルガブ(タジキスタン)への行き方

バスやマルシュルートカ等の公共機関は無い。宿等で人を募って車を1台チャーターするか、ムルガブへ行く現地の人の車に乗せて貰うシェアタクシーが一般的。どちらも宿かCBTで予約出来るが、宿によって値段が違うので注意。車のチャーターは割高なものの、道中は景色がいいので好きな所で停車させて写真を撮れるという利点もある。
●参考費用
チャーター車 1台$190前後(宿で聞いた値段。)
シェアタクシー 1人2500ソム(約3,900円。VIEW OLD GUEST HOUSEとCBTで予約出来る値段。但しドライバーによって値段は変わるかも。)
●参考時間
シャアタクシー オシュ7時発~ムルガブ17時着(約10時間)
※キルギス側の国境近くの町「サリタシュ」まではマルシュルートカで行ける。が、お勧めはしない・・・。詳細は後の記事にて。

コメント

  1. maruo_haas より:

    次回からパミール高原の旅行について書かれると思いますが、
    実際に行かれたのは今年の6月中旬くらいでしょうか?
    私も今年の9月にパミール高原へ行くので
    ブログを期待してます!
    特に移動と宿について詳しく書いていただけると
    大変参考になるのですが。
    あと、イスタンブールやダッカでイスラム教過激派による
    テロが起きてますが、タジキスタンは問題無かったですか?

  2. >maruo_haasさん より:

    すみません・・・まだキルギス編がちょっと続きます(;´∀`)
    まぁこっからムルガブまで一気に行くのが普通なんですが、そうはいかないのが私のブログ;タジク編はしばしお待ち下さいませ。
    タジキスタンは情報少ないので宿、移動情報など、出来るだけ詳しく書いていこうと思います♪
    実際私が旅行したのは6月21日から10日間です。
    テロ等ニュース見ました。本当に悲しい・・・。
    特にISの犯行声明が出ているラマダン中だったので、私も気にしていましたが、タジキスタン(特にパミール地域)は田舎すぎて拍子抜けというか。特に何も無かったし、起こりそうな雰囲気もありませんでした。人がいない場所でテロしても意味無いですからね・・・;
    タジキスタンで気をつけるのはISよりもタリバンだと思います。(アフガンとの国境があるから)まぁアフガンとの情勢が悪ければそもそもパミールに入る許可証(スタンプ)が降りないので、許可が降りる時期は大丈夫だと思います。
    あと私がいた時期にちょうど地震がありました。震源地はまた人がいないような場所なのでそんなに被害は無いと思いますが。
    まぁ災害ばかりは予測出来ないので何とも言えませんが、私が当時いた場所(ホーログ)は特に被害はありませんでした。
    パミール高原、想像以上の田舎具合で面白かったです♪
    良い旅を(*´∀`*)
    しほ

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