青の湖「ブルーアイ」(ジロカストラ)

ベラトから「ジロカストラ(ギロカスタル)」へ。
この町と、ベラトを合わせて「ベラトとジロカストラの歴史地区」として1つの世界遺産として登録されている。まぁベラトの方は後から追加されたのですが。
バスターミナルに早く着きすぎたのでコーヒーを1杯。水もついてくるのが久しぶり。
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ヨーロッパ圏に入り、エスプレッソは1杯50円前後という破格の安さのためどこへ行ってもがばがば飲むw
ベラトからジロカストラまでは両側を高い山脈に囲まれた谷のような道を走る。左右に青々とした山や畑、遠くには雪を被った山脈も見え、景色を見るのが楽しい。
時々緑の畑の中にぽつんと現れる半円の物体。防空壕かな・・・?
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ミルキーブルーの雄大な川!
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安宿のある旧市街はバスターミナルから離れていて、更に高地にあるため上り坂になっている。市バスはあるものの迂回して行くから時間がかかると言われ、歩いて行くことにしたのだけれど、これがまぁ結構な坂!!ぜぃぜぃ言いながら休み休み歩いて30分くらいかかったんじゃないだろうか・・・。しんど;
あ、、、ねこさん、、、(;´Д`)ハァハァ
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どの国も何で旧市街って猫が多いんだろう・・・。
町の隙間から遠くにある山脈も見える。
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宿に荷物を置き、すぐさままたバスターミナルに戻る;
ここからバスで行けるところに「ブルーアイ」と呼ばれる透明度が高く青く見える泉(池?)に行くためだ。ここ最近天気が悪かったのだけど、ちょうどこの日は晴れ間がのぞいていたため、翌日行く予定だったのを急遽この日に行くことにした。
「サランダ」行のバスに乗り途中下車するのだけれど、この間の景色ものどかで良かった。
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「シリカルタ」の看板のところで降ろしてもらう。←「ブルーアイ」の現地での呼び名。変な名前でカタカナ読みでそのまま通じるから何か面白い。
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ここから2km歩く。少し歩いたところにある、大きな池を渡ったあとは1本道なので迷うこともない。
ブルーアイまで30メートル。この時点でこの川の透明度が半端無い。
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遠くから写真を撮ると青っぽいけど、近くまで行くと水が流れてないんじゃないかと思うくらい透明。
ブルーアイ到着。
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・・・確かに青いけど、思ったほどじゃないな(´・ω・`)
行く前に聞いてはいたけど、夏の方が透明度が高くて青いらしい。私が行った時は更に天気も晴れたり曇ったりという感じだったので。でも写真の青くない部分も水なんだけど、これまた水が流れてないのかと思うくらい透明だった。そしてめちゃくちゃ冷たい!
底からボコボコと水が湧き出る様子はちょっと幻想的。何でこんなに青いんだろう。
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ちなみにカメラが死んでるので画質がアレですが、実際はもっと青くてもっと透明!
周りのうっそうとした木々も意外と好き。枯れた木に草が生い茂っている。どの木も枯れていて過去山火事でもあったのかなぁ?単純に冬だから?
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帰り道はずっとこのワンコさんが先導してくれた。
「おいらについてきなよ!」
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時々なぜかどーんと体当たりしてきてかわいい。
「ほなまた~。」
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ちょうど最後の大きな池を過ぎたところでお別れ。
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この木もすごい。
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雷でも落ちたの?;真っ二つに割れているのにそこからまた芽が出て葉をつけている。木の生命力ってすごいなぁー。後で聞くとこの辺りは地震も多いとのことだったので、そのせいなのかもしれない。
小さな小さな教会。
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さてと・・・。
途中会ったアメリカ人女性に、帰りのバスはいつ来るのか分からないからヒッチハイクした方がいいと言われたんだよね。。。嫌だなぁ・・・(;´Д`)
バスで降ろされた分岐点で試みるも捕まらず、更に歩きながらもぅこれ以上行くと山に登ってしまうというところで何とか車GET。良かったー!どこかへ食材を運ぶお仕事中の車!来る途中に見た、半円の防空壕っぽいものの所で降りるか迷ったけど、既に夕方近くなりそうだったので断念。
町へ戻ってきた。何か家の上に家みたいなんある。
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アルバニアは銃を持った軍人さんの銅像が多い。
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戦争はやっぱりマイナスイメージなので、他の国ではあまり軍人さんの像って無いけれどアルバニアではこれ見よがしくらいに沢山ある。
また出た。石畳の町並み。もぅ何か旧市街と言えばコレで若干飽きてきた;
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ただベラト等と違うのはここの古い建物は「石瓦の屋根」が特徴。
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こんな平べったいのにどう接着しているんだろう。。。
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あっ猫さ~ん!!
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お土産屋さんで今日見た半円の防空壕みたいなのを発見!「バンカー」と言うらしい。
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お土産屋のお姉さんにこれは何かと聞くと、「灰皿よ」。
うん、それは分かってるんだけど~(;´∀`)
結局防空壕ではなく、むしろこの中から狙撃するために作られたということが判明。後で調べると、1976年辺りから作られたトーチカらしい。
※トーチカ・・・コンクリート製の防御陣地。
なぜ第二次世界大戦も終わった後にこんなことをしているかと言うと、まぁバルカン半島は近年までずっと戦争をしているものですから;1968年にワルシャワ条約機構を脱退したアルバニアは、ソ連がいつ攻めてきても戦えるように、このようなトーチカ(バンカー)を国中に作りまくったそう。コンクリート製で強固に作ってあるため撤去作業が困難なことから現在でもそのまま残されている。
しかし、それまでも観光資源にしようとすることろがたくましいなぁ~!
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お土産屋のお姉さんは過去日本のTVにも出たことがあるらしい。
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うろうろしていると、道を教えてくれた現地人男性が近くのカフェでコーヒーをおごってくれた。
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どこで飲んでも美味しいなー。
彼は英語堪能で結構楽しく話してたんだけど「今仕事が無いんだよ・・・」と若干重い話になりそうだったので早々に切り上げて退散。どこの国に行っても仕事が無い人間が近寄って来る場合は特に金目当てとしか思えない。・・・と思ってしまう辺りやさぐれてんな~うち(;´∀`)
宿の近くの食堂。
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店のお母さんが炭火でパンを焼いていて「おいしそう~」と見ていると、そのまま出してくれた。(多分自分で食べる用だったと思うんだけど;)
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パンにかかっているのはオリーブオイルとハーブ。ジロカストラワインと共に(^q^)
地元の料理もいくつかあって、「Qifais」というのを頼んでみた。←発音できない。
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あっ!揚げライスボール的な?悪くはないけど低温で揚げたような油っこさがあった。違う店の方が良かったかな・・・。

ベラトからジロカストラ(ギロカスタル)への行き方

ベラト旧市街~バスターミナル
市バス 約10分 30レク
ベラト 8:00発~ジロカストラ 11:30着
ミニバス 約3時間半 1000レク
※14時発もあり。

ジロカストラからブルーアイへの行き方

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バスターミナルからサランダ行きのミニバスで約45分。300レク。
※まぁまぁ本数はある。値段はドライバーによって200だったり400だったりするらしい;

ジロカストラの安宿



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「Stone City Hostel」
ドミトリー:10ユーロ(1,400レク)朝食付
WIFI:あり(部屋可。早い)
設備:共同キッチン(広い)、ヒーター、エアコン、個別コンセント・照明
その他:朝食のパン美味しい、スタッフ親切、共同スペースも広く居心地がいい。
宿泊日:2016.10.20~2泊
行き方:バスターミナルから徒歩20~25分
★追記★
2017年11月に行かれた方が休業していたとのこと!ホームページでは2017年4月から再開と書いているけど冬季のみの休業で2018年の間違い?行かれる方はBooking.comとHPで確認を。
http://stonecityhostel.com/

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