田舎へ行こう!「テペレネ」

ジロカストラではイランで会ったチャリダーのF君と路上でばったり再会した。イランの宿で1回話しただけだったけれど、私はチャリダーの人と会うのが初めてだったし、F君もなぜか覚えていてくれたので嬉しかった。(※チャリダー=自転車乗ってる人のこと)
偶然の再会でまた話が盛り上がっていると、F君はチャリに限らず、車や徒歩で、世界を回りたい(回った)と、その他今後考えていることなど色々話してくれた。
世間では平成生まれはやれゆとりだとか言われがちだけれど、旅中に限らず私は自分以上にしっかりした平成生まれに出会うことが多く、本当に私が同じ年だった頃と比べると感服し、尊敬する。ほんと自分の若い頃ってちゃらんぽらんだったなぁ(;´∀`)あ、今もかw
と、ここまで書いたところでそういやF君平成生まれだったか?と気づいたけど、まぁ尊敬する年下には変わりないということでよしとしよう(私より若いということしか覚えていない;)。
ジロカストラの次の目的地は「Tepelene(テペレネ)」という町。
この町はベラトからジロカストラに行く途中にバスが一旦停まった町で、この付近の風景がすごく綺麗だったので、ここで1泊してみたいと思っていたのだ。バスが停まった近くにホテルがあったのも確認済み。
私がチャリダーの人を羨ましいと思うのは、やはり普通のバックパッカーでは行かない場所で寝泊まりできること。普通は宿があるという確証が無いとその町で泊まる計画が立てれないけれど、チャリダーの人はテントを持っているので仮に宿が無くても何とかなる。まぁテントを張れる場所を探すのも大変な場合もあるだろうけど。(かと言って自分もチャリで旅しようという気はさらさら無いwしんどいし・・・。)
ペネロペみたいな名前の町「テペレネ」に到着。
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う~ん、まぁまぁのポカ~ン度だなぁ。。。
※ポカ~ン度=町に着いた瞬間あまりの何も無さにしばしポカ~ンとしてしまう度合い。宿の有無が定かではない場合、よりポカ~ン度も増す。
まぁ今回は宿があるのは確認済みだけど。
この像の後ろに見えているのオレンジの建物がこの町唯一のホテル。
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それにしてもこんな偉そうな銅像もなかなか見ないなぁ。。。
町に1軒しか無いホテルなので、高かったら嫌だなぁと思ったけれど、シングルシャワー付きで10ユーロ(約1,220円)だった。アルバニアではドミで10ユーロ前後するのでこれは安い。
部屋は普通にきれいで、窓からの景色もまぁまぁいい。(町側の部屋はバルコニー付)
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さて、この町は川の西側が町、東側が畑の広がる農家になっていて、川には大きな橋が架かっている。私はその橋を渡って向こう岸に行くことに。
↓途中にあった戦争の慰霊碑。
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アルバニアでは銅像と同じくらい、こういった慰霊碑も沢山見かける。
↓渡りたい橋
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一番始めここを通った時は川の水は透き通ったミルキーブルーだったのに、連日の雨でかなりの濁流になっていたのが非常に残念(TдT )
そしてこの橋が町よりも下にあるため、橋までの降り口がなかなか見つからなかった;
かなり長い吊橋。
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渡りきるとロバが2頭いて、後は畑が広がるだけだった。
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畑を横目に見ながらとりあえず奥へ奥へと進んでみる。
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何も無いし誰もいない。
民家発見。
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怖い!!(;゚Д゚) 何?番犬的な?;
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ここから見た町並み。
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城壁の中に町があったのかー。
ん?左上の方に何か変なのがある!!
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このままここを歩いても人がいないぶん特に面白いことも起きそうにないので、この「変なの」を目指すために町の方へと戻ることに。
帰りにロバに乗った買い出し帰り?のおばちゃんに遭遇。
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何かちょっと面白い写真が撮れて良かったw
おばちゃんの後を追うもぅ1頭のロバ。
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バイバ~イ(´∀`*)ノ
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この後もロバに乗ったおじさん2人に会った。川のこっち側ではロバが専らの交通手段のよう。
対岸に唯一ある商店。
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まぁ橋渡ればお店はあるんだけども。
町側に戻ってきた。女性兵の銅像。
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耳のカールがかわいい猫さん。
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さっき見た「変なとこ」に行きたいのだけど、私はその「変なとこ」が何かも、名前も分からないのでさっき撮った写真を住民に見せながら道を探す。
英語が通じる人は皆無だったけれど、みんな親切にあっちだこっちだと、時には分かりやすいところまで一緒に来てくれたりすごく優しい。何とかそれらしき方向へ向かって歩いていると、一人のおじいちゃんが話しかけてきた。
おじいちゃん「ほにゃららほにゃらら(アルバニア語)」
私「えっと、、、ここへ行きたいんだけど」
おじいちゃん「ほにゃららほにゃらら」
私「えっ・・・あ、ありがとう・・・」
シホはざくろを手に入れた!


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な、なぜ・・・(;´∀`)
トルコでも何度か貰ったけど、この時期この辺りではざくろが旬で、庭で育てている家庭もある。後で美味しく頂きました♪
何人にも道を聞いてようやく到着。何だろここ。
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劇場のような段差を登り、ふと後ろを振り返ると一瞬ぞくっとした。
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ここもまた戦死者を追悼するための慰霊碑だったのだ。
こんなに沢山の人が。と思うけれど、もちろんここに眠っている人は戦死した人のごく一部の人達なんだろう。名前の下には誕生日と没日が刻まれていて、大体世界大戦で亡くなった人のようだった。
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でもお墓がこういう見晴らしがいい場所にあるのがせめてもの救いというか、何かいいなぁ。
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町の中心になる広場は最近造られたようで、非常にきれい。広場から伸びる道も絶賛工事中できれいに作り変えている最中だった。
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けれど悲しいかな、、、全然人がいない( ;∀;)
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この近くはトレッキングも出来るだろうから(多分)夏は観光客も来るのかな~?
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本日の晩ごはん。
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恐らくあと1、2分茹でればアルデンテになるだろうという固いパスタとレトルトのトマトソース。。。まぁ一応レストランがあっただけ喜ばなければいけないかもしれない。(カフェは沢山あったけど料理を出すレストランは2軒しか無かった;)

ジロカストラからテペレネへの行き方



ジロカストラ(Gjirokaster)~テペレネ(Tepelene)
シェアタクシー 約20分 200レク
※定員4人集まり次第出発。土曜・10時くらいに行ったけどすぐ集まった。平日ならバスもあるかも。シェアタクシー乗場はバスターミナルの道を挟んだ向かい。↓
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テペレネの安宿



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「HOTEL」
※ホテルにある「SHITET」という看板はホテル名ではなく「売物件」という意味。ホテル全部ではなく、部屋ごとで売りに出しているらしい。
シングル:10ユーロ(1400レク→交渉後1350レク;)シャワー・トイレ付き
WIFI:あり(共同スペースのみ。部屋によっては入るかも。)
行き方:バスを降りて直ぐ目の前。
その他:女性オーナー(?)のみ英語が通じる。共同シャワーの部屋もあったので、そっちの方が安いと思う。記憶が定かであればここを過ぎたガソリンスタンドにもモーテルが1軒あった。

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