猫ねこ天国!モンテネグロの世界遺産・コトルの町並み

モンテネグロ

モンテネグロの首都ポドゴリツァからバスで2時間、「コトル」へ。
ここは旅中会った日本人バックパッカーの数人がお勧めしてくれたんだけど、どんなところ?と聞くと「ドブロブニクの小さいバージョン」という答えが返ってきた。

※ドブロブニク・・・ジブリ「魔女の宅急便」「紅の豚」の舞台となったと言われているクロアチアの町。コトルからも近い。

ドブロブニクはどのみち行く予定だから、それだったら行かなくても・・・と若干思ったのだけど、まぁモンテネグロの首都しか見ていないのもアレかなぁと思い、立ち寄ることにしたのだけど、結果的に行って良かった!

コトルはアドリア海に面した城塞都市で「コトルの自然と文化歴史地域」として世界文化遺産にも登録されている。

バスターミナルから10分ほど歩いた所に観光の目玉となる城壁に囲まれた旧市街があり、その中にホテル・ゲストハウスも点在する。

・・・のだけど、バスターミナルから旧市街に向かう途中。

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すごい廃墟がある!!

まぁ綺麗なのは観光客が見る場所だけで、これが本当のこの国だ。

・・・などと、かつての私なら「自分はリアルな国の姿を見ている」というバックパッカーにありがちな勝手な陶酔を楽しんでいただろうけど、私も成長したものだ。。。

↓実際の反応

( ゚∀゚)o彡°

おぉー!!いいでないの!!

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私は元々廃墟好きというわけではなく、旅の途中で廃墟好きとなった。

という誰に対する言い訳なのか分からないけどとりあえずしておいて、興奮隠しきれず周辺をウロウロw

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煙突があることから何かの工場だと思うけど、中はガラスの破片が無数に散乱し、倒れかけの柱も沢山あったので入るのはやめておいた。ただ苔むした部屋に背の高い雑草が生い茂った光景はやはり廃墟ならではの良さがある。
(ちなみに写真は後日もう一度来た時のもの)

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めちゃくちゃ昔に廃墟になったという感じではないので、ユーゴ紛争(2000年まであった内戦)の時に潰れたのだろうか。近くのドブロブニクもその時かなりの被害を受けているので。そう考えるとはしゃぎすぎも不謹慎;

しかしもはや本来の観光場所そっちのけで、むしろ旧市街と全然違う場所へと進んでいる。

何か高台に来たらちょっとそれっぽい景色になったけど、旧市街へはまだ入っていない。

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あっ!猫さん!ちょろっと見えててかわいい(*´∀`*)

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飼い猫さんで、飼い主が必死で猫の名前を呼んでいた。

「ドブラダーン!(こんにちは)」と言うと返してくれ、写真も撮らせてくれた。

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モンテネグロで多く使われているスラブ語はロシア語が変化したような単語がたまにある。(ロシア語で「こんにちは」はドブリデェン)

旧市街へ向かう途中も何かボロボロなんだけど、壁に描かれた絵がかわいい。

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あっまた猫さん!!

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こっちにも!!

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何この町?猫天国!?(;゚∀゚)=3ハァハァ

コトルのおすすめホステル

猫さんに邪魔されながらも、ようやく旧市街に入り、予約しておいた宿に到着。

「OLD TOWN HOSTEL」

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城壁の中は外と一変して全部こんな石畳に石造りの家が並ぶ。
コトルの旧市街内は結構宿が高めで、ここはその中でも安めながらもBooking.comでの評価が良かったのでちょっと期待。

なるほど。これは見るからに快適。

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ドミトリーでもベッドカーテンがついてると、それだけで個室感が出るんですよね~。特にMIXドミ(男女共同部屋)だと中で着替えも出来るしかなり便利。

ベッドライトがあるのもポイント高し。
そして結構重要な個別のコンセントもあって言うことなし。←ドミ部屋でコンセントが少ないと取り合いになる;

更に。
これ、貴重品を入れてカギをかけられるロッカーなんですが。

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左隅にコンセント!!
これがあるのは数多く泊まった宿の中でも、ここが2軒目だと思う。

宿の盗難で一番耳にするのが、スマホやiPadを充電中、ちょっとトイレ、ちょっとシャワーに行った隙に盗られたというもの。これがあれば充電しっぱなしでも外出できて安心!

「貴重品BOXの中で充電出来る」設備がある宿は私の中で「BEST OF GUEST HOUSE」に登録してもいい。(ちなみにこの設備があったもぅ1軒は中国・成都のシムズコージーだったと思う。あと1軒あったような気もするけど忘れた。)

古い建物をそのまま使っているのか、中の雰囲気も良かった。

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これだけ絶賛したけど、翌日には違う宿へ;
私のPCは場所によってWIFIが繋がらない場合があり、ここも残念ながら相性が悪かったようで。泣く泣く近くの宿に移ったけど、そこはそこで悪くなかったのですが。

世界遺産・コトルの町並み

旧市街は建物の扉や窓が緑色で統一されている。

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町の中心にある「聖トリプトン大聖堂」。

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入場料2.5ユーロだったため、ちょっと損したなー!と思ったら2階が博物館のようになっていた。

ヨーロッパの教会兼博物館によくあるんだけど。

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偉い人の遺骨・・・。
手の中にあるのは手の骨、足は足の骨。頭蓋骨や歯もあったりする。大体こういう感じで見えるようなホルマリン漬けっぽくなってるのだけど、日本じゃまず無いよなぁ、、、。

聖堂の上から見た広場。

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オフシーズン+雨のため、人もまばら。静かでうちは好きだけど。

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お土産屋さんに沢山ある手作りの木彫り人形。服の柄とか絵も繊細で可愛い。
中くらいので25ユーロくらいだったかな?後で買えば良かったと後悔した;

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ちょ・・・このマトリョーシカ・・・。一番大きいやつから一番小さいやつまでのクオリティの下がり幅、ひどすぎるやろ(;゚Д゚)
3つ目辺りから完全子供に描かせてるとしか思えんw

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アレンジにアレンジが加えられたもはや寿司ではない寿司屋もある。寿司と言えど食欲を全くそそられない。

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この水汲み場何かいいなぁ~。
ロミオの青い空的な。まぁアレはイタリアやけど。

あっ猫さん!

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待って~!と追いかけて行ったら、まんまとお土産屋さんに連れて行かれた。

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くそ~。客引きだったか!
正に招き猫。してやられた。

しかもこのお店は猫グッズばかり集めた猫ショップ!

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ただあんまりセンスいいのが見当たらなかったので結局買わず;猫エサ募金箱にお金だけ入れて猫さんさわさわして退散。

この後別の猫さんについて行ったら、またお土産屋さんだった(;´∀`)

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コトル、猫多し!!天国~(*´ω`*)

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旧市街の外はすぐ港があり、城壁沿いには市場も出ている。

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ケーキ屋さんで売っていたスイーツ。

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お店の人曰く、この辺りの伝統的なケーキらしい。
固めのスポンジにジャムが入っている。あんずともぅ1つは何だったか忘れたけど。意外に甘すぎずコーヒーに合う。1カット1ユーロ。

というか、これ欲しい。

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あっ猫さんが・・・

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そろそろ・・・

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よいしょっと。

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地元の人も普通なのが面白い(*´∀`*)

コトルの人々はみんな猫が大好き!

2軒目の宿のオーナー曰く、地元の人々はみんな猫が好きとのこと。

コトルの人達から一番人気がある猫は「Hostel Old Town」で飼っている猫で、名前は「ねこ」!
このゲストハウスのオーナーが昔日本人女性と付き合っていて、その頃飼った猫なのでそう名前がついたらしい。でも発音が難しいので、人によっては「ニコ」とか「チョコ」とか呼んでいるとか。

白とグレーの毛並みが綺麗な猫さんで、キッチンにいると「ご飯くれー!」とばかりにニャーニャー鳴くのがかわいかった。

猫のいる宿を離れるのは惜しかったけれど、基本的にどこも放し飼いなのでこの猫さんもしょっちゅう外をウロウロしているため何ら問題は無いのです。

↓外で発見した「ネコ・ニコ・チョコ」。

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猫の多い町は沢山あるけど、住んでいる人は実際迷惑しているという場所もあるものの、コトルは本当に猫が好きな人が多いという感じで良かったなー。

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ポドゴリツァからコトルへの行き方

ポドゴリツァ 13:07発~コトル 15:10着
バス 約2時間 7.5ユーロ

コトルのホステル

「Hostel Old Town Kotor(ホステル・オールドタウン・コトル)」

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ドミトリー:11ユーロ
WIFI:部屋可
設備:エアコン、キッチン、別館にフリーコーヒー、個別コンセント・ライト、ベッドカーテン
その他:ねこ在住
行き方:旧市街の中。バスターミナルから徒歩約10分。
宿泊日:2016.11.4~1泊

「Kotor Korea Guest House(コトル・コリア・ゲストハウス)」

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ドミトリー:11ユーロ
WIFI:部屋では弱い。
設備:エアコン、キッチンその他:韓国人夫婦経営でアットホーム。家にお邪魔している感じ。6人ドミ1室のみ。到着時間を伝えておいた方が無難。
行き方:旧市街の中。バスターミナルから↓地図の場所の右手壁上部に小さな看板が見えたら右にある路地に入り、小さなトンネルをくぐってすぐ右手。「Hostel Old Town Kotor」のすぐ近く。
宿泊日:2016.11.5~2泊

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