エリちゃんと二人、すったもんだの末ようやくモーリタニアからセネガル「サン=ルイ島」に到着。
諸事情により急いで首都ダカールに行かなければならなかった私達はこの町には1泊しかできなかったのだけど、もっとゆっくりしたかったなぁと思う。
サン=ルイ島はセネガル北部、大西洋に面したサン=ルイ地方にあるセネガル川に浮かぶ三角州。
西側の細長い島がサン=ルイ島。
かつてフランスの植民地であり奴隷貿易によって栄え、現在も残る歴史的町並みが評価され、世界文化遺産に登録されている。
島自体に奴隷貿易に関するものが残っているのかは調べていないけれど、現在ではただ普通の町だった。
サン=ルイ島のオシャレな人々
町並みはさておき、私がまず興奮したのが女性達の服!
「民族衣装」とまでの雰囲気は無いだけど、モロッコからモーリタニアの体のラインを完全に隠すムスリム服から一転して、体のラインにぴったり沿った派手な服。
「ボン・キュ・ボン!」な女性が多いため、それがまたよく目立つ。(たまにキュが無い人もいるけれどw)
女性達の服は基本的にワンピースか上下分かれたツーピースで、下はロングスカート。
襟や袖にフレアがついていたり、マーメイドラインのスカートだったりデザインは人によって様々。
そして一番のポイントが生地の柄!上下同じ布を使っているのだけど、緑にショッキングピンクの花柄や、鮮やかな青に黄色の幾何学模様など、色も柄も超派手派手!
後で知ったのだけど、セネガルでは生地屋と仕立屋さんが沢山あり、服は自分で生地を選んでオーダーメイドで作るのが普通とのこと。う~ん、これは作ってみたい。
そんな女性達の写真を撮りたかったのだけれど、やっぱり断られる・・・。
そう、どんなに体のラインを強調していようが、露出していようが、ここはまだイスラム圏。国民の約94%がイスラム教徒なのだ。(ムスリム女性は宗教上他人に写真を撮られることを嫌う人が多い)
しかしながら、派手なのは女性だけではなく男性も!
まぁ男性は普通の既成品の服を着ている人が多く、サン=ルイにいるオシャレな格好をしている人はそういう服を売っているお土産屋さん、という人が多かった。
世界遺産・サン=ルイ島の町歩き
町のお土産屋さんにはパッチワークのカラフルな布を飾っている場所が多くてかわいい!
でも売っているものはやっぱりアフリカ!!
木彫りのお面。お祭りの時にも使うらしい。
バルコニーがあるのがちょっとヨーロッパ風かな・・・?
「フランス風のオシャレな町並み」と何かで読んだけれど、まぁまぁの廃れ感でそれほど何も感じず。
モロッコからずぅーっとある馬車はここでも活躍中。
あまりきれいでは無い川。
西側の対岸も行ってみたけど疲れたので早々に切り上げて市場へ行ってみた。
川沿いにある三角屋根の市場↓
市場には服や布、化粧品も売られていて何だかカラフル。
アクセサリーコーナーは子供が喜びそうなカラフルなビーズが付いた指輪やネックレスがあってこれまたかわいいのである。
これいいやん!!
「ツメ輪」。
かわいいけどすぐ落としそう。
エリちゃんが発見したこれ。
「アメリカンライス」という実に美味しくなさそうな米袋を再利用して作られた袋。
歴史にうとい私は知らなかったのだけど、このデザインは第一次世界大戦時にアメリカが志願兵を募集した時のポスターの絵。
元ネタ↓
ちなみに著作権は失効しているため、現在ではどうパクるかによって「戦争賛成」と「戦争反対」両方の意味でも使われるらしい。
コメ業者は知ってて使っているのだろうか?;
町並み。
川沿い。
プスプスプス・・・(猫はこう呼ぶ)
すごい色のケーキ、、、。
夜の橋。
夜には出歩くのもダメけど宿が近いので。(サン=ルイ島はヨーロッパ人観光客も多く比較的治安はいいとされているけれど、人通りがあまり無い場所も多いので、夜の女性1人歩きはあまりお勧めしない)
意外と美味しいセネガル料理とビール
「ヤッサ・ポワソン」
ヤッサ=玉ネギソース
ポワソン=魚
正直私、アフリカの料理なんて絶対大したモン無いだろうと思っていたんですよ・・・。
でもね、これが普通に美味しくてびっくりしました。この玉ネギと野菜をじっくり煮込んだようなソースがご飯に合う!
そしてパンに飽き飽きな私にとって、米で食べれるというのがまたかなり嬉しい!
そう、セネガルはフランスパンに具を入れたサンドイッチも多いのだけど、食堂に行けばほとんどお米!これだけでセネガルのポイント高いなぁー。
セネガルビール「ガゼル」
暑いのでとにかく美味しい。種類によるけど500~650mlで100円前後。(瓶ビールは空き瓶を返すと200CFA返却される。)
サン=ルイ島のゲストハウス
「AUBERGE DE LA VALLEE」
ドミトリー:6,000CFA
トリプルシャワー付・2人使用:15,000CFA
WIFI:あり
設備:ホットシャワー、蚊帳、お湯が沸かせる程度の簡易キッチンあり。
宿泊日:2017.5.22~1泊
行き方:バスターミナルからタクシーで約10分、2人で1000CFA。
タクシーに宿の名前を言っても分からないので、橋の近くにある有名な大きいホテル「Hotel de la Poste」まで行き、そこから徒歩3分くらい。
※上の赤いピンが泊まった宿。青いピンはタクシーの目印となる「Hotel de la Poste」。
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