北朝鮮が建築したダカールの巨大すぎる「アフリカ・ルネサンスの像」観光

ダカール巨像観光セネガル

日本人女性・エリちゃんとアフリカふたり旅中。
セネガルのサン=ルイ島から、首都・ダカールへバスで向かう。

サン=ルイ島からダカールへバスで向かう

バスで4時間くらいと聞いたので、朝11時に宿を出てタクシーを捕まえる。

バスターミナルに着きタクシーを降りるなり、すぐさまバスの客引きに取り囲まれる。

「どこへ行くんだ!?」

「ダカールか!?」

完全に周りを取り囲まれ口々に呼び込みをして非常にうるさいので、ちょっと離れた場所に行こうとするも、客引きは私達を取り囲んだままやいやいと叫びながらぞろぞろと移動する。

icon_eri 「もーうるさいっ。ハエみたい。」

例えはアレだけど、本当にハエがブンブンと私達の周りを飛び回っているようで思わず笑ってしまった。

そうなると、さしずめ私達はウ◯コということに?

もぅみんながみんな大声でこっちだこっちだと叫びながら私達の手を引っ張ろうとする。

キャリーバックを無理やり自分の車に持って行こうとするヤツまで。しかもバスの値段も様々で、5,000CFA(約1,000円)と言う人もいれば、3,000CFA(約600円)と言う人もいる。

セネガルの長距離バスは大体定員が集まると発車する。

どうやら車体が小さくて少人数しか乗れない=待ち時間が少ないものは値段は高く、車体が大きく多くの人を集めなければならない=時間がかかるものほど値段が安いよう。

一番安いバスは2,500CFAだったけれど、見るとほぼ市バスと同じような車体で、集まるのも所要時間も長そうだったので、3,200CFAと言ってきたバスを3,000CFAに値切って乗車。

P5220109.jpg

しかし11:30から待ち、結局定員が集まり出発したのは約2時間後・・・。

こんなに待つとは思わなかったので、安く行きたいなら人が集まりやすい早めの時間帯(8時前後)くらいに行った方がいいのかも。

手描きで値段が書かれたバスのチケット↓

P5220108.jpg

隣りのおばちゃんは2,700CFAだったけど、ダカールのもっと手前で降りていたのでまぁこんなものか。

バスが発車するのを待っている間、バスターミナル内をうろうろ。

午前中の間はサンドイッチ等の軽食屋台が沢山あって、1つ買おうとしたら横にいたセネガル人男性がおごってくれた。

少し英語ができる人で、話すとサンルイでは仕事で来ていて、家族はサンルイから離れた砂漠の方に住んでいるのでこれから会いに行くところだと言う。
サンルイには出稼ぎに来ている人も多いのかな?

サンドイッチはフランスパンを半分に切って、中に煮込んだ豆を辛く味付けしたものが入っている。それ程美味しいというものでもないけど約40円と安い。

果物屋台も沢山あるのだけど、これはじゃがいも・・・?

P5220111.jpg

何だろうと見ていると1個くれた。

P5220110.jpg

すごく甘いカキのようなものでジューシーで美味しい。これはインドかタイ辺りでも食べたことあるのだけど、名前は忘れた。

バスの中で待っていると、色んな物売りが来る。

冷たい水やジュース、ピーナッツ、みかんや先ほどの果物、この果物は安いのか何も言っていないのにまた1個タダでくれた。
美味しいのだけど、移動前は荷物になるから買えなくてごめん;

ダカールに着いたのは夜8時をまわっていて、そこからバスに乗るもそこまで行くと言ったそのバスは結局宿の近くまで行かず、変な場所で降りることに。

バスで隣りに座っていた現地人男がタクシーで行けばいいと言うのでタクシーに乗ったのだけど、なぜかその男も勝手に助手席に乗り込む。

「え?あなたの家逆方向でしょ?一緒に来なくていいよ。」

「そうだけど、ダカールでトラブルにあわずに楽しくいて欲しから僕が案内するよ」

・・・もはやお前がトラブルだよ。

こっちは頼んでないし、宿まで2000CFAって言ってたけど絶対こいつの帰りのタクシー代も含まれているだろうし、もぅ何なん。

宿近くで降ろしてもらい、もぅ一度エリちゃんが運転手に値段を聞いてくれて結局1000CFAだった。

私達は1000CFAサッと払って宿方向に逃げ去った。

男は遠くから何やら大声で喚いていたけど、追っては来なかったので良かった。

宿に着いたのは夜10時近く。疲れた・・・。

モーリタニア以降ちょっとの移動でも毎回疲れる。これがアフリカ・・・。

ダカール町歩き

翌日は次の目的地「ベナン」のビザを申請しに行き、その後少し観光。
(ダカールでのベナンビザ申請方法は次回の記事に)

P5230114.jpg

バス停。
停まるバスの番号が書かれた看板が丸くてちょっと斬新。

P5230125.jpg

ダカールでは理髪店を沢山見るのだけれど、どこもこういう看板↓

P5230116.jpg

同じ人が書いてるの?というくらい絵もほぼ同じで面白い。

男性も女性も髪は細かくカールしているので、髪が長い人は沢山三つ編みをつくっていたり、無理やりストレートパーマをかけている女性も見かける。

「俺を撮ってくれよ!」

P5230119.jpg

ダカールの巨大なランドマーク「アフリカ・ルネサンスの像」

P5230126.jpg

ここダカールには北朝鮮の支援で造られた「アフリカ・ルネサンスの像」がある。

それがまぁとにかくデカい!

かなり遠くからでも見えるけれど、これだけ大きいなら近くで見たらどれほどなのだろうと行ってみることに。

P5230131.jpg

デカい!!!

P5230133.jpg

全長約50メートル。

「アフリカ・ルネサンス」の時代の象徴となる像を造ろうと発議したアブドゥライ・ワッド大統領のアイデアに基づいてセネガルの建築家ピエール・グジャビ・アテパが設計し、北朝鮮の会社が請け負い2006年に着工。

2010年4月3日に、セネガル共和国独立50周年に合わせて、公式公開された。

建設費は約19億円。費用は、セネガルの国有地を北朝鮮に売却する形で捻出された。

(Wikipediaより抜粋)

よくよく調べてみると、北朝鮮は巨像建築がお得意で海外からもこうして発注を受けており、それが国の財源ともなっているとのこと。

こんなこともしたりしてみる。

P5230144.jpg

遠足なのか子供達が沢山いた。

P5230155.jpg

中にも入れるけど入場料がいるので入らずw 3000CFA(600円)くらいだったかな?

子供達は動きまわってなかなかちゃんと撮れない。

P5230151.jpg

子供達と交流中のエリちゃん。

P5230164.jpg

小高い丘の上にあるのでダカール市内も一望できる。こう見るとかなり都会だなー。

P5230161.jpg

夜はライトアップされる。

P5250284.jpg

宿周辺をウロつくとよく目に入るので何度も見かけたのだけど、見る度に毎回「デカいなぁ~」と言ってしまう。

本家の北朝鮮にはもっとデカい像もあったりするのだろうか・・・。

帰りに珍しい楽器を持っている人がいたので話しかけてみると、マリの人でマリの民族楽器らしい。

P5230168.jpg

夜演奏をするので見に来てくれと言われたけど、夜あまり遠くまでも歩きたくないので結局行かず。マリは飛ばす予定だから音楽は聞いてみたかったなー。

セネガル料理「チェブジェン」とセーファー札

本日のご飯。

P5230127.jpg

「チェブジェン」 600CFA(約120円)

チェブ=米、ジェン=新鮮な魚

魚の炊き込みご飯。ちょっとピリ辛だけど意外に美味しい。

店によって結構味が違って油っこいのもあるのだけど、ルネサンス像に行く途中で食べた軽食屋のこのチェブジェンが一番美味しかったなー。屋台とか結構どこでも食べられる。

あと、セネガルを含む西アフリカの数か国で使われる共通通貨「CFA(セーファー)」。

P5210065.jpg

お札の絵が不思議過ぎる。

地元の人に聞くと「魚」という答えが返ってきたけど、こんな魚いたら怖い。これが何か知っている人いたら教えて下さい。

ちなみに全てのお札にこの絵で、硬貨にも入っている。嫌いじゃないけど。

サン=ルイ島からダカールへの行き方

①橋の手前からバスターミナルまで
タクシー 15分 2人で1000CFA

※バスでも行けそうだけど番号分からず。

②サンルイからダカール
サンルイ 14:20発~ダカール 20:30着

バン 約6時間10分 1人3000CFA(荷物代込)

※11:30から約2時間待ち。乗る車によって値段は違う。「ガラージュ・ピキン」というバスターミナル着。

ダカールのゲストハウス

ダカールには2軒の日本人宿がある。
どちらも日本人経営のため、西アフリカを旅する人の情報交換の場ともなっているので、縦断予定の方には特におすすめ。

日本人宿「和心(WAGOKORO)」

P5250273.jpg

wagokoro.info
日本人宿「和心」宿泊プラン | Wagokoro -Restaurant japonais-
http://wagokoro.info/guesthouse/

ドミトリー:10,000CFA
シングル:12,000CFA
ツイン1室:18,000CFA

※1週間割引や夕食付きプランなどもあるのでHPで確認を。

WIFI:あり(部屋可)

設備:蚊帳、キッチン、水シャワー、洗濯機(洗剤付500CFA)、屋上のハンモックがいい!、日本語小説、情報ノート、日本食レストラン併設

その他:キッチンはレストランと兼用なのでレストランが混んでいる時は使えない。シャワーは頼めばお湯を沸かしてくれる。

周辺は夜も賑わい、500~1000CFAで食べられる安い屋台や食堂が何軒かあり、徒歩1分くらいなので夜女性1人でも多分大丈夫だと思う。

和心の夕食はご飯はお代わり自由だけど、私にとってはおかずの量がちょっと少なかったので途中から屋台で食べていた。

宿泊日:2017.5.22~8泊

行き方:MAPS.ME「和心」で検索。
空港からは3番バスで150CFA。バスターミナル「ガラージュ・ピキン」からは43、44、67番バスで300CFA。

バスの運賃係に「ワッカム シテコミコ エスターション シェル(”ワッカムシテコミコ”という地区にあるシェル石油)」と言えばOK。←宿近くのガソリンスタンド(シェル石油)に着き、そこから徒歩1、2分、道に右手側の黒い建物。

ガラージュ・ピキンからのバス乗り場↓

Screenshot_2017-05-29-22-18-05.png

北側にあるのがガラージュピキン。線路を渡ってすぐ。

↓バス停になっている宿近くのシェル石油

P5250274.jpg

日本人宿「OMOTENASHI(おもてなし)」

私は泊まっていないけど、他の人が教えてくれた宿。

オーナーの山田さんとは少し話したけど、親切な方でセネガルの情報誌を作るというので、セネガル情報などはかなり詳しそう。
日本人宿に長く滞在するなら両方見てから決めた方がいいかも。値段は現時点ではどちらも同じ。長期割引などは要確認。

西アフリカ初の日本人宿。近くまで行ったけれど繁華街から少し遠く周辺は人通りも店も少なくレストランが2軒あるくらいなのであまり食事の選択肢は無い。

治安はいいらしいけれど、街灯も少ないので夜女性1人で歩くのはちょっと怖い(私の主観です)。

宿を偵察に行った人によるとキッチンはコンロ1つの簡易キッチン的なものらしい。

部屋はきれい、ホットシャワー!洗濯機は無料だけど現在故障中。

とにかく安く!ならここ「CVD(Cercle De La Voile De Dakar)」

ドミ5000CFA、テント泊3000CFA、WIFIあり。
周辺は何も無い、蚊が多い。41、56、65番バスが近くまで行く。

Booking.comで予約可能「King Plaza GH(キングプラザゲストハウス)」

ドミ6000CFA、WIFIあり、Booking.comで予約可能。

アクセス良好「Chez Nizar」

シングル10,000CFA、WIFIあり。
市内中心部にある独立広場近くなので、アクセスはかなりいい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました