女一人旅の辛さ。

ポカラの宿の屋上から。
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遠くにうっす~らヒマラヤ山脈が見えます。
既にシーズンオフに入っているので、これはまだよく見れたほう。ヒマラヤ山脈眺めたい人はやっぱりハイシーズンがおすすめですね~。4月5月、9月10月くらいがいいみたいです。
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この「Shanti Guest House(シャンティゲストハウス)」には合計18泊しました。ドミトリールームが1泊200ルピーだったので、計3,600ルピー・・・18泊で約4,000円って・・・申し訳無さすら感じてしまいます( ̄ー ̄;)
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庭もいい。まぁ部屋は値段なりですが。
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愛犬?シェリー。この通りには同じタイプの犬が2、3匹いるのでよく間違う。
宿のお姉さんがスラッとしたネパール美人だったので、写真を撮り忘れたことが悔やまれます。ネパール人のおばちゃんは大体太っている人が多いのですが、この人もそうなるのかなぁ~?;
ポカラではちょうど3週間を過ごしました。
居ようと思えばまだ全然いれたんですが、まさかのポカラで気持ちがささくれてしまって(;´Д`)
その原因はもうズバリ「男」ですΣ(゚д゚) エッ!?
これを書くとまぁ大抵の人は「何?自慢話?」と思うかもしれません。まぁ全ての人に分かってもらおうなんてそもそも思っていないので、そう思う人はそう思って頂いて結構です。
けれど、もぅほんとウザいを通りこして悲しくなってしまって。
ブログは私の心のはけ口でもあるので、どう批判されようが知ったこっちゃありません。と同時にガラスのハートも持ち合わせているのでw批判型の人はスルーして頂けるとありがたいです。
「女・一人旅・長期」の方なら分かりあえるでしょうが、なかなか今のネパールではそう上手く出会わないので、とにかくどこでもいいからグチりたい!
ってことで、旅の楽しい部分だけ知りたい方はこの先ご遠慮下さい。
決してネパール人を批判するわけではありません。
日本でも嫌な人はいるように、たまたま私が嫌な人に囲まれてうんざりしてしまったというだけのことです。
私はまだ東南アジア諸国くらいしか旅していないのですが、まぁ「女であることの面倒臭さ」を感じることは多いです。
道を歩けばチカンに遭ったり、唐突に電話番号を聞いてきたり、宿に泊まれば用も無いのにスタッフが呼び出したり、バイクタクシーに乗ると運ちゃんがセクシャルな雰囲気を出してきたり、まぁそんなことはしょっちゅうあるので、ブログに書いている時はよっぽど腹が立ったかネタになる時くらいです。
彼等の目的は大きく分けて、
①体目当て
②お金目当て
③日本のビザ目当て
④全部

です。
はい。悲しいことに言い切れます!(゚∀゚)
これが言い寄って来るのが欧米人男性だと、彼等は日本人と同じくらいの経済力を持っているので、①のみが濃厚になってきます。
もちろん、何人であろうが友達になりたい、ちゃんとしたお付き合いをしたい、と思っている人もいます。私の友達も国際結婚した人はいるし、海外の人と付き合っている人はいます。
私が言いたいのは、あくまで「私」を見ているのではなく、ただ「日本人の女の一人」を見ている人達のことです。
タイの田舎に行った時は、「あ~まだここでも日本人女性ってモテるんだ~」と思いましたが、まぁ可愛いもんでした。
ネパールに入って。
ここまでか、と。
彼等には飢餓感、切迫感があるんですよ。
私の月給が15万円だとしたら、ネパールではそれで一家4人が1ヶ月・・・いやもっと?現在物価上昇中とは言えど、とにかく充分養える金額です。自分だけの生活じゃなくて、家族の生活がかかってるから仕方無い・・・とは言いたくない!;
でも自分の家族が日本人と知り合ったら、ネパール人家族は全力でそれをサポートしてきます(-д-υ)
(バスで出会った首都カトマンズで仕事をしているネパール人が月給3万円と言っていました。何の仕事か聞いていませんが、スーツを着て身なりも良かったです。都会で仕事をしててそれなら、田舎で仕事が無い人の月給って・・・;)
ネパール男性でもちゃんと仕事を持っている人はそこまでグイグイこないんですが、問題はあまり仕事にありつけていない人達。
彼等の中には「日本人女性と付き合う=一攫千金」みたいな構図があるのか、、、まぁとにかく一人にしてくれない。特に今は日本人観光客自体が少ないし、私は地元民が行く安飯屋ばかり行っているので、自然と顔馴染みも出来るしで変な相乗効果というか。
日本でインド料理屋によく行きますが、大体ネパール人かバングラ人が多いんですよね。実際ネパールで日本語話せる現地人が多いので、聞くと家族の誰かが日本で働いてるとか、昔日本人女性と付き合ってたとか。
とにかく彼等にとって日本は「確率の高い宝くじ」的な・・・何を妄想してるのか知りませんが、私だって日本人なのに帰ったら就職難しいからね!( ̄ー ̄;)
行きつけのローカルレストランで常連の一人、ネパール人男性・Aさんと仲良くなりました。
同じ年ということもあって、それ程はっちゃけて無かったのでまぁ普通にヒマな時に店でネパール語を教えて貰ったりと、特に向こうもアプローチしてくるわけでもなく、普通に友達感覚で楽しくやってました(あくまで私は)。
とある日の夜。
その日は結構みんな早い内からロキシーを飲んで酔っ払っていました。
で、私の隣に何度か話したことのあるBさん(Aさんの友達)が座ろうとしたのですが、それを押しのけてAさんが座ってきたんですよね。
ネパール語でAさんに何か言って去って行ったBさん。
Aさんは私に「彼は嫉妬している」と通訳しましたが、まぁこれも定かではありません。
第一私はBさんの彼女にも会ってるし。
Aさんに私は「彼氏がいる」と先に言っておいたものの、「結婚してる」くらい言っておけば良かったと後で思ったけど、恐らくこの人達はそれでも関係無さそうな気がする。なぜなら家族の生活がかかってるから。
その後、遠くに座っていたCさんのお兄さんが私のところに来て、
「こいつと話してくれ」と一言。
め・・・
面倒くせぇ~~~~(;´Д`)
何でアンタに私の話し相手を決められなければならないの!
しかもCさんは顔こそ知ってるものの、話したことも無いのに一体何を話せって言うの・・・。
Cさんも何も話しかけてこなし、面倒くさいので無視して放置する私。
その後なぜかAさんと、そのCさんの兄とが言い争いに。
Cさん兄が時々私にも分かるように英語で「Aさんはビッチネパーリだ」みたいなことを言ってくる。
もはやどうでもいい。。。
みんなお酒入っているのもあって、徐々にエスカレート。
何となくケンカモードになってきたので、危険を感じた私はお金を支払ってさっさと退散したのですが。
翌日の昼。
昨日の今日で気まずかったものの、私はAさんに100ルピー借りていたので(こら;)それを返すためにお店に行くと、鼻の頭に血の滲んだバンソコーを貼ったAさんが。
私 「えっ!?どうしたのそれ!?」
A 「あの後殴り合いのケンカになったんだよ」
私 「殴り合い!?誰と!?」
A 「彼と」
と、Aさんが指差したのは、たった今彼と一緒にバイクに乗ってに来たBさん。昨日言い争ってたお兄さんではなくて、彼女のいるBさん!?ますますワケが分からない。しかも一緒にバイクで来たと思いきや、テーブルは離れた場所に座るという・・・子供か!?(# ゚Д゚)
私 「何でケンカになったの?」
A 「僕が君を独り占めしてるからみんな嫉妬してるんだよ」
・・・絶対嘘や(;゚_ゝ゚)
私はAさんの家族も家の場所も知っているから、警察沙汰になるようなことまではしないだろうけど、正直私は彼のことを一切信用していない。
一度店で全部でいくらかな?と聞いた時に20ルピー程誤魔化されたから。他で彼に奢ってもらっていたからそのくらいいいか、と思ったけど、金額の問題では無いのでそれ以来一切信用していないことにしている。
更に「日本で働いている兄貴自慢」がまた面倒臭い。アンタが凄いんじゃなくて兄貴が凄いんだからね、とよっぽど言ってやろうかと思ったけど、それも可哀想かなとやめておいた。
この短期間で私がこれだけ彼に対して不満があるのだから、彼の友達からしたらもっとあるのかもしれない。はた目には仲良くしているように見えたけど。
それに独り占めしてるというか、あんたが仕事無くて店に入り浸ってるところに、たまたまうちが居合わせてるだけやしね!(# ゚Д゚) 何を勘違いしているのか、こっちは独り占めされてる気なんてさらさら無い。
とにかくまぁ、最終的なケンカの理由がどうであれ、火種を付けてしまったのは私であることには間違いない。多分ケンカをしたいがための理由に運悪く私が引き合いに出されたというか。それにもまた腹が立つ。
あれだけ毎日楽しくやっていたのに、一気に気分が萎えてしまった。
これが私も男なら何事も無く楽しく過ごせたのに。
大体アジア人男性が絡むといつもそう。
楽しいな~と思ってると最後に異性として見てきて、あ~やっぱそっちか~とガッカリする。本当、男だったら楽しいまま終われたのに、と何度思ったことか。
何度もあったことだけど、今回は楽しかった期間が長かった分ショックが大きくて、あ~またか…と思うと同時に凄く悲しくなってきた。
本当に彼等(少なくともAさんとCさんの兄)は「私」を「私」として見ていない。
彼等が見ているのはただの「日本人の女」であり、またその後ろに付いてくる「お金」でしかない。
Aさんはそこそこ付き合いはあったものの、日本で働く兄の話ばかりで私については大して聞いてこなかった。
Cさんの兄に至っては私は全く話したことが無かったのに、なぜか弟を勧めてきた。
散々経験して分かっていたはずなのに、ポカラが長くなるにつれそういう壁を忘れていたのだと思う。
私は日本が好きだし、日本人であることに誇りを持っているけど、それプラス「女」が加わると、時々その肩書きが嫌になる。
男には男の大変さがあるだろうから、分かってほしいとは言わないまでも、知ってほしい。
たまにいるんですよね・・・「女は得してる」って決めつけてる旅人さんが。
確かに得することもありますが、旅を楽しむのには女性ってかなり制限があるな~と私は思います。
ただ「女」であるが故に「友達」になれない人が多いことが非常に悲しい。
発展途上国のアジア圏女性は、一人でレストランなんて絶対行かないし、英語が出来る女性は観光客相手に商売をしているかそこそこ裕福な人か。なので、圧倒的に男性と知り合う機会の方が多く、結果こうなることも多い。
まぁそれを知った上で旅をしているのですが。
その日の夜、同じドミに泊まっていた日本人と別のお店でご飯を食べて泥酔。
久々に地面に手をついてコケた。
私を泥酔させたウォッカ?だったかな・・・。
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アップルフレーバーで美味しかったんだけどね。
ホテルのオーナーだかが奢ってくれたが(←女の得する部分)、まぁ案の定面倒くさい感じになってきたので(←女の損する部分)、もちろんその後は会ってはいない。(=プラマイゼロ。)
以来私はその店に行くのをやめ、Aさんとも会わなかった。
オーダーメイドを頼んだカバンが出来るのを待って、ポカラを出ることに。
ポカラを出る日、どうしてもお店の店長さんには出ることを言いたくてAさんがいなさそうな朝の時間帯にお店に行くと。
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変なラッパの音に合わせて近所の人が薪割りをしていた笑。
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やっぱ好きだな~この店(*´∀`*)
最後にまた笑えて良かった。
店長のスーラズィーさんに、今日ポカラを出ると言うと、「今日!?また戻って来るの!?」と驚かれたものの、「何で?」とは聞かれなかった。28歳という若さだけど、あの酔っ払い達と渡り合っているのだから、色々察してるのだと思う。
彼は私がどんなに酔っ払っていても勘定を誤魔化すことは無かったし、友達として一番対等に扱ってくれた。(通常より安い値段でロキシーを飲んでたからまぁ「客」という意味では対等では無いかw)
私はつい、こないだの出来事に関してグチってしまったのだけど、うん、うん、と聞いてくれる彼に思わず泣きそうになって早々に話を切り上げた。
店長のスーラズィーさん↓
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もう一軒、行きつけのお店では、かわいい子供と犬に凝視されながらミルクティーを飲む。
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写真を撮って子供に見せると、満面の笑みで「にっこぉ~(*´∀`*)」とされて鼻血が出そうになった。
一つの場所に長くいると、いろいろなものが見えてくる。
日本もそうであるように、今まで行った国でいい所しかない国なんて一つも無いし、「国」ではなく「人」に嫌な思いをすることも少なくない。そんなに嫌ならやめればいい、と自分でも思うのだけど、私はそういうものも含めたものが「旅」だと思っているし、そういうことがあると嫌だと思うと同時に「旅してるなぁ~」と実感してしまうのも事実だ。よりその国を知れた気になれる・・・と思ってしまう私も私なので、まぁ結果「我慢するしかない」という一言で締めくくるしかないのだけれど( ̄ー ̄;)
~そしてまさかの後日談~
ポカラを出た私は現在「バンディプル」という町にいる。
古い町並みとヒマラヤ山脈が望める名所で、カトマンズやポカラから来る現地人観光客も非常に多い。
そこのレストランで私はポカラから来たというネパール人夫婦と知り合ったのだけど、旦那さんの方がAさんと友達とのこと!(田舎って狭いなぁ~;)
旦那さんがポカラで私とAさんが話しているのを見たのらしいけど、まぁその口調からするにあまりAさんのことを良く思っていないようで。それよりも驚いたことは、
Aさんには離婚歴があって子供が2人いる
ということ。
( ゚д゚)ポポポポポカーン・・・。
彼は家族や兄弟のことはよく話したけど、そのことは一切私に言っていなかった。明らかに隠していたのだ。
スマホに入っている兄の写真を見ている途中、子供の写真の時は「姪(甥)っ子だ」と言うものの、兄の写真ほどじっくり見せてくれなかったのはそういうことか・・・。家にはいなかったから、多分奥さんの方に引き取られたのだろう。
別に彼が離婚してようが子供がいようがどうでもいいけど、姪っ子だと嘘をついて隠していたのは事実。
ポカラを出てまでも、心底ガッカリさせてくるヤツだなぁ~ほんと。(;´∀`)

まぁリアルタイムではひたすら猫に癒やされ中です♡

コメント

  1. 匿名 より:

    SECRET: 1
    面倒くさい国やな(; ̄ェ ̄)
    お疲れ!ネコに癒されまくって

  2. >名無しさん より:

    ありがとございます(;´∀`)
    絶賛猫に癒され中です♪
    しほ

  3. 旅女さん、はじめまして。同じ香川に住んでいて、いつか60代のうちに夫と世界旅行に
    行きたいと思っていましたので、旅していない編をお気に入りに入れて
    いたのですが、ひさしぶりに見て見ましたら、なんとまた世界に旅立たれていたのですね~
    すごいです!まだ記事を読むのが追いついていませんが、とっても楽しい記事で、
    詳しく書かれていて、旅行される方にも参考になりますよね。
    行きたいと思っている釜山の記事から始まっていて、嬉しかったです。
    現地でこれだけの記事を書かれているのにも、尊敬の一言で、心より
    応援しています。

  4. >アリスおばさん より:

    コメントありがとうございます!
    同じ香川県なんですか!帰国したらお会いしたいですね~(*´∀`*)
    海外で私も定年退職後に夫婦(又は一人で)旅行している日本人の方にはたまにお会いしますよ♪
    旅してない編から読んで頂いてたんですか。ありがとうございます。
    釜山、済州島楽しかったです。ソウルに行ってないのがまぁアレですが;
    ブログも読ませて頂きました。リースを見て「はっ!もうそんな時期か!」と思ってしまいました。(クリスマスに無縁な町にいるので・・・)
    私も昔、松ぼっくりを緑に塗って、ビーズ付けて、下にコルク付けてミニツリーを大量生産してました笑。クリスマスって楽しいですよね~。キリスト教じゃない国にいるとすっかり忘れてしまうので、日本のクリスマスが恋しいです。
    それではまた!ブログものぞかせて頂きます♪
    しほ

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