私の好きな日常の風景(バクタプル)

バクタプルにいた間、毎日の朝食は一杯のミルクティーとセルロティー。
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大沢たかお氏のように「一杯のチャイ」だけでは収まらないのが私なので、あまり格好がつかない・・・。
何ならセルロティー2つ頼む時もある(`・ω・´)
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観光もいいけれど、現地の人の日常と私の日常が交わるこの瞬間が何よりも好き。
宿の屋上から見える景色も良かった。
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遠くに見えるニャタポラ寺院が、異国にいれど京都にいるような錯覚を覚える。
寺院の隣りに沈む夕陽もきれい。
民家の屋上は人々の大事な生活の場だった。
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洗濯をしたり、編み物をしたり、昼寝をしたり…。
何もせず、ただぼーっと空を眺めていたり。
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時々屋上同士で大声で会話をしているのも面白い。
犬も寝ていれば、猫もいる。
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(宿ではフクちゃんという犬を飼っているにも関わらず、この黒猫さんはこの宿に居着いている…。)
宿のクリスマスパーティーに来ていたネパール人の一人が土産物屋を経営しているとのことで、翌日宿のみんなと一緒に彼のお店を訪ねに行った。
店に行って話していると、隣りの崩れた建物を指差して「あそこで僕はお兄さんと一緒に住んでいたんだ」と言う。
赤レンガ造りの大きな建物の前には瓦礫が山積みにされていて、既に人の住んでいる気配は無い。
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建物はアパートのような感じで、何世帯か住んでいたらしいけど「地震の後いつ崩れるか分からないから、みんな怖くて引っ越した」とのこと。幸い家族全員無事だったらしいけど、彼の両親も離れた場所に住んでいたため、これを機に家族全員同じ家に住むことにしたらしい。
「中を見てみる?」と彼は家の中を案内してくれた。
あんまりバシャバシャ写真を撮るのもはばかれるので、一枚だけ。
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実況中継付きで動画を撮ったり、2階の窓から手を振ったりする他の人達を見ると「この人達とは多分一生分かり合えないな・・・」と思わずにはいられない。
中は人一人が頭を屈めて通れる狭い階段があり、それを登ると部屋・・・なんだろうけど、天井が崩れ落ちていて、大きな吹き抜けのようになっていた。私は日本の東北大震災の時もその被害をテレビの中でしか見ていなかったから、初めて地震というものの惨状を見て「ここにもし自分がいたら」と考えると改めて怖くなった。
昔ながらのレンガ造りの建物は地震に弱いらしい。
伝統を守ることと、人の命を守ること。どちらも共存出来ればいいけれど、それはやっぱり難しいことなんだろうなぁ。。。
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観光エリアを外れたところには、中国の支援で作られた仮設住宅が沢山並んでいた。
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地震からまだ約7ヶ月しか経っていない。仮設住宅で住むしかない人々も多いよう。
仮設住宅近くの大きな木。一体何度の地震を経験してきたのだろう。
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それでも何の変哲もない日常がそこにはある。
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その土地の日常を観察出来るのは、長期旅行者の特権だなぁ~。

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