・・・とまぁ、ついつまらんダジャレを言ってしまう「コンヤ」という町に到着。
カッパドキアからコンヤの町に近づくと、バスの車窓から見える家の煙突がすごく気になった。とにかく家1軒に対して何本もの煙突がにょきにょきと生えている。換気扇が無いから?何だか不思議だった。
↓マンションになると更に多い。
バスターミナルからはミニバスで町の中心まで行けたものの、この「中心」には円形状の「アラアッディンの丘」というのがあり、その周囲を取り囲むようにぐるっと道があり、そこからまた東西南北いろんな方向に道が伸びている・・・私にとっては「さぁどうぞお迷いなさい!」という町なのである泣。
ここから宿までは徒歩15分くらい。地図とコンパスはあるものの、色んな方向に伸びているどの道を選択すればいいのやら。宿の住所は分かるけど通りに看板は無いし、レストランやブティックがひしめき合っていてかなりごちゃごちゃしているのも私を非常に惑わせた。一人で考えることを早々に断念し、数人の現地人に聞くも分からず。そうこうしている内に女学生2人が元気に「ハロ~!!」と声をかけてくれたので、ここぞとばかりに捕まえて道を聞く。その2人も分からなかったのだけど、他のトルコ人に聞いて結局宿まで連れて行ってくれた。
道ながら更に2人の女性も巻き込んで、徒歩15分のところ現地人の手を借りてしてもまさかの1時間かかった笑。ほぼ1本道だからGPSがあれば迷うこともないと思う;見て下さいこの疲れ顔。途中でもぅどうにでもなーれと思ったけど。とにかくありがとう、そんなに英語も出来ないのにひたすらずーっと私にしゃべりかけてくれた元気なかわいい人達だった。
荷物を置いて町を散策。
結構都会で、おしゃれなカフェやブランド服屋も多い。
案内してくれた彼女達が「あのカフェはコーヒー1杯500円もするんだから!まぁこういう所にはお医者さんとかお金持ちしか行かないんだけど」と言っていた。東京のカフェではコーヒー1杯500円はよくあるけど、通常トルココーヒーは100円もしないので確かに高い。
「ここはまぁ都会だし、若者の町だから他の町から人が遊びに来ることはあっても外国人観光客なんて来ないわよ?何でここに来たの?」
そう。
私のここでの目的はコレ↓
広場にあった彫刻。
これはトルコにあるイスラム教のイスラム神秘主義教団の一つ「メヴレヴィー教団」の神に捧げる「セマー」という旋回舞踊。ユネスコの無形文化財にも指定されている。ここコンヤにはその教団本部があり、毎晩このセマーが無料で見ることが出来るのである!
メヴレヴィー教団がどんなものかまぁよく分からないけど、「神秘主義」って言葉だけでも何だかウヒョウヒョとしてしまう私。事前の情報では夏は21時からと聞いていたけれど、宿の人に聞くと今は19時からとのことだった。ちょうど同じ場所でセマーの後に音楽祭のようなものをやっていたのでそのせいかも。
服屋の中で気持ちよさそうに寝る犬。ゆるいな~。
メヴラーナ博物館もある。
腹ごしらえ。
「BOLU LOKANTASI」
メヴラーナ博物館へ向かうメヴラーナ通りから少し入ったところにある、地元の人で賑わっているお店。
コンヤ名物「エトリ・メッキ」を食べる。
チーズ入りか無しかを聞かれ、チーズ入りを注文。挽肉の乗ったピザのようなもので、肉もジューシーで美味しい。が、隣りに座っていたおじさんが(なぜか)分けてくれたチーズ無しのノーマルタイプの方が美味しかった;
これは「アイラン」というヨーグルトドリンク。
ヨーグルトドリンクといっても甘くなく、ヨーグルトに塩と水を混ぜたもの、つまりしょっぱい。インドでもソルトラッシーがあって一度飲んだ後は「もぅ塩入りなんか絶対頼むか!」と思ったものの、トルコでよく出されるようになってからは慣れた。「郷に入っては郷に従え」。
トルコ人は絶対水よりもアイランを飲んでいるだろうというくらい、いっつもみんな食事の時には必ずこれを飲む。写真の奥。隣りのおじさん2人は1人1ジョッキ飲んでいる。この人達だけではなく、みんなそう。
メヴラーナ博物館とモスクのある広場。
ここを歩いていると急に足に何か当たった。
「いたっ!!」
当たったものを見ると、日本のドングリの3倍くらいある何かデカいドングリ。どっから飛んできたんだろうと辺りをキョロキョロすると、10歳前後くらいの数人の男の子達がこちらを見て笑っている。
えっ!?Σ(゚Д゚;)
子供に、ドングリ投げられた?
まぁ・・・子供だし・・・このくらい・・・
許すかボケー!!!
拾ったドングリを子供に向けて投げつける私。逃げる子供。追いかけて更にドングリをぶつける私。逃げながらも更にドングリをぶつけてくる子供。なぜか私にドングリを渡してアシスタントしてくる別の子供。その子とタッグを組んでどんどんドングリをぶつける私。ぶつけてくる子供。。。
ハァハァ・・・。
な、何してるんだろう私・・・;
しばらくドングリをぶつけ合ってふと我に返った私はくるりと踵を返して博物館へと向かった。
↓なぜかこの周辺にたくさん落ちていたデカいドングリ・・・のようなもの。
何の実だったんだろう?
しかもそんなこんなしている内にセマーの公演時間が迫ってきていて、結局博物館に行けなかった。ほんと何してるんだろう私・・・(TдT )
↓行けなかった博物館。
「メヴラーナ文化センター(Mevlana Kultur Merkezi)」
外には円形の屋外劇場がある。
劇場上には各国の言葉でメヴレヴィー教団の信念が。日本語もあった。
~心のままにあれ
さもなくば、
あるがままの心を持て~
結構いい言葉やな。。。
屋内会場。
いい席取らな!とはりきって1時間前に行ったけれどガラガラだった;こんなことなら博物館行けたなぁ~;
音楽と共にセマーが始まる。
茶色いツバの無い山高帽に黒いマントで身を包んだ男性達が座布団?のある場所でお互いにお辞儀をしながら、ゆっくりとしめやかにぐるぐると歩く。
帽子は墓石を、黒いマントは「墓」もしくは「死」を意味する。 |
しばらくすると男達は黒いマントを脱ぎ捨て、くるくると回り出す。
マントを脱ぎ捨てることで、死の束縛からの脱却・解放を表現している。
挙げられた右手で神からの愛を授かり、左手からそれを地上の人に分け与える。
スカートのような白い衣装は、宇宙の広がりを表しているそう。
旋回することによって無我の境地に入り、神との一体化を求める。
本当に、ただひたすらくるくると回っているだけなんだけど、なぜ目が回らないんだろうと思うほどかなり長い間ずぅ~っと回り続けている。軸もブレない。
動画でもどうぞ。
2時間くらいと聞いていたけれど、1時間で終了。
後で宿の人に聞くと、夏やお祭り?の時は3時間やる時もあるらしく、時期によって違うのかも。
ただ凄かったけど会場が広すぎるからか、そこまでのめり込んで見れなかった。「ブルサ」という町のセマーも良いという情報を得たので行こうと思いつつも結局行かなかった。また見たいなー。(※イスタンブールやカッパドキアでも見れるけど結構高い)
メヴラーナ文化センターの場所はここ↓
ホームページ http://www.mkm.gov.tr/
※公演開始時間は時期によって違うので要確認。メヴラーナ博物館で聞いてもいいかも。市内中心から近くまでトラムで行くことも可能。
結構きれいなトラム↓
この写真は翌日バスターミナルまで行く時に撮ったのだけど、トラムは事前にキヨスクなどでチケットを買わなければならないらしい。それを知らずに乗ってしまったものの、車掌さんがOK,OKと言ってくれた。
カッパドキアからコンヤへの行き方
①ギョレメ 10:00発~コンヤ 13:30着
バス(メトロ社)約3時間半 35リラ
※コンヤ行きは数社あり、それぞれ時間・値段も違う。
②バスターミナル(オトガル)~市内(アラアッディンの丘)
ミニバス 約40分 2.25リラ
※オトガルの出口を出てすぐ。タクシー乗り場の近く。
【トラムに乗る場合】
バスターミナルの乗り場「1番」のところを左に、屋根のある遊歩道のような所をまっすぐ。
遊歩道が終わったところの交差点にトラム乗り場がある。
コンヤの安宿
「Merkez Pansiyon」
ドミトリー:25リラ(Booking.comで予約)
WIFI:あり(部屋可。速い)
宿泊日:2016.9.24~1泊
その他:近くに商店あり。入り口が分かりづらい上にこんな感じなのでびびったけど部屋は普通にきれいで当然のように私しか泊まっていなかった。玄関はオートロックになっていて人がいない場合もありそうなので事前に予約した方が無難。
行き方:中心部から徒歩約15分。
①アラアッディンの丘からVodafoneショップの横の通りをずーっとまっすぐ。
②大通りのこの↓大きな建物を右に曲がるとすぐ商店があるので、商店の手前を左に入ってすぐのところ。
コメント
SECRET: 1
姉ちゃん!いつ帰ってくるー?
友達(白川玲子さん)結婚式の招待状届いてるよ。
12/17土曜日やってー!
照江のスマホアドレスoboetene._.6.26-rotenburonohi@docomo.ne.jp
パソコンnunnukopuro@outlook.jp
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