バルセロナ市内観光と、ダリ劇場美術館のレポート。
カテルーニャ広場
ハトが多すぎてちょっと気持ち悪い。
スペインと言えばパエリア!と、パエリアの美味しそうな店に入ろうとするものの、そういった「ちゃんとした」レストランでは、2人前からしか作ってくれない。もちろん店の前に写真付きのパエリアメニューが飾ってある観光客用レストランでは1人前から注文出来るけど、値段も高いし、そういった所が美味しいとは到底思えない。香川県に来て店名が「さぬきうどん」という店に入るようなものだと思う。
しかしちょうどこの広場横のショッピングセンターのフードコートにもあるという情報を得たので早速行ってみた。
シーフードイカスミパエリア 9ユーロくらいだったかな?
安くもないし、さほど美味しくもなかった。やっぱりフードコートには限界があるか。パエリアよりも他のお客さんが頼んでいたその場で調理してくれる麺類の方が美味しそうだったのでそっちにすれば良かったと後悔。
まぁ、景色はいいしWIFIもあるからゆっくりはできる。
サン・ジョセップ(ボケリア)市場
果物そのままでも売っているけど、その場で食べられるカットフルーツやフレッシュジュースの店も沢山ある。
スペインの立ち飲み屋は「Bar バル」と呼ばれ、この市場にも何軒か入っていて、ワインやビールの他、スペインでよく飲まれるサングリア(赤ワインにカットした果物と砂糖を入れてたもの)も置いてある。
おつまみはスライスしたバケットに色々な食材を乗せた「ピンチョス」↓
これはアボカド+えび+オリーブ。ピンチョスの種類は無限、店によってもいろいろ。なかなか美味しいけど、通常作り置きされているので回転数が多い店で食べるのが無難。1つ1.5ユーロ(180円)前後。
あと、日本でもあるような小さな一品メニューは「タパス」と言って、こちらは物のよって値段は違い3~5ユーロくらい。何人かいればシェアして色々食べられるけど、一人でもくもく同じものを食べるのもなぁ。。。
ちなみにこの市場にもパエリアはあったけど、当然作りおきで美味しそうには見えなかったので却下。混んでいるバルでもしかしたら注文出来たのかも?
アート好きでなくても楽しめる!ダリ劇場美術館
バルセロナからちょっと電車で遠出して「フェゲラス」という町にある「ダリ劇場美術館」へ行ってきた。バルセロナ市内にも「ダリ美術館」があるけれど、そことはまた違う場所。フェゲラスは彼の故郷で、ここの美術館は彼本人が作ったものなのです。
「Salvador Dali サルバドール・ダリ」はスペインを代表する芸術家。彼の名前を知らない人でも、そのデザインを見たことない日本人はいないんじゃないだろうか。なぜならチュッパチャップスのロゴをデザインをした人こそダリ。=チュッパチャップスの本社もスペイン。
写真:http://gigazine.net/news/20130226-minimega-chupa-chups/
チュッパチャップスの社長がダリとレストランで食事中に商品のロゴマークを依頼。何と彼はその場でナプキンにデザインを描き、それを気に入った社長はそのまま使うことにしたという逸話が。
さぁ、そんなダリの世界へ。
ダリ劇場美術館(フェゲラス Figueres)
ダリ劇場美術館公式HP
入場料:14ユーロ(宝石館込み)
行き方:バルセロナサンツ駅などからrenfe(電車)で「Figueres」駅下車。徒歩15分。
MD(快速)約2時間 片道16ユーロ
REGIONAL(鈍行)約2時間20分 片道12ユーロ
時刻表・運賃はこちらで検索↓
http://www.renfe.com/CA/viajeros/index.html
※平日は頻発しているが、土日はかなり本数が少なくなるので注意。鈍行でも20分程度しか変わらないので時間がある人は鈍行でもいいと思う。切符は駅券売機か窓口で購入可能(ネットと同料金)。時刻表を表示させた後に電車番号をクリックすると停車駅が表示されるので、サンツ駅以外でも自分の宿近くの駅で乗ればOK。(近隣駅が分からない場合はGoogleの経路検索で。)
フェゲラス駅
私が行ったのが土曜だったからか、途中マーケットをやっていて若干足止めされつつも美術館に到着。
外観からして既に面白い。
何だろう・・・色的にもどうしてもアレを想像してしまうコレは。。。
「平日でも2時間並ぶ場合もある」というネット情報だったので、3月のオフシーズンと言えど土曜だしと早起きして朝イチで行ったのに全っ然並んでいなかった・・・待ち時間ゼロ。まぁ待つよりいいか;(朝10時美術館着)
入った瞬間からダリワールドが広がる。
ダリの作品は同一人物が描いたとは思えない色んなスタイルの絵があるのが特徴。同じ年代に描いている絵でもこうも違うのか、と非常に面白い。
彼の妻「ガラ」の肖像画。
この結婚は実は略奪愛。彼の友人がその夫人ガラとダリを尋ねた際、ダリはガラに一目惚れ。互いに惹かれ合い結局ガラは離婚し、ダリと再婚を果たす。その後ダリの作品にも彼女をモデルにした絵が多く存在するが、彼女の死後ダリは彼女に買った城に引きこもり晩年を過ごした。
表向き美しい愛という感じだけど、実際はお互い別に恋人がいたり。
ただ、ドイツに住む友達によるとヨーロッパやアメリカは※オープンリレーションシップ(open relationship)、ポリアモリー(polyamory)の人も普通にいるようなので昔から結構普通だったのかなぁ?
※複数の人を同時に愛すること。既婚者も。関わっている人がお互いの存在を認めている。(ざっくばらんに説明すると)
色んな世界があるもんだ。
ダリはフランスパン頭に乗っけるの好きだなぁ。
これは天井画。
そうそう!この有名な「柔らかい時計」の絵!!教科書で見たやつ。
これはタペストリーで、オリジナルの絵が見当たらなかったので、近くにいたスタッフにどこにあるのか聞いてみたものの。
スタッフ「ニューヨークよ」
私「ニューヨーク。」
てっきりバルセロナの美術館かと思いきや~泣。
う~ん、それは遠いなぁ。くっそーニューヨークめ~・・・。
ダリの絵はたまに見ていて忙しい。
こっちにこれがあると思ったらあっちにあれがあったり。
ダリ本人のヒゲアート写真も沢山。おちゃめな感じがよく分かる。
チャップリンのような、ルー大柴のような笑。
ダリがデザインしたジュエリー館の方も意外と見応えがあった。
デザイン画もかわいい。
ふ~満足満足。
まだ時間もあり、せっかくなので近くにあるお城に行ってみることに。
サンフェラン城(SANT FERRAN CASTLE)
18世紀にフランスとの戦いのためにつくられた城。
入場時間はスペイン語で分からなかったので写真参照↓私が行った土曜日は15時閉館だった。
上空から見たお城の形↓
函館の五稜郭みたい。
しかしデカいオーディオガイドだな・・・。(通常大きくてもリモコンくらいの大きさ)
しかも番号とか分からんし早送りも巻き戻しも出来ない・・・。
まぁどの道英語だからサッパリ分からんからいいけど。
ただただ広い。
カタルーニャ地方で一番大きい建造物とのことだけど、そりゃそうだろ。
角のところ。
壁に残るタイル装飾。
馬の厩舎。かつては戦争に備え500頭以上の馬がここで飼われていたらしい。
早く着くために行きの電車は快速(MD)を使ったけど、帰りは特に急がないので15時発の鈍行で帰ってきた。バルセロナ17時10分着。もう少し遅くても良かったけど、土曜の鈍行は2時間に1本くらいだったため、早めにお城を切り上げた。フェゲラス滞在時間約4時間半、昼食はパンでやり過ごした。お城の観光はそれほど見所は無いものの、真面目にオーディオガイドを聞いていると約1時間くらいはかかった。
バルセロナで食べたもの
と言っても物価が高いので自炊が多く、そんなに大したものは食べていない。
パン屋さんでよく見かける渦巻きパン。シュー生地のようなパイ生地のような。粉砂糖がついているので食べ歩きは難しい。
「スペインの朝食はチュロスとチョコラータ(ホットチョコレート)」と何かで読んだけど、実際バルセロナのカフェにいる人々はコーヒーとクロワッサンを食べている人が多かった。時代の流れ?
クロワッサンか、この長細いデニッシュ↓
さっきの渦巻きパンの棒バージョン。これはこれでチョコラータにつけて食べると美味しい。カロリーのことは考えない!
上の写真は何度か行ったチェーン店のカフェ「365」で↓。
サンマルク的存在で安い。味はまぁ普通だけど。
コーヒー&クロワッサン 1.8ユーロ(216円)
チョコラータ&クロワッサン(or Fartons=上のセット)2.5ユーロ(300円)
WIFIあり。
一人旅に最適!バルセロナのおすすめスペインバル
宿近くのバルにて。ムール貝?のマリネ的なもの。グラスビールと合わせて4ユーロ(480円)くらいだったかな?
宿がツーリストエリアから離れているので、オシャレさゼロのかなりローカルな店で面白かった。
宿近くのバル街のお気に入りのお店。
この通りには何軒もバルが並んでいる。
スペイン(だけじゃないけど)は少し飲みながら何軒かはしごするのが普通なので、私も何軒か行ったけれど最終的にはここのピンチョスが一番美味しかった。
↓ずらっと並んだピンチョス。
1個1ユーロ(120円)で、赤い棒が1.8ユーロ、好きなものを自分でお皿に取り、最後に棒の数で会計をする。正に日本の回転寿司と同じやん!
※値段はどの店も大体同じで1ユーロ~1.5ユーロ前後。
サングリア 3ユーロ(360円)
ビール 1.8ユーロ(216円)
このクリームコロッケみたいなのが地味に美味しかった!
ただ1個1個は安いけど、結局あれもこれもと取ってしまうので、お腹ペコペコの状態で行かない方がいい笑。
このお店のいいところはデザートもあること!
クレームブリュレの他チョコムースみたいなのもあった。
ちゃんと表面パリパリで普通に美味しいけど、最初にこの店に行ってしまうとここで全てが完結してしまう。
場所はここ↓。このお店がある「ブライ通り」にバルが並んでいる。
昼も開いている店があるけど、回転率のいい19時以降の方が賑わっているし楽しめる。一人でもどこも気軽に入れるのでこのバル街は本当におすすめ♪
モンジュイックの噴水ショー(Font Magica de Montjuic マジカ)
特に興味は無かったのだけど、近いので噴水ショーも見に行った。
開始時間は日没前だけど、暗くなってからの方がいいと思う。音と光に合わせて噴水の形が変わる。1回10分くらい?終わってもすぐまた違う曲で始まる。しかしすごい人だったのでスリにはじゅうぶんご注意を・・・。ヨーロッパの人混みには100%スリがいると思った方がいい。
場所はこちら↓
シンガポールのライトアップショーなど見たことある人にとってはまぁアレかもしれないけれど。
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