アフリカ大陸縦断のまとめです。
とはいっても私、ベナンのお祭り時期に合わせるために、セネガルからベナンまで飛行機で飛んだので、その間の国(ギニアとかコートジボアール)は行っていません。
まぁその辺りこそ「西アフリカ」と呼ばれる場所なんですが、何か一番美味しいところに行かずに苦しいところだけ行ってしまったな~という感じ・・・。
アフリカ大陸で訪れた国(15カ国)
旅した国は、地図で塗るとこんな感じ。
赤いところが行った国で、スペインから船でモロッコへ入り、南アフリカまで南下しました。
モロッコ→(西サハラ)→モーリタニア→セネガル→ベナン→ナイジェリア→カメルーン→コンゴ共和国→コンゴ民主共和国(DRC)→ザンビア→ボツワナ→ジンバブエ→ボツワナ②→ナミビア→南アフリカ→レソト→南アフリカ②→スワジランド→南アフリカ③
飛行機を使ったのは、セネガルからベナンまでと、コンゴ民の国内移動。
後はバスや乗り合いタクシーなどを使っての陸路移動です。鉄道はほとんどありませんでした。
西サハラからベナンまでは、日本人女性との二人旅でした。
アフリカのビザ
私が行った国の中でビザが必要なのは以下の国(2019年)。( )内は実際にビザを取得した場所です。
・モーリタニア(西サハラ国境)
・ベナン(セネガル)
・ナイジェリア(ベナン)
・カメルーン(ナイジェリア)
・コンゴ共和国(カメルーン)
・コンゴ民主共和国(カメルーン)
・ザンビア(コンゴ民国境)
・ボツワナ(国境)
・ジンバブエ(国境)
各国の細かいビザ情報は、記事下の検索窓から「ナイジェリア ビザ」みたいな感じで検索してみて下さい。
南下するか北上するかによってビザが取れやすい、取れにくい国も違ってきます。
南下組の私は「赤道ギニア、ガボン、アンゴラ」は、ナイジェリア以降ではビザが取得できませんでした。
2019年現在の情報では、ガボンビザはベナン(コトヌー)、アンゴラビザはコンゴ(ポイント・ノアール)で取得された方がいます。
ベナンでのガボンビザは簡単そうですが、コンゴでのアンゴラビザはかなり面倒そう。
私はアンゴラビザをコンゴのブラザビルとポイント・ノアール2カ所でチャレンジしました。
ブラザビルはシステム故障で発給できなく、ポイント・ノアールでは発給日数がかかるため、コンゴビザ滞在可能日数が足りず泣く泣く断念。しかしポイント・ノアールではフランス語ができる人を連れて行って、時間さえあれば取得できる感じでした。
でも必要書類が多くてかなり面倒なので、頑張って下さい;
赤道ギニアビザは北上、南下、共通して「金を積めば取れる」という感じです。
一番安かった場所でも500ドル(約53,000円)!
誰がそんなに出すか!(゚∀゚)
ナイジェリア以南の各国の赤道ギニア領事館で、私が一番取れるかもと思ったのはカメルーンのドゥアラ。ビザ料金は51,000CFA(約9,000円)とちゃんと表示されています。
日本大使館のレターと、考えうる限りの全ての書類を揃えるともしかするといけるかもしれません。
日本大使館はヤウンデにあるのでお忘れなく。まぁ出してくれるのかもちょっと謎ですが;
ちなみにサントメ・プリンシペは、ビザ不要になりましたが、運行している航空会社が限られているので注意が必要です。
西アフリカビザの情報は、Facebookの「西アフリカ各国ビザ情報」でかなり最新の情報を見ることができます。
私の情報は2017年のものなので、必ず最新情報を確認して下さい。
先人の方々がかなり細かく書いてくれているので、自分が旅した時もぜひ更新しましょう♪
こんな感じで、アフリカ西部は、行く先々でビザ取り合戦。
ビザの値段は日本円で1カ国5,000円~10,000円前後もする上、取得するのに数週間かかったりするし、観光できる場所もさほど無いし、もうビザ取るためだけに滞在しているようなものです;
ザンビア以南の楽なことか・・・;
アフリカ縦断でかかった日数
ナイジェリアからザンビアに入るまでの約1ヶ月半は、日本人はおろか外国人観光客にも一切会わなかったので、ザンビアで同じ旅行者に会った時の安堵感が半端なかったです。あ~生きてる~!って感じ(;´∀`)
ナイジェリア(ラゴス)から南アフリカ(ケープラウン)までにかかった日数は、約3ヶ月弱です。
だらだらはしてません;
なにぶん当時は西を南下するビザ情報がほぼ無かったので、これだけの時間がかかりましたが、現在はFacebookで南下組の新しい情報も上がっているので、それを元に行けばベナンからは2ヶ月くらいで行けるかと。
モロッコから、私が行っていないギニアやコートジも含めて陸路で南アまでとなると、3、4カ月はかかると思います。
当時情報も少なかった「赤道ギニア、ガボン、アンゴラ」も各国の大使館にアタックしていたのが、時間がかかった原因です。領事館も毎日開いている所は少なく、曜日で決まっていたりもしたので。
ちなみにだらだらしたモロッコや南アフリカを含めた、アフリカ大陸全部での滞在日数は4月~10月の6ヶ月間です。
アフリカ大陸に半年もいたのか~と思うと、何だか感慨深い。
かかった費用も計算してたけど、途中からのデータが消えてしまったので分かりません泣。
アフリカ大陸縦断後、よく聞かれる質問と感想
女一人でアフリカに行った、というと大体質問攻めにあうので、よく聞かれることをまとめてみました。
●治安は悪くなかった?危ない目にあわなかった?
もちろん治安が悪い場所も沢山あります。
私は運良く危険な目にはあいませんでしたが、時間を見ようとカバンからスマホを出した瞬間にひったくられそうになりました。
基本的にスマホは現金と同じなので、アフリカでは絶対に出すべきではないのですが、この時は少し油断していたので;
ストラップを手に巻いていたので取られるのは防げましたが。
ただ、危険な目にあったという人も、もちろん聞くので、私が大丈夫だからあなたも大丈夫、というわけではありません。アフリカに行くという時点でそれなりの覚悟はして行って下さい。
→安全に旅するために気をつけていたことはあります。次の目次にて。
●なんでアフリカに行ったの?
私の場合、特に「アフリカのこの国に行きたいから」というのはありませんでした。オセアニア、アジア、ヨーロッパときたら、一応ちょっとアフリカも気になるし、、、程度の感じです。
●なんで西なの?
これは旅仲間や旅好き、バックパッカーからよく聞かれます。
一般的なアフリカ旅って、アフリカの東側なんです。なぜなら見どころも多いし、ビザも必要ないので。見どころない上にビザも必要な西側ってあんまり行く人がいないんですよね。
ベナン滞在時に、エジプトに飛んで南下するか、そのままナイジェリアに入って南下するかを迷いました。その時にやっぱり、「情報の無い国ほど、どんな国なのか気になる」というお決まりの「好奇心」というものが湧いて出て。
つまるところは「好奇心」のせいです。
●アフリカで一番良かった場所は?
私が行った中で楽しかったのは、モロッコ、ベナン、レソト、ナミビア。
でも一番行けて良かったと思うのは、ナイジェリアのマニアックな世界遺産「オシュン=オショグボの聖なる森」です。ここは今までに見たことのないジャンルの世界遺産で、本当に行って良かったです。
●一番辛かったことは?
国境移動は大体辛かったけど、今思う一番は、カメルーンの「モルンドゥー」という村の安宿。
もうとにかくベッドが臭い!その上で寝ると全身に臭いがうつる;他の部屋のベッドも、全部臭い!
当然のように、虫もゴキブリもネズミもいる。
電気、水道が通っていなくて、シャワー用の水は底に泥が溜まり、上には虫が浮いた雨水。
舗装路は無いので体は汗と砂埃だらけで気持ち悪かったので、それを使うしかありませんでした。洗濯も数日できずに本当に辛かった・・・;
●楽しかった?
苦しかったです笑。
でもまぁ苦しかったのは基本的に国境やビザ取りくらいでしょうか。人は優しい人が多かったと思います。
楽しさと苦しさ、半々くらいかな~。
●価値観とか、何か変わった?
水道をひねると水が出る幸せさが、嫌というほど分かりました。
あと、今までと一番変わったことは、「過酷な旅番組を見なくなった」ということです(;´∀`)
アフリカに行く前までは、クレイジージャーニーやイッテQ系の「マニアックな場所に行って過酷なロケをする」旅番組を好んで見ていたのですが、そういう番組を、一切見たくなくなりました。
何かもう、自分も大変だった時のことを思い出すというか、当然TVはガイドとかついてるからある程度安全なんでしょうけど、自分の体験とシンクロしてしまうのか、しんどくなるんですよね。
今まで何度も海外と日本を往復していますが、これは初めての変化です。それだけアフリカが苦しかったということなのでしょう。
今専ら楽しみにしているのは、「にじいろジーン」の深堀リサーチ笑。
女子旅への憧れがまだまだ継続中です。
安全に旅するための危機管理
●入国前にしっかり治安情報を把握しておく
インターネットが通じない場所も多いので、私は事前に外務省の「海外安全ホームページ」で自分が行く予定の国の注意情報をコピーしておきました。
これを読むのは、最低限しておくべき危機管理だと思います。
プラス、これはアフリカに限らずですが、外務省の「たびレジ」にも登録しています。
これは訪問国を選択しておくと、最新の情報をメールで送ってくれるので非常に便利。
ネットが繋がらないと読めませんが、早い内に登録しておくと、その国がどんな状況なのがイチ早く知ることができます。
治安がいい国だと全然メールがきませんが、かつてテロが発生しまくっていたトルコなんかでは、週に何度もメールが届いていました。
●貴金属や時計、スマホは見せない
これは前述した通り、ひったくられる可能性大なのでやめましょう。
●少し歩いたら振り返る
変な人がついてきていないか、これは徹底してやっていました。
●暗くなったら絶対に出歩かない
女一人旅の基本です。
アフリカ大陸縦断【目次】
クリックすると各国の記事一覧にジャンプします。
モロッコ
サハラ砂漠でカウチサーフィン。トドラ渓谷の日本人宿で沈没。
西サハラ・モーリタニア
炭鉱列車の荷台に乗って11時間、過酷な深夜列車の旅。
セネガル
悪名高きロッソ国境。世界遺産サン・ルイ島とゴレ島。セネガルでミッキー!
ベナン
黒魔術?ブードゥー教のお祭りに潜入!アフリカのヴェネチア「ガンビエ」観光
ナイジェリア
凶悪都市ラゴス観光。世界遺産「オシュン=オショグボの聖なる森」が凄い!
カメルーン
ゴリラを見る。ピグミー族の村へ行こう!
コンゴ共和国
オシャレ集団「サプール」を見れなかった話。
コンゴ民主共和国(DRC)
なぜか知り合った人のお母さんのお葬式に行く。
ザンビア
世界遺産ビクトリアフォールズ。滝の上を歩く。
ボツワナ
コスパ満点!サファリツアーでゾウやライオン。
ジンバブエ
ジンバブエでは誰しも億万長者になれる。
ナミビア
少数民族の村へ単独押しかける。ヒッチハイクでナミブ砂漠。砂に埋もれたゴーストタウン観光。
南アフリカ
アフリカ大陸縦断最後の地。ほとんどヨハネスブルグの記事。
レソト
天空の国レソトで絶景ポニートレッキング。RPGの世界「タバ・ボシウ」が素敵すぎる。
スワジランド
450円のウォーキングサファリ「ムリルワネ野生保護区」。
色々あったアフリカ編、ようやく終了です。
今後はヨーロッパで書けていない国の記事、主にマニアックな場所やお気に入りの場所をピックアップして書いていく予定なので、引き続きお付き合い頂ければと思います(*´∀`)
コメント