フラメンコの本場セビーリャ(Sevilla)
スペインに行ってアンダルシア地方を見ないのもなぁ~とポルトガルからセビーリャへ。
バスターミナルにあったスペインのプリクラ↓
プリ機の名前が「ラファエロ」って。芸術性を感じる。ヨーロッパの他の国にもたまにプリクラを見かけたけど、日本の初期のプリクラや、証明写真のようなものが多かった。
セビーリャは闘牛でも有名なんだけど、まだ時期が2週間ほど早かった。4月下旬にこの地で行われるスペイン三大祭の1つ「セビーリャの春祭り」と同時に闘牛シーズンが始まるとのこと。一応闘牛場へ行くと内部見学は出来るけど闘牛はまだと言われた。
日程表のデザインは毎年変わり、闘牛場入口には歴代のカレンダーが飾られてあった。↓今年のデザイン。
う~ん、見たかったけど2週間後はさすがにキツいな;
近くの広場にあった闘牛士の像。
カテドラル。
この大聖堂とアルカサル、インディアス古文書館は世界遺産に登録されている。
が、私はどれも入っていない(;゚_ゝ゚)
なぜならこの時観光意欲がほとんど無かったので。まぁそういうことも 結構 まれにあるので仕方無い。
夜景。
夜はここが本場でもあるフラメンコを見に行った。
カタルーニャ音楽堂で見る方が断然料金が安かったのだけど、やっぱり「本場感」が味わいたかったため、タブラオでショーを予約。
※タブラオ・・・フラメンコショーをやるバーやレストラン。一般的には食後に飲みながら見るため、開始時間は遅め。
1部と2部があり、2部の方が盛り上がるという口コミを見たので2部で予約したけど盛り上がりは普通だったような・・・;まぁ盛り上がり云々よりただ見て良かったと思う。
私は昔日本で1度フラメンコのショーを見たことがあって、その時はきれいなお姉さんが沢山でダンスもそうだけど衣装もスタイルも美しく何てステキな!と興奮した記憶があったのだけど、ここで見たダンサーはみんなそこそこの年齢の方だった。しかし最初こそがっかりしたものの(コラ!)、いざ始まるとほんとごめんなさいと思った(-д-υ)
この年齢になってもこうして輝けるのっていいなぁ。できれば自分もそうありたい。
軽快なリズムに、軽快なタップ。音に合わせて流れる衣装は糸の先まで神経が通っているのではないかと思うほど体にぴったり張り付いている。
音はギターと手拍子と生歌。
歌に合わせて踊り手の表情も変わる。内容は分からないけれど、意外と悲しい顔になる歌が多かった。楽しいばかりじゃないんだなぁ。
フラメンコ=女性なイメージだったものの、男性ダンサーもいてまたかっこいい。
その他ソロギター演奏もあったのだけど、これもまた凄い。ギターに詳しくないから何という技法か分からないけれど、1本1本の指がバラバラに違う音を奏でて1人で弾いているのに何人かで弾いているようなハーモニー。
1時間半、あっという間に過ぎてしまった。
お金に余裕があれば他にもいろんな所で見たかったなぁ。
●フラメンコが見れるタブラオ
フラメンコが見れるタブラオは沢山あるけれど、私が行ったのはここ。実際店に行ってみてこじんまりとしていたので臨場感あっていいかなと思ったので。
「Los Gallos(ロス・ガジョス)」
http://www.tablaolosgallos.com/en/
1部 20:30~22:00
2部 22:30~24:00
1ドリンク付き 35ユーロ
※毎日開催。写真撮影禁止。私は4月初旬の日曜の2部に行ったけど、22時で人はまばら。ただ最終的には満席になっていたのでチケットはオンライン購入か、数時間前に店に行って購入するのが無難。
★夜の治安:カテドラル付近の店の多くは日曜24時に店じまいを始めていたので私がタブラオを出た頃はまだひと気も多かった。けれど、観光スポット周辺を過ぎると人通りも少なくなるのでホテルが遠いようならタクシーを使った方がいい。まぁチケットが売り切れていない限り特に2部にこだわる必要も無いと思う。スペインの夜は遅いので、1部終了の22時なら人も多く女性1人でもよっぽどひと気の無い場所以外は治安も心配ないと思う。
場所↓
※フラメンコのマナーの1つとして、手拍子は禁止。リズムが難しいので素人がやるとズレるため。写真撮影は演技中は原則禁止、必ず聞くこと。
ポルトガル(ファロ)からスペイン(セビーリャ)への行き方
ファロ(Faro)8:10発~セビーリャ(Sevilla)13:10着
バス 約4時間 20ユーロ
※時差+1時間。時計を1時間進める。
プラザ・デ・アルマス・バスターミナル 着。
●セビーリャの安宿
「ホステル トロタムンドス」
Bailen, 12, Old town
+34 954 10 41 73
N 037° 23.451, W 05° 59.897
ドミトリー:12ユーロ(Booking.comにて予約)
WIFI:共用スペース
設備:共用キッチン
その他:全館WIFI可とあるのに部屋ではネットワークにすら出てこなかった。部屋によるだろうけど、共用スペースでネットをしている人が多かったのでどこも似たりよったりなのかも。客がシャワーの水を止め忘れたらしく、帰って来たらバックパックが水びたし。宿の責任ではないけれどめっちゃテンション下がった。
行き方:プラザ・デ・アルマス・バスターミナルから徒歩7分。
宿泊日:2017.4.2~1泊
世界遺産アルハンブラ宮殿・グラナダ(Granaga)
フラメンコショーを見た翌日、セビーリャから東、グラナダへ。
どこでも売ってる源氏パイのでっかいやつ。大人の手のひらくらいの大きさ。
この「Piononos」というお菓子が美味しかった♪
量り売りしてるけど1個1ユーロで買える。
しっとりしたスポンジ生地で中にクリームが入ってて結構甘いんだけど一口サイズだからペロッといってしまう。これまたお店によって差があって、私がおすすめするのはここ↓
場所今イチ覚えてないけど、カテドラルの近くだったと思う。
「アラブストリート」
通称アラブ人街。スペインから海を渡ればすぐイスラム教国家モロッコ。細い路地にお土産屋やレストランがひしめき合っていて、スパイスやシーシャの匂いが次の目的地モロッコへの期待を膨らませる。
そしてグラナダではスペインが誇る世界遺産「アルハンブラ宮殿」がある。
このアルハンブラ宮殿内にある「ナスル朝宮殿」は、1日の入場者数が決まっているためチケットはネットで予約した方がいいという情報だったのだけど、この予約ホームページが クソ あまりよろしくなくて、予約画面から全く次へ進めないため、仕方無く朝早起きして並ぶことに。
“チケット売場は朝8時オープンなのでその前までには並ぶこと”というネット情報は知っていたものの、まぁ多少大丈夫だろうと8:15に着いたのだけど、その時には既に長い行列が;
これはヤバいかもという予想通り、チケットは早々に売り切れてしまった。
※並んでいる途中にスタッフが列に向かってスペイン語で「売り切れましたよー!」と言っていたんだろうけど、スペイン語が分からない私はその後1時間並んで自分が買う番になってようやく知った(;゚_ゝ゚)
まぁ次の町へ行くチケットもまだ買っていなかったからもう1泊して翌日再チャレンジも一瞬考えたけれど、2日連続こんな早起きはしんどいという理由からナスル朝宮殿は諦めることに。他の部分は見れるのでとりあえずチケットを買う。
アルハンブラ宮殿は広い庭園の中にちょこちょこ建物があるという感じ。
中世ヨーロッパの映画に出てきそうな雰囲気。
シルバーミレニアムみたいな庭園。
イスラム建築の細かい装飾。
一度門の外に出たと思ったらまだ先がある。
天窓の形がかわいい。
「カルロス5世宮殿」
内部は闘技場のように円形になっている。
この後ろにあるのが入れなかった「ナスル朝宮殿」。
意外と小さい。
「ブドウ酒の門」
なぜか猫さんが多い。
「アルカサバ」
塔の上からの景色。
アルカサバを出るとエサをやる子供のお陰で更に猫さんが増えていた。
「PARTAL」
ここの木彫り装飾の天井も素晴らしかった。
「裁きの門」
ここからようやく外に出て終了。
アルハンブラ宮殿外には森が広がっていて散歩するにも気持ちがいい。
アルハンブラ宮殿の全景が見れるビューポイント「サン・ニコラス広場」から。ただ手前のレストランの屋根が完全に景観を損ねている;
スペイン滞在期間も残りわずかなので夜はバルへ繰り出す。
宿のお姉さんにお勧めバルを聞いたのだけど、招き猫はあるわタパスに寿司はあるわ、日本人だから気を効かせて教えてくれたのだろうけど、、、私はスペインのバルに行きたかったのである。。。
こんな場所で美味しい寿司が出るとも思えないので、とりあえず一番ポピュラーなやつ、と注文。
とうもろこしを揚げたやつとタマネギと何かのマリネ的なもの。
美味ししビールに合うけど、スペインというかメキシコちっくな・・・?
ただ、グラナダのバルはドリンク1杯につきタパスが1品無料でついてくるので安くて嬉しい。ここはビール+タパス1品で2ユーロ(約240円)だった。
翌日は自分でネットで調べた店へ。
サン・ニコラス広場近くのバル「Cafe – Bar Reina Monica」
このタパスの種類!
ほしいタパスを指さしで注文できるのもいい。
このお店はドリンク1杯につき、この中から2種類選べ、温かいものは温めてくれる。
ビール 2ユーロ
サングリア 3ユーロ
味も普通に美味しいのでグラナダではおすすめバルかなー。
場所↓
セビリアからグラナダへの行き方
セビリア(Seville)11:15発~グラナダ(Granada)14:15着
バス 約3時間 22.69ユーロ
※「ALSA社」Wifi、電源無し。セビリアのプラザ・デ・アルマス・バスターミナル発。
グラナダのバスターミナルから市内への行き方
バスターミナル前の市バス乗り場からSN1がカテドラル前まで行く。1.2ユーロ。
その他のバスも駅や市内付近には行くので、Googleの経路検索で宿の近くに行くバスを探しておけば楽。
●グラナダの安宿
「El Granado (エル グラナド)」
Conde de Tendillas, 7 Centro
+34 958 96 02 59
N 37° 10.690, W 3° 36.202
女性ドミトリー:9ユーロ
WIFI:部屋可←時々使えず。
設備:個別コンセント・ライトあり。共用キッチン
その他:高評価なのが謎すぎる。フロント、キッチンは8:00~24:00とあったけど、23:20でキッチンを追い出された。一応部屋の中に簡易キッチンがあるのはいいけど、WIFIは部屋で使えず中庭でしか繋がらないのに、中庭は夜はボタン式電気しかつかないので真っ暗で非常に不便。女性6人ドミにトイレ兼シャワールームが1つなので夜と朝ずっと使用中。
共用トイレはキッチンと同じ時間に閉まるので不便。
行き方:グラナダ駅から徒歩10分。バスターミナルから市バスSN5で約10分、1.2ユーロ。SN1などでも近くまで行ける。宮殿やカテドラルにも近い。
宿泊日:2017.4.3~2泊
【アルハンブラ宮殿】
★アルハンブラ宮殿「ナスル朝宮殿」のチケットは事前予約必須!!1日の入場者数が決まっているので、サグラダファミリアよりもチケットは入手困難だと覚悟しておいた方がいい。オンラインチケットも観光客が多い月は早々に売り切れるようなので、日程が決まり次第すぐさま購入するべき。
アルハンブラ宮殿オンラインチケット購入ページ
※ただ、このHPは時々バグを起こしているようで、私が開いた時も購入出来なかった。スマホ画面ならできたという人もいたけど、私の時はスマホでも無理だった;
入場料:14ユーロ(ナスル朝宮殿込)
7ユーロ(ナスル朝宮殿以外)
4月4日平日、8:15に並び1時間後にナスル朝宮殿以外のチケット入手。ナスル朝宮殿のチケットは並んでいる途中で売り切れた。
その他、オンラインチケットの購入方法や行き方はこちらの方のブログが分かりやすい。(丸投げ!)↓
http://tabijozu.com/alhambra-reservation
窓口購入は朝5時に並ばないとって書いてある・・・朝5時!!Σ(゚д゚;)
そりゃ8時過ぎに行ったんじゃ売り切れるわな。
コメント
アルハンブラ宮殿、私も入り口まで行ました。
入場券を購入する長蛇の列に心が折れて、中に入るのをあきらめた思い出があります。
そうですか、朝5時に並ぶのですね。5時はツラいです。
やはりそのような所は、パックツアーで行く方が良いのかな?
こんにちは!ABさんも行ったんですねー。
早い内に行く日が決まっている場合はネットでチケットが購入出来るので問題は無いと思いますが、それもハイシーズンは数ヶ月前に決まっている場合、と言っていいかもです。私が4月初旬にオンラインチケットを見た時は既に4月いっぱいのチケットはほぼ売り切れていました。
確かに個人旅行者よりも、団体ツアー客の方が多かったかもしれません。主に中国人、韓国人だったのですが、彼等のホリデーシーズンもネット購入も難しくなるかもしれないです。
ネットで売り切れている場合はパックツアーを使った方が絶対いいですね。見た感じ当日券もあまり多くはないようなので。
しほ