ヤウンデ観光&理不尽な理由で宿を追い出される(カメルーン)

カメルーンの首都ヤウンデ観光カメルーン

カメルーン編の途中ですが。
現在地は南アフリカ、プレトリアです。ついに帰国まで1週間を切りました。

ここでキルギスの南旅館で会ったKさんに再会!

お互い西アフリカを通ったものの、行っている国は違うので女性1人旅同士ならではの旅の話で盛り上がってます♪(あとマンガの話w)

いろんな変な場所に行っている彼女のブログはこちら!

あともう一つ。

インドで出会い、これまたキルギスで再会、キルギス~タジキスタンを一緒に旅したしょうきさんが今年アルバニアの「シュコドラ」という町で日本食レストランを開業しました!

アルバニアで寿司が食べたい!という方は是非。

「Sushi te Shoki」

しょうきさんのアルバニアでの開業ブログはこちら!

お店を手伝いたい、アルバニアで開業してみたいという方は連絡すると何かしら相談に乗ってくれると思います、多分笑。

ちなみに私としょうきさんのキルギスからタジキスタンの、文字通りの珍道中はこちらから数記事。

→ 国境近くの町「サリタシュ」へ。珍しく2人旅。

では本編へ。

~ここからカメルーン編の続きです。~

ドゥアラからカメルーンの首都・ヤウンデへ

ドゥアラからカメルーンの首都「ヤウンデ(Yaounde)」へは、バスで移動する。

宿から少し離れたバスターミナルからは3,000フラン(600円)の安いバスが出ていて、宿から徒歩数分のバスターミナルからは8,000フラン(1600円)のVIPバスが出ている。

4時間程度の距離なので、別にVIPバスじゃなくても良かったのだけど、遠い方のバスターミナルに行くのが億劫になり、VIPバス乗り場へ。

何ならその近い乗り場まですらバイタクで行っている笑。

こういうところがもはやバックパッカー「適齢期」を過ぎてるよなぁ~と思う・・・。

むしろバックパッカーどころか様々な適齢期を見送りまくっている。

お金があれば出来ればシングルに泊まりたいし、出来れば高くても一番楽な方法で移動したい・・・。まぁ「お金があれば」なので、お金をそこそこ切り詰めている私はしぶしぶ最安の宿、最安の移動方法ばかり使うのだけど。

そんなわけで通常の倍の金額のチケットを買った時はちょっと後悔したものの、エアコンの効いた快適空間で更にWIFIもあり更に車内食とジュース・水までついているという正に「VIP」なバスだったのでまぁお金を払っただけのことはあるかと思い直した。

↓高い方のバス「UNITED EXPRESS」社のバスターミナル。(場所は記事最後参照)

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ピンぼけの車内食↓

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味はまぁ・・・。

ちなみに普通のバスは常に窓から排気ガスと砂埃をめいいっぱいに浴びる。今の時期暑くなく窓もそれ程開けないからマシだろうけど。

ヤウンデで何もしないまま約2週間の時を過ごす

ヤウンデには赤道ギニア、ガボン、コンゴ、コンゴ民主のビザを申請したのだけど、赤道ギニアとガボンは予想通り取得出来ず。まぁ粘っても無いけれど。(詳細は次記事で)

ビザが取れないまま、何も見所が無いこの町で気がつけばトータル11日も滞在していた。

居心地が良くて沈没していたわけではなく(むしろクソ宿のせいで居心地は悪かったのだけど)コンゴビザが4日、更にコンゴ民主で2日かかるため土日を挟んで最短でも8日は滞在しなければならないのだ。

コンゴビザを月曜に申請して運良く3日で取れれば5日で完了するけど、まぁ8日程度で済むのでまだマシか・・・。

11日もいてその間私が何をしていたかと言うと、本当に自分でも何をしていたんだろう、という感じ。ぼ~っとすることが得意な私はこの記事を書く時に初めてに「えっ11日もいたの!?」と思ったほど。

まぁ大体屋台でコーヒー飲んでそのままぼ~っと道行く人を眺めていたり、それがたまにアルコールになったり(カメルーンはバーが昼から開いていて既に飲んでいる人も多い)、日本大使館で借りてきた本を読んだり。

以前エリちゃんに「WIFIがあれば何週間でもいれる」と豪語していたけれど、WIFI無くてもそれ程退屈していない自分にちょっと驚く。

読んでいない漫画データもだいぶ消費できたなぁー。「岳(ガク)」を一気読みして最終巻で「行くな行くなー!」と心の雄叫びをあげてしまった。

岳(楽天で検索)

山岳救助ボランティアの主人公。山での遭難者などの救助活動がメインの話で人が亡くなったりする話が多いのだけど、とにかく主人公の性格が明るいのでなぜか読むと山に行きたくなる。

山好きにも山に興味が無い人にもおすすめ。
最終章は私も登ったエベレスト街道も出てきたのでより楽しめた。

ヤウンデ観光

特に見どころも無さそうだけれど、一応町ブラしてみた。

市内中心部にあるセントラスマーケット(中央市場)↓

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奇抜なデザイン。中に入るとまた円形のハコにごちゃごちゃした店がみっちり詰まっていてまた面白いのだけど、若干写真はやめた方がいいかなという雰囲気だったので撮っていない。

伸びてきた髪をくくるゴムが欲しくて、エクステを売っていたお店の店員さんにジェスチャーで「髪をくくるゴム」と伝えると、タダでくれた。↓

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いや、まぁ、くくれないことも無いけれども。

まぁこのゴムも何かと役立つので大人しくもらっておくことに。(その後普通のゴムも発見。)

市場のまわり。

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ヤウンデは坂の多い町で登ったり下ったりと結構大変で、途中からはバンバンシェアタクシーを使っていた。

日本のタクシーで1メーターくらいの距離で100フラン(20円)、ちょっと遠くても400フラン(80円)と安い。

偉い人の彫像なんだろうけど、この位置からだと触覚が生えたようなちょっと笑える写真になる。

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近代的な建築物も多い。

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Marche Mfoundi(市場)

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ここは野菜や果物が中心。安いトマトを買うと3分の2くらい腐っていた(´Д⊂ヽ

宿の近くのレンガ造りの教会。

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中もレンガと木造でなかなか味があって好き。近くの修道院?から時々ゴスペルも聞こえる。

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宿近くの水道局。大きな水タンク!

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今まで一番分かりにくかった郵便ポスト。

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郵便局員に「外」と言われ分からず、地元の人に「すぐそこ」と言われ分からず何度もウロウロして見かねた人が教えてくれた。

郵便局に売っていたポストカード。

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右下の建物何!?と思った後にその上のポストカードを見て「え?ただの道?」と更に驚愕。

後日行ったポストカードにあった建物。

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何でこんなデザインにしたんだろう・・・。

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近くまで行くと「National Insurance」とあったので国民保険?の会社であることが判明。

ますます何でこんなデザインにしたんだろう・・・というか、国民保険とかあるんや。←失礼。中が気になったので入口で入れるか聞くとアッサリ断られた。

近くにあったホテル。何かどの建物も共産チック?

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この建物も、何というか・・・。

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独立記念塔。

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謎の建物群。

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この近くにヒルトンホテルもあったのだけど、ヒルトンにしては珍しく老朽化が見られる建物だった。

ヤウンデ唯一の見どころ?「国立博物館(National Museum)」

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入場料:5,000CFA(約1,000円)

カメルーンの物価からするとかなり高い入場料。宿代1泊分!しかも内部は写真撮影禁止。初め「ボラれてるのか?」と思ったものの、ちゃんとチケットに値段表記があった。

ガイド料も込みで、お姉さんが英語で説明してくれるのだけど、ほとんど分からず。

博物館はほぼ客もいなく、ガイドが暇を持て余しているので、ガイド無しでチケット代をもっと安くすればもっと人も来そうなのに。

興味をひくものは少ないけれど時々面白いものもあり、出産の様子を表現したブロンズの彫刻には驚いた。お母さんの股から赤ちゃんの顔が飛び出している・・・ちょっと怖い。

「ザ・アフリカン!」な民族楽器と私の好きな民族衣装の展示も良かった。

長さ2mくらいの大きな丸太の中身を繰り抜き、横に寝かせて使う太鼓や、弓のような弦楽器、何時代?と思うような羽や毛皮をまとった民族衣装。

民族衣装は今ではお祭りで見ることが出来るというので、いつあるのかと聞くと10月~11月とのこと。残念!

まぁ面白いものはあったものの、1,000円価値があるかと言えば500円でいいでしょ、という感じではある。。。

建物外の彫像達。

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夜は見たくないなぁ。

通りがかりにあったちょっと面白い花。

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下に垂れ下がっている花は赤いのに、上の花は白い。ヤウンデは坂が多い=高低差があり、一番低い場所に川が流れていて、その辺りは木も多いせいか、町中でもちょっと珍しい小鳥なんかも見られる。

川の周辺は民家になっているけれど、どれもすごくボロいバラック小屋のような家。

一応ゴミはゴミ箱へ、という習慣はあるようだけど、幅2mほどある大きなゴミ箱からはゴミが溢れていてゴミを漁るホームレスも多い。

リンベやドゥアラではそんなに感じなかったけれど、やっぱりどの国に行っても貧富の差はあるよう。

ヤウンデにいた時は連日雨か曇りだったけれど、久々に見れた夕陽。

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何か1つだけ突き出た建物が異様だなぁ。

理不尽な理由でいきなり宿を追い出される

ヤウンデの思い出と言えば一番初めに泊まったロンプラに載っている宿がクソだったと言うことしか無い。

あまり宿の悪口なんて書きたくかいけど、どっかでストレス発散させないとアフリカなんて旅できない!

安い宿というのは「汚い、スタッフの質が悪い」というのは仕方が無いことだと思う。

安いんだからそれで文句を言う人は高い宿へ行けばいい、と思うのだけど久々にそれを自分で実行した。

というか、追い出された。

まぁこの宿は行く前からH田さんに「あの宿の ババア オバサンは金にがめつくて小銭をくすめるから要注意」という忠告をされていて、お金をくすめられはしなかったものの、がめついのは正にその通りだった。

初日で私が3泊分支払い、その後7泊すると伝えていたのだけど、途中で

「16人の団体客が入って部屋を全部使わないといけないから出て行ってくれ」と言われた。

「私の方が先に予約したのになんで?」

「あなた一人のために部屋はあけれないわよ。」

「私7泊するって言ってあなたがOKしたよね?」

「私は神様じゃないのよ!16人の団体客が入るなんてその時分かるはずが無いじゃないの!」←逆ギレ

I’m not god….て。

え、えぇ~何そのキレ方。

しかもまだこちらがキレていないのに先にキレられた笑。

100歩譲って団体客と私一人ならそりゃ団体客を取りたい気持ちは分かる。が、そこはキレるところじゃなくて謝るべきじゃないの!?

理不尽すぎる言い訳にただただポカ~ンとした後一瞬怒ろうかと思ったものの、こんなとこもぅいたくないという気持ちの方が強くなって、出て行くことに。

ちなみに洗濯する時に水代として200フラン徴収されそうにもなった。

洗濯物は下着とTシャツ数枚で小さなバケツ1杯も無かったので、私が「え~!?」と言うと「あなたが可哀想だからいいわ」って!その言い方もムカつく!(# ゚Д゚)

他の地元客には笑顔で話しているのにアジア人差別の人なのか?ただ私が嫌われていただけなのか。

とにかくこの宿は高台にあって排気ガスもこないし、庭が広くて都会のオアシス的な感じなのに残念すぎる。

もはや犬とおじいさんしか好きになれない。

更に私が出て行く、というか追い出された日、「ビザが出来たら電話があるから、電話があったらこっちの新しい宿にかけて」と別のスタッフ(家族経営なのでオバサンの子供)に言うと、

「電話はお母さんが持っていて、今バカンスで田舎に行っているから繋がらない」

「えっいつ帰って来るの!?」

「3週間後」

クソが・・・
もちろん私はオバサンにビザがおりたら電話があることは伝えているのに、なぜそれを私に伝えず行ってしまうのか。

「アナタはここにいた方がいいよ」

「ハァ?アナタのお母さんが今日満室だから出てけって言ったんだよ?」

「そうなの?でも3日で開くから戻って来たら?」

「絶対に戻らない。」

初めて「never ever」という英語を使ったよ。←「何があっても絶対に!」という超否定文。

どのみち電話が繋がらないのではここの宿にいても仕方が無い。

まぁその後ここのドミと同じ料金でシングルの宿が見つかったから良かったのだけど。

しかしこのオバサンのせいで半分くらいカメルーンが嫌いになってしまった。ハァ、、、(´д`;)

まぁ後で思えば私の考えはただ日本での常識であって、カメルーンにはカメルーンの常識があったのだと思うけれど。

ヤウンデの交通事情・補足

ヤウンデ市内の移動はシェアタクシーが安くて便利。どこでも止めれるし、目的地で降ろしてくれる。

タクシーが目の前に来たら行き先と自分が提示する値段を叫ぶ。値段の相場は予め宿の人やその辺の人に聞けばOK。

日本のタクシーの1メーター程度なら100CFA、安宿Foyer前から大使館のあるBastosまでは250CFA、市内中心部からBastosまでは300~400CFAくらい。

ドゥアラ(Douala)からヤウンデ(Yaounde)への行き方

VIPバス 約4時間半 8,000CFA

※「Hotel Akuwa Palace」の道を挟んだ向かいにある「UNITED EXPRESS」社のバス。

WIFI、エアコン、車内食・水・ジュース、トイレ付き。WIFIはスマホページが閲覧出来る程度で時々切れる。

本数も多く混まないのでチケットは直前に買ってOK。待合室もエアコンが効いていてきれいで快適。別のバスターミナルから出る普通のバスは3,000CFA。

ヤウンデの安宿

「Foyer International」(ロンプラ掲載)

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Off Rue Joseph Essono Balla

ドミトリー:5,000CFA
シングル:8,000CFA

設備:共同水シャワー、庭

行き方:宿は看板も無いので地元の人でもほぼ知らない。
宿近くの通りにある「TOU’NGOU HOTEL」が比較的大きな目印。又は「Etoa-meki(交差点の名前)」か、そこにあるパン屋「Boulangerie select」が通じるかも。

↓比較的目印になる大通りにある「TOU’NGOU HOTEL」

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↓右側の赤いピンはスーパーマーケット。

ヤウンデ宿

その他:私が追い出されたクソ宿。家族経営だがお金を盗まれたという情報もあるので貴重品は要注意。フランス語ができればもっと優しくされたのかもしれない。

宿泊日:2017.7.10~7泊

「DIAMOND MOTEL」

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Situe a Elig-Essono a cote de la Chapelle

シングル:8,000CFA→交渉で7,000CFA

設備:水シャワー、扇風機

行き方:恐らく住所で通じる。「Elig-Essono」交差点近く、小さなチャペルが近くにある。

その他:部屋は掃除されていてきれい。シャワー付きでコスパ良し。スタッフも親切。

宿泊日:2017.7.17~1泊

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「Auberge du Futur」

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Mvog-ada(MRS)

シングル:5,000CFA(TV無しの部屋)

設備:水シャワー、扇風機

行き方:住所で通じる。「Mvog-ada」という交差点の「MRS(ガソリンスタンドの名前)」横にある「Auberge」の小さな看板がある細道に入った突き当り。MRSは100mほどの距離にもう1軒あるので注意。

その他:部屋は掃除されていてきれいだけど、シャワーの水はけは悪い。

宿泊日:2017.7.18~3泊

↓ガソリンスタンドMRS(馬のマーク)

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コメント

  1. えでぃ より:

    保険会社のビル、面白いね 浅草のウンコビルに似てるけど 、こっちのはビルにめり込んでいるのがスゴイ。ウンコは屋上に置いてるだけだから。

  2. >えでぃさん より:

    かなり奇抜ですよね(;´∀`)
    しかも近くで見るとかなり寂れててクオリティも低いっていう;
    しほ

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