ナイジェリアからカメルーンに入ると、食事も結構変わる。
ナイジェリアではフーフー(トウモロコシの粉などを練ったもの)と辛いソースというものが定番で、あとは辛く炊いたジョロフライスとか、まぁとにかく辛く、レパートリーもあまり無かった。
カメルーンでは「こうも違うのか」とまず屋台のレパートリーの種類に感動。味はめちゃくちゃ美味しいというワケでも無いのだけど、何せ前が前だったから・・・。
そんなカメルーン料理を紹介します。
カメルーンの屋台飯
安く食べられる屋台飯がたくさんあるカメルーン。
フランスの植民地だったこともあり、洋食が混じったものも沢山あり、アフリカではなかなか新鮮だったように思う。
ミートボールパスタ卵トッピング
ヤウンデでは毎日のように屋台でパスタを食べていた。
うどん王国の人間だからか、毎日パンは嫌気がさすのに毎日麺類は全然いける。まぁ程度があってベトナムで2週間毎日毎食フォーを食べ続けた時には流石に嫌になったけれど。
カメルーンに限らずセネガル辺りから、屋台では「これいくら?」と聞くと「いくら分欲しいの?」と聞かれることが多い。
このパスタ自体は100フラン(20円)分で、トッピングがそれぞれ1個100フランだった。
何だか金額の配分に納得いかないけど、確かにパスタよりは他のものの方が高くなるか。というか、モロッコぶりのミートボール(コフタ)に感激!
この辺りでひき肉なんて売っているはずが無いから、お母さんが自分で刻んだんだろうなぁ~。普通に美味しかった。
オイルサディーン(イワシの缶詰)パスタ
このパスタは、カメルーンの首都・ヤウンデの屋台でよく見かける。私は、泊まっていた宿「Foyer」近くの大学前にある屋台でしょっちゅう食べていた。
初めこそ辛くて油っこいのに、これが美味しいと感じてしまうあたり、私の舌もだいぶアフリカ化されてきたのかもしれない。
(その後キッチンが使える宿がある国まで南下した時に自分で作ったけど、自分で作った方が美味しいという事実笑)
ジャガイモ牛スジ煮込み
初め700フランと言われたのでそのまま注文したら物凄く量が多かったので、半分で半額にしてもらった。
ベナン、ナイジェリアはジャガイモを見なかったのでこれまた久々で嬉しい♪普通の煮込み料理で牛肉の旨味が出ていてなかなかいける。
焼き魚とミヨンド
夕方になると炭火で焼く魚や焼き牛屋台が並ぶ。
焼き牛は1串100フラン(20円)、魚は大きさ・種類によって違い300~500フラン(100円)程度。
白いのは「ミヨンド」と呼ばれ、葉っぱにくるんで蒸されたちまきみたいなもので、若干発酵して酸味がある。カメルーンの主食でどこに行ってもある。
↓食べる前のミヨンドはこういう風に葉っぱにくるまれている。
このまま炭火で焼いて食べるのだけど、時間が経ったものは芯があって固くなっているのだけど出来立てはもちもちしていて美味しい。
魚のスープとご飯
スープはピーナッツと豆かな?魚は何の魚かは分からないけど鯖っぽい味で悪くない。基本的にご飯はパサついている。
ブイとドーナツ
朝食の定番。ブイとは、トウモロコシの粉をお湯で溶かした酸味のあるお粥のようなもの。
ベナンでも沢山食べたけど砂糖を入れて甘くして食べるのが普通。時々お米が入っている屋台もある。
ブイもまた「いくら分欲しいの?」と聞かれるタイプ。お椀半分で10円、お椀いっぱいで50円と安い。
ドーナツは1個50フラン(10円)で揚げたては美味しい。
↓ちなみにこういう「揚げ甘いもの」専門屋台なんかもある。
ケバブ屋のジャンクフード
トルコ以降、どこにでもあるケバブ屋。トルコで嫌と言うほど食べて暫く見たくもなかったけれど、ようやくこのジャンクな味が恋しくなってきた。
肉より野菜がたっぷりなのだけど、生野菜はあまり食べれる屋台も無いので逆に嬉しい。
これを食べた後無性に生野菜が食べたくなり、市場でトマトとキュウリを買ってマヨネーズで食べるという朝ご飯が暫く続いた。
値段がズバ抜けて高いのは屋台ではなくファーストフード店なので。
場所はヤウンデのBastosに行く途中にあるチェーン店のスーパー「CASINO」の敷地内にあるケバブ屋。
ちなみに同じ敷地内にあるスーパー横のレストランの食事も値段は2,000フラン前後。
食事はしていないけど、ここのアイスクリームが結構好き。安い上に量もあり、チープな味だけど値段の割に頑張っていると思う。
写真はチョコとストロベリーのミックス。その時によってフレーバーは違うけどこれが一番美味しかった。ちなみにこのレストンではWIFIも使える。
アイスで粘るのは気が引けるので「5分だけ~」とお願いして少しだけ使わせてもらったりした。
練乳たっぷりコーヒー
インスタントコーヒーの缶が並べられている屋台ではコーヒーや紅茶が飲める。
「カフェオレ」と頼むと練乳をドバ~ッと入れられ、最初こそ「あぁっそんなに!?」と思うのだけど、辛いものを食べた後なんかはこれが特に美味しく感じて辛いものを食べてなくても練乳入りで飲んでいた。
もちろんすんごく甘いのだけど、屋台によっては更にご丁寧に角砂糖をつける場所もあって驚かされた。
ビリビリ 50~100フラン
「ビリビリ」って名前がまた何というか・・・;
アルコールと言われたけれど度数はほぼ無い。ビールのような発泡酒で、それ程美味しいものでは無い。
路上でプラスチックのバケツのようなもので売られているのでぬるい。冷たければもぅちょっとマシかなぁー。
売っている場所はイスが並べられていて、夕方から混みあう。
初めの1杯は奢ってくれた。
他にも色々食べたけど、夕食は暗くなる前に屋台で買って宿で食べたりしていたので写真が無い。
カメルーン料理はなかなかレパートリー豊富で飽きないなぁー。まぁ中には見た目で臆して食べていないのも沢山あるけれど。
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