スワコプムントの町並みと客のいないルイーダの酒場

ナミビア

さて、ナミビアの少数民族とのふれあいを堪能したところで、次に向かうはナミビアの観光ハイライト、世界遺産でもある「ナミブ砂漠」。

ナミブ砂漠へは周辺の町からバス等公共の交通機関が出ていないので、レンタカーを借りるかツアーに参加するしかない。

現地発着のツアーは大体2泊3日で3万~4万円と、貧乏バックパッカーにとっては少々高く、他のバックパッカーのブログを見ると、大体数人でレンタカーを借りて行くのが一般的なよう。

一人旅の私はどこかで仲間をGETしなければいけないという・・・私にとってはかなり難易度の高いミッションが課せられる。

仲間を集めるには、オプウォからナミビアの首都・ウィントフックへ行くか、ナミビア第2の都市・スワコプムントへ行くかの2択。

町としてはどちらもさほど興味が無かったのだけど、スワコプムント近くの「ウォルビスベイ」という町でフラミンゴの群れが見られるということでスワコプムントに行くことにした。

オプウォからスワコプムントへ移動|一生こんなところで泊まることはない場所

オプウォからスワコプムントまでは、運が良ければ直行のシェアタクシーかバスがあるらしいけど、こういう時は運が無い方を引くのが私であって、結局「オチワロンゴ」というおかしな名前の町で乗り換えることに。オチワロンゴて、、、ナミビアは何かと面白い名前の町が多い。

オチワロンゴに着き、バスを降りるとすぐさま物凄い数の客引きに取り囲まれる!

腕を捕まれ、バックを強引に持って行こうとする。外国人の私だけでなく、現地人に対してもやるので現地人もまたか、、、というウンザリ顔。

とりあえず連れて行かれたミニバスで、他の客が集まるのを待つことに。

オチワロンゴのバスターミナルにはずらりと物売りのおばちゃんが並んでいてみんな同じものを売っている。ソフトタイプのビーフジャーキーで、試食させてくれたので食べてみるとピリッと味付けされていて結構美味しい。一欠片1~2ドル(8円~16円前後)だったので、5つほど買ってもしゃもしゃと食べる。

とりあえずバスに荷物を置いたものの、人は全然集まっていなくて、これ以上待つと到着が夜になってしまうな~と他のバスが無いかふらふら探していると、別のシェアタクシーが今すぐ出るぞと言うのでバスのおじさんには悪いけどタクシーの方に飛び乗った。

そんな感じで急いで行ったけれど結局スワコプムントに着いたのは、夜9時。

が、運転手は偶然にも警察官だと言うので、例によって夜に宿を探すのが怖いからと警察署に連れて行ってもらい、テントを張らして下さいと頼み込む。

そんなこんなで本日の寝床↓

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完全に刑事ドラマとかで出てくる面会所やんね、これ笑。

監視カメラもあるし。

でもスワコプムントは着いた瞬間非常に寒かったので、屋内で寝れるのがすごくありがたかった!
ナミビアの警察優しいな~。

翌朝。

警察署はスワコプムントの市内から少し離れた場所にあったので、市内までどうやって行けばいいかと聞くと何と送ってくれることに。重ね重ね優しい!

優しい警察官にお礼を言い、宿へと向かう。

スワコプムントの町並み

宿にチェックインし、ゆっくりと朝食を食べたところで町を散策する。

海に面したスワコプムント。宿からは徒歩数分で海に行ける。

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スワコプムントはナミビア人のリゾート地で夏は賑わうのらしいけれど、現在がっつりオフシーズン;もの凄く寒く、人もまばら。夏でも海水温が冷たいため、泳ぐ人はあまりいないとか。

海に突き出た桟橋。

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桟橋からの海。風が強く波も高い。

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遠くに砂漠が見える。

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ここから既にナミブ砂漠が広がってるって、砂漠かなり広いんだな~。

この町は過去ドイツの植民地だったことから、ヨーロッパ調の建物も数多く残っている。

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何かちょっとテーマパークっぽいけど。

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恐らく最近造られた建物もあるのだろうけど、お土産屋さんも沢山あり、観光客向けの高そうなレストランも沢山ある。シーフードやドイツ料理が美味しいらしいけど、テントで寝るような人間が手を出せる価格ではない。かと言って自分で買ってきて調理する気力も無い。

昔の灯台。

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切手。ナミビアのヒーローらしい。

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「クリスタルギャラリー」

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月~土 9:00~17:00
入場料:ND20(約160円)

特段興味があるわけでもないので、外から見ただけで入ってはいない。

他にもスネークミュージアムなんかもあった。

昔の鉄道駅。

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フラミンゴの群れが見られる「ウォルビスベイ」へ

そしてフラミンゴの群れが見れるという「ウォルビスベイ」へシェアタクシーで向かう。

行く途中に早くも砂漠が。

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ナミブ砂漠の観光拠点となる「セスリム」はここからまだまだ遠いのに。本当、ナミブ砂漠って広いんだなぁ~と実感。

フラミンゴ鑑賞ポイントに到着。

が。

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ん?アレか???

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まぁーーー予想はしてたんだけど。

以前別の国で寒い時期に見たフラミンゴも縮こまって全然動かなかったからね。この寒さだとそうかもな~って思ってたんだけど、予想以上にしょーもなかった;

動かない上に遠いし、逆光だし、フラミンゴなのかもよく分からん!

何より寒い!もーええわ。滞在時間1分で帰る私。

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天気が良くて暖かければこの辺りも歩いてて気持ちがいいんだろうけど。

スワコプムントのゲストハウスでナミブ砂漠行きの仲間を探す

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スワコプムントの宿に戻ると丁度夕陽が。

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海から。曇っていたので沈むまでは見れず。

スワコプムントでは天気も悪く風も強いせいか非常に寒かったので、テント泊ではなく、ちゃんとゲストハウス(部屋)に泊まろうと決めた。(後で知ったのはスワコプムントは常に気候が涼しい場所らしい)

テント泊できる宿しか調べて無かったので、町に着いた当日にMAPS.MEで宿を検索。

その中で「Backpackr」って名前が付いてるから安いかな~と、適当に決めた宿が結構当たりだった。

共同スペースにはヒーターが付いていて(つまりそれくらい寒い)、何より私の飼い猫に似た、もふもふの猫さんがいる!

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なでなで・・・

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はわわ~(*´∀`*)

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あ~癒やし。

さて、スワコプムントでのミッションは「ナミブ砂漠へ一緒に行く仲間を探すこと」なのだけど。

・・・スワコプムント自体がオフシーズンのせいで、宿に全然人がいない。
あ~そこまで考えてなかった~;

13人泊まれるドミトリー部屋には私ひとり。

もうルイーダの酒場が閉店ガラガラ状態。

共同スペースにいるのは私と猫だけ。

夕方になると一応他にも宿泊客を発見したのだけど、家族連れと外国人4人グループだったので入る余地無し。

というわけで、別のルイーダの酒場(宿)へも行き、そこにいたヨーロピアングループにも思い切って聞いたけど丁度砂漠へは行った後とのこと。

ツアーは高いし、この時点で私はほぼナミブ砂漠へ行くことを諦めかけていたのだけど、以前そこに行った旅仲間が「何とか頑張って絶対行った方がいい!」と激推しするので。

はぁ・・・。
仲間無しのドラクエ1か・・・。

こうなると腹をくくるしかない。
そう。

ヒッチハイク。

次回、ヒッチハイクでナミブ砂漠へ、の巻。

オプウォからスワコプムントへの行き方

オチワロンゴで乗り継ぐ場合、かなり時間がかかるのでオプウォのバスターミナルに朝6時くらいから待ってみるか、オチワロンゴで1泊するのが無難。

①オプウォ(Opuwo)9:40発~オチワロンゴ(Otjiwarongo)16:00着
シェアタクシー 約6時間20分 ND190

※ガソリンスタンドPUMAで朝8時から待つ。定員集まり次第出発。人数がいればスワコプムント直通タクシーも出るらしいが、私が行った時はいなかった。ウィントフックからのコンビ(ミニバス)もここから発着(8時の時点でもコンビがあったけど定員が集まるまでかなり時間がかかりそうだった)。

②オチワロンゴ 16:35発~スワコプムント(Swakopmund)21:00着
個人の車 約4時間25分 ND150

※降りてすぐ客引きが殺到するが、どれも定員集まり次第出発なので落ち着いて一番客が多い車を選んだ方がいい。急ぐ場合はすぐ近くの交差点を左に曲がった場所にシェアタクシーがあるが、登録していない個人の車の場合もあるので夜間は使わない方が無難。
地元の人によると同じ場所でコンビを捕まえることも出来るとのことだけど時間は不明。

【泊まってないけどオチワロンゴのキャンプサイト】
「Acacia Park Camping」
キャンプサイト:ND80
WIFI:無し
設備:水シャワー

※ただここは口コミで非常に評判が悪い;セキュリティーもなってないとのことなので女性一人にはおすすめ出来ないかも。ちょっと高いがBooking.comで他の宿もあり。

スワコプムントからウォルビスベイへの行き方

バスターミナルからシェアタクシーで片道ND30~40。30分前後。フラミンゴを見れるポイントは市内から数キロ離れているので、「フラミンゴポイント」と伝えておくこと。

帰りはウォルビスベイ行きシェアタクシーが集まる場所までタクシーで行き(ND20)乗り換えた。

スワコプムントのゲストハウス

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↑紛らわしいけど宿の入り口は左の大きい扉。

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「Swakopmund Backpackers」
13人ドミトリー:ND150

WIFI:あり(1日の容量制限あり。部屋可。)

設備:ホットシャワー、キッチン、フリーコーヒー&ティー、猫

その他:どこもきちんと掃除されていてきれい。キッチンも使いやすいが、ハイシーズンで人が多いとちょっと大変かも。

宿泊日:2017.9.7~1泊

スワコ宿

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