身を持ってチップという習慣を学ぶ。

日本-オーストラリアの乗り継ぎで降りた、マレーシア(KL)。
飛行機を出た瞬間の、むあっとした、アジアの空気。
あ~久々だコレ。
はっ、早く旅に出たい!(゚Д゚;≡;゚Д゚)ワタワタ
でもまぁ、オーストラリアでのワーホリ2年もようやく終わりました。
現在は観光ビザでパースにいます。
入国審査では予想通り怖いおばちゃんに捕まり、軽く尋問されました;
が、何はともあれ7月10日にはタイへGo!です(∩´∀`)∩
あと1ヶ月ちょっと♪
「世界一周してくるきんな!」と友達に豪語しまくって早2年半・・・。
未だに日本-オーストラリアの縦ラインしか移動してません。
旅中出会った世界一周友達は、もちろんみんな帰国してしまってます;
それもそもそも、オーストラリアでうっかり2年もいてしまったのが原因。
だって、お金貯まるんだもん。
最初は、
「まぁとりあえずワーホリビザで行って、仕事があれば数ヶ月働いて、無かったらさっさと違う国行くわー」
で、1年くらいの予定で帰国するはずだったのに、いつの間にこんな時が経ってたのでしょうか?(;´Д`)
何か半年くらいどっかで抜け落ち取る気がするよ・・・。
そして、2年弱もの間オーストラリアにいてそこで得たものって・・・?
ともだ・・・くっさー!!!やめて!!!
まぁ綺麗ごと抜きにしたら、お金やけど!笑
でもうちの中では、「ポイとバスキング」が大きい。
どっちも海外出て初めてふれた。
バスキング=ストリートパフォーマンス。
今まで音楽してる人や、大道芸人が何かやってても素通りしてたけど、自分が同じ立場に立ったことによって、気にして見るようになった。
で、「チップ」ってこういうモノなんだと、身を持って分かった。
チップの習慣が無い日本人の私にとって、やっぱり始めは、
「どういう時にあげたらいいの?」
「どのくらいあげたらいいの?」
と思ってたけど、実際は、
自分が良いと思ったら渡せばいいし、
自分がこれだけの価値があるという金額を渡せばいい。
あと私は長いものにまかれろ精神な部分があるから、誰もあげてなかったらあげるのが恥ずかしい、誰かがあげてたらあげる、みたいな部分があったけど、それも本当にしょーもないな~と、恥ずかしくなった。
私の、たかだか10分~15分のポイを見て、
「ママー!マネー!」と、親にお金をせびって入れに来てくれる子供達。
既に片付けた後に「レストランから見てたから」と、$20も手渡す紳士。
海外出るまでは、
「何でチップとか渡さないかんの?面倒くせー」
なんて思ってたけど、逆に、チップの習慣って素敵だなと思った。←単純。
上がり性の私が、お腹を下しながらもバスキングしに行ってたのは、お金を稼ぐ以外にも、人に見てもらうのが面白いと思ったから。
海外の土産物屋や路上販売では、商品に価格がついていない場合が多い。
日本でもフリーマーケットなんかではたまにありますが。
そういった価格のついていない品物を買う場合、「この品物にはこれだけの価値がある」と自分の評価で価格を決め、販売員と相談する。
もっと深く言えば、「品物の評価=製作者の能力への評価」。
まぁ普段こんな深く考えて、買い物するワケではありませんが(;・∀・)
大道芸のようなパフォーマンスも同じで、「このパフォーマンスにはこれだけ支払ってもいい」という風にチップが入るんだと思う。
「パフォーマンスの評価=演者の能力への評価」
そして、現物が無いパフォーマンスは、このイコールの部分が限りなく近い、気がする。
う~ん、何とか文章で表現しようとしたけど、難しい。。。
とりあえず自分の能力が赤の他人に評価されるなんて経験は、芸能人やアスリートでもない限り出来なさそうだけど。
素人でも、ストリートパフォーマンスによってそれが味わえてしまうんだから。
まぁハマっちゃいますわ。
アドレナリン、ハンパないかんね!
「すごい良かった~」
「感動した!!」
なんて言われると、こんな腐ったミカンの皮にも値しない私でも(/∀\;)、人様を喜ばせることが出来るんだな~と嬉しく思うワケです。
自分でも、変な世界に足突っ込んだなーって思うけど。
変な世界を知れて良かったなーとも思う。
身をもって理解できた「チップの習慣」。
人を喜ばせることができる「バスキング」。
オーストラリアで得たものは、それほど多くはないけど、大きい。
今後バスキングが出来る機会はなかなか無いだろうけど、旅の最後にでも、またここでやってみたいなとも思う。

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