「Crazy(狂ってる)」
「Strange(変なヤツ)」
この2つの言葉はパプアニューギアの旅中、何度も言われることになる。
自分自身、本当にそうかも。
と1番実感してしまったのが、パプアニューギニア3日目に行った「Kimbe(キンベ)」という町で。
キンベは、本島の北東にあるニューブリテン島の西に位置する小さな街。
実際に行って、ここに空港があるのが奇跡かのように思えた。
正にこここそ、情報が何も無かったです。
私が持っている古いロンリープラネット(地球の歩き方の海外版みたいなので、ほぼ全世界を網羅してる情報本)には、名前しか載っていません。
ただ、パプアニューギニア観光局の日本サイトで、主要都市的な感じで地図に名前が載っていた。
・・・というだけで、ここを選んだ自分にまず、「ばかっ!」と言ってやりたい。
キンベ行きの飛行機に乗る時点で、一抹の不安が。
初めて乗るプロペラ機↓
小さい。
上に、かなり狭い。
普通の女性でも、座ると膝が前のシートにつく。
50人乗りくらい?
(後々、この航空会社が1ヶ月前に墜落事故を起こしていたことを知る。だから安かったのか。)
まぁそれでも、いよいよ未知の土地に行く!
・・・というワクワク感も、束の間。
キンベの空港に着いて、更に不安が募る。
国内線しか無いのもあるけど、審査も何も無い完全スルーなほったて小屋空港↓
タクシーも無ければ、もちろんバス停も無い。
地図も無ければ、市内までどれくらいの距離かも分からない。
もちろん観光案内所なんてあるはずもなく、あるのは木、のみ。
完全に途方に暮れる。
( ゚д゚)ポカーン。
車で来ている家族連れに便乗して街まで行くか、と考えてたら、現地の人に声をかけられ「中心部まで行きたいならあの車に乗りなさい」と、駐車場に停まった何も描いていない白いワゴン車を指さします。
大丈夫かな?と思っていたら、それは中心部行きの乗り合いバスで、人もどんどん乗っていっぱいになりました。
今日の泊まる宿すら決めていない私は、とりあえず一番安い宿で降ろして、と伝えます。
ここでもバス内で散々質問攻め。
が、ほぼ現地語(ピジン語)であまりよく分かりませんでした。
25歳前後くらいの女の子が、「本当に大丈夫?」と心配してくれて、電話番号も教えてくれようとしたけど、電話も無いからどうにもできず。
パプア人は、好奇心もさながら、本当にフレンドリーで優しい。
しかし・・・
降ろされた宿は、1泊250キナ!
日本円で約8,750円と驚きの料金!
オーストラリア、ニュージーランドでも1泊2,000円前後、パプアニューギニアの首都・ポートモレスビーでも3,500円程度のゲストハウスに泊まっていた私にとっては、高すぎる。
「高すぎる!もっと安い宿は無いの!?」
と、バスの運転手まで巻き込んでいきり立つ私。
首都で実感したけど、ここパプアニューギニアで、宿代が安くなることはまず無いのです。
集まってきた人も、運転手も、ここが一番安い、と言うので、
初めは「グルで騙してる!」と思ったものの、確かに周辺に安宿がありそうな雰囲気は全くありません。
どうやら他には、ダイバーがツアーとかで来て泊まる高級ホテルしか無いそう。
散々ゴネたものの、価格競争の無いパプアニューギニアでは、1キナたりとも値下げしてくれないのです。
パプアニューギニアの出国日は、1週間以上も先。
これはポートモレスビーにトンボ帰りするしかないかな…と、半泣きになっていると、それを見かねた受付のスタッフが、ゲストハウスのボスの部屋に案内してくれました。
・・・結果。
1日分の料金を払ってその日は1泊。
次の日は、完全無料でボスの故郷である、Kas Kas I.land(カスカス島)で1泊することになりました!
おぉーーー!
タダで、何かよく分からん島に行けることになった!
もちろんツアーも出ていない、小さな島への小旅行!
願ったり叶ったり。1泊分がむしろ安いと感じた島旅は、次回の日記で♪
この島、ほんとにむっちゃ良かった!
パプア人は本当に優しい。
まぁ、、、相当ゴネたんだけどもね;
コメント
Crazy!!
にっちょめ行動力はんぱないな!!笑
>ツッシー
ツッシーの逸話には負けますわよ~(´∀`)