崖の上の教会(クタイシ)

だいぶブログにタイムラグがありまして、現在地は「北キプロス」です。
またどこ?という感じですがここもまた未承認国家。
こういう場所こそテンション上がるはずの私なのですが、もぅ入国後5分でこの国が嫌になりました。このことは後で書くとして、更にここへきてテンション下がる出来事が。
この記事を書こうとして気付いたのですが、このクタイシ編の途中からアブハジア、その後行ったメスティアの写真データの半分以上を無くしてしまいました・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
もうほんと自分を呪う!
カメラのデータをPCに移したつもりだったのですが移っていなく。更にそれに気づかずいっぱいになったSDカードのデータも消去してしまったという、もぅ2重にお手上げ状態でどうしようもない。他の場所の写真はともかく、アブハジア!!これは私にもう一度行けということ・・・?幸いメインカメラの調子が悪く2台使いしていたため、全て無くなることはなかったものの、アブハジアビザや、現地警察官の写真が無くなったのが痛すぎる;
もうほんと自分を呪う!
よって次回記事から写真が減るのでほぼ情報のみのUPになりそう。ロンプラでも読んでるものだと思って想像して下さい。。。泣
クタイシで泊まった宿には猫が!(懐っこい♪)
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・・・と、ウサギもいた!(゚д゚)←何匹か。
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小さいかわいい。
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その上犬もいる。。。一応共存してるけど何だこの宿w
が、Booking.comで予約したこの宿。Booking.comでは「1部屋」と表示されていたのに、1人料金だった;訴えるもほぼ英語も通じず結局1泊だけして他の宿に移動。ワイン飲み放題スリコの宿はアブハジアから戻ってきて泊まればいいかと思っていたけど、結局またクタイシまで戻るのが面倒くさくなって行かなかった。
ちなみに移動した宿は口コミ評価がすごく良かったのにも関わらず、本当に「どこが?」としか言えない宿だった。後々スリコの宿に行かなかったことを後悔;
クタイシで連泊したのは次なる予定地・未承認国家「アブハジア」のビザ待ちだったため。申請後の返信メールでは「5営業日」と書かれているにも関わらず既にそれを過ぎたていて、催促メールを送って再び待つ。(詳しくは後のアブハジア編で。)
メールチェックしながら一体いつくるんだろ~早くこないかな~と毎日言い合う私達。
町の中心にあった変な噴水。
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クタイシの中心街は石畳の場所もあってきれいなんだけど、全く賑わっていなくて閑散としている。(思えばゴリもそうだった。)始めは月曜だからじゃ?と思ったけど翌日も同じ感じで、店も開いてないし、よく見ると店も何も入っていない建物が多かった。観光地化しようとしたものの失敗したパターンなのか?インフォで貰った資料を見ると結構見所は多いと思うんだけどなぁ。
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廃墟になった建物にあった結構センスいい螺旋階段。
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ちょっと遠出して観光。
●カツヒ・ピラー(Katskhi Pillar)
入場料(外観のみ):無料
【行き方】
①マクドナルドのあるバスターミナル(クタイシⅡ鉄道駅近く)から「チアトゥラ」行きのマルシュルートカ・約1時間30分・6ラリ
※バスターミナルで「カッヒ・ピラー」と言っても通じないので「チアトゥラ」と言って探すこと。ドライバーにカッヒ・ピラー(チャーチ)に行きたい旨を伝えておく。進行方向左手に看板あり。
②降りた所から徒歩20分くらいだったかな?
帰りは同じ場所で待つもなかなかマルシュが来ず、通りがかったタクシーに山の麓の「Zestafoni(ゼスタポニ)」まで2人で6ラリと言われたが、結局そこまでヒッチハイクして行った。ゼスタポニから丁度交差点で止まったバトゥミ行きマルシュに乗り、クタイシ市内まで。1人2ラリ。ゼスタポニからクタイシ行きは結構あるよう。
始めは「カツヒ・ピラー」と言って探していたため、なかなか見つからなかった「チアトゥラ」行きのマルシュ↓
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「カツヒ・ピラー」とは「カツヒの柱」という意味。
カツヒ村に「柱」のような岩があるのだけど、「柱」というだけあって細長く、その高さ40m。40mというと、大体ビル10階~13階くらいでウルトラマンの身長と同じらしい。そしてその岩山(崖)の上にぽつんと1つ、教会(修道院)があるのだ。情報ノートで見て、クタイシではまずここに行きたかった!
マルシュルートカの運転手にここへ行きたいと伝えると、何もない山道の途中で降ろされた。
が、よく見ると教会の看板が。
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そしてもうここから見えている!
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お、おぉ~・・・。本当に凄い所にあるよ・・・。
この後何枚も写真を撮ったけど、結局一番初めにここで撮った写真が一番写真栄えが良かった。
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教会とわたし。
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その後山道を登ったり下ったりしながら到着。
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崖の上には教会と、神父さんの住居があるらしい。
ここに最初に修道院が建てられたのは今から千年も前のこと。俗世間と関わりを経ち、人生をかけて祈りを捧げ続ける修行のために建てられた。この修行に「終わり」は無い。
今も神父さんが住んでいて、毎日祈りを捧げているという。
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このはしごを登って上に上がるようだけど、敬虔なキリスト教徒じゃないと上には行けないらしい。私達がいた時にシーンズにシャツという普通の格好の青年2人が降りてきて、とても「敬虔な」というナリではなかったけど、人は見かけによらないということか。ちゃんと安全ベルトもしていた。
崖の下には上まで登れない人のための教会と、小さな博物館のようなものもある。
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たまたまいた神父さん。
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しかしこの気軽に「写真OK~?」などと言って撮ったこの神父さん!
後でこの教会について調べていて分かったのだけど、何と実際この崖の上に住んでいるマキシム・カブタラドセさんだった!!
あんな適当な感じで聞いたのに、写真を撮らせてくれて今思うと本当に失礼!(;´Д`) ちょっとそっけないな~と思ったけど、俗世間から隔離された修行をしているんだから当たり前だ;しかしどうせならもっと気合い入れて写真撮れば良かった。
しかもマキシムさん当然今も修行中のため、崖から降りてくるのは週に2回、下にある教会でお祈りをする時だけらしい。何てグッドタイミングだったのか私達!
マキシムさんはかつて結婚もせず、定職にもつかず、酒に溺れる日々を送っていたらしい。そんな生活から神父になることを決意し、1999年からこの生活を始めた・・・もう17年も経つ!崖の上にはテレビ・パソコン・ラジオなどはない。無理やなうちは!;(ソース)
しかしまさか実際住んでいる神父さんに会えるとは・・・。本当、なぜこの時気付かなかったのか。
●Bagrati Cathedral
入場料:無料
町中から歩いて行ける場所にある教会。
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屋根の水色が鮮やか。
小高い丘にあるので町の景色も見渡せる。
その丘から見下ろした時にYさんが発見した名前も分からない教会。
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柱の形が珍しい。
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内部も柱の色と壁の色が違う、変わった造りの教会だった。寂れた感じはあるけど、より地元に密着している雰囲気もある。
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どこの教会にもこういうマリア様やイエス様の聖画があり、信者はお祈りしながらこれにキスをする。つい知らない人と関節キスするなんて嫌じゃないんだろうか・・・とゲスいことを考えてしまうけど、私は絶対したくない(^ω^)
●プロメテウス鍾乳洞
入場料:7ラリ
【行き方】
①クタイシ 10:30発~ツカルーツボ 11:00着
マルシュルートカ 約30分 1ラリ
※マクドナルドのあるバスターミナルから。8時~20時の間15分に1本。(だけど30分待った)
②ツカルーツボ 11:10発~鍾乳洞 11:35着
マルシュルートカ42番 約25分 2ラリ
※鍾乳洞行きバス停はバスターミナルから少し歩いた場所にある。周りの人に聞けばOK。11時発のバスに乗り遅れたものの、マルシュが遅れていたのかその後すぐ来て3人しか乗ってないのに発車した。その後も時間外のマルシュを見たので観光客が多い場合はピストン運行しているのかもしれない。通常は2時間に1本。
ここはYさんは興味無しということで宿でお留守番。
洞窟はガイドさん付きで、ある程度人が集まってから一斉に入る。森の中にある階段をぐんぐん降りる。
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中はライトアップされているもののかなり暗い。
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時々池のように水の溜まった場所もあった。
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洞窟を出るとバスが待っていて、元のチケット売り場まで乗せて帰ってくれる。
そしてここからの写真は無い;
この鍾乳洞からの帰り、帰りのバスの時間が1時間以上先だったので「ヒッチハイクしようかどうしようかな~」などと思いながらもまぁちょっとだけ歩いてバス来たらそこで止めればいいかと山道を降りていった。
道ながらまたしても地元のおばちゃんに「チャイ飲んで行きなさい」と家に招かれる。おばちゃんの家の庭には子供の背丈くらいある大きなヘチマのようなものが沢山なっていた。庭でチャイを頂きながらロシア語だかジョージア語だかでいろいろ話しかけられるもさっぱり分からず。ただ、聞き取れたのは「アングリースキーニェット、パールスキー、グルジンスキー、アパールスキー」という単語。
アングリースキー=英語
ニェット=いいえ、否定
パールスキー=ロシア語
グルジンスキー=ジョージア語
この語尾に「~スキー」とつくロシア語は、「~語」とか「~製」という意味。日本はロシア語で「ヤポン」、日本語・日本製は「ヤポンスキー」となる。
しかし・・・最後のアパールスキーって何語!?
初めて聞いたので、それどこの国?と言うと、ジョージアとロシアの間の国だという。いや、ジョージアとロシアの間に国なんて無いし、、、と思った瞬間。私は気付いた。
あ!アブハジアだ!!!
「アールスキー」と聞こえるけど「アールスキー」とも聞こえる。
何とおばちゃんは私達の次の目的地、アブアジア出身の人だった。
色々聞きたいことはあったけど、なにぶん私のロシア語力ではどうにもならない。しかしこれはいい流れだ。私達はまだかまだかとアブアジアのビザを待っていたので、今日宿に帰ったらビザメールがきてるかもしれない!(全然関係無いけどこういう「流れ」は結構当たる)おばちゃんのところでゆっくりした後、丁度洞窟へ向かうバスが通り過ぎたので戻って来るのを拾うためにお別れする。
宿に戻ってメールをチェックすると、、、
残念。きていない。
が、翌朝チェックするとちゃんときていて、しかも前日の夕方5時前にきていることになっていた。どうやらどこかでメールが滞っていたらしい。(たまにある;)
Yさんとひゃっほー!とは言ってないけどそういう気持ちでようやくアブハジアへ向けて出発。
この日の夜は宿の前のレストランでジョージア料理を食べたのだけど、その写真も無いのが悔やまれる。
●ハチャプリ(アジャルリ)
パンにチーズ、生卵、バターのせ
●ニグジアニ・バクラジャニ
ナスのクルミペースト詰め
↑この初めて食べた「ニグジアニ・バクラジャニ」はまるでフランス料理のようだった。焼いたナスにクルミのペーストがのってて、それがまた濃厚。冷菜サラダのようだけどこれだけでもメインになるような料理だなー。「めっちゃおいしい!」というワケでもないんだけど、ジョージアを離れると意外とアレもっと他の所でも食べれば良かったな~と思う。
※ゴリからクタイシへの行き方は前回の記事参照。

クタイシの安宿

●Hostel Royal


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住所:Tsereteli St, Dead End Ⅱ, House #7←住所重要
ツイン:1部屋30ラリ(Booking.comで予約)←1人15ラリで別部屋でも取れたかも。
WIFI:あり(速度普通、部屋可)
設備:共同ホットシャワー、キッチン、洗濯機
行き方:クタイシⅠ駅から大通りをまっすぐ、7番地が近くなったところで曲がる。徒歩20分。バスターミナルからは1番か200番のバスorマルシュで約20分前後(混み具合による)、0.4ラリ。
※ネコ、ウサギ、イヌ在住。庭あり。バスターミナルからは遠いが教会やインフォは近い。
(2016.8.28~1泊)
クタイシ宿1
※クタイシのインフォメーションセンターは上地図公園の南側の道沿いにあります。
●Hostel Mandaria
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住所:Chavchavadze Avenue 33
MIXドミトリー:11ラリ(Booking.comで予約)
WIFI:あり(速度普通、部屋可)
設備:共同ホットシャワー、キッチン
行き方:バスターミナルから徒歩20分。バスターミナルからマルシュでも来れるけど1番か200番か忘れた;(どちらかはホテル手前で右に曲がるので、曲がったらすぐ降りたらいいかも)宿からバスターミナルは宿前にバス停は無いけどそこでマルシュを止められる。
※トイレ、シャワールームは数が多い。劇場か何かの居抜きらしくだだっ広い。レビュー評価がこんなに高い意味が正直分からない!ドミにセキュリティーBOXは無いし、キッチン道具も調味料も無いし、蚊が多い割に扇風機が少ないし、荷物預けは1日2ラリ、その他何かとレンタル代など細かく設定されている。英語が通じるオーナーもいない時が多い。利点は建物の割に部屋がきれいということだけ。
(2016.8.29~2泊)
クタイシ宿2

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