エベレスト街道のトレッキングも終わり、この日は早朝の飛行機でルクラからカトマンズに戻ります。
カトマンズで往復航空券を買った時、帰りの日程は変更も出来るとのことだったので、航空券を取った宿にナムチェで変更をお願いしたのですが、「乗りたい日に直接空港に行けば大丈夫だよ」と言われ…(;´Д`)
かなり不安だったので、ルクラの宿に着いた時、宿の人にも聞くと「明日の朝直接空港に行けばいい」って・・・。
そんな電車的な感覚なの!?(;´Д`)
不安なまま朝を迎えると、宿の人が「その航空会社から電話があったら、一緒に空港に行くから」とのこと。
一緒に行ってくれるんだー!良かったー!と思いつつ、これは長期戦になるかも・・・と感じたものの、始発から2便目の飛行機に無事乗れました!!
世界一危険だと言われるルクラの空港・・・。(出発前の記事参照)
名前も時間も無い、何時に乗れるのかも不明な搭乗券;
パプアニューギニアの国内線を思い出す…。
自分が乗る航空会社の飛行機が来たら乗れる、といった感じなので、とにかく同じデザインの搭乗券を持っている現地人をチェック。
私が乗った「Goma Air」の飛行機。
何か新幹線みたいなデザインの飛行機もあって面白い。
どの航空会社も定員20人くらいで、全席自由席。
山脈が見えるのは、行きが進行方向左側、帰りが右側らしいのですが、窓際席は片側6席くらいなので、みんな我先に飛行機に乗り込みます。
私は帰りは右側に乗れたのですが、思いっきりプロペラの下だったため、こんな感じ。
きれいな写真撮りたいなら、行きも帰りも窓際の一番後ろの席がいいかもしれません。
でも反対側も普通に景色良かったですけどね。
何はともあれ!
世界一危険な空港も無事テイクオフして、下界(=カトマンズ)に戻って来れました!( ;∀;)
う~ん・・・
例えリキシャが通ってても都会に見えるよ・・・( ;∀;)
日本語ペラペラのナイスガイなネパール人のいる床宿に戻り、11日ぶりのシャワーを浴びる。
11日間シャワーを浴びなかったのは人生で初めてだったけど(入院中除く)、、、案外大丈夫なもんだなと思った。むしろもうちょっといけるかもw
私が行ったルートは、エベレスト・ベースキャンプ方面の他、「ゴーキョ」という場所に行くルートもあり、両方行ってる人は計20日くらいの日程だったから、まぁそれくらいはシャワーを浴びれないだろうし。
髪のベタつきは結構限界だったけど;
それに加え、トレッキング中は意外と砂埃が凄い。標高低い場所では汗もかくし、常に砂埃と汗まみれ。ヤクの糞もそこら中に落ちてるし。なので、とにかく私は服を早く着替えたかったのです。
ナムチェかルクラでシャワーを浴びることも出来たけど、バックパックの中にある洗っている服さえも埃まみれな気がして、シャワーはカトマンズまで我慢したんです。(カトマンズの宿に使わない荷物を置いてたから、きれいな服もある)
特に女性は、下着どうすんの!?と思うでしょうが、私は最初こそ2日に1回は替えていたものの、標高高い場所では全く着替えなかったですね・・・;もう寒すぎて脱ぐことすら嫌になっていたので。少なくとも4日くらいは同じの着てました。えぇ、男性諸君!どうぞ引けばいい!笑
そんなこんなで、トレッキングで使った大量の服は、冬物もあることから全部ランドリーサービスに出しました。
カトマンズではランドリーサービスの店が沢山あります。もちろん日本のクリーニング程のクオリティは無く、ただ洗濯したげるよといった感じなので、毛糸製品や大切な物はやめておいた方がいいです。大体どこも1kgで100ルピー(100円ちょっと)で、3時間とかで仕上げてくれる所が多いです。
私の場合まだティハール(お祭り)期間中だったため、宿の近くのランドリーサービスがどこも閉まっていて、結局宿に頼んだのですが、1kg130ルピーでした。他より高いけど管理がしっかりしていると言われたものの、返ってくると靴下片方無いは、何かペンペン草のような草がついてるわで、完全に騙された(# ゚Д゚)!少し遠くても安い所でやれば良かったと後悔しました。(まぁ靴下は捨てる予定だったんですが)
そしてトレッキングで冬服を全部使っていた=冬服を全てランドリーに出した、ために、11月半ばにもなるこの時期にTシャツ1枚で過ごすことになってしまった私。
この時期カトマンズでも、日中はまだ暖かいものの、朝晩は冷え込むので結構キツかった;
シャワーを浴びて、早速日本食レストラン「桃太郎」へ!!!
が、またしてもティハールのせいで本日休業( ;∀;)
仕方なく「ふる里」という別のレストランで「照り焼きチキン定食」を注文。
まぁ…ちょっと違うものの。
とにかくね。
味噌汁は最強だってことですよ。
やっぱり味噌汁飲んだ時の、この癒され感は半端無い。
一人で食べてても、つい
「あぁ~~~~(*´∀`*)=3=3=3」
って言っちゃうんですよね…。
で、やっぱり米もね。
私タイ米はそれ程嫌いじゃないんですけど、ネパールのお米は、パサパサしてるのに柔らかすぎるというか…まぁ、美味しくはないんですよね。
久々に日本的な米にも癒やされました。
ティハールでは、店や家の玄関先に色のついたパウダーで絵を描いたり、飾りを飾ったりするので、お祭りが始まるとすぐ分かります。
基本的にはお店も全て休むのですが、観光客の多いこの場所ではまだまだ開いてるお店の方が多かったです。
宿に戻ると、ルームメイトの人達(ドミトリーなので)と「どこから来たの?」と聞かれ、トレッキングの話になったのですが、
A「僕はアンナプルナへ行って来たよ」
B「へぇ~!アンナプルナのどこまで行ったんだ?」
A「◯◯だよ」
B「一番標高が高かった場所は何mなんだ?」
A「◯◯mだよ」
B「へぇ~!凄いなぁ。」
A「君はどこへ行ったんだい?」
私「エベレスト山脈の方へ」
A「いいなぁ!一番高かった場所は何mだったんだい?」
私「えっと・・・5,500mくらいだったと思うけど」
A「・・・へぇ~!凄いなぁ!」
と、何故かそこで会話が一旦変な空気になってしまった。
え・・・???
何だろこれ・・・;
何かこの感じ、、、前にもあったような、、、
あっ!
アレだっ!
旅人同士で交わされる会話!
「日本出てどのくらいですか?」「何カ国くらい行ったんですか?」的な探り合い…
まぁ普通はこの後、お互い情報交換したり、同じ国に行ってたりしてたらその話で盛り上がったりするんですが、まぁたまにいるんですよね…
「海外長い方が上」
「国数多い方が上」
と思っていて、こっちが下だと途端に上から目線で来る人…(;´Д`)
まぁ私も初めは「途中で一旦日本帰るなんてカッコ悪い」と思っていたけど、長くなったらちゃんと家に帰って、家族や友達を安心させる方がよっぽどカッコいいと途中で気付いたんですよね。
国数多いことも凄いけど、数よりもどれだけ充実な時間を過ごしているかにもよると思う。
つまりまぁ、標高高い場所まで行った方が上だとか面倒臭いことが、このトレッキングの会話の背景でも密かに行われていたようで。
ネパールで売られているトレッキングの地図は、場所ごとに分かれています。私が持っていた地図の中ではカラ・パタールは標高5,550mと一番高かったのですが、この会話の後調べてみると、旅行者がよく行く「アンナプルナ方面」を合わせても一番高い場所だったことが発覚。
なるほど・・・。
一緒に話していたのが欧米人男性、私はアジア人の女一人、ということで尚更だったのかもしれない。
特にこういうのって、男性の場合が多いので、まぁ男に生まれた時点でそういった競争心というか闘争心というか・・・仕方が無いのかもしれないけど、もぅほんとどうでもいい( ゚_ゝ゚)シラー
早々に会話から退散して、さぁ今日はロンバケを見るかラブジェネを見るか・・・と思いながらもやはり疲れと安心からか、早々に寝てしまった。
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