ネパールで壊れたカメラをインド・バラナシから日本にEMS(国際航空便で一番早く届くけど値段も一番高い)で送りました。
インドから日本に送った荷物はちょうど1週間で問題無く到着。
それを修理に出して(オリンパスは家まで取りに来てくれるピックアップサービスがあるので嬉しい!)、インド・プリーへと再びEMSで送ってもらったのですが。
2月頭に出して、1ヶ月経っても届かない。
2週間くらいは予想してたんだけど・・・;
EMSは荷物番号でネットで自分で追跡出来るんですが、送った3日後にはコルカタに着いていたものの、何が起こったのか、ピタッとそこでストップ・・・(TдT )
ネットで見る限り、「税関オフィス」で「不明な理由」で止まっているとのこと・・・。
~プリーの郵便局に行く~
不明な理由で止められた数日後に、一応プリーの郵便局に届いていないか見に行ったものの、やはりそこには無く。地下にある海外からの荷物が集まるところも見せてもらったけど、この小さい郵便局でこれだけ荷物がてんでバラバラに放置されているのに、コルカタなんて大都市ではどうなってるんだろうと不安が募っただけだった。
理由を説明して、コルカタの郵便局に連絡してくれと頼んだけど、連絡先が分からないの1点張り。結局自分でコルカタの郵便局の電話番号を探しだし、宿のインド人オーナーに電話してもらう。
更にそこで「Foreign post office(海外の荷物を扱うオフィス)に電話してくれ。」と言われ、そこにかけても教えてもらった電話番号が一向に繋がらない。ネットで他の電話番号を探しだし何軒かかけたものの全滅。
その後も待てど暮らせど動く気配無し。
これは・・・
コルカタに戻るしかない(TдT )
コルカタからプリーは電車で約8時間半。。。
まぁ8時間なんて、インドにしたら短いモンだけど、何より1ヶ月前に1度行った所に戻るというのが面倒臭い。・・・とは言ってもカメラの命には代えられないので、しぶしぶ出発。
ただいま・・・スパイダーマン!!(´Д⊂ヽ
~GPO(中央郵便局)に行く~
列車泊で早朝コルカタに到着したその日に、早速GPO(中央郵便局)に直行。
電話でこっちにかけろと言われた「Foreign post office」に行こうと思ったものの、この場所が地図上でなぜか2つ出てきたので、とりあえずGPOに行けば場所も分かるか、と思い。
で、GPOに行くと、丁度荷物を出しているインド人のおっちゃんがいて、その人が間に入ってかなり世話を焼いてくれたんだけど、まぁ・・・
絵に書いたようなたらい回し!(;´Д`)
GPOに行っても結局、インド人がいれば何とかなるかも・・・というのは間違いで、インド人がいても結局はたらい回しになるということが判明しただけだった。
たらい回しになった結果、「Foreign post officeに行け」・・・って、、、だから初めからその場所を聞きに来てるんだけど(#・∀・)
まぁとにかくForeign post officeはGPOから徒歩10分もない所にあることが判明し、世話を焼いてくれたおやじとそこで別れる。30分以上も一緒にデカいGPOの中の階段を登ったり降りたりしてくれたので、チップを要求されたら払おうかと思っていたけど、しょぼくれたおやじはForeign post officeの行き方だけ確認してむしろ力になれなくてゴメンといった雰囲気で去って行った。
カッコ良すぎるよおやじ・・・( ;∀;)
~Foreign post officeに行く~
窓口らしき所で事情を説明すると(とは言っても英語は通じなかった)、裏口のようなところから別の部屋へ案内された。
クーラーの効いたその部屋には、海外からきたと思われる荷物が至るところに山のようにあり、部屋の半分を空港にあるのと同じX線検査装置が占めていた。
一体この日何度目かの事情説明をすると、恰幅のいい女性がPCで追跡確認をした後、デスクの上に山積みにされた書類をぺらぺらとめくり、手を止めたところで「あぁ!」といった様子でデスクの下に積まれた荷物をゴソゴソ・・・
終に荷物とご対面!!!( ;∀;)
あぁ・・・良かった・・・ちゃんとあったよ・・・( ;∀;)
この際なぜデスクの下に重ねた荷物の更に裏に、隠すようにしてあったのかは追求しないでおこう・・・。
私 「何でここで荷物が止まっていたの?」
女 「これこれ、内容物の書くところ、日本語で書いてるから読めなかったのよ」
・・・。
確かにそれはこちらの不備。
が、ここはX線を通して、必要であれば開ける場所でしょう?・・・というのはこの際追求しないでおこう・・・。
「ID(身分証明書)ある?」と言われ、パスポートを見せると、「これじゃ渡せない」と一言。
が、これは想定内の答え。
なぜなら私は以前荷物受け取り先をプリーの宿にしていいかとメールした際に、スタッフの名前宛にしてほしいと言われたので、その旨だけ母親に伝えたので、その荷物には当然私の名前が書かれていない。
私の名前も書いておくように伝えれば良かったんだけど、私自身ツメが甘く、まぁ大丈夫かと思ってたもので(私のバカ!)。
この返しは想定していたため、予め貰っておいた宿のスタッフの人のパスポートコピーを見せる。
「本人じゃないとダメなのよ」
その後だいぶゴネたけど何ともならず。荷物を目の前にして受け取れないこの悲しさ。半泣きを通りこして涙がぁ~(TдT )
まぁでもこれは自分の判断ミスだから仕方無い。
女 「今日プリーに送るわよ」
私 「今日送ったらプリーにいつ着くの?」
女 「3日後には着くと思うわ」
私 「絶対今日送って!」
とにかくちゃんと送ってもらうようにクギを刺すことしか出来なかった;
プリーの宿で知り合った人達はこれからコルカタに来る人が数人いたので、頼めば多分持ってきてくれるはず。とにかく、これでプリーに届けば何とかなるから良しとする!
その後。
コルカタでピタリと止まっていた私の荷物は、私が訴えに行ったその日から順調に動き出し、プリー手前の大きい町「ブバネーシュワル」を経由し、ようやく無事プリーの郵便局に到着!!!
あとは宿に向かうだけなので、これで一安心ε-(´∀`*)ホッ
・・・と思いきや。
何でやっ!?(# ゚Д゚)
プリーまで行ったのに、またブバネーシュワルに戻っとる・・・_| ̄|○
もう嫌や・・・_| ̄|○
~Foreign post officeに行く~ その2
2回目ともなれば勝手知ったる場所。
受付を無視して裏口から直接X線のある部屋に向かい、ノックして難なく部屋に入りこむ私。(警備体制大丈夫?;)
私 「ちょっと!プリー行ってまたブバネに戻ってるんだけど!」
女 「おかしいわね・・・あなたが書いた住所間違ってるんじゃないの?」
私 (あの~ ぐっつぐつのラーメン、頭にぶっかけてもいいですか?)
更にそこから別の部署に数回たらい回しされ、行き着いた場所で
私 「何でブバネにまた戻ってるの?」
男 「それは僕にも分からない!」
とりあえずその人がブバネの郵便局に電話してくれたものの、例によって繋がらず。インドの会社の電話は飾りかい!!
男 「EMSのHPからコンプレイン(苦情)フォームがあるから、それで早く送ってくれるように伝えるしかない。」
私 「そのメールってそんなに早く確認されるの?」
男 「24時間以内にチェックされるから、明日か明後日またここに来なさい。」
私 (そんなんで大丈夫だろか・・・(;´Д`))
~最終章~
2度目のGPOから宿に戻ると、プリーの宿のオーナーから電話が。
「私の知り合いがブバネーシュワルの郵便局に働いていて、その人に連絡して早く送って貰うように頼んでおいたからもぅ大丈夫だよ!」
マジすか・・・。
もちろん荷物の件は初めに電話した時点でオーナーも知っていたんだけど、出来るところまで何とか1人で頑張ろうとしてみた。が、まぁつまるところ結局インドはコネ社会か!!(;´∀`)
持つべきものは権力を持っているインド人・・・笑 まぁたまたまオーナーの知り合いが働いていたブバネだったからこそ良かったんだけど。
そういうわけで。
日本からはるばる1ヶ月以上かけ、すったもんだの末、最後はコネで荷物到着。
最後コネで強引に通したからか、荷物は着いているのに上の表示が「Not Availabel」になったまんま。
プリーからコルカタに来る人にお願いして、無事手元に。カメラもちゃんと使えるし、他に一緒に送って貰ったものも無事だった。(箱とか全部開けられてたけど;)
はぁ・・・
ほんと疲れた・・・_| ̄|○
でも!これでようやくインド移動出来るー!!!。゚(゚´Д`゚)゚。
コメント
お疲れ様でした。
読むだけで疲れたwので、これ実際に体験したら相当疲れるしストレス溜まるやろなぁ(^_^;) 僕なら結構早い段階でブチ切れてるかもw
>えでぃさん
ありがとうございます。ほんっと疲れました(;´Д`)
まぁインドでキレても状況悪化するだけなんで、、、ぐっとこらえるしかなかったんですが、まぁ何はともあれ無事手元に届いて良かったです。インドでは常に最悪の場合を想定しなければ・・・ということを学びました;
しほ
面白く読ませてもらいました。ところで、カメラは高額なものだったと思うんですが、関税は取られなかったのですか?
paさん
ありがとうございます!!(*´∀`)
電子機器はバッテリーが付いてなければ大丈夫というのを教えて頂いたので、バッテリーを外して郵送したので、関税は取られませんでした。インドルールなだけかもしれませんが・・・;
しほ