砂漠の町ジャイサルメール

インド

Mt.Abuでは涼しい高原地帯でゆっくりするつもりがむしろ暑い×ウザい宿で1泊することになり、1泊で退散。
5月のインドなんて、高原地帯以外はどうせどこ行っても暑いんだから先へ進みます。
しかしよりによって砂漠地帯(´;ω;`)
それもこれもいつも無計画で移動する自分の責任なのですが。今年初めの脳内シュミレーションでは5月なんてとっくにインド抜けてヨーロッパ辺りにでも入っていたはずなのに。日本出国前に友達に「もう泥臭い所は嫌や!ヨーロッパとか女子っぽい所へ行きたい!」と言っていた私はどこへ行ったのでしょう・・・。
まぁ何はともあれ、インド観光の王道ルートに乗ったという感じです。
砂漠の真ん中にある町「ジャイサルメール」。
パキスタンとの国境まで100kmらしいです。
そもそもここも飛ばす予定だったのですが、誰かが「ワンピースのアラバスタっぽい」と言っていた・・・というだけの理由で立ち寄ることに。
ジャイサルメールの情報を調べもせず、しっかりとアラバスタ編を読み返しました。何ならアニメも見返しました。これでジャイサルメールの情報はバッチリです!( ー`дー´)キリッ 
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ペルの生き様がかっこ良すぎる。まぁ死んでないんだけど。
Mt.Abuから乗ったバスは最初は満員だったのに、次々と人が降り、砂漠地帯に入る頃にはガラガラ。Mt.Abuからジャイサルメールまでフルで乗っていたのは私だけでした。(このバスはジャイサルメールを出て、そのままジョードブルに向かっていました。)
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窓から見える景色はずっとこんな感じ。
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地平線が見える向こうまで何も無い。
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でも緑はあるから、砂漠っていうより「荒野」かな?こんなとこでもずっと電線が続いているのが凄い。
バス停から歩いて宿へ。ジャイサルメールの中心部は長い城壁に囲まれていて、安宿やお店もその中にぎゅっと詰まっています。地図で見るとこんな感じ。↓
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http://indiaing.zening.info/jaisalmer/index.htm
地図の茶色い点々がこういう↓壁で囲まれています。
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本日の宿。
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宿からのジャイサルメールの街並み。
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遠くに見えるのは黄色の砂岩で築かれた、ラジャスターン州最古の城。ジャイサルメールの町は黄色い土やレンガで造られた家が多く、町全体が黄色っぽいので「ゴールデンシティ」とも呼ばれます。
この日は夕方着いたので、翌日町歩き。
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インドに牛がいない町ってあるのかなぁ・・・。
●ナトマル・キ・ハヴェーリー
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19世紀後半に宰相だった人の館。
ジャイサルメールはこういった「何とかハヴェーリー=貴族の館」が沢山あり、それを見学出来ます。今もその人の子孫が住んでいる家も多く、外は古い建物だけど、中に入ると生活感溢れていたりして面白い。
バルコニー等の装飾がとにかく細かく美しい。
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有名な館でなくても、町にある家の多くがこんな感じなので、本当に町全体が美術館のようでした。
中庭。
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ここまでは無料で入れて、この先はお金が必要だったかな?
中庭にあるお土産屋さん。
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このガネーシャの置物が色合いもデザインも凄く良くて、暫く魅入ってしまいました。


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持つとかなり重い。らくだか牛の骨で作っているって言ってたけど忘れました;牛だと角だろうから、らくだだったかなぁ?一応値段を聞いてみると日本円で2万円くらい。高いけど、まぁそれくらいでもおかしくないかも、というほどの造りです。
裏のデザインも凝っている。
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でもよく見ると何だろうこの動物・・・。
人面豹? 
~飛ばして読んでOKの余談~
インドを知らない人でも聞いたことはあるかな?という象の頭を持つこの「ガネーシャ神」は知恵と繁栄をもたらすありがたい神様。が、このガネーシャはシヴァ神の奥さんが自分の垢(アカ)からつくった子供w。まぁ垢からつくってしまったので、自分の子供と知らない夫のシヴァ神が、何やかんやで子供の首を切り落としてしまい、それを奥さんに怒られ、何やかんやで象の頭をくっつけてしまった・・・という神様です(゚∀゚;)←だいぶ説明省きましたが、相変わらずインド神話のぶっ飛び具合って面白い。
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●パトウォン・キ・ハヴェーリー


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政府が管理する建物と民間が管理する建物に分かれています。政府の方は250ルピー、民間の方は無料だったので、そっちだけ入りましたが、そっちだけでもかなり堪能できました!
民間の方の建物1階。
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中の装飾が精密でカラフル。
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神様の祭壇。
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2階もまた豪華!
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2階の別室。
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壁一面ペイント!!
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屋上からの景色も良かったです。
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建物内は下のお土産屋さんの男性が案内してくれたので、何か買えとか言われるかな~と思って警戒していたのですが、一切なく普通に出れました。よほどお金を持ってなさそうに見えたのか。
路上のお土産屋さん。
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●サリーム・スィン・キ・ハヴェーリー
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入場料:20ルピー
カメラ:30ルピー
中に入ると普通に人が住んでいて、生活感に溢れている。
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受付らしきものが無く、洗濯をしていたおばあちゃんを呼んでお金を払う。
屋上。
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崩れ落ちている彫刻。
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隣りのお土産屋さんから。
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宿の人がくれた地図にはこういった「何とかハヴェーリー」が沢山載ってるけど、暑いのでちゃんと観光したのはこんなところ。普通に歩いていても美しい装飾の家が沢山ありました。




宿近くにあるアマル・サガール門は夕方になると野菜や果物屋台が沢山並ぶ。
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ここでもよくマンゴー食べたなぁ~(*´∀`*)

マウント・アーブーからジャイサルメールへの行き方(バス)

※「Mt.Abu」にはツアー会社があったが、私が泊まっていた「Abu Road」には見当たらなかったのでローカルバスで。「Abu Road」には鉄道駅もあるので列車でも行けると思う。
アーブー・ロード(Abu Road)7:30発~ジャイサルメール(Jaisalmer)17:10
バス 約9時間40分 252ルピー

ジャイサルメールの安宿

安宿はアマル・サガール門周辺やFort(城)の城壁内にもある。暑い時期は観光客も少ないので値下げ交渉も可能。
●Hotel Renuka(ホテルレーヌーカー)


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シングル:300ルピー(←450から交渉後)
ホットシャワー付き
WIFI:無料
行き方:MAPS.MEで検索可能。アマル・サガール門から徒歩数分。
(2016.5.9~2泊)


アマル・サガール門を入ってまっすぐ、右手にこういう場所がある少し開けたところ↓の、両替所の隣りの細い道を入って行くと左手にある。


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ローカルバススタンドからは少し迷って徒歩15~20分くらいでした。

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