タイトル通り、ヨハネスブルグ滞在時に、市内中心部をガイドと観光する無料のウォーキングツアーに参加しました。
が、今回記事を書くにあたりもう一度調べると、2019年現在は敢行されていません。残念!;
ちなみにツアーを敢行していた会社は、ケープタウンでもフリーウォーキングツアーをやっています。
ガイドと一緒に市内を歩くツアーなのですが、無料というのが申し訳ない内容量。ただ、無料と言っても最後にチップを渡します。これがガイドさんの収入となっているので、いいと思ったら思った分だけ渡しましょう♪
予約なしで当日集合場所に直接行けばいいだけなので、ケープタウンに行かれる方にはおすすめです。緑のカサが目印!
ケープタウンでフリーウォーキングツアーに参加した時の記事がこちら↓
さて、既に敢行されていないツアーですが、せっかく写真があるので一応ブログに残しておこうと思います。
治安上、あまり出歩けないヨハネスだからこそかなり助かるツアーだったのですが、やはり観光客が少ないのでしょうか。それとも何かあったのか・・・?;
ヨハネス随一の治安の悪さ!?パークステーション
まず、ツアーの集合場所は市内ど真ん中、ヨハネスブルグ中心、ヒルブロウ地区にある「パークステーション」というバスターミナルです。
パークステーションとは、ヨハネスブルグで一番大きなバスターミナルなのですが、ヨハネスブルグに行ったことがある人、または行く予定のある人ならこう思うでしょう。
「えっ!?あのヨハネスでも一番治安が悪いパークステーション!?」
そう。
治安の悪さ故、バックパッカーの間では多くの先人たちから「パークステーションでは絶対に、一歩たりとも外に出てはいけない」と語り継がれているのです。
私自身、ここに来る前にかつて南アフリカの日本大使館で働いていた方から、「昔はここでバスを降りた瞬間に強盗に遭う日本人がものすごく多かった」と知らされていました;
なので、キムさんと2人でこの地に降り立った私は、初日からすったもんだしていました。
しかしながら現在、パークステーションの近くには、安全な鉄道・ハウトレインの「ブラームフォンテン Braamfontein」駅があり、この2つの駅は連絡通路で繋がっていて、その間は警備員もいて比較的安全なのです。
こんな感じ。
ただ、連絡通路以外の外へ出る道はやめておいた方がいいでしょう。
ちなみにパークステーションの中は意外と近代的できれいなことに驚き。
WIFIもありましたが、私が行った時はほぼ死んでいました。
ツアーで歩くヨハネスブルグの町並み
上の写真はパークステーションを出てすぐの道です。高いビルが多く、整備された広い道路がある割には、車通りがほとんどありません。
ヨハネスブルグ中心部は、治安の悪化により多くの白人企業が郊外のサントン地区へとオフィスを移したため、乱立するビルはほとんど空きビルなのです。ツアー中も、この周辺を歩く白人さんには一人も会いませんでした。
アパルトヘイトが終わり居住区の制限が無くても、ここでは白人と黒人が住む場所が分かれているような気がします。
この建物は住居になっています。
このマンションがどうかは忘れましたが、ガイドさん曰く、空きビルや建物に不法滞在している人も多く、それも治安悪化の要員の一つとなっているそうです。
そもそもヨハネスの治安が悪くなったのはアパルトヘイトが終焉してから。
人種差別の法律が無くなったヨハネスに、国内外から多くの人が集まったものの、アパルトヘイトにより基礎的な教育を受けられなかった人々が職を得るのは難しく、多くの人が犯罪に走ってしまったのです。
アパルトヘイトが廃止されても、それがもたらした悪影響はまだ根強く残っているんですね・・・。
※アパルトヘイトについてはこちらの記事をご参考に。
ヨハネスブルグ観光~アパルトヘイト博物館で人種差別を学ぶ~
とは言っても、実際歩く限り、そんなに治安の悪さは感じないのですが。
まぁツアーで10人くらいで歩いているので、1人だったらまた違うでしょうね。
パークステーション近くの路上マーケットです。
果物や野菜から、服や日用品など一通りのものが揃います。
「路上販売禁止」看板の下で堂々と店を広げているのがやはりアフリカ。
何かのオフィス。ガイドさんに聞いたけどメモを無くしてほとんど覚えていない;
独特な丸窓デザインが何か好き。
ヨハネスブルグの古い建物の一つ、1914年に建設された旧市役所。きっと多くの歴史を見てきたのでしょう。
現在は州議会として使用されています。
かつての白人社会を思わせる、古いヨーロッパ調の建物が多く残っています。
面白いデザインだな~と思って写真を撮ったのだけど、看板を直訳すると「地方建築学会」。なるほど~。
信号機が全部縦型なのがちょっとおもしろい。
左に写っている建物が、現在も使われている図書館です。
図書館の前には「DEMOCRACY IS DIALOGUE(民主主義とは対話である)」と書かれたプラカードを掲げる女性の銅像が。後ろには赤ちゃんを背負っています。アパルトヘイト時代にこういったプラカードを持って大勢の人がデモ行進をしたそう。
更にダウンタウンをてくてく。
昔からありそうな商店街の向こうにまたアンバランスなピカピカのビル。
服屋さんの看板の横にはアパルトヘイト時代の看板も残っていました。
かつては服屋などのお店も「白人専用」と「それ以外の人種(非白人)専用」に分かれていました。
この看板に書かれた「NON-WHITE SHOP」は、白人以外(黒人など)専用のお店。英語の隣りには、アフリカーンス(アフリカで多く使われる言語)で同じ内容のことが書かれてあります。
こちらはアフリカに居住しているズールー族のショップ。
まぁ、そんなに代わり映えするものは無いな~と思って見ていたのですが、ふと気になるものが。
え?
むっちゃ怪しいもの置いてる~!
ホーリーオイル(聖なる油)にホーリーウォーター(聖なる水)!?
いつの間にドラクエの世界に?
更に「ラッキーパウダー」って・・・。
これはガイドさんに聞かずにはいられない。
私「このお店は何のお店なの?」
ガイド「あぁ、マジックショップだよ!」
私「このホーリーウォーターって、中身は何なの?」
ガイド「それはマジックウォーターだよ!」
私「このラッキーパウダーって何でできてるの?」
ガイド「それはマジックパウダーでできてるよ!」
だめだ。
ガイドがガイドの役目を果たしてくれない。
そういうわけで、内容物は謎のままで終わりました。
ガイド曰く、ズールー族には黒魔術が伝わっているらしく、動物やかつては人間の体の一部を使っていたこともあるそう。まぁ本当かどうかは分かりませんが。
個人的にはこういう町並みの方が好きだなぁ。
こんな感じで、パークステーションに戻ったところでウォーキングツアー終了。
ヨハネスブルグは町中でカメラを出すのも怖かったから、ツアーで歩けて写真も撮れたし、楽しかった!
思いの外楽しめるヨハネス。
ヨハネス編、あと1記事で終わりかな~♪
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